Imagining Argentina 2003年 アメリカ・アルゼンチン・スペイン・イギリス作品
監督 クリストファー・ハンプトン
出演 アントニオ・バンデラス エマ・トンプソン ルーベン・ブラデス クレア・ルーム
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1976年、ブエノスアイレス。新聞記者のセシリアは、何者かに誘拐されてしまった。
この時のアルゼンチンは軍事政権が成立し、一般市民の失踪が多発していたのだ。彼女はその事実を追っている最中だった。
夫のカルロスは、児童劇団を指導しながら、妻の行方を捜していた。
そんなある日。
劇団にいる少年エンリコに、失踪していた父親が戻ってくると何気に話したカルロス。友人には無責任だと責められるが、それが事実となった。彼は自分の能力に気づき、人々の為に役立たせようとするのだが。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
あらすじは、妙なSFちっくな感じになってしまったが、内容はまったく違う感じなのだ。
社会派だと言えば分かるかな。
個人的にはちょっと苦手な文芸作品風だったが、知的で面白い感じにはなっていた。
軍事政権下にはどうしてもこういう事は起こりうるらしい。
(昨日も同じ事を言ったよね)
ネタバレになってしまうが、妻は国の異端児として捕われてしまったのだ。
その拷問の様子は見ていて痛々しいものだった。
辛くて仕方なかったぞ。
さらに娘までもとなると、もう辛すぎだった。
それでは、
バンデラスはと言いますと。特別な能力に目覚める夫カルロスだった。
こういう方は、何故か自分の身近な人には能力が発揮できない。
ちょっともどかしい気がした。
さらに、巨大な権力に立ち向かう無力さも感じられて、すっごく切なかった。
相変わらず、芯が強い女性を演じる、トンプソン。
なんて凄い人なんだと思ってしまった。
ラスト。
あのシーンは感動的だった。
本当に良かった~と心から思ったぞ。