2009年秋アニメ第1話の感想文最終回

2009-10-30 12:52:24 | 2009年秋アニメ関連

 昨日の日記をもちまして2009年秋アニメ第1話の感想文は終わりとなります。これだけ見たにも関わらず正確には「三国演義」「うさるさん」「新・三銃士」「スティッチ! ~いたずらエイリアンの大冒険~」「ローズオニールキューピー」は視聴していませんが…。毎年春アニメと秋アニメは新番組が多いんですが今期も非常に多かったです。

 今期の秋アニメ、全体的な世間の感想としては「見るものが無い」などと言われていて、その原因として「2期モノばっかで1期を見てないと分からない」というのが挙げられていました。

 こうして今回視聴した秋アニメを見てみると、全35作品中13作品が2期ものでした。たしかに多いとは思います。しかしそれを除いても22作品が新作、さらにここから子供向けの番組を除いても16作くらいは新作アニメがあるわけで…ではなぜ見るものが無いと言われたのか、個人的な感想としては「地雷が特にひどかった」と思います。

 同じくらい新作アニメが多く放映された春、前期の夏においても1話からすでに地雷臭が漂うほどの危険作は大体2~3作程度でした。しかし今期の秋は一番最初に始まった深夜アニメ「けんぷファー」からいきなり地雷臭がしたと思いきや、1期で訳分からん終わり方をした「WHITE ALBUM 2期」が相変わらずで、そして「生徒会の一存」が2009年ワーストクラスの酷さ…そしてノイタミナのハイブリッドアニメーション「空中ブランコ」、テレ東大敗北の「FAIRY TALE」と評判の悪い作品が出るわ出るわ。残念ながら秋アニメは不作だと言わざるを得ない状況でした。

 話題作が無かったのも特徴で、作る作品が何かと話題になる京都アニメーションが秋は何も作っていなく、前述したフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の「空中ブランコ」も今期はハズレだったため話題にも乏しかったです。

 では秋アニメは何もイイものが無かったのか…と言うとそんなことはなく、秋アニメでは馬鹿アニメと呼ばれるものが非常に豊作でした。

 ここ最近では「戦国BASARA」が記憶に新しい、真面目なことをしているのに見ていて思わず笑ってしまう「これ考えたの誰だよ!」とついついツッコミを入れてしまう馬鹿なアニメ、今期は「そらのおとしもの」が1話からエロ全開の中二展開でぶっ飛んでいたと思いきや2話でパンツを空に飛ばしてEND等数々の伝説を作り、「ミラクル☆トレイン~大江戸線にようこそ~」では単なる腐女子向け作品かと思っていたら駅の方々が普通に公園とか歩いていて突っ込みどころ満載のギャグアニメだったし、「新・恋姫†無双」では変なまわし着けて女武将達が相撲とってたし…と見ていて思わず笑ってしまう作品が多かったです。

 そしてもう1つ、今期は泣けるアニメ「君に届け」があったのも見逃せません。萌えるアニメや笑えるアニメは毎回少なからずありますが泣けるアニメは一年通してもほとんど存在しないため非常に貴重でした。能登麻美子が極めてツボにハマっていたこの作品、毎回涙腺緩みっぱなしです。

 あと今期はAIC系制作会社がアニメを制作している作品が多く、夏アニメでは「GA 芸術科アートデザインクラス」が予想外のヒットを記録していましたが今回は「にゃんこい!」「ささめきこと」「そらのおとしもの」「天体戦士サンレッド」の4作品を制作していてその全てが秋アニメの中でも評価が高いのでさりげなくAICが秋アニメを盛り上げている感じがします。

 今期の2期、3期モノは良くも悪くも今のところ1期と同じ完成度だと思われます。でも今のところ2期になってつまらなくなったという意見は聞かず逆に面白くなってきた作品が多いイメージ。「とある科学の超電磁砲」も上条さん出てきて盛り上がってきた感じがします。

 それでは最後に毎回恒例、今期の第1話で一番面白いと思った作品は…総合的に見るとAIC系が作ったアニメ大勝利ですが今回は

Darkerthanblack2 秋アニメの大本命と言われたこの作品、萌え度も上がっていますが相変わらずの正統派バトルもので毎回急展開して全く先が読めず、1期のキャラも次々登場してきて相変わらず非常に面白かったBONESの「DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-」を推したいと思います。

 …これで終わりだと「じゃぁ1期見てない人は面白いの何もないんかい」となりかねません。個人的に今期の1期モノでは

Kiminitodoke2 久々に泣けるアニメだった日テレ深夜アニメの新作「君に届け」が一番でした。毎週風早君の爽やかさに萌えつつも、能登麻美子の語りが非常に心に響きます。さりげなく毎週非常に楽しみになっている作品でした。これで2009年秋アニメ第1話の感想文は終了…すなわち2009年全てのアニメの第1話の感想文は終わりです。すさまじい長文の数々でしたがもし読んでいてくれた猛者がいたら感謝!そして自分は夏アニメの最終回の感想文の作業に戻ります。今回も長くなってしまいましたがありがとうございました。

高崎の2009年秋アニメ第1話の感想文 完

おまけ 高崎の2009年秋アニメランク付け

Sランク(神!DVD、BD購入も視野に入れるレベル)…「DARKER THAN BLACK -流星の双子-」

Aランク(面白い!録画して保存)…「君に届け」 「にゃんこい!」 「とある科学の超電磁砲」 「天体戦士サンレッド 2期」 「ミラクル☆トレイン ~大江戸線にようこそ~」 「そらのおとしもの」 「聖剣の刀鍛冶」 「ささめきこと」 「夏のあらし! 春夏冬中」

