Transporter3 2008年 フランス作品
監督 オリヴィエ・メガトン
武術指導 コリー・ユェン
製作 リュック・ベッソン スティーヴン・チャスマン
脚本 リュック・ベッソン ロバート・マーク・ケイメン
主演 ジェイソン・ステイサム ナターリア・ルダコワ フランソワ・ベルレアン ロバート・ネッパー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
一隻の貨物船が、マルセイユ近郊の港に入港許可を求めた。すでに、積荷の流出で従業員が二人死亡していた。
一方、運び屋(トランスポーター)のフランクは、タルコニ警部と釣りを楽しんでいた。突然、警部の携帯に黒のアウディが街を逃走していると連絡が入り、疑われてしまう。だが、すでに完璧なアリバイがここには成立していたのだった。
その夜。
フランクの家の壁を破りそのアウディが現れた。運転手の名前は、マルコム。彼は、フランクが依頼人に紹介した運び屋だった。重傷を負っているマルコムは救急車に乗せられる。
そして、後部座席にも人が!その女性は助けようとするフランクにこう言い返した。
「車から降ろさないで!」
その直後、マルコムを乗せた救急車が大爆発。
そして、フランクは何者かに頭を殴られ、気を失ってしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
都会まで行かないと見られないとあきらめていたこの映画。調べたら、いつも行く映画館ではないが、この田舎でも上映していると気がつき、昨日の映画の日に素っ飛んで見に行った、ich。
何しろ、このフランクに速攻にべた惚れして、ステイサム君が大好きになったのだから、見に行かないなんて事は出来なかったのだ。(爆)
これで、最終話だと言われているが、見終わった後に、それは勘弁してくれと思ってしまった、ich。
思い入れが激しいこのシリーズ。なので、長文です。すみません。(爆)
目的のステイサム君はといいますと、言わずと知れた主人公フランク。
どんな危険な状況下になっても、その突破口を見付け出す冷静さは健在でかっこよかった。
何しろ、アクションが数段上手くなっていたのだ。
以前は、なんとなくぎくしゃくしていた感じだったが、今回はすべて完璧に見えた。
やっと、ジェット・リーの真似って感じがなくなった。
典型的な戦い方なのだが、ステイサム君独自のという感じになったとのではないかな。
申し分ない完璧なアクションだったのだが、
どうしても自分の中では「どうしたんだ?フランク?」という問いかけがず~とつきまとってしまった。
なぜなら、なるべく他人との接触をさけ、孤独に生きてきたフランクが、いきなり、仲良しとはいえ、タルコニ警部と釣りをしていたからだ。
さらに、一緒の立場になってしまい、同乗することになったヴァレンティーナに向かって
「俺の名前は、フランク。宜しくな。」
と握手を求めたからだ。
あれ?おかしいぞ。そんなに人なつっこい人物ではなかったはずだ。
さらに、自分のルールを一切合切無視しているのだ。
最初にルールを自ら破って懲りたんじゃないのか?
だから、次は約束を守ったんじゃないのか?
いったいどうしちゃったんだよフランク~(T.T)
と彼の心理が読めなくて、
もしかして、役を忘れてしまったんじゃないのか?ステイサム君と思えるくらい、違和感があった。
一番納得いかないのが、相手の女性ヴァレンティーナ。
意外と一目惚れしやすいフランクだとは思っていたが、最初のライは、朝食を作ったり可愛い一面が見え隠れして納得だったのだが、今回は、いつどこでそんなに本気で彼女に惚れたのかが分からなかったのだ。
フランクの魅力は、彼女の目線でわかるのだが、(これみよがしに、肉体美を見せられれば、誰だって、惚れるよね)彼女のがわからん。
ついでに、あの安ってなんだ?安らぎの安なんだろうが、自分には安っぽい安に見えたぞ!
監督が違うと、こんなにもキャラクターや演出が変わってしまうものなのかと、スッゴクがっくりした、ich。
回想シーンなんて使わなかったのに、なんで使ったんだろう。
だったら、初めっからその流れを全面に出して、ノンストップで見せてくれた方がよっぽど楽しいぞ!
