2014年夏アニメ「プリパラ」第1話の感想文

2014-07-31 22:04:55 | 2014年夏アニメ関連

今回は女の子向け一般アニメ「プリパラ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Puripara1 Puripara2 Puripara3 Puripara4 「プリパラ」…タカラトミーアーツとシンソフィアが共同開発したトレーディングカードアーケードゲーム「プリパラ」のアニメ化作品で、アニメ制作はタツノコプロとDONGWOO A&Eです。

Puripara5 Puripara6 Puripara7 Puripara8 プリティーリズムシリーズの後番だし、プリズムストーンショップもあるので続編のようですが、プリティーリズムの定番であったスケートリンクが無く、普通のダンスライブだったのが少々意外でした。動きは相変わらず良かったですがイマイチ印象には残らなかったです。

Puripara9 Puripara10 Puripara11 Puripara12 プロデューサーのクマがいたり校長先生の髪型が常軌を逸しているのはこのシリーズの作品ならではなので全く気になりませんでしたが、まだ1話なせいでキャラも少なく個性はあまり感じられませんでした。でも主人公の真中らぁらの「かしこま!」は可愛く、遊戯王ZEXALのアレとは別格でした。後半で南みれぃがキャラを作っていたところも良かったです。

Puripara13 Puripara14 Puripara15 Puripara16 アイドルアニメなのでやはり一番気になるのはライブシーンですが、前述の通り普通のダンスライブでした。しかしフルCGながら本編より可愛く描かれているのは歴代通りでさすがです。サイリウムチェンジやプリチケなど今までのシステムから一新されているところや、らぁらがプリズムボイスとかいう才能を持っているということ、校則でプリパラ禁止なのでこれからどうするのかなど続きは気になるところで終わっているのでこれからに期待したいところでした。

作画は不安定です。通常のパートは歴代どおり悪くはないですが不安定なところがありました。しかしライブシーンのCGは非常に良かったです。BGMは全く印象に残りませんでしたが、エンディングの実写Prizmmyが昔と比べだいぶ進化していました。

総評

Puripara17 1話の全体的な感想としては、プリズムジャンプのインパクトが無い分なんか普通のアイドルアニメでイマイチ印象には残らなかったです。こうなると「アイカツ!」と比較されがちになり影が薄くなってしまいそうでした。

1話の個人的評価としては、悪くはないですがインパクトに欠け、新キャラに期待したいところですが現時点では視聴打ち切り予定のCランクです。


2014年夏アニメ「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」第1話の感想文

2014-07-29 23:10:22 | 2014年夏アニメ関連

今回は人気アニメの新作「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Persona1 Persona2 Persona3 Persona4 「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」…アトラスから発売されたPlayStation Vita用ゲーム「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」のアニメ化作品で、アニメ制作は前作のAIC ASTAから代わりA-1 Picturesです。前作「Persona4 the ANIMATION」が驚異的な人気だったため今回も期待されていたようで前人気は高いように見えました。

Persona5 Persona6 Persona7 Persona8 原作のゲームはたしか本編のあとに出たはずなので、おそらく後日談のファンディスクみたいな内容かと思って視聴してみたら、序盤で奈々子が鳴上悠と会ったとき明らかに初対面のような反応だったため意外でした。マヨナカテレビについても全く知らない状況だったし、1話を見た感じでは前期をリメイクしたかのような内容でした。

Persona9 Persona10 Persona11 Persona12 明らかに違う点は新キャラのマリーがいることでしょうか。すでに前期を視聴していて内容を知っているならば今までとは違って視点で楽しめるし、何よりキャラクターの個性の強さと魅力はさすがPersona4といったかんじです。鳴上悠のキャラクターもカッコイイし、イケメンで最強だけど嫌味っぽいところが全く無いところはいつ見ても素晴らしかったです。

Persona13 Persona14 Persona15 Persona16 次回予告の内容を見た感じでは2話はこれまでと違う内容のようだし、ゲーム原作なだけに安定した面白さにはなりそうなので期待したいところです。

