La finestra di fronte 2003年 イタリア・イギリス・トルコ・ポルトガル作品
監督 フェルザン・オズベテク
出演 ジョヴァンナ・メッツォジョル マッシモ・ジロッティ ラウル・ボヴァ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
パンを焼いていた男性が、何気に出て行こうとすると、後から来た男がそれを止めた。だが、男性は男を刺し、逃走する。
そして、数年後。
ジョヴァンナは、夫と共に、金をちらつかせている老人に出会う。彼はどうも道に迷ったらしく、自分の名前も忘れてしまっていた様子だった。やっかい事を避けたいジョヴァンナだが、夫は可愛そうだと連れて来てしまう。
警察へ届けると言うが、一向にそうしない夫。しびれを切らしたジョヴァンナは、自分の手作りケーキを出してくれている店へ立ち寄ったついでに彼を警察へ連れて行こうとした。だが、店にいる間に老人が居なくなってしまう。
偶然、店にいた向かいのマンションに住むロレンツォが一緒に探してくれて難を逃れたが、彼女は何故かそのまま彼を連れ帰ってしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
何となく純な恋愛ものが見たくってレンタル店の恋愛の棚を覗いたら目に付いた作品がこれだった。
イタリア映画を見て見たかったというのもあるが、ドイツ映画「マリアの受難」みたいかな?と思って借りたのだ。
すると・・・。
いや~まったく違う感じで、内容も恋愛だけどちょっと違った愛の形の物語だったのだ。
まじで、そう来るかと思ってびっくりした。
あらすじの冒頭に書いた男性はこの老人。
どうして、そうなってしまったのかというにはネタバレになるから話せないが、ヒントとして一言。
腕に番号の入れ墨があったのだ。(これで分かる人は分かると思うので)
主人公のジョヴァンナを演じた女優ジョヴァンナ・メッツォジョルは、ウナクス君が出演した映画「コレラ時代の愛」に出演していた方だった。
通りで見たことあるなあ~と思ったのだった。
今の現実にどうにも不満だらけだが、どうにも出来ない主婦の苛立ちを上手に演技していたと思う。
だって、なんとなく彼女の気持ちが分かる気がしたからだ。
さて、申し遅れたが、
今週はこの作品でむっちゃ注目したくなったイタリア人俳優ラウル・ボヴァの出演作品を紹介しようと思う。
とりあえず今週はメジャーな作品から。
イタリアのTVシリーズ「La Piovra 7」という刑事ドラマ(動画をみたらそんな感じだったので)に出演してイタリアで人気が爆発したという元水泳選手(オリンピックを目差した事があるとか)の彼。
この時はメガネ姿の真面目な銀行員ロレンツォを好演していたのだが、そのかっこよさと一途さにめっちゃ好感触だったのだ。(一途な男性に弱い自分・・・)
向かいの窓から見つめていた彼女にやっと声を掛ける事ができ、自分の夢が叶うが、悲しいかな、出世の為の移動を命じられ~という役柄だったのだ。
強制するでもないが、どうかボクの願いを~という男だった。
というか、
イタリア人の男性って不倫どうこう考えずに一気にそうくるのか?(@_@)
なんかもうちょっとあの~って感じでそこら辺戸惑ったが。(ーー;)
ついでに、
彼女の方も、そうだったの~とあっさり答えてしまう。
いや~そういうお国柄なんかなあ。
イタリアで大人気になった彼はハリウッド作品にも出演し、何気にファンを増やしている様子。
今年開催されたイタリア映画祭(自分は行ったことがないが)でも原題「La nostara vita」=邦題「僕たちの生活」というのが公開されたとの事。
なんか楽しみになって来たぞ!