昨日の日記をもちまして2009年秋アニメ第1話の感想文は終わりとなります。これだけ見たにも関わらず正確には「三国演義」と「うさるさん」と「新・三銃士」と「スティッチ! ~いたずらエイリアンの大冒険~」と「ローズオニールキューピー」は視聴していませんが…。毎年春アニメと秋アニメは新番組が多いんですが今期も非常に多かったです。
今期の秋アニメ、全体的な世間の感想としては「見るものが無い」などと言われていて、その原因として「2期モノばっかで1期を見てないと分からない」というのが挙げられていました。
こうして今回視聴した秋アニメを見てみると、全35作品中13作品が2期ものでした。たしかに多いとは思います。しかしそれを除いても22作品が新作、さらにここから子供向けの番組を除いても16作くらいは新作アニメがあるわけで…ではなぜ見るものが無いと言われたのか、個人的な感想としては「地雷が特にひどかった」と思います。
同じくらい新作アニメが多く放映された春、前期の夏においても1話からすでに地雷臭が漂うほどの危険作は大体2~3作程度でした。しかし今期の秋は一番最初に始まった深夜アニメ「けんぷファー」からいきなり地雷臭がしたと思いきや、1期で訳分からん終わり方をした「WHITE ALBUM 2期」が相変わらずで、そして「生徒会の一存」が2009年ワーストクラスの酷さ…そしてノイタミナのハイブリッドアニメーション「空中ブランコ」、テレ東大敗北の「FAIRY TALE」と評判の悪い作品が出るわ出るわ。残念ながら秋アニメは不作だと言わざるを得ない状況でした。
話題作が無かったのも特徴で、作る作品が何かと話題になる京都アニメーションが秋は何も作っていなく、前述したフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の「空中ブランコ」も今期はハズレだったため話題にも乏しかったです。
では秋アニメは何もイイものが無かったのか…と言うとそんなことはなく、秋アニメでは馬鹿アニメと呼ばれるものが非常に豊作でした。
ここ最近では「戦国BASARA」が記憶に新しい、真面目なことをしているのに見ていて思わず笑ってしまう「これ考えたの誰だよ!」とついついツッコミを入れてしまう馬鹿なアニメ、今期は「そらのおとしもの」が1話からエロ全開の中二展開でぶっ飛んでいたと思いきや2話でパンツを空に飛ばしてEND等数々の伝説を作り、「ミラクル☆トレイン~大江戸線にようこそ~」では単なる腐女子向け作品かと思っていたら駅の方々が普通に公園とか歩いていて突っ込みどころ満載のギャグアニメだったし、「新・恋姫†無双」では変なまわし着けて女武将達が相撲とってたし…と見ていて思わず笑ってしまう作品が多かったです。
そしてもう1つ、今期は泣けるアニメ「君に届け」があったのも見逃せません。萌えるアニメや笑えるアニメは毎回少なからずありますが泣けるアニメは一年通してもほとんど存在しないため非常に貴重でした。能登麻美子が極めてツボにハマっていたこの作品、毎回涙腺緩みっぱなしです。
あと今期はAIC系制作会社がアニメを制作している作品が多く、夏アニメでは「GA 芸術科アートデザインクラス」が予想外のヒットを記録していましたが今回は「にゃんこい!」と「ささめきこと」と「そらのおとしもの」と「天体戦士サンレッド」の4作品を制作していてその全てが秋アニメの中でも評価が高いのでさりげなくAICが秋アニメを盛り上げている感じがします。
今期の2期、3期モノは良くも悪くも今のところ1期と同じ完成度だと思われます。でも今のところ2期になってつまらなくなったという意見は聞かず逆に面白くなってきた作品が多いイメージ。「とある科学の超電磁砲」も上条さん出てきて盛り上がってきた感じがします。
それでは最後に毎回恒例、今期の第1話で一番面白いと思った作品は…総合的に見るとAIC系が作ったアニメ大勝利ですが今回は
秋アニメの大本命と言われたこの作品、萌え度も上がっていますが相変わらずの正統派バトルもので毎回急展開して全く先が読めず、1期のキャラも次々登場してきて相変わらず非常に面白かったBONESの「DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-」を推したいと思います。
…これで終わりだと「じゃぁ1期見てない人は面白いの何もないんかい」となりかねません。個人的に今期の1期モノでは
久々に泣けるアニメだった日テレ深夜アニメの新作「君に届け」が一番でした。毎週風早君の爽やかさに萌えつつも、能登麻美子の語りが非常に心に響きます。さりげなく毎週非常に楽しみになっている作品でした。これで2009年秋アニメ第1話の感想文は終了…すなわち2009年全てのアニメの第1話の感想文は終わりです。すさまじい長文の数々でしたがもし読んでいてくれた猛者がいたら感謝!そして自分は夏アニメの最終回の感想文の作業に戻ります。今回も長くなってしまいましたがありがとうございました。
高崎の2009年秋アニメ第1話の感想文 完
おまけ 高崎の2009年秋アニメランク付け
Sランク(神!DVD、BD購入も視野に入れるレベル)…「DARKER THAN BLACK -流星の双子-」
Aランク(面白い!録画して保存)…「君に届け」 「にゃんこい!」 「とある科学の超電磁砲」 「天体戦士サンレッド 2期」 「ミラクル☆トレイン ~大江戸線にようこそ~」 「そらのおとしもの」 「聖剣の刀鍛冶」 「ささめきこと」 「夏のあらし! 春夏冬中」
Bランク(視聴継続)…「11eyes」 「青い文学シリーズ」 「怪談レストラン」 「しゅごキャラ!パーティー」 「テガミバチ」 「犬夜叉 完結編」 「真・恋姫†無双」 「こばと。」
Cランク(実況で画像だけ回収)…「けんぷファー」 「アスラクライン2」 「あにゃまる探偵キルミンずぅ」 「キディ・ガーランド」
Dランク(黒歴史)…「生徒会の一存」 「戦う司書 -The Book of Bantorra-」 「乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪」 「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者」 「FAIRY TALE」 「空中ブランコ」 「WHITE ALBUM」
子供向け、採点不能な作品は除外してあります。