2010年秋アニメ考察

2010-09-30 18:57:35 | 2010年秋アニメ関連

2010akianime_2 2010akianime1_2 2010akianime2_2 2010akianime3_2 すでに2作品ほど新番組アニメが始まっていますが、いよいよ某笑顔動画で「2010年-秋-アニメ新番組ラインナップ紹介」も投稿され今週から2010年秋アニメ…すなわち2010年最後の新作アニメが始まろうとしています。というわけで今回も個人的見解も加えつつ注目作をピックアップしてみたいと思います。

Index1_2 今回の2010年秋アニメで最も注目されている本命作品といえば、やはり「とある魔術の禁書目録Ⅱ」でしょうか。科学と魔術を絶妙にブレンドしたバトルものアニメの2期作品で、1期も面白かったしスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲」もヒットを記録しているし今回もJ.C.STAFFの本気が見られそうです。

Stardriver1_2 続いてこちらはアニメ紳士の間では前人気が非常に高い作品「STAR DRIVER 輝きのタクト」も見逃せません。2006年のSランクアニメ「桜蘭高校ホスト部」で監督を務めた五十嵐卓哉氏、脚本を務めた榎戸洋司氏、そしてアニメ制作はボンズと最強クラスの布陣が再び結集した今作、個人的にも大本命で銀河美少年には嫌でも期待してしまいます。綺羅星!

Soranootosimono10 続いて期待度が高く個人的に注目している作品としては「そらのおとしもの f(フォルテ)」があります。1期の空飛ぶパンツで伝説を残したあの作品の2期、いよいよ新キャラのアストレアも登場するようで1期では謎に包まれていた空の世界について明らかになるのかもしれません。

Orenoimouto そして2010年秋アニメで最も宣伝含めアニプレックスが猛烈にアピールしている作品「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は嫌でも注目してしまいます。この作品は個人的に名前は知っていますが面白さとなるとどれほどのものか…作画だけ見ると良さそうですが萌えアニメと思われるので正直お腹いっぱいな気も…果たしてどれほどのものか見届けてみるつもりです。

続いては放送局別に注目作をピックアップして見ていきたいと思います。

Bakuman まずは天下の国営放送NHKから意外や意外の新番組「バクマン。」が始まります。子供向けのアニメならまだしもジャンプ作品、さらにアニメ制作はJ.C.STAFFと正直NHKアニメとは思えない布陣です。小畑健の漫画をアニメ化させたらマッドハウスの作画は目を見張るほどのオーラを感じましたが果たしてJ.C.STAFFの場合どれほどの作画を見せてくれるか…そして原作の面白さをどこまで引き出せるか注目してます。

アニメにおいて現在地位を急上昇させているTBS、しかし今期は逆にアニメ枠を縮小させてきています。今期のTBSアニメの新作では「それでも町は廻っている」「咎狗の血」の2本と控えめの本数でした。前者は久々の新房監督×シャフトの新作で主役の声優は小見川千明です。後者は腐女子向けアニメで全くの未知数、しかし今年の腐女子向けアニメはひと味違う作品が多いのでもしかしたら化けるかもしれません。

フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作としては「海月姫 ~くらげひめ~」が始まります。クセのある作品が多めですが評価が極めて高い作品も多いノイタミナ作品の新作ということで期待していますが、少々気になるのはシリーズ構成が花田十揮氏ということでしょうか。

かつて深夜アニメでの地位を揺るぎないものにしていたテレビ東京、現在はTBSに水をあけられている状況が続いていますが今回は一気にアニメ枠拡大で攻勢に乗り出してきました。まずは「テガミバチ REVERSE」「荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ」「おとめ妖怪 ざくろ」「侵略!イカ娘」「神のみぞ知るセカイ」そして「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」…て多い!予想以上の本数を投入してきました。この中で個人的に注目しているのは「神のみぞ知るセカイ」ですね。少々クセの強い作品を作りますが評価も高いマングローブ制作でキャラクターデザインが渡辺明夫氏なのも見逃せません。