作画は非常に良いです。前期でもそうでしたがこれだけの頭身のスラッとしたキャラを崩れることなく安定して描いているのは相当なものです。A-1 Picturesの全力が感じられる作画でした。BGMもゲーム原作なだけに良く、スタイリッシュな主題歌も前期同様作品に合わせてきていました。

総評

Persona17 1話の全体的な感想としては、てっきり2期もののような続きかと思いきや前期の新編集版のような1話でした。前期の1話と同じところで終わっていたし、ゲームを知っている人ならなおさら楽しめるかもしれませんが、原作知らない自分が見た感じではちょっと期待はずれです。でも新キャラがいるし、次回予告ではずいぶん違う展開になっているようでした。

1話の個人的評価としては、ものすごく面白いというわけではありませんが安定していて続きも気になる出来だったので視聴継続のBランクです。


2014年夏アニメ「戦国BASARA Judge End」第1話の感想文

2014-07-27 23:38:57 | 2014年夏アニメ関連

今回は人気作の3番目の新作となる「戦国BASARA Judge End」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Sengoku Sengoku1 Sengoku2 Sengoku3 「戦国BASARA Judge End」…カプコンから発売されているアクションゲームシリーズ「戦国BASARA」のアニメ化第3期作品で、アニメ制作は前期のProductionI.Gから一新されテレコム・アニメーションフィルムです。

Sengoku4 Sengoku5 Sengoku6 Sengoku7 1期2期に劇場版と息の長い作品ですが、今回は再び2期の続きから始まるのかと思いましたが…なんかイマイチそのようには見えませんでした。それどころか1期では織田信長は真田幸村と伊達政宗が倒していたのに今回は史実通り明智光秀が討っていたり、2期で敗れていた気がする武将達が普通に存在していたので、なんか完全新作のようなかんじでした。

Sengoku8 Sengoku9 Sengoku10 Sengoku11 そこに輪をかけているのが制作会社が代わったことでしょう。1期はProductionI.Gだったのに対し今回はテレコム・アニメーションフィルムでした。そのせいかキャラの造形に加えアクションシーンも迫力不足です。後半の石田三成と伊達政宗のバトルは良く動いていて良かったですが、それ以外はイマイチでした。

Sengoku12 Sengoku13 Sengoku14 Sengoku15 話もバトルもイマイチではありましたが、さすがゲーム原作なだけあって声優は非常に豪華です。そのため声優の演技は非常に良く、特に石田三成役の関智一の絶叫は素晴らしかったです。ベテラン声優が多数参加しているのでこれだけでも意外といけました。あとはシナリオがどうなるかといったところです。

作画は普通です。悪くはないですが、前期のProductionI.Gと比較してしまうとさすがに見劣りしました。BGMはゲーム原作にしてはイマイチで、主題歌も歴代オープニングはT.M.Revolutionなのに対し今回は変わっています。エンディングも久々となる石川智晶でした。

総評

Sengoku16 1話の全体的な感想としては、なんだかんだでこれで3期目なんですがどんどんつまらなくなってきている気がします。悪くは無いんですが1期のインパクトが強すぎたせいか普通のアクションアニメになっていました。制作会社が変わっていることも大きいかもしれません。後半の石田三成と伊達政宗のバトルは良かったです。

1話の個人的評価としては、イマイチ期待できなさそうでしたが1期から見ている作品だしそれなりに思い入れはあるので視聴継続のBランクです。


2014年夏アニメ「アルドノア・ゼロ」第1話の感想文

2014-07-25 05:44:03 | 2014年夏アニメ関連

今回はローカルアニメ「アルドノア・ゼロ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Aru Aru1 Aru2 Aru3 「アルドノア・ゼロ」…各社合同のオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はA-1 Pictures+TROYCAです。今年は割と多めなオリジナルのロボットアニメ作品かつ原作脚本が虚淵玄なため、2013年の「翠星のガルガンティア」以来となる虚淵玄ロボットアニメでした。