Bランク(視聴継続)…「11eyes」 「青い文学シリーズ」 「怪談レストラン」 「しゅごキャラ!パーティー」 「テガミバチ」 「犬夜叉 完結編」 「真・恋姫†無双」 「こばと。」

Cランク(実況で画像だけ回収)…「けんぷファー」 「アスラクライン2」 「あにゃまる探偵キルミンずぅ」 「キディ・ガーランド」 

Dランク(黒歴史)…「生徒会の一存」 「戦う司書 -The Book of Bantorra-」 「乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪」 「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者」 「FAIRY TALE」 「空中ブランコ」 「WHITE ALBUM」

子供向け、採点不能な作品は除外してあります。  


2009年秋アニメ第1話の感想文その12

2009-10-29 11:51:15 | 2009年秋アニメ関連

 いよいよ今回で2009年秋アニメ第1話の感想文は終了。全体的な感想は次回の日記に書くとして、アニメを視聴して感想を書くのはこれで終了です。今回はローカル局で放送された「炬燵猫(こたつねこ)」「11eyes」、そして秋アニメのトリを飾るのは秋アニメで多分一番最後に第1話が放映された「キディ・ガーランド」です。

Kotatuneko 「炬燵猫(こたつねこ)」…オリジナルアニメ作品のようで、アニメ制作は弥栄堂フヰルムです。作品の情報が少なく詳しくは分かりませんでした。

 コタツの中で暮らしているゼロとシトと呼ばれている猫をメインにした話のようで、第1話では犬のハナがコタツの中で暮らしたいと言い出したところから話が展開していましたが、この作品は3分で終わってしまうショートストーリーだったためあっという間に終わってしまいました。気分転換にチラッと見る程度にはイイ作品かもしれません。

11eyes 11eyes1 「11eyes」…Lassの18禁PCゲーム「11eyes -罪と罰と贖いの少女-」のアニメ化作品で、アニメ制作は動画工房です。

 冒頭でいきなり流血シーンから始まりオープニングでパンチラとかありましたが、作画を見る限り予想以上に良さそうです。この辺りの作画の良さはさすが動画工房といったところでしょうか。主人公の眼帯が非常にカッコイイのと学校の制服がベレー帽付きのとても奇抜なデザインなのは正にエロゲ原作といったかんじでした。

 作中にパンチラシーンが多い印象を受け、別にそれはいいんですが主人公が過去を思い出す真面目なシーンでもパンチラしてて雰囲気ぶち壊しだったのはどうかと思いました。そして中盤からは一気に物語が急展開して謎の世界や謎の生物が登場してきたので、単なる学園萌えものではなく学園ファンタジーバトルもののようです。

 1話ではその他に新しい登場人物が次々と現れて、謎の本を持った転校生や幽霊?みたいな生徒に保健室のおっぱい先生などキャラクターも多そうです。エロゲ原作ですが主人公以外のメインキャラが全員女性というわけでもなく男性キャラもいるようで、その辺は好印象でした。

 謎の伏線残しまくりで第1話が終わってしまったし、作画はローカル局放映とは思えないほどの良作画だったのでこの作品はもう少し視聴を続けて様子を見たいところです。ヒロイン水奈瀬ゆかの献身的な姿にも萌えました。

Kiddygrland Kiddygrland1 「キディ・ガーランド」…gimikとGONZOが原作を作ったアニメ「キディ・グレイド」の第2期作品で、アニメ制作はサテライトです。第1期のアニメ制作はGONZOでしたがそのGONZOはもう…。

 第1期が2002年放映で実に7年ぶりの続編だったため1期を覚えている人自体が少なめのようでした。そして1期のおさらいがほとんど無いまま若本規夫のナレーションが始まりオープニングに入りましたが、オープニングの絵になんか見覚えが…ってついさっきまで写っていた絵じゃん!なんとオープニングの9割近くが第1話の絵の使い回しでした。

 主人公のアスクールがアホの子なのは良く分かりましたが、まだ第1話なせいか第1期を見てないせいか分かりませんがどういうことをする作品なのかが伝わってきませんでした。第1話ではブルマだから恥ずかしくないもん!から、はいてない事件にまで発展して続いて貿易局に侵入したテロリスト逮捕して一件落着ENDでしたが、主人公は何かの候補生兼ウェイトレスをしているようでした。

 キャラクターとしては主人公が終始脳天気なので見ていてイラつくことがありましたが第1話では、はいてないときの恥じらいの表情がエロかったのでそこだけは素晴らしかったです。しかしバトルシーン…中でも銃撃戦のショボさはハンパではありませんでした。第1期を視聴していた人からもあまり評判の良くなかったこの作品、キャラ萌え作品として見ればそれなりに見られるかもしれません。


2009年秋アニメ第1話の感想文その11

2009-10-28 10:18:24 | 2009年秋アニメ関連

 長々と続いている高崎の秋アニメ第1話の感想文、いよいよあと2回で終了です。今回のでまずはキー局が全て終了、今回は「ご姉弟物語」「たまごっち!」「怪談レストラン」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Gokyoudaimonogatari 「ご姉弟物語」…ヤングマガジンで連載されている安達哲の漫画「バカ姉弟」のアニメ化作品で、アニメ制作はシンエイ動画です。