最後にローカル局で放送されるアニメで個人的に注目している作品は「もっと! とLOVEる」「スーパーロボット大戦 -ジ・インスペクター-」そして「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」そして「薄桜鬼 碧血録」あたりですね。とLOVEるはTBSで放映された当時の作品はとてつもない地雷に加え地上波規制でパンチラ皆無のすさまじい出来でしたがローカル局アニメになりどうなるか…しかしなぜ今になってとLOVEる?スーパーロボット大戦のほうも似たようなかんじでキー局で以前放映されていましたがここになって再びのアニメ化となりローカル局放映です。しかし絵柄だけ見るとどうしても古くさい印象しか受けないので少々心配。パンストのほうは久々となるGAINAX制作で相当クセの強そうなオリジナル作品なので視聴してみないとなんとも言えないですね。

 …このように秋アニメもなかなか個性派が揃ってきました。しかし今も昔も言われ続けていますがそろそろ萌えアニメもネタが尽きてきた感じがします。代わりに台頭してきたのが腐女子向けアニメですがこれからこの勢力図がどのように変化していくか要注目です。それでは今期も今週から始まる新作アニメラッシュ、可能な限りがんばります。


2010年秋終了アニメ最終回の感想文その3(超長文注意)

2010-09-29 20:19:10 | 2010年春アニメ関連

 本当は別作品の最終回の感想文を書いていましたが今回ばかりは前倒ししてこの作品の感想を書かないわけにはいかないでしょう!というわけで今回は2010年春アニメの本命中の本命と呼ばれたこの作品「けいおん!!」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Keion22 Keion23 「けいおん!!」…まんがタイムきららで連載されていた、かきふらいの漫画「けいおん!」の第2期作品で、アニメ制作は京都アニメーションです。ゆるやか部活アニメとして2009年で大ヒットを記録し、「けいおん!は生きがい」とまで呼ばれ多数の信者を生み出した超人気作の第2期作品ということで前人気は極めて高く春アニメの本命中の本命と言われていたこの作品、1話ではいよいよ平沢唯達軽音部メンバーが3年生になり始業式から始まり新歓ライブまでが描かれていて相変わらずの安定した出来でした。

 個人的にですが、1期は1クール作品でありながら1年生の始業式から2年生の学園祭までを一気に突っ走り、ほとんど練習をしないで遊んでばかりだったのに学園祭での演奏は完璧だったため全くキャラクターに感情移入できなく自分の中で評価は悪く2009年個人的アニメランキングでは25位くらいでした。そのためあまり2期はそれほど過度な期待は寄せていなかったんですが…

すいません2期は予想を大幅に上回り素晴らしかったです。その理由の一つとしては、1期と違い2クールという長い期間をかけて日常描写を描いたことや後輩の中野梓視点による第三者視点から見た軽音部を演出したことかもしれません。

Keion28 Keion29 そしてまず2期を見始めて最初に良いと思ったのはメインキャラの1人琴吹紬でした。1期ではほとんど目立たずモブ(その他)キャラとほとんど変わらない扱いだった彼女ですが2期では目に見えて活躍の場が増え、ホームセンターでの買い出しではしゃいでいる姿や修学旅行の枕投げで心の底から楽しんでいる姿は視聴者にズキュウゥゥゥンと来て自分含め数多くのムギ信者を誕生させました。

Keion30 Keion31 もちろんメインキャラの話も面白く、一番人気の秋山澪がメインの秋山澪ファンクラブの話では先代生徒会長が出てきたり、夏期講習回では今までにありそうで無かった琴吹紬と田井中律のカップリングが見られたりと日常描写がさらにレベルアップしていて盛り上がっていました。

Keion32_2 Keion33 Keion34 他にも数多くの良回が存在し、個人的に特に良いと思ったのは期末テスト中ながら近所のおばあちゃんに晴れ姿を見せようとして頑張ったゆいあず回や、1日限りのDEATH DEVIL復活回、そして妹がいなくなって初めて分かった感情を描いた作詞回など1話完結の話ながらしみじみくる良い話も多かったです。

Keion35 Keion36 そしてこの作品の極めつけはやはり3年生最後のライブ回で、前日からの準備や学校に寝泊まりしたりして学園祭の雰囲気を見事に演出しつつ、意外なサプライズも含めモブキャラも総登場し、1話全てをライブに使った構成はけいおん!作品の集大成とも言える最高のライブ回でした。そしてその回のラストシーンはかなり涙腺にくるものがあり、まさか日常アニメかと思いきや青春アニメでもあったとは…。