Aru4 Aru5 Aru6 Aru7 序盤のオープニングが無いところから物語が始まる演出はまさにアニプレックス作品らしい流れでしたが、アセイラム姫が乗っている宇宙船が登場する演出は迫力があって良かったです。冒頭でなぜ地球と火星が対立しているのかを映像で紹介している説明もわかりやすくはありましたが、作中の用語が多いので全てを理解するのはもうしばらくかかりそうでした。

Aru8 Aru9 Aru10 Aru11 この作品の特徴の一つといえば、なんといっても志村貴子デザインのキャラクターです。普段は繊細な漫画ばかりなので、このようなロボットアニメに登場していると非常に新鮮でした。それでいて動きもあり、志村貴子デザインの魅力を予想以上に引き出していると感じます。

Aru12 Aru13 Aru14 Aru15 さらに原作・脚本が虚淵玄なのも見逃せません。2013年のオリジナルロボットアニメ「翠星のガルガンティア」での仕事ぶりも素晴らしかったですが、それとはまた違ったアプローチをしているため1話から非常に面白かったです。パレードの展開はあまりにもわざとらしい茶番のようにも見えましたが、あれがこれからどういう伏線になるか気になるし、世界の各地に火星騎士達が降下しているのを知らずに子供達が無邪気にお願いをしている演出も良かったです。

Aru16 Aru17 Aru18 Aru19 作画は非常に良いです。制作はA-1 Picturesですが、ufotableやIGのスタッフも参加しているかのようでした。キャラクターはもちろんのこと、背景やメカ作画も緻密で文句無しです。BGMも良く、序盤やアセイラム姫がスレインと最後の別れをしているときのBGMが特に良かったです。主題歌は1話はオープニングのみでしたがKalafinaなのでこれも雰囲気に合っていました。

総評

Aru20 1話の全体的な感想としては…これは見事!1話のつかみは非常に良かったです。緻密な作画に加え火星と地球の対決という一見シンプルな構成、そして19機の火星騎士による一斉降下の絶望感など怒濤の展開の数々に圧倒されました。

1話の個人的評価としては、続きが非常に気になる展開に加え作画も良く演出やBGMに関してもレベルが高く予想を大幅に上回っていたためBD/DVD購入も視野に入るSランクです。

「翠星のガルガンティア」とはまた角度の変わった虚淵玄原作オリジナルロボットアニメだし、これは期待してしまいます。


2004年春アニメ「忘却の旋律」第1話の感想文

2014-07-23 01:10:35 | アニメ・コミック・ゲーム

今回はちょっと年代をさかのぼり、2004年のアニメ「忘却の旋律」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Boukyaku Boukyaku1 Boukyaku2 Boukyaku3 「忘却の旋律」…GJK原作の作品、「忘却の旋律」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。現在でも一線で活躍中の錦織博が監督で、シリーズ構成・脚本は榎戸洋司とスタッフはかなり豪華でした。

Boukyaku4 Boukyaku5 Boukyaku6 Boukyaku7 物語の背景に、20世紀に起きた人間とモンスターとの全面戦争があったということが語られていましたが、作中の現代では全く無かったことになっているのが作品の中で重要な位置づけになっているように見えました。それまで戦っていたことが全否定された「ゼーガペイン」の例もあるし、この辺の伏線は気になるところです。

Boukyaku8 Boukyaku9 Boukyaku10 Boukyaku11 そして作中は伏線だらけで相当意味がわかりません。主人公の家庭環境はなんとなくわかりましたが、なぜメロスの戦士とツナギのじいさんが知り合いなのか、戦争のことを誰も知らないのはなぜか、モンスターがどのような目的でやってきたのかなど作中のほとんどが謎だらけです。しかしそれを飽きさせない演出の数々は見事でした。これで辺にお色気要素を入れて媚びた設定を付け加えたり、主人公が気弱で優柔不断なタイプとかだったら速攻で視聴打ち切りクラスになっていたかもしれません。

Boukyaku12 Boukyaku13 Boukyaku14 Boukyaku15 キャラクターも良く、主人公が明確な意思を持ちそうなところや、現在の状況に不信を感じつつ何かをしようとしているところが好印象でした。ガネッコがおっぱいキャラでさりげないエロスを出しているところも良かったです。これから登場すると思われる戦士達やモンスターがどのようなキャラクターなのかは期待したいところでした。

