
Rosenstrasse 2003年 ドイツ・オランダ作品
監督 マルガレーテ・フォン・トロッタ
出演 カーチャ・リーマン ユルゲン・フォーゲル マーティン・ファイフェル ライナー・ストレッカー ヤン・デクレール マリア・シュラーダー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1943年、2月27日~3月6日までの、ローゼン通りの事実。
夫が死んでからの母ルートは、ユダヤ教のしきたりを重んじていた。
娘のハナがユダヤ人ではない恋人を連れて来て結婚したいと言い出した時、彼女は反対し、娘共々、追い出してしまった。
ハナの前に、見知らぬ女性が現れた。母のいとこだという。その女性の母親が幼い時の母ルートを引き取り育てたというのだ。ハナは母親の過去を知りたくて、その女性が恩人と話す女性レナに会いに行く。
1943年。
幼いルートは母親を捜して、ある建物に入っていった。そこは、ユダヤ人が一時的に収容されている建物だった。発見されすぐに追いだされた彼女の前にレナという女性が現れる。彼女は夫を捜してここへ来たのだ。
バイオリニストの夫ファビアンと結婚したレナは、アーリア人の貴族だった。
どうにかその身分を利用して夫を救い出そうと奮闘するレナだったが・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
現代に生きる彼女の娘が硬くなに過去を語らない母親の事を、この恩師から聞くという設定で話は進んでいく。
この混乱の中で、見知らぬ少女(ルート)を世話したのが、レナだった。ずっと一緒にいるものだと幼いルートは思っていたが、ある事情で、血のつながりがある彼女の親戚にルートを預けてしまう。
そこの所、分かる気がしたのだ。
「遠くの親戚より近くの他人」とは言われるが、やっぱり出来る事なら、血のつながりがある人物に預けた方が、幼い子供は幸せになるのだと思ったからだと感じるのだ。
逆に、ルートの気持ちも分かる。
知らない親戚に預けられるくらいなら、知ってるおばちゃんがいいと。
そこの所が、切なかった。
本当はどっちが良かったのか?なんて分からない。
どっちもいい人だと良いのだけどね。
いや~相変わらず、強い女性が似合う、リーマン。レナ役はピッタリ。
その夫が「レボ6」のホッテ事マーティン・ファイフェルだった。
いや~久々。なんかむっちゃいい感じで良かったなあ。
レナの弟役がフォーゲル。
この弟がすっげ~いい奴で、だけど、あんなになって可愛そうだった。
忘れちゃならないのが、ドイツ軍の兵士役だった、ライナー・ストレッカー。
まあ、普通の人は知らないが、彼はコブラ11のゼミルの前の警察官インゴを演じた俳優さんなのだ。
久々に見たけど、珍しく出番も多くて、だけど意地悪だった。σ(^◇^;)
まあ、役が役だからだけどさ。
何処かで見た人が~と思っていたら、オランダ映画「ザ・ヒットマン」に出演していた、ヤン・デクレールだった。
思い出せてよかったよ。
ドイツ作品には珍しく、ハッピーエンドに近かった。
収容所に行く前なんてのがあったのがショックだったけどもね。