 両親が仕事でほとんど家にいない環境の中で姉弟2人が下町で暮らしていく様子を描いた作品でしたが、弟の声になんか聞き覚えが…これは「東京マグニチュード8.0」の悠貴!これはいい弟に違いありません。そして姉ちゃんのデコ広っ!これに萌えを求めるのは無理そうです。

 作品は15分の話が2つある形式で、萌えは皆無でしたが前半は下町の人情に触れるイイ話で、後半は姉弟をメインにした話でとても子供向けのイイ話だったと思います。これはお茶の間で家族揃って見るような作品ですね。後半部分で弟と町人がすれ違う瞬間のスローモーションになる演出は面白かったと思いました。

Tamagotti Tamagotti1 「たまごっち!」…バンダイのキーチェーンゲーム「たまごっち」のアニメ化第3作目となる作品で、アニメ制作はOLM Team Kameiです。

 たまごっちのイメージといえば、自分は初代たまごっちが大ブレイクしたときしか覚えていないため、もっとキャラがシンプルだった印象でしたが今のたまごっちはずいぶん可愛くなったもんだと感心してしまいました。しかも主人公のまめっちの声優が釘宮理恵とは…今期も釘宮理恵は忙しそうです。

 第1話はたまごっち星でのタマストリート恒例みんなでワクワク大レースとやらが開催されて最後はハンバーガーを食べ過ぎて危機一髪のくちぱっちを、まめっちとくろまめっちが助けてとてもいい最終回ENDでした。作品の内容はとても子供向けでしたが、釘宮理恵のまめっち役が極めてツボにハマっていたので釘宮理恵ファンなら一見の価値ありだと思います。

Kaidanrestrant Kaidanrestrant1 「怪談レストラン」…童心社から刊行されているホラー児童文学シリーズのアニメ化作品で、アニメ制作は東映アニメーションです。

 レストランのメニューの名目でそれぞれのストーリーが展開される作品になっていて、前菜が第一部、メインディッシュが二部、デザートが三部とそれぞれ分かれていました。

 怖いのが苦手な人に対する配慮として、自称当店自慢のオリジナルスパイスを加えてあるそうで見た目はかなり萌え系でした。主人公達は小学生で委員長の黒髪ロングキャラや眼鏡っ娘もいるためオリジナルスパイスはかなり強烈です。だがそれがいい。

 主人公達が暮らしている町には大量の心霊スポットがあるようで、その中の一つに「怪談レストラン」がありそこがメインに話が繰り広げられるのが第一部で、メインキャラはそのままで今度は学芸会の死神人形作りから始まる怖い話が二部、最後の三部はメインキャラが語り部となって完全オリジナル話として話が進行していました。

 2話以降もメインキャラはそのままで怖い話が展開されるみたいで、何度も言いますがオリジナルスパイスのおかげで萌え度が高いため自分のようにバイオハザードとか怖くてプレイできなかった人間でも普通に最後まで視聴できました。キャラクターもなかなか良かったんですが男子生徒のショウが非常に強引な性格なため男性キャラの人気は低そうです。その代わりに毎回ショウに振り回されている女性キャラのアンコとか委員長の人気は高いと思われます。ショートストーリー形式なので話のテンポが早く、ホラーものが好きならオススメかもしれません。


2009年秋アニメ第1話の感想文その10

2009-10-26 10:42:59 | 2009年秋アニメ関連

 高崎の秋アニメ第1話の感想文もそろそろ終盤です。今回はローカル局で放送された「真・恋姫†無双」「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者」「こばと。」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Koihimemusou2 Koihimemusou3 「真・恋姫†無双」…BaseSonの18禁PCゲーム「恋姫†無双 ~ドキッ☆乙女だらけの三国志演義~」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は動画工房です。第1期が安定した作画に加え話のノリも良く面白かったため秋アニメの中で隠れた本命の1つでした。

 第1期ではニセ劉備の正体がバレたところで終わっていましたので、今回の2期は再び義勇軍から始まっていました。劉備いないのに五虎将に孔明が揃っていたりしていますがアニメ独特の設定だし別に良し!アニメの雰囲気も第1期と全く変わっていなくて安心しました。

 今回の1話は馬超と張飛がメインとなって話が進んでいてこの作品も1話から風呂シーンがありましたが、さすがにこちらはエロすぎて東京MX放送でも湯気規制がかかっていました。でもこの作品の場合湯気規制があっても作品自体が面白いためあんまり気にならず、馬超と張飛のやりとりをひたすら眺めているだけでもそこそこ面白かったです。

 さりげなく1話の最後では1期のおさらいとしてお互いの真名を確かめ合っていたので1期を良く覚えていない人に対して配慮していてそこも好印象、そして次回予告を見る限りついに2話から劉備が登場しそうな予感です。今回の2期も作画いいしアニメ独自の話の展開も面白いし目立ってはいませんが隠れた良作になりそうです。

Queensblade4 Queensblade5 「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者」…アメリカのゲームブックが原点になっている作品をHobbyJAPANが日本向けに出版した作品「クイーンズブレイド」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はアームスです。第1期は流浪の戦士レイナを主人公にして他のクイーンズブレイド参加者を少しずつ登場させていくかんじで物語が展開して、最後はクイーンズブレイド会場がある女王の都ガイノスに到着するところで終わっていました。