作画は普通です。この年代なら標準のように感じました。背景が典型的なJ.C.STAFFらしい色鉛筆で描いたような背景でしたので、あれをみただけでJ.C.STAFF制作とわかります。BGMは良好で、特に緊張感などを感じさせるシーンで急に流れるバイオリンのBGMが印象的でした。主題歌も悪くはなかったです。

総評

1話の全体的な感想としては、伏線が張られまくりで何がなんだか良く分かりませんでしたが先が気になる展開でした。キャラクターよりも物語に重点を置いているようだったので、訳が分からなくてももうしばらく様子を見てみたいと感じさせる出来でした。あと要所要所のBGMが印象的で、赤を使った視覚で見せてくる演出も良い演出です。

1話の個人的評価としては、1話から魅せてくるタイプとは違い時間をかけて少しずつ明かしていくタイプのように見えたので視聴継続のBランクです。


2014年夏アニメ「月刊少女野崎くん」第1話の感想文

2014-07-22 01:37:23 | 2014年夏アニメ関連

今回はテレ東深夜アニメ「月刊少女野崎くん」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Gekkan1 Gekkan2 Gekkan3 Gekkan4 「月刊少女野崎くん」…ガンガンONLINEで連載されている、椿いづみの4コマ漫画「月刊少女野崎くん」のアニメ化作品で、アニメ制作は動画工房です。

Gekkan5 Gekkan6 Gekkan7 Gekkan8 「恋愛ラボ」以来となる動画工房制作キー局アニメで、ここ数年の動画工房制作アニメは非常に面白い作品ばかりだったので個人的には注目していました。まず見ていて目を引くのは少女漫画のシーンです。アニメながら少女漫画の作り込みは非常に綺麗で、しかも作品としても十分成立しているためこれを見ているだけでも楽しめるのは良かったです。

Gekkan9 Gekkan10 Gekkan11 Gekkan12 タイトルが一体どういう意味なのかは視聴するまで分かりませんでしたが、主人公の男子高校生が現役少女漫画家だったからこのタイトルのようです。普段無口で天然が入ったところもありますが、漫画のネタを色々と探したり、見た目とは裏腹の行為をしているしキャラクターとして魅力があり、最近のラノベのような気弱だけどモテるキャラじゃないところは良かったです。

Gekkan13 Gekkan14 Gekkan15 Gekkan16 そして何より動画工房制作ならば気になるのは女性キャラ!ヒロインの佐倉千代の頬を赤らめる仕草や慌てるところ、そしてアシスタントをしているところなど細かいところも丁寧に描かれているため非常に良かったです。今回も動画工房は良い仕事をしていました。1話ラストで新キャラも出ていたし、こちらも個性が強そうなので2話以降の話にも期待できそうでした。

作画は良好です。野崎くんの顔が少々長い気がしますが全体的にレベルが高くキャラクターから背景まで見事に描かれていました。BGMも良好で、序盤の告白シーンや下校シーンなどの静かな曲が特に印象的でした。主題歌も悪くはなかったです。

総評

Gekkan17 1話の全体的な感想としては、すごく面白いというわけではありませんでしたが安定していました。ヒロインを可愛く描き出すうまさはさすが動画工房といったところです。少女漫画のカットも丁寧に描かれていて好印象でした。

1話の個人的評価としては、つまらなくなるとは思えないしこれからの展開でどうなるのか期待もできそうなので視聴継続のBランクです。


2014年夏アニメ「RAIL WARS!」第1話の感想文

2014-07-19 23:57:11 | 2014年夏アニメ関連

今回はTBSアニメの新作「RAIL WARS!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Rail Rail1 Rail2 Rail3 「RAIL WARS!」…創芸社から刊行されている豊田巧のライトノベル「RAIL WARS!」のアニメ化作品で、アニメ制作はパッショーネです。

