フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

マニュアル言葉

2017-10-19 23:50:00 | Weblog
土産にしようとドーナツを10個ほど買い求めた時のこと。店員さんが「店内でお召し上がりですか」と言いながら気づいたのでしょう。途中で「ではありませんよね」と付け加えました。やはりマニュアル言葉がつい口に出たのでしょう。一括りにしては申し訳ないですが、どうも若者たちは、マニュアル言葉はぺらぺら喋っても自由な会話ともなると何を言ってよいかわからないことが多いようです。
実はこの傾向は、今の選挙中の候補者の演説にもよく現れます。候補者たちは、党首たちの街頭演説のコピーのような演説をしています。ですからどんな質問に対しても、回答にならない回答になってしまいます。この地方の代表として、地域性も取り入れた政策も盛り込んで欲しいのです。
アメリカはディベートの口と言われ、小さいころから自分の考えを述べる訓練をよくしています。日本はまだ覚える教育が中心です。自分の意見を述べる、そうした教育にも力を入れて欲しいですね。