Keion37 Keion38 そんな完璧な作品とも思える「けいおん!!」ですが放映中に指摘された悪いところもいくつかあり、中でも横谷昌宏氏が脚本を書いた回はかなり浮いていて、2年生がプールに行った回では夢オチを連発したりマラソン回では平沢唯が行方不明になったりと評判はかなり悪かったです。

Keion39 Keion40 最後は卒業式に向け準備が進められ本当に「けいおん!」が終わるということを実感させられ、最後の展開は現実ではまずありえない展開だったため否定的な意見が多かったですが、まぁアニメだから…ということで深く考えないほうがいいかもしれません。卒業式前日にみんなで思い出を残すところや、学生時代にやり残したことをやる描写はちょっと学生時代を思い出させるものがありました。

Keion41 Keion42 そしてついに最終回が始まったときは自分も思わず実況に参加してしまいましたが、やはりブームにもなった大人気作品が最終回になる瞬間に立ち会うというのは感慨深いものがありました。原作も少し前に完結したためアニメも同じ時期に完結という「とらドラ!」以来久々となる終わり方でした。

Keion43 Keion44 Keion45 Keion46 シナリオも秀逸でしたが京都アニメーションの真骨頂と言われるのは季節感を見事に出している背景作画と空気感・光の演出で、春の桜から夏の陽炎、秋の夕暮れ、冬の冷たい空気、そして学園祭のスポットライトの光に写り込んだホコリまで描いた緻密な描写は圧巻で、テレビアニメ作品でここまで描いているのは京都アニメーションくらいです。

Keion47 Keion48 他にも1期から恒例となっていますが、実在の建物や小物を作中に登場させているため、それを特定する通称「特定厨」による仕事の早さも健在で、さらに今回はモブキャラの名前や席順まで特定する祭り状態にもなっていました。

極めつけは卒業式の席順で、ちゃんと作中の席順の通りに全キャラクターを座らせ、寄せ書きはクラスメイト全員の名前からメッセージまで全部ちゃんと書いてあるという徹底ぶり。しかもこのシーンは地デジ放送で最大に拡大してもよく見えないほど小さい部分なのに作り込んでいる職人とも思える作業の細かさもさることながら、それを特定する特定厨もハンパじゃありませんでした。

Keion24 Keion25 Keion26 Keion27 そしてこの作品のさらにすごいところの一つはキャラクターデザイン・総作画監督の堀口悠紀子が描き下ろした3年2組のクラスメイトで、モブ(その他)キャラ扱いながらクラスメイト全員に名前はもちろんのこと出席番号から席順、性格までちゃんと設定が加えられていて圧巻でした。中でも左から

立花姫子、若王子いちご、木下しずか、瀧エリ…この4人はモブキャラの中でも特に人気が高く一部では「もぶおん!」とまで言われメインキャラ並の人気を持っていました。

Keion49 Keion50 他にも2期では平沢憂・中野梓・鈴木純の後輩3人による第三者視点による描写も描かれていて、3人が主役になっている回もありキャラクターとしても非常に魅力的で面白かったです。軽音部メンバーも十分キャラクターとして立っていましたがこれら後輩3人組の存在もこの作品では欠かせない部分になっていたと思います。

Keion51 Keion52 音楽、劇中歌も1期に続き好評で今回もオリコンランキング上位に食い込むほどの人気の高さでした。ただやはり1期のときと比べるとパワーダウンしてるかな…という印象はやや受けました。しかし2期後期のオープニングとエンディングは前期より良かったです。劇中歌はライブ回で初登場しましたがそれまでの制作話もあったため良い感じでした。そして最終回で登場したあの挿入歌はサプライズでした。まさか最後の最後に全員合唱があるとは…!素晴らしかったです。

Keion53 Keion54 最後の2話は番外編でしたが幻の勧誘ビデオ作成回は軽音部の日常描写の描き方、そして夕暮れの雰囲気の作り方が絶妙でモブキャラインタビューもあったためモブキャラファンも納得の出来でした。そしてもう一つの番外編でまさかの1期伏線回収とは!1期のBDのジャケット絵は意味不明な絵が多かったんですがそれをどうやって撮影していたかを描き出した予想外の良回で面白く安心の花田脚本でした。

Keion55 Keion56 そして最後の最後、番外編が終わり本当に「けいおん!!」が終わってしまった…とお通夜の準備が着々と進められていたときに…

き…キマシタワーーーー!