 第2期の冒頭では天使ナナエルが1期で登場したクイーンズブレイド参加者を軽く紹介していたため最初は1期のおさらいから始まり、第1話ではほとんどがメインキャラの顔見せで終わっていました。しかし1期ではただの邪魔役でしか無かった沼地の魔女の側近3人や審判役でしか無かった天使ナナエルが2期ではクイーンズブレイドに参加することになったため、ちょっと面白くなってきたかもしれません。

 相変わらず風呂シーンでは規制かかりまくりで衣装も露骨にエロく、人気声優に喘ぎ声を出させる等独自の路線を行っていますがバトルシーンのショボさも相変わらずで安心?しました。今回の2期では今までほとんど出番の無かった女王アルドラがいよいよ参戦するので、今まで謎に包まれていたその戦い方は気になるところです。

 そしてエンディングは妙に壮大な音楽になっていました。エンディングの絵も1期と違い原作絵を出してきたのでなんか良かったです。今回の2期は1期よりマシに…いや面白くなりそうな予感を感じました。

Kobato Kobato1 「こばと。」…月刊ニュータイプで連載されている、CLAMPの漫画「こばと。」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。NHKBS-2で放映されるCLAMPの新作、さらにオープニングを歌うのは坂本真綾、しかもマッドハウス制作…とまさに「カードキャプターさくら」の再臨ということで前人気はなかなか高かったです。

 世間知らずの花戸小鳩が行きたい場所があるという願いを叶えるために、人に感謝されて魔法のビンに感謝の心を集めるというちょっとファンタジーが入った話でした。冒頭で何度も願いや目的について復唱していたので原作知らない初見の人でも分かりやすかったのは好印象。小鳩といおりょぎがどこから来たのかはまだ分かりませんでしたがそれも近いうちに分かりそうな気がするし、作品の第一印象は良かったと思います。

 作画もマッドハウス制作のため非常に安定していて良かったし、これでシナリオさえ良ければ文句無しだったんですが第1話は面白かったかというと…うーん微妙…という感じでした。前半は小鳩の世間知らずっぷりが延々と続くのは仕方ないとして、後半の歌でみんな大絶賛だったのはちと派手すぎな気がします。最後はうまく締めた気がしますがちょっと強引すぎると思いました。少なくともファンタジーが入った1話完結のイイ話という意味では「夏目友人帳」クラスを期待してしまいましたが1話では涙腺にくるような話では無かったです。

 第1話はちょっと期待はずれでしたが、この系統の作品は途中から化ける可能性があるのでもう少し様子を見たいと思います。


2009年秋アニメ第1話の感想文その9

2009-10-25 20:24:41 | 2009年秋アニメ関連

 もう少しで新番組アニメが始まってから1ヶ月、そろそろ化け始まって面白くなってきた作品もあれば1話と同じつまらなさの作品もあると思います。そんな中今回は「ささめきこと」「秘密結社 鷹の爪 カウントダウン」と、ローカル局で放送された「乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪」「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Sasamekikoto Sasamekikoto1 「ささめきこと」…月刊コミックアライブで連載されている、いけだたかしの漫画「ささめきこと」のアニメ化作品で、アニメ制作はAICです。前期の夏アニメでは百合ものが非常に多かったのに対し、今期の秋アニメではこの作品が唯一の百合作品でした。

 第1話が始まっていきなり数分で「どうして…女の子同士で愛し合っちゃいけないのかしら」という発言をかましてカミングアウトをしてたので少々意表を突かれましたが、作品自体は落ち着いた感じで音楽も作品の雰囲気に合っていたしキャラも主人公が黒髪ロングの眼鏡っ娘だったため非常に良かったです。そして後半では意外な展開と共に女の修羅場を表現していましたがあれは重かった…。この作品も第1話の感触としては良好で面白かったので視聴継続したいと思います。

 秋アニメではAIC系制作会社がアニメを制作した作品が多く、それら全ての作品が秋アニメの中でも評価が高い中、この作品もAIC制作なので安定した面白さだったと思います。百合アニメとしても良かったと思いましたが、夏に百合アニメの傑作「青い花」が放映されていたのが痛かった…どうしてもあの作品と比較されてしまっていたためこの作品の評価は低めでした。でも個人的には同じ黒髪ロング眼鏡っ娘でも「青い花」のふみちゃんよりこちらの村雨純夏のほうが萌え度もエロさも高かったし、同じ百合ものでも「青い花」とは別の方向性を出していたので自分は隠れた良作だと思っています。

Takanotume Takanotume1 「秘密結社 鷹の爪 カウントダウン」…蛙男商会のMacromedia Flashによる自主制作アニメ「秘密結社 鷹の爪」の第2期作品です。第1期を当時見ていたときは異様なまでにシュールで手抜きアニメかと思ってしまいましたが、この作品は1人でアニメ全てを作っていたそうでニコニコ動画にも専門チャンネルがあり、ある意味現代だからこそ作れたアニメかもしれません。

 第1期のときは「秘密結社 鷹の爪」だけだった記憶がありましたが第2期からは「古墳GALのコフィー」と「秘密結社 鷹の爪」の2本立てとなっていました。そして作品のシュールさは相変わらずで、しかもサントリーが吉田君のミスにより非提供になっていたりしてさらにカオスに。そしてスポンサーに再びなってもらうためにサントリーのCMを強引に行っていたりしてたので、スポンサーを切実に探すというところは「FNS地球特捜隊ダイバスター」を思い出してしまいました。

