謝罪して済む問題ではない!
国営のテレビ局がこんなことをして、許されると思っているのだろうか・・・・
サムライJAPANのGK川島選手の腕が4本あるように合成した写真を掲載、コメントは「福島原発の影響か・・・云々」のコメントをあわせて放送したフランス国営テレビ『フランス2』の報道を見て、心から怒りを覚えた。
マスコミの先進国では、いろいろなジャンルの新聞や雑誌、小テレビ局があり、それぞれが言いたいことや書きたいことを書いて記事にして国民に提供しているとは聞くものの、こんな記事をテレビで放送してしまった国営テレビの倫理はどのようになっているのだろうかと驚きと同時に怒りがこみ上げてきた。
テストマッチとはいえ日本の戦いぶり、特に川島選手のナイスセービングがなければこの試合でフランスに僅少差で勝てなかったとは思う。フランスの悔しさには同情しないわけではないが、たかがサッカーの試合のこと。そんなに国が熱くなることはないのに・・・!!
フランスにしてもイタリアにしても、国民が熱くなりすぎ、以前は競技場内で暴動が起きるなど、サッカーの試合を現地で観るのは怖いと思ったことがあった。それは国民のサッカーに対する情熱だと思っていた。
だからといって、大きな影響力を持つマスコミ、それもテレビ局、しかも国営テレビ局がこのようなことをしていいのだろうか・・・・・?!
今、国内でもマスコミ(特にテレビや新聞の)倫理が低下している。それはその社の姿勢であり、何かにつけて視聴率や販売数を競いすぎているところから発生しているように思えてならない。
マスコミには、良い意味で進化するための競争は必要だが、気持ちを傷つけるような表現は絶対に慎んでもらいたい。さらに、そのような、相手の気持ちや国民感情を逆なでするようなことを記事にしない社の態勢をきちんと構築していかないといけない。
一時の面白さ、おかしさで読者や視聴者を惹きつけることは出来ても、結局は長続きしないことを肝に銘じて欲しい。