の劇場版「けいおん!」制作発表!どうやらけいおんブームはまだまだ終わらないようです。

総評

Keion57_3 Keion58_3 Keion59_2 全体的な感想としては、非日常的な日常アニメの第2期作品として始まった今作品、細かいところや最後の展開など気になる部分はいくつかありますが全体的にすさまじく完成度が高く日常アニメとしては間違いなく傑作でした。

作画はキャラクターはもちろんのこと背景作画、表情の動き、モブキャラに至るまでの緻密な設定といい文句無しです。シナリオも原作に合わせ完結させたので中途半端な終わらせ方にせず良かったと思います。音楽も良好でした。

個人的評価としては、1話は始業式から始まりこれからの軽音部の活躍を期待させる盛り上げ方だったので可能性を感じたためAランクでした。そこからは…言わずもがな右肩上がりに面白くなり最後もちゃんと完結させ伏線回収まで行うという徹底ぶりに感服。文句無しのSランクです。

もともと1期の人気も高く2010年春アニメの本命中の本命と呼ばれた作品なだけにBD・DVD売り上げは41000枚と同じ本命と呼ばれた「Angel Beats!」の40000枚を先週追い抜き見事1位となっていました。たしかにこの出来なら納得の数字です。

「けいおん! は生きがい」と言われている今作、劇場版の制作も決定しまだまだブームは続きそうです。もちろん自分も要チェックしますよ!2010年のアニメを代表する歴史に残る作品でした。


2010年秋アニメ第1話の感想文その2

2010-09-27 19:04:55 | 2010年秋アニメ関連

 基本的に子供向けのアニメは長めに放映されるせいか放映開始時期が早めな印象を受けます。今回は国民的人気アニメの新作「ポケットモンスター ベストウィッシュ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Pokemon3 Pokemon4 「ポケットモンスター ベストウィッシュ」…任天堂の国民的RPG「ポケットモンスター」のアニメ第4期作品で、アニメ制作はOLMです。日本中で知らない人はほとんどいなさそうな超人気作品のアニメ化…さらに新作も出たばかりということで人気絶好調のこの作品、第1話はスペシャルで2話一挙放送でした。

放送前からすでにサトシ役の松本梨香がライブを行いながら芸能人やポケモンの着ぐるみが集まりイベントを開催していたみたいで人気の高さが伺えます。

今回の物語はイッシュ地方…ということで今までとは全く違うポケモンが多数いるらしく、また新たな冒険が始まるということで心機一転しての再スタートといったかんじでした。

Pokemon5 Pokemon6 そして始まったオープニングは意外なことに全てCGでポケモンがピカチュウ以外真っ黒でした。これはおそらく新しいポケモンが登場するたびにオープニングが変わりそうな予感です。少し前の「GUN×SWORD」のオープニングを思い出しました。

毎度おなじみのロケット団もイッシュ地方に潜入していましたが、こちらはなぜか衣装が黒くなり性格が随分真面目だったのでちょっと意外。いつもみたいに一方的に負けてやられることが無かったです。

Pokemon7 Pokemon8 そして1話の見所といえばやはり謎の雷と共にやってきた伝説のポケモン…ゼクロムが登場したところでしょうか。ほとんど真っ黒だったのでよく見えませんでしたがどこかで見たようなシルエットだと思ったら「ポケットモンスター ブラック&ホワイト」のパッケージだったアレですか!1話ではほとんど出てきませんでしたがこれからも少しずつ出てきそうです。

そのゼクロムがピカチュウになぜか接触を図ったような描写とともにピカチュウにまさかの異変!強烈な電撃を受けたことによりピカチュウがオーバーロード状態になってしまったようで電撃が使えずただの黄色いネズミと化してしまい一気にレベル5くらいになっていました。すなわちまた最初からやりなおし状態でした。

ポケモン作品といえばライバルキャラも登場するようで、今回は新人トレーナーになったシューティーというキャラがライバルになりそうですが…性格が自意識過剰であまり良くなく前評判は悪く、すっかりベテランになったサトシにまで説教してました。