 1人で作っているFlashアニメのため絵はものすごく手抜きに見えますがギャグは面白く、鷹の爪のデラックスファイターが問答無用で必殺デラックスボンバーを撃つところとかは昔と全く同じノリだったので懐かしかったです。設定とかそういうのを深く考えることもなく脱力して見られるギャグアニメなのでそういう意味では「天体戦士サンレッド」と同じノリで視聴できると思います。

Nogizakaharuka Nogizakaharuka1 「乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪」…電撃文庫から刊行されている、五十嵐雄策のライトノベル「乃木坂春香の秘密」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はディオメディアです。自分は作品名は知っていましたが第1期は見たことが無く、せっかくだから2期から視聴してみました。

 オープニングからいきなりパンチラ解禁で演出はなかなか凝っていたので第一印象は良かったと思いますが、1話から温泉回だったためエロシーンが露骨だったのが気になりました。

Nogizakaharuka2 そして風呂シーンといえば湯気規制ですが先日の「とある科学の超電磁砲」でもあったとおり今回も東京MX放送以外全てで湯気規制がかかり、中でも読売テレビは規制がかかりすぎてほぼ真っ白、ここまで規制するなら放映するなと叩かれていました。

 作品としては1期を全て視聴していた人なら楽しめるかもしれませんが1期を知らないと面白いかどうかは微妙なラインでした。作画も頑張っていると思いますが自分はイマイチ受け付けなく、さらに1期よりもお色気シーンが多いので露骨なエロが気になる人には受け付けないと思います。良くも悪くもまさに現代の萌えアニメを象徴する1本でした。

Blacksmith Blacksmith1 「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」…MF文庫Jで刊行されている三浦勇雄のライトノベル「聖剣の刀鍛冶」のアニメ化作品で、アニメ制作はマングローブです。残念なオサレアニメだった前作「ミチコとハッチン」以来9ヶ月ぶりのマングローブ制作アニメ、今回こそは頼みますよ…と思いつつ第1話を視聴してみました。

 タイトルだけ見ると主人公が鍛冶職人なのかと思ってしまいますが、どうやら主人公は刀鍛冶ではなく騎士のようです。そして鎧がエロい!そして弱い!序盤で騎士の名乗りを上げるところまでは良かったんですが戦いになると力負けして吹っ飛ばされるわ剣はあっという間に折れるわと散々でした。そのせいで実況では「言うことはカッコイイのに弱い…まるでニーナ隊長!」と言われていて自分も納得。確かに「鋼殻のレギオス」のニーナ隊長に似ていました。

 絵は萌え系に近かったですがバトルシーンは王道で出来も悪くは無く、ファンタジーバトルものとして普通に面白そうな印象を受けました。悪魔契約とか謎の伏線が数多くあったのでこれはしばらく視聴継続して様子を見たいですね。セシリーの鎧のおっぱいラインもさりげなくエロかったのも良かったです。どこかの露骨なエロ衣装のファンタジーバトルものも見習って欲しいと思いました。


アニメを第1話で判断するのは危険

2009-10-21 18:18:54 | 2009年秋アニメ関連

Miracletrain2 「貴女の悩みが解決するまで降りることはできません(キリッ」

腐女子向け作品かと思いきや、最初から何かとギャグアニメ調だった「ミラクル☆トレイン~大江戸線にようこそ~」ですが話が進むごとにどんどん頭おかしいアニメと化していて面白くなってきました。2話では電車内でもんじゃ焼き始めたりしてもう無茶苦茶です。だがそれがいい。気がつけば今期でも1.2を争う馬鹿アニメと化していました。


2009年秋アニメ第1話の感想文その8

2009-10-19 14:58:26 | 2009年秋アニメ関連

 休日ということで狂ったようにアニメを視聴していますが、そろそろ早い作品では3話まで放映されたのもあり自分も視聴継続するか録画中止するかの判断を下し始めているところです。果たして今期はどれだけ残るか…というわけで今回は「夢色パティシエール」「あにゃまる探偵キルミンずぅ」「”青い文学”シリーズ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Patisie Patisie1 「夢色パティシエール」…りぼんで連載されている、松本夏美の漫画「夢色パティシエール」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオぴえろです。

 「スイーツは楽しい気持ちで作らなきゃ!」で始まったこのアニメ、ここ最近では珍しい料理を扱った作品でしかもスイーツとなると一昔前の「西洋骨董洋菓子店 アンティーク」以来です。しかしあのホモアニメとは違い今作は少女漫画が原作なので至って普通でした。

 しかし見た目は思いっきり少女漫画テイストですがスイーツ監修は社団法人 日本洋菓子協会連合会と現役パティシエの青木定治氏が行っているためスイーツの表現や作り方はかなり本格的で見た目も良く、手間をかけるところはキチンとかけているため好印象でした。

 主人公の姉がダメダメで妹がしっかり者だったのを見ると「けいおん!」とかちょっと思い出してしまいましたが、姉にも隠された才能があったらしくスイーツを食べたときの感想が…「2つの味が響き合って甘酸っぱい切なさを残して消えていく…まるで、そう初恋みたい」だそうで、過去にこういう表現をしたお方は…あのお方!まさに「ミスター味っ子」の味皇の再来と言われていました。