Rail4 Rail5 Rail6 Rail7 国鉄が国有化されなかったもう一つの世界の物語らしいですが、そもそも体勢が全くわかりません。鉄道警察が独自に作られ鉄道の治安を守るために働いているのか、そもそもなぜ学生がそれに参加しているのか、しかも学生なのに拳銃の所持を認められていたりと世界観がずいぶん歪んでいるように見えました。

Rail8 Rail9 Rail10 Rail11 そして何よりキャラクターの個性も貧弱です。主人公の高山直人は冴えなくて気弱でちょっと鉄道に詳しい普通の高校生だし、ヒロインは活発系と巨乳でおとなしくて頭の良い女の子だったりと、あまりにもテンプレすぎて存在を忘れてしまうほどでした。

Rail12 Rail13 Rail14 Rail15 そもそもアニメを見ている人の多くが鉄道にも興味があるわけではないので、作中で列車の特徴や違いを細かく語られても全く意味がわかりません。逆に鉄道が好きな人から見ると細かいところが再現してなさそうなので噛みつかれそうです。理想はアニメを見て鉄道にも興味を持ってもらうことかもしれませんがそんな感じは全く起きませんでした。ただ作中で蒸気機関車を動かしたときの石炭の燃焼効率の話やドクターイエローと呼ばれる鉄道のチェックをする列車の話だけは良かったです。

作画は不安定です。ところどころキャラクターの顔が縦長になったりして1話の時点ですでに怪しい予感がしました。BGMはそこそこ良く、序盤の国鉄のシーンのBGMが印象に残りました。主題歌は茅原実里など有名どころを起用していましたが作品にはイマイチ合ってなかったように感じます。

総評

Rail16 1話の全体的な感想としては、安定してつまらなかったです。キャラクターも特に個性が無かったし、なにより作品を通して何が言いたいのかさっぱり分かりません。鉄道好きにもアニメ好きにもどちらにもウケなさそうな内容でした。でも石炭の燃焼効率やドクターイエローの説明は良かったです。

1話の個人的評価としては、典型的TBS萌えアニメでつまらなかったうえに面白くなりそうな予感が微塵も感じられなかったので視聴打ち切り予定のCランクです。


2014年夏アニメ「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」第1話の感想文

2014-07-16 02:30:26 | 2014年夏アニメ関連

今回はTBSアニメの新作「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Rokodoru Rokodoru1 Rokodoru2 Rokodoru3 「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」…まんが4コマぱれっとで連載されている、小杉光太郎の4コマ漫画「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」のアニメ化作品で、アニメ制作はfeel.です。

Rokodoru4 Rokodoru5 Rokodoru6 Rokodoru7 まず最初に気になるのが、【ろこどる】って何よ?でしたが、どうやらローカルアイドルの略だそうです。流行らそうとしているのか分かりませんが極めて普通に使っているので最初は違和感があります。それに加えとにかく作中では地元の流川市をアピールしまくっているので、流川市の宣伝アニメかと思うほどです。あざとさを感じさせたら失敗するという鴨川の教訓を生かしていないのかと思ってしまいますが、どうやら実際には存在していない市のようでした。

Rokodoru8 Rokodoru9 Rokodoru10 Rokodoru11 ローカル地域のアイドルアニメといえば「Wake Up Girls!」を思い出しますが、あの作品はアイドル業界の裏の顔も見せていた分リアルなところを追求していた印象もありました。しかしこちらはそういう部分は欠片も見せず、とにかくゆるい。原作が4コマ漫画なのもあり日常アニメと雰囲気はほとんど変わりません。そのため日常アニメにローカルアイドルが付加されただけの、なんとも奇妙なアニメになっていました。

Rokodoru12 Rokodoru13 Rokodoru14 Rokodoru15 やるからには、ちゃんとやると言いイベントが終わるまでやりとげたところや、イベント途中で失敗しても暗い展開にしなかったところ、モブキャラ含め女の子達は可愛かったところは評価できると思います。が、面白いと感じる部分は全く無くかったです。