Pokemon9 そして今作のヒロインキャラ、アイリスも少し登場していました。ただ1話では軽く喋っただけであまり出番は無かったですが、実況などでは露出が減って褐色キャラだったので人気が分かれそうとか言われていました。個人的には…うーんこういうキャラはエロくないしあんまり…といったところです。このキャラも「ブラック&ホワイト」に登場するようでゲームをプレイしていれば分かるキャラだそうです。

1話でいきなりピカチュウあんなことになって果たしてこれからどうなる?という展開に加え、見た目はアレですがわざわざゲットされてほしそうにしか見えないポケモンのミジュマルに、アイリスがこれからどのようにヒロイン化するのか…そして真面目になったロケット団の今後、伝説のポケモンはどう物語に絡むのかなど、相変わらず壮大な物語のようでゲームをプレイしている世代にはたまらないものになりそうです。純粋にアニメ作品としても面白いと思いました。

総評

Pokemon10 Pokemon11 1話の全体的な感想としては、サトシとピカチュウ以外ほぼ全て新作というかなり思い切った構成ですが、発売したばかりの「ポケットモンスター ブラック&ホワイト」の設定を使っていてゲームとリンクしているのでゲームを知っていればさらに楽しめそうな作品になっているようでした。

実況では「サトシ、ポケモンゲットするのは下手だが女の子ゲットするのは上手いなwww」とか言われてましたが少々納得。

個人的評価としては、ゲームをプレイしていればもっと面白さが感じられたかもしれませんが残念ながら自分はゲーム版はやってないので普通に視聴継続のBランクといったところです。ゲーム版知らなくても結構面白かったので知ってればAランクだったかもしれません。


2010年秋終了アニメ最終回の感想文その2

2010-09-24 00:47:46 | アニメ・コミック・ゲーム

 とりあえず最終回ならば片っ端から視聴している現在、今回は2010年秋に最終回を迎えた国民的長寿番組の一つ「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Pokemon Pokemon1 「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」…任天堂の国民的RPG「ポケットモンスター」のアニメ第3期作品で、アニメ制作はOLMです。

自分はポケットモンスターシリーズは初期から知っていたのでアニメ作品といえば一番最初のシリーズ…そしてあの伝説のポケモンショック事件も良く覚えていたので少々感慨深いものがあります。そんなポケモンアニメシリーズも気がつけば10周年突破、そして3期も最終回ということで久々に最終回を視聴していました。

ポケモンのアニメといえばやはりサトシにピカチュウは欠かせませんが10数年ぶりに見てもほとんど変わって無かったので感心しました。あとロケット団も昔と全然変わって無くて声優もあの当時のままなのは地味に素晴らしいと思います。

最終回はサトシとタケシとヒカリの旅が終わりそれぞれが故郷へ帰る話で、別れが寂しいポッチャマがグレて一騒動起こしたところにロケット団が乱入、そしてタケシ達に成敗されて一件落着、その後それぞれの道を目指して感動の別れと新たなスタートといった感じのお約束な話でしたが王道ながら良く出来ていた話だったと思います。

Pokemon2 絵柄は昔とほとんど変わっていませんでしたがヒカリが常にミニスカートなのがエロい!そういうことを感じてしまった自分はすでにあの頃の自分では無くなっていた気がしました。

そして今週からは早速第4期となる「ポケットモンスター ベストウィッシュ」が始まります。ゲームの新作「ポケットモンスター ブラック&ホワイト」も発売1週目で260万本突破と波に乗っているポケモンシリーズ、モンスターコレクションものの元祖はやはり最強のようです。


2010年夏・アニメ最終回の感想文その6

2010-09-20 22:34:55 | 2010年春アニメ関連

 いよいよ早いものでは最終回を迎え始めた夏アニメもありますが、今回はローカル局で放送された2010年春アニメ「WORKING!!」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Working7 Working8 「WORKING!!」…ヤングガンガンで連載されている、高津カリノの漫画「WORKING!!」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1Picturesです。第1話ではファミレスバイトもので個性派揃いが多い中ヒロインの一人種島ぽぷらが可愛すぎたこの作品、1話の最後では伊波まひるが主人公小鳥遊宗太を殴るところで終わっていました。

2話以降は伊波まひるもメインキャラに加わりその後は他のワグナリア店員や小鳥遊家姉妹の話など脇役の話が多かったですが、全体的に話のテンポが良く退屈することも無く面白かったです。轟八千代の話のとき日本刀で斬りつけようとする描写があったときはちょっとビビリましたが、ファミレスバイトアニメということであまり深く考えないようにします。そういう出来事も含めかなり脇役も個性派でしたが魅力的な人物が揃っていました。

