フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

三方よし

2016-11-11 21:40:52 | Weblog
「三方よし」は江戸時代に全国で広く活躍した近江商人の精神です。この商いというのは、売り手、買い手だけではなく世間(社会)も利することが重要だと言うものです。この先人の教えは時代を超えて今も通用する教えです。「三方よし」の精神は私達、放送番組に携わるものもいつも意識していなければならない精神です。
私達ラジオ番組の「三方よし」は、聞き手よし、パーソナリティよし、そしてスポンサーよし、の精神です。スポンサーよし、はこの番組の聴取率が高ければOKです。聞き手よしはもちろん、この番組を聞く人が面白いと思ったり、為になると思ってくれて毎週、毎日聞こうとなればよしです。もう1つパーソナリティよしは、話し手自身が、放送している間、充実した気持ちを持ち続けることが出来ることが大切ということです。番組の魅力は実は、送り手側が楽しいかどうかが重要な要素なんです。番組を振り返る時には、その辺りを確認して見ることが大切ですね。