作画は普通です。ちょっと「みなみけ」の1期を思い出させる淡泊ながら可愛さを残した絵柄でしたが、アイドルアニメとは思えないほど動きは無かったです。BGMはほとんど印象に残りませんでしたが、主題歌のキャラソンは思いの外良く、特にエンディングは予想以上です。 

総評

Rokodoru16 1話の全体的な感想としては、全く毒にも薬にもならない日常アニメで、ローカルアイドルという付加要素がついただけでした。1話からさっそく水着回というあざとさと、CMのアイキャッチがそこそこエロかったところは良かったですが面白味は全く無く、単なるキャラ萌えアニメでした。

1話の個人的評価としては、キャラはそこそこ良かったですがTBS典型の日常萌えアニメで、面白くなりそうな要素が全く感じられなかったため視聴打ち切り予定のCランクです。


2014年夏アニメ「ソードアート・オンライン2」第1話の感想文

2014-07-07 23:49:24 | 2014年夏アニメ関連

ついに夏アニメが始まりだし盛り上がってきているところです。第1弾となる初回は「ソードアート・オンライン2」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Sao1 Sao2 Sao3 Sao4 「ソードアート・オンライン2」…アスキー・メディアワークスから刊行されている川原礫のライトノベル「ソードアート・オンライン」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はA-1 Picturesです。現在最も売れているライトノベル原作で、なおかつ様々なメディアでも話題になっている作品なため前人気は非常に高く、夏アニメの本命の一つと言われています。

Sao5 Sao6 Sao7 Sao8 この手の作品らしく序盤はオープニングも無く仮想空間上のインタビューシーンとかでした。たしかに技術は進歩しているように見えますが、テレビ画面などは2025年にしては何も変わってないのが少々気になります。ロールプレイングゲームによくあるステータスAGIについて語るシーンや、アップデートによってステータスや性能がガラッと変わるMMOの特徴を語るところは、さすが原作者がMMOをプレイしているだけはありました。冒頭の演出はまるで映画のようです。

Sao9 Sao10 Sao11 Sao12 そして2期だけにキリトさんとアスナの好感度はすでにMAX状態で、1話からいきなり皇居でデートというリア充ぷりをまざまざと見せつけてきたため壁がいくらあっても足りないほどでした。ベンチでは2人揃って情報量の違いなどなんか難しいことを言いまくっていたし、相変わらず全く感情移入できないキャラでした。

Sao13 Sao14 Sao15 Sao16 今回の舞台は銃がメインのMMO「ガンゲイル・オンライン」でプロが存在しているゲームであること、デス・ガンと名乗るダンボール戦機のディテクターにしか見えない謎の人物、そして謎の変死事件とこのゲームの関連性を調べるなど、話の展開は面白そうだったので好印象でした。しかしガンアクションとなると果たしてA-1 Picturesはどこまで表現できるんでしょうか。「TRIGUN」「ヨルムンガンド」並の表現を期待したいところですが、キリトさんの二丁拳銃なんてチープなものは勘弁してほしいところです。

作画は非常に良いです。さすがに売れる作品だけに1期以上に力を入れていて、キャラはもちろんのこと背景が非常に美しかったです。BGMも良く、皇居を歩いているときのBGMが印象的でした。1話なので主題歌はオープニングだけでしたが、ちょっと格好良かったです。

総評

Sao17 1話の全体的な感想としては、さすが今期の本命なだけあって安定していたし面白かったです。今回の話によってキリトさんが色々なバーチャルゲームを旅していくスタイルが確立されたようにも思えましたが、2話以降のガンアクションや、キリトさんの戦闘スタイルなどシナリオ以外の部分にも注目が集まりそうでした。

1話の個人的評価としては、序盤の話の持って行き方が予想以上にうまく、これからこのMMOでどのような話が展開するのか、事件の真相はどうなるのかといったかんじで続きが気になる面白さだったので永久保存版のAランクです。