Working10 Working11 Working12 そしてなんと言ってもこの作品メインヒロインが非常に魅力的で素晴らしく、1話で種島ぽぷらが圧倒的に可愛かったですが中盤から登場したウザカワキャラの山田葵もまた空気読まない発言や行動が多いけど面白いキャラで話を盛り上げていました。

Working13 しかし極めつけは伊波まひるで、2話以降も暴力を振るいまくっていましたが不思議と不愉快になるようなキャラクターでは無く、それどころかどんどん魅力的になっていき後半で起きたあの出来事以降は完全に正ヒロインに昇格して一番人気に踊り出ていました。「はじめの一歩」のスタッフが殴るシーンの作画を担当していたため異様に迫力があったり、「ボコデレ」なる新ジャンルを築き上げたりとこの作品において伊波まひるは相当スタッフにも愛されていたようです。

Working9 Working14 オープニングは「あずまんが大王」のオープニングを手がけた大畑清隆氏が制作していたため結構雰囲気が似ていました。そして2010年春アニメ3大何を言っているか分からない歌でしたが、歌のノリはかなり良く個人的にもかなり好印象です。エンディングは男性声優のデュエットでこちらは腐女子にはウケそうな予感でした。

最後もニヤニヤが止まらない回でしたがあっさり終わったので多分2期やるんじゃないかな…と感じました。制作がA-1Picturesなだけあって作画は終始安定していたし話のテンポと構成も良くオープニングも良い感じと春アニメ屈指のダークホースでした。

総評

Working15 Working16 全体的な感想としては、特に深く考えずに気軽に見られるファミレスバイトアニメとして非常に面白く、話のテンポや作画も良かったしオープニングも良い感じの曲でした。そして何よりキャラクターの魅力が溢れていてスタッフのこだわりを感じました。主人公の小鳥遊宗太がよくあるヘタレキャラでは無くちゃんとした個性を持っていたのも良かったです。個人的には種島ぽぷらをもっと全面に押し出して欲しい気もしました。

個人的評価としては、1話は種島ぽぷらが可愛くて面白かったのでAランクにしていました。ここから伊波まひるがウザキャラになって評価を下げるか…と思いきや逆に正式ヒロインになり1番人気に踊り出たため個人的評価はさらに上がりSランクです。BD版が出ていたら買っていました。

そしてこのアニメのDVD販売はアニプレックスが行っていましたが販売方法がユニークで、DVD1巻は1話収録にOPとEDのシングルCDが付属、さらに原作者描き下ろし漫画に1分のおまけ映像までついて定価が3150円、amazonで現在2500円以下という赤字必至の販売方法を取ったためDVD1巻は30000枚越えという驚異的な数字を叩きだし2010年春アニメでBD・DVD売り上げ枚数3位でした。2巻以降は普通の値段ですが作品の内容が面白いためそれほど数字を落とさず順調に売れている模様です。

キャラ萌えを感じることのできた良作でした。売り上げが良かったし何事も無く終わったのでほぼ確実に2期があると思われます。そのときが心待ちでなりません。

余談ですがこの作品の監督とシリーズ構成・脚本を務めた平池芳正氏は現在「アマガミSS」でもその才能を存分に発揮しているため個人的にも非常に注目している人物です。


2010年秋アニメ第1話の感想文その1

2010-09-16 12:33:13 | 2010年秋アニメ関連

 いよいよ秋の新番組アニメも始まりだし2010年最後の1話の感想文も始まろうとしています。今回は2010年秋アニメで最初に始まった「バトルスピリッツ ブレイヴ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Battlespirits9 Battlespirits10 「バトルスピリッツ ブレイヴ」…トレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ」を題材にした第3弾のアニメ作品で、アニメ制作はサンライズです。 前作「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」の2期作品という位置づけになっていてキャラクターおよび主人公は前作を引き継いでいました。

バトルスピリッツの設定だけそのままにストーリーはオリジナルとなっているので全くどのような展開になるのか分からないのでちょっと気になりつつ第1話を視聴してみましたが…どうやら今回の話は前作から数百年後の世界が舞台のようです。