 来週からはパティシエ養成学校の聖マリー学園での生活が始まるようで、次回以降の展開と新作スイーツも楽しみです。少女漫画の見た目とは裏腹に中身はしっかり作ってあるので今期の萌えアニメよりよっぽど面白いと感じてしまいました。

Kirumin Kirumin1 「あにゃまる探偵キルミンずぅ」…河森正治・サテライト・ハルフィルムメーカー・JM ANIMATIONが合同で制作したオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はサテライト・ハルフィルムメーカー・JM ANIMATIONです。

 オープニングでいきなり歌詞不明の歌が流れてロリっ娘主人公達が謎のダンス?を踊り、スタッフのところに河森正治の名前が出ていたため開始数秒で意表をつかれまくりました。どうやらオープニングとエンディングを歌っているのはタイ人グループらしくタイ語だったため歌詞が分からなかったようです。

 主人公は小学生みたいだし、夕方に放映されているし、これは変身幼女ものっぽいので子供向けだろうと思っていましたが妙にキャラがエロい…中学生のお姉ちゃんの私服なんてエロすぎてこれは一体どういうことだと思いました。そして主人公達が変身すると今度は妙に可愛い…。頭の飾り?なんて表情に合わせて変化するので、なんというか「デ・ジ・キャラット」「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」とか思い出しました。

 第1話では変身して能力の一部とか見せたところで終わり最後に謎のキャラが出ていましたが、なんとそのキャラの声優が丹下桜でした。「ラブプラス」で見事復帰したあの人が久々のアニメ声優を演じるようで、復帰作がこの作品でこれは予想外の衝撃です。声も現役時代と全く遜色なさそうで実に素晴らしい。作品としては面白いかどうか1話では微妙なラインですが、声優に丹下桜出てるしキャラが異様にエロいのでそれだけ目当てでも十分視聴を続けられそうな気がしました。

 この作品、夕方に放映されていますが週末の深夜にちょっと特典映像を加えた「あにゃまる探偵キルミンずぅ+」も放映されているため萌えを求めている大きいお友達に対する配慮も行き届いていました。せっかくだから深夜版も見てみたんですが、特典映像は実写でニホンザルやバクの紹介やってただけでした。こんだけかよ!

Aoibungaku Aoibungaku1 「”青い文学”シリーズ」…集英社文庫の「夏の一冊 ナツイチフェア」企画と、太宰治生誕100周年を機に制作されたアニメ作品で、アニメ制作はマッドハウスです。

 太宰治の「人間失格」や夏目漱石の「こゝろ」などの有名小説6作品をアニメ化するようで、それぞれの小説の表紙とキャラクター原案を同じ集英社の人気漫画家が描いており、第1話の「人間失格」では「DEATH NOTE」の小畑健がキャラクター原案を行っていました。

 冒頭では実写で「人間失格」の説明を軽くしてからアニメ本編が始まりましたが、これは暗い…萌えとは全く違う路線をひた走るその姿勢はまさに日テレ×マッドハウスといったところでしょうか。そして若い男のキャラクターの雰囲気が「DEATH NOTE」に似ていたので確かに小畑健原案というのに納得でした。

 6作品を12話で紹介するためかなり展開が早く、原作の小説を読んでいる人なら分かるのかもしれませんが自分のように国語の教科書で「羅生門」知ってる程度だと、どういう内容の話だったのかくらいしか分からないかもしれません。でもこういうのを見て原作に興味が出てくることもあるし、作画は相変わらず素晴らしいし最後まで見てしまいそうです。とりあえず第1話の「人間失格」の雰囲気は少し前に日テレで放映していた「魍魎の匣」に似ていました。


2009年秋アニメ第1話の感想文その7

2009-10-18 16:20:52 | 2009年秋アニメ関連

 いよいよスカパーで「冬のソナタ」も放映されたらしいし、秋アニメは全て放映された模様。自分も頑張って全て視聴し終わりたいところです。今回は「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」「FAIRY TALE」とフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作「空中ブランコ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Dan Dan1 「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」…トレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ」を題材にした第2弾のアニメ作品で、アニメ制作はサンライズです。この作品は9月の上旬にすでに始まっていたため深夜アニメを除くとこの作品が秋アニメ最初の作品でした。

 前作「バトルスピリッツ 少年突破バシン」とは完全に別作品になっていて世界観や人物の関わりは無く、純粋にバトルスピリッツの設定だけを引き継いだ作品になっていました。

 オープニングがJam Projectで熱い曲だったためこういう作品には合っていると思いつつ、前作と比較するとキャラクターの頭身が上がってややリアル調になっていました。そして世界観も今作はバトルスピリッツが全てを支配する異世界が舞台になっていて、バトルのルールも第1話らしく説明口調が多く今作から視聴を始めたような人に対する配慮も行き届いていて好印象でした。

 1話の展開がかなり強引なのが気になりましたが、ルールが分からなくてもある程度何をやっているのかは分かるのでそこそこ楽しめました。敵キャラもルールに従い負けたら律儀に奪ったデッキを返して帰って行くなど紳士的で後味が悪くなかったためイイ終わり方で、あとは前作より人気が出るかですね。しかし萌えキャラが今のところ4029歳の魔女しかいないのでここでメガネコより萌え度を超えるキャラが現れるかどうかが難しいところです。