ついでに、せっかくダムに行ったのに、ステイサム君の飛び込みシーンを撮らないなんて。
あのシーン。
状況を打開するのは感心したが、車ごと彼を落とすのではなくて、車を追い掛けて彼を飛び込ませたほうが、断然、魅力的な映画になったと思うのは、自分だけだろうか?
だって、飛び込みの選手だったんだよねえ、ステイサム君。
そんなシーンを見たいと思うのは、自分だけではないと思ったからだ。
これがこのシリーズの完結偏だと言われているが、頼むから以前の監督ルイ・レテリエを呼んでもう一度作って欲しい。
こんなフランクが最後なんて、なんだか、すっきりしないのだ。
沈着、冷静、だが、内に秘めている情熱。無口で腕が立つ男、フランク!
あ~戻って来てくれ~よ~!(願望)
Miss Potter (ミス・ポター)2006 年 アメリカ作品
監督 クリス・ヌーナン
主演 レネ-・ゼルウィガー ユアン・マクレガー エミリー・マトソン バーバラ・フリン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
田舎に住む一人の女性。彼女は今日も片手にスケッチブックを持ち、絵を描いていた。
1902年のロンドン。
34歳で未だに独身のビアトリクス・ポターは、ウォーン出版社を訪れ、自分が作りだし、今では親友のような存在の「ピーター・ラビット」の絵本を作って欲しいと頼みに来ていた。半ばあきらめていた彼女だったが、思いも掛けず採用され、彼らの末の弟ノーマンが担当になった。初めは新人の彼に不安を感じていた彼女だったが、ノーマンの賢明な働きと、素晴しいアイディアでだんだんと彼に信頼をおくようになっていった。そして、その感情はのちに愛に発展。ノーマンからプロポーズされたビアトリクスは、結婚を決意するも、今度は両親に猛反対されるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
映画「恋は邪魔者」以来の共演の二人。
なんとなく、しっくり見えたのは、そのせいもあるのかな?と思えたのだった。
実は個人的には苦手な女優ゼルウィガー。
彼女のあの独特の甘ったらい話し方がどうしても受け入れられないのだ。
だが、今回は、そんな感じが逆に上手く転じたように思えた。
自己の世界に没頭し、絵を描き続けていた純粋な女性というイメージが合っているように思えたからだ。
元来、「ピーター・ラビット」がどうも好きじゃない自分なので、特別な思い入れもないというのが良かったのかもしれないが。
可愛いのにどうして?と思われる方が多いかもしれないが、あまりにも「ウサギ、ウサギ」していてダメなのだ。
どちらかと言うと、同じウサギでも「ミッフィ」の方が好きなのだ。そういえば分かってもらえるかな?(爆)
それでは、目的のユアンはといいますと。彼女の担当になる、ウォーン兄弟の末の弟ノーマンだった。
親のスネをかじっているような、やさしい感じのぼんぼん。兄貴達からは、やさしすぎて、母親の面倒を押しつけられているのだが、そんな感じさえ上手くこなしているような感じの男だった。
やさしくて~という紳士的な感じは、すっごく合っているように思えた。ユアンじゃなくっちゃ出ない雰囲気だったかなと。
時代物のユアンは、やっぱりいい感じ。似合うんだよねえ、衣裳とかもさ。
嬉しい事に、久しぶりに歌を披露。
あれは、良かったぞ。
だけど、いい人ほど悲劇でねえ・・・。
今回も最後まで、出演してくれなかったなあ。(ネタバレして、すみません)
映画を見ていて、一番いいなあと思ったのは、ノーマンの変わった姉ちゃんミリー演じるマトソン。
最近見る度に時代物しか彼女と出会えないが、今回はすっごくいい感じのキャラで好感が持てた。ビアトリクスを恨むのではなく、自分を責めて、そして、彼女の永遠の親友になる、そんな彼女がすっごく素敵に見えたのだった。
そして、弁護士のウィリアムも素敵に見えた。
あの時の彼だなんて分かった時は、スッゴクほんわかな気分になって、「良かったねえ、ビアトリクス」と思えたのだった。
最新作の「天使と悪魔」はどうなんだろう?
ず~と気にはなっているのだが、いきなりこれだけ見ても大丈夫かな?
不安でまだ、見るのを決意してないんだけどね。(苦笑)