週刊朝日10月26日号掲載の記事で大阪市の橋下市長が記者会見で怒った。
『緊急連載 佐野眞一 ハシシタ 奴の本性 第1回「パーティーにいた謎の人物と博徒だった父」』(Fujisan.co.jpによる) 《注》ネット記事では 別のサブタイトルになっているものもある。
内容は橋本市長の会見によると、取材した報道内容について「血脈主義や身分制に通じる恐ろしい考えだ」と強く批判し、「言論の自由は最大限保障されるべきだが、一線を越えている」として1時間20分ほど述べたという。
それにしても、天下の週刊誌でこんなことがあっては絶対にいけないというのが私の率直な感想だ。
言論の自由が保障されているとはいうものの、こんな記事は編集段階で絶対に世に出してはいけない。
ここでもマスコミとしての倫理はどうなっているのだろうか??社の品格を疑う。
その後、橋下市長の取材拒否発言で週刊朝日は「不適切な記述が複数あったことを深刻に受け止めた」として、2回目以降連載を中止すると発表したが、こういうことは週刊誌が出てからでは遅い。
週刊朝日の編集方針には私自身、信用失墜だ。
週刊誌の販売競争が激しくなる中、“売れたらよい”そのためには話題づくり”という、あるテレビ局が視聴率競争に陥り、間違った編成方針や番組制作方針、やらせ映像使用など倫理が問われたが、やはり週刊誌も同様だったのか・・・・?!
やはり、社会の木鐸としてのマスコミであってほしい。