2014年夏終了アニメ「ラブライブ!2」最終回の感想文

2014-07-05 01:29:10 | 2014年春アニメ関連

今年もまた一つの話題作が終わりました。今回は2014年春アニメ本命の一つ「ラブライブ!2」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Lovelive53 Lovelive54 Lovelive55 Lovelive56 「ラブライブ!2」…電撃G's magazineとランティス、そしてサンライズの合同アイドル企画のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はサンライズです。圧倒的作画によるライブシーンやその丁寧な作りから2013年で話題になった作品の2期ということで話題性は猛烈に高く2014年春アニメの本命の一つと言われていました。

Lovelive57 Lovelive58 Lovelive59 Lovelive60 今回の2期も非常に注目されていましたが、やはり気がかりだったのは1期での鬱展開が2期でも再現されるのではないか?といったところでしょう。制作側もあれはまずかったと判断したのか、2期は慎重に制作しているのが分かりました。

Lovelive61 Lovelive62 Lovelive63 Lovelive64 ですが正直ストーリーに関しては雑だったと感じるところも多かったです。いつの間にか冬になっていたし、「ラブライブ!」のルールも明確では無かったし、前回優勝チームのA-RISEと地区予選で当たっていましたが事実上の決勝戦になっていたし、全国大会での相手チームが全く出てこなかったけど優勝したりと、気になる部分が目立っていました。他にも演出が過剰で9話の猛吹雪とかちょっとやり過ぎ感が強く引いてしまう部分も少なからずありました。

Lovelive65 Lovelive66 Lovelive67 Lovelive68 しかしそれを吹き飛ばすほどの魅力に溢れていた作品だったのも事実です。3話でのA-RISEとμ'sのライブはネットでも話題になったうえにA-RISEの3人が非常に魅力的でまさに全国覇者といったキャラだったし、スノーハレーションライブの演出やラストライブでの1期伏線の回収のうまさ、そしてキャラクター回も多かったため一年生3人組や矢澤にこが1期以上に株を上げたりと欠点を上回る素晴らしい部分も多かったです。

Lovelive69 Lovelive70 Lovelive71 Lovelive72 今でも非常に人気があるため、時系列シャッフルを駆使すればいつまでも続けることは可能だったはずですが、それでも卒業に合わせ終わらせるというその決断は賞賛に値すると思いました。数々の新曲の歌詞もそれを匂わせていたし、とうとう最終回の卒業式で完結かと思いきやあの展開、そして終わりのライブと、正直最後で盛大にやらかしてしまった印象で、最終回手前の12話で終わったほうがまだ良かったです。

Lovelive73 Lovelive74 Lovelive75 Lovelive76 作画は非常に良いです。通常絵ももちろんのこと、ライブシーンのCGが1期よりさらに良くなっていました。中でも伝説級は3話A-RISEの全編手描きライブでしょう。2人で制作したらしいですが圧巻でした。BGMも素晴らしく、もの悲しいシーンから明るいシーン、そしてA-RISEがμ'sに対しライバル宣言したときに流れたBGMも良く2013年に続き2014年でもBGMに関しては一番です。主題歌もライブシーン含め非常に良かったです。

総評

Lovelive77 Lovelive78 全体的な感想としては、色々な箇所で作りが雑と感じるところもありましたが、それを補って余りあるほど長所を生かしていたため非常に素晴らしい作品に仕上がっていました。が、やはり最後が惜しすぎました。これで最後をうまく締めていれば文句無しだったと思います。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では面白かったけれどまだスクールアイドルとしての活動を再開したばかりだったので永久保存版のAランクでした。そして最終回後の評価としては、一つのストーリーとして見ると季節の流れが分かりづらかったり演出が過剰だったと感じる部分はありましたが、それでも総合力は非常に高く個々の演出や伏線の回収も見事で、アイドルアニメとしては抜群に面白かったので評価を上げBD/DVD購入も視野に入るSランクでした。

そしてこの1期を上回る出来や話題性があったこともあり、ラブライバーをさらに増やしアライザーまで誕生させ取り込んだことでBD/DVD売り上げは97000枚越えと、なんと「魔法少女まどか☆マギカ」を抜く快挙を達成し、2014年春アニメでは他の追随を許さずぶっちぎりの1位になっています。

劇場版が発表されたことでまだ人気は衰える気配を見せない「ラブライブ!」これからも要注目です。