Fairytale Fairytale1 「FAIRY TALE」…週刊少年マガジンで連載されている、真島ヒロの超人気漫画「FAIRY TALE」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1Picturesとサテライトです。「黒執事」「戦場のヴァルキュリア」で見事なキャラデザをしていたA-1Picturesが制作とのことで個人的に注目してました。さらに今作はテレビ東京で19:30というゴールデンタイムに放映ということで気合いの入り方も相当なものだと思われます。しかしこの作品、どうしても雰囲気がジャンプの超人気漫画「ワンピース」と似ているため何かと比較されてパクリだのと話題になってしまい、今作もアニメ放映開始前から評判はイマイチ良くなかったです。

 第1話は原作とほぼ一緒の展開でしたが、原作ではあまり気にならなかった演出がアニメだとすごいショボくて「あれ?こんなんだっけ?」と思うところがしばしば…。特に魔法のシーンは期待していたのより随分控えめだったため予想を大きく外されました。多分エーテリオンとかの大型魔法のときはすごい演出をするんだろうなと期待したいところです。魔法だけでなく剣や拳の戦いがあるのもこの作品の特徴ですが、この分だとそちらも期待できなさそうな予感がします。

 海に投げ捨てられた鍵が当然のように見つかったり、魅了魔法にかかっていたキャラにすごい棒がいたりして何かと気になるところも多く原作を知っている自分から見ても正直面白いとは言い難い出来でした。そのため原作ファンでも納得できるかどうかは怪しいところです。

 後半で敵の魔道士が使ったなぎ払いの魔法の演出とエンディングのときのSDキャラは良かったと思いますがそれ以外は残念な出来だったと思います。しかしメインキャラの声優に釘宮理恵と平野綾がいるため声優目当てでなら視聴するのもアリかもしれません。そしてこの作品、第1話の視聴率が2.3%だったらしくテレ東大敗北でした。

Kuutyuuburanko Kuutyuuburanko1 「空中ブランコ」…奥田英朗の小説「空中ブランコ」のアニメ化作品で、アニメ制作は東映アニメーションです。フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作ということで前人気は高かったんですが、原作の知名度がアニメ視聴者にはあまり高くなかったため本命となるかは未知数の作品でした。

 「怪 ~ayakashi~」を作ったスタッフが関わっていたためこの作品のファンには期待されていたみたいですが、冒頭でいきなり殴る演出から始まりそこから続く実写込みの演出の数々は非常に意味不明なものが多く、実験アニメとか言われていて大不評でした。(公式発表:ハイブリッド・アニメーション!)

 たしかに顔を実写加工してアニメ絵に貼り付けたり、その他大勢のキャラを紙っぺらのようにして登場させたり、フジテレビの福井アナを登場させたり…と演出が斬新なのは分かりますが、萌えも無し笑いも無し、意味も分からずではさすがに視聴者には耐えられるものではありませんでした。演出に手間がかかっているのは見ていても分かりましたが、精神科という難しい題材を扱ってアニメ化をするのは無理があったのかもしれません。

 オープニングとエンディングは電気グルーヴが担当していて、特にエンディング曲がShangri-Laだったので非常に懐かしかったです。曲は良かったんですがこの作品、やはり評判は極めて悪く秋アニメの不作を象徴する1本になってしまいました。この作品は自分もさすがに良かったところが思いつきません…あ、伊良部(小)の朴ロ美は良かったです。


2009年秋アニメ第1話の感想文その6

2009-10-17 22:42:06 | 2009年秋アニメ関連

 今週は家にいる時間より会社にいる時間の方が長かったためほとんどアニメを視聴できずに過ぎてしまいました。なんとか挽回しなくては…というわけで今回はローカル局で放映された「アスラクライン2」「そらのおとしもの」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Asurakurain4 Asurakurain5 「アスラクライン2」…電撃文庫から刊行されている三雲岳斗のライトノベル「アスラクライン」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はセブン・アークスです。第1期では最終回でアスラ・マキーナとベリアル・ドールの関係が明らかになったところで終わり、今回の2期ではその続きから始まっていました。

 オープニングとエンディングが1期と同じくAngelaで、冒頭からいきなり着替えシーンから始まり後半のバトルシーンが相変わらずショボイところは1期と変わっていなくてある意味安心しました。

 2期ではどうやら1期ではほとんど明かされていなかった1巡目の世界について語られるようで、1話の遺跡のシーンで1巡目の世界の記憶が見える演出がありました。そこで操緒がなぜベリアル・ドールになったのかや、1巡目の世界がどうして滅んだのかが語られていたので作画があんまり良くなくても演出がイマイチでもこの先の話の展開は気になるところです。この作品、見た目に反して設定はかなり暗く興味深いのでどういう結末になるのかはちょっと見てみたいですね。

Soraoto Soraoto1 「そらのおとしもの」…月刊少年エースで連載されている、水無月すうの漫画「そらのおとしもの」のアニメ化作品で、アニメ制作はAIC ASTAです。

 自分はリアルタイムで第1話を視聴していませんでしたが、実況では話題になっていたのと久しぶりにAIC ASTAが萌えアニメを作ったことで個人的に気になっていました。

 開始数分でいきなり変態さんが出てきてビビリましたが、冒頭の空手チョップの演出は面白かったので第一印象はなかなか良かったです。幼なじみの女の子が朝起こしにくるという現実ではありえないフラグを最初から持っているのは許されざる設定でしたが、話のテンポが良く所々にギャグが入っていてそれが面白かったので見ていて退屈することは無かったです。

 空から降ってきた謎の少女イカロスがなんでも実現できる機械を持っていたため、それを手にした主人公が男の欲望を満たしまくるシーンはかなり面白くエロかったです。「男子たる者、全ての道は下半身に通ず!」だそうで、このシーンのテンポが悪かったらただの萌えエロアニメで終わってしまうところですが、この作品の場合かなりぶっ飛んでいて見ていて実に面白く、エロアニメというよりエロ馬鹿アニメと呼ぶべき作品だと思いました。そしてエロだけでなく真面目なシーンもあり、かなり鬱展開も見え隠れしているようです。

 今期のおっぱいアニメは「けんぷファー」が一番などと呼ばれていた時期が数日ありましたが、この作品が瞬く間にぶち抜いて今期一番のおっぱいアニメの座を獲得してしまいました。この作品、第1話からぶっ飛んでいましたが第2話ではさらに高みへと行ってしまいもはや伝説級と化していて、虹色下着と書いて「ロマン」と呼ぶとかもう訳が分かりません。だが面白いので良し!作画もかなり良好で気合いが入っていていいかんじです。


2009年秋アニメ第1話の感想文その5

2009-10-13 00:22:24 | 2009年秋アニメ関連

Hagaren2 ニーサン…今週から「鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST」のオープニングとエンディングが新しくなりましたが、残念ながら不評でした。特にオープニングが不評で「映像と歌が全然合ってない」との意見が圧倒的に多く、自分もそう感じました。ただでさえ原作通りにしたらテンポが悪くなって評判悪いのに曲も悪いのではどうしようもありません。前シリーズのポルノグラフティとかは評判良かったのに今シリーズはどうしてこうなったのやら。

 そんなわけで今回の秋アニメ第1話の感想文、今回は「犬夜叉 完結編」と、ローカル局で放映された「天体戦士サンレッド 2期」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Inuyasya Inuyasya1 「犬夜叉 完結編」…週刊少年サンデーで連載されていた、高橋留美子の漫画「犬夜叉」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はサンライズです。第1期は2000年に始まり3年以上放映して原作36巻まで消化したところで原作に追いつき終わったようで、今回はそこから原作の最後まで放映するようです。

 最近は人気が出なかったら途中でも最終回にしてそのまま放置というのが当然になっている風潮の中、最後まで作ろうとする日テレの方針には非常に感銘を受けました。しかも原作者高橋留美子の要望により声優は放映当時のままで5年前のキャストが勢揃いしていて、さらに今回は原作36巻から最終56巻までを26話にして一気に放映するためかなり話のテンポが早くなっています。そのため途中で中だるみやグダグダ展開が無く退屈せずに視聴できそうな予感でした。

 第1話から完全にあらすじ無しのそのまま放映のため第1期や原作見てない人は完全おいてきぼりだったのが気になりましたが、5年のブランクがあるにも関わらず全く違和感無しに演じていた声優の方々には感服しました。話のテンポも早く1話でいきなり1巻分消費とはかなりのハイペースおよびぜいたくな使い方で、1話目でいきなり重要人物の一人が退場とは早い。

 日テレアニメらしく妖怪とはいえ流血シーンや色々飛び散るシーンは多く、ちょっと深夜アニメらしい演出でしたが普通に面白く、自分は原作途中までしか見てなかったのでちょうど良いからこの機会に最後まで見てみようと思います。

Sunred Sunred1 「天体戦士サンレッド 2期」…ヤングガンガンで連載されている、くぼたまことの漫画「天体戦士サンレッド」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はAIC ASTAです。自分は第1期を見ていませんでしたが実況などではかなり評判の良い作品だったため個人的に非常に気になっていました。そのサンレッドの2期がついに始まると聞いたので期待しつつ第1話を視聴してみることに。

 この作品はtvkでのみ放映されていて、放映終了後はニコニコ動画で無料配信されるという特殊な形態になっているので視聴できない地域に住んでいたり見逃してしまった人でも、ネットさえつながっていれば視聴できるのでなかなか面白い試みだと思います。

 神奈川県川崎市で繰り広げられる悪の秘密組織フロシャイムと正義の味方、気象戦隊ウェザースリーとの善と悪の壮絶なバトルが繰り広げられる作品ですが、いきなりウェザースリーがやる気無くて吹きました。そして本編が始まり、今回はフロシャイム川崎支部に男版サッチーと呼ばれる参謀がやってくる話でしたが、そこで参謀にアピールするためにサンレッドに八百長申し込んで怒られていたりしてさらに吹きました。いやはや…たしかに実況で面白い言われていた理由が分かりました。たしかにこれはギャグアニメとして非常に面白い!最近は萌えアニメが多いせいかよけいにそう感じました。

 サンレッドが無職のヒモだったり、悪のヴァンプ将軍が町内会の会合に欠かさず出席してたりと善と悪が見事に入れ替わっている設定も面白く、声優に髭男爵がさりげなくメインで出ていて全然違和感無かったのもすごかったです。描写が荒いですが逆にそれが味になっていて、話も面白くショートストーリーなのでマンネリすることも無くてギャグアニメとして非常に素晴らしい作品になっていました。しかもニコ動で無料配信もしていて気軽に見られるのでオススメです。たしかに実況で高評価を受けていただけあって面白い作品でした。