前作では地球人が異世界を支配しようとしていたのに対し今作では逆に異世界人が地球を支配するために戦争をしかけてきたようで、戦車や兵器を使って争っているのにそこで最強の兵器がバトルスピリッツとは…なんか設定が強引な気が少々しました。ちょっとバトルスピリッツが浮いているかんじです。

Battlespirits11 Battlespirits12 そして時代が前作の最終決戦から2年後に戻り、主人公馬神弾はカードバトラーの英雄になっていました。前作の1話で百瀬華実に負けていたのとは対照的で少々感慨深いものがありましたが、そこでヴィオレ魔ゐが登場…てどうやら前作とは違ってネットアイドルはやめて本名の紫乃宮魔ゐにもどっていました。髪型がロングになったのは素晴らしかったですが服装がそれほど派手ではなかったので特徴がイマイチ…でも十分いけていたと思います。

Battlespirits13 Battlespirits14 未来の世界を救うために旅立つことになった馬神弾でしたが、「カードは持って行かない。行った先のカードで十分だ」や「6色属性全部のカードをくれ。今の俺は何色でもない」という台詞はすでに王者の風格でした。そしてバトルになると馬神弾が異様な微笑みを浮かべていたためなんか主人公というよりラスボスのような雰囲気でした。そういえば今作のタイトルが「ブレイヴ」で歴代2作品に対して人名じゃないんですよね…もしかしたらあるかもしれません。

Battlespirits16 Battlespirits15 カードバトルをするために戦艦で出撃したりするところはサンライズの趣味丸出しとか言われていましたが、バトルフィールドに行くまでのギミックは相当凝っていて良かったです。カードバトルのシーンも前作と同じで良く出来ていて読み合いもあったので面白かったですが、なんといっても今作の見所は新システム「ブレイヴ」でしょうか。ブレイヴの能力を持つカードを合体させることによって新しいモンスターを召喚できるこのシステム、見ていて面白そうでした。

前作ではオープニングを歌っていたのがJam Projectでエンディングが及川光博という盤石な布陣だったのに対し今作ではオープニングがカラスでエンディングが小野大輔だったので盛り上がりに欠けていたのが残念です。ただ次回予告で敵側にエロい女性キャラクターが登場したためそこは盛り上がってきました。

総評

Battlespirits17 1話の全体的な感想としては、ちょっと話のつかみが強引だったかな…といったかんじで、あとオープニングとエンディングが前期よりパワーダウンしていたのが残念。ただカードバトルは相変わらず良く出来ていたので、ここからはエロい女性キャラクターがどれだけ登場するかでしょうか。え?このアニメカードバトルがメインじゃないのかと?細かいことは(略

個人的な評価としては、ストーリーは特に期待していませんがキャラクターとカードバトルは良く出来ているので様子見のBランクといったところです。


生きがい 完

2010-09-15 14:49:34 | 2010年春アニメ関連

Keion21 とうとう終わってしまいましたね…細かいことは野暮だから言いませんが、一つの話題作が最終回になるのは感慨深いものがあり、思わず実況に参加してしまいました。

どこかで小耳にはさみましたが、どうやらTBSアニメは大人の事情で特殊エンディングやオープニングが流せないらしいです。ちょっともったいない気がしますね。


2010年夏・アニメ最終回の感想文その5

2010-09-09 19:02:31 | 2010年春アニメ関連

 ここぞとばかりに次々と視聴しています。そんな中面白い作品ほど優先して視聴してしまうのはやはり仕方のないところ。そういうわけで今回は30分枠から1時間に拡大されたフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の2作品「さらい屋 五葉」「四畳半神話大系」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Saraiya5 Saraiya6 「さらい屋 五葉」…月刊IKKIで連載されているオノ・ナツメの漫画「さらい屋 五葉」のアニメ化作品で、アニメ制作はマングローブです。オノ・ナツメ原作のアニメ化は「リストランテ・パラディーゾ」以来2番目で前作が良くできていたため個人的に少々期待してたこの作品、1話から個性的な人物達と共に音楽も作品に合っていて面白かったです。

2話以降は主人公の秋津政之助が誘拐集団「五葉」の首領弥一に何かと世話になりつつも、行きずりで五葉の手伝いをしていくことになりますが…この作品、とにかく雰囲気が素晴らしい!

Saraiya8 Saraiya9 動きこそ少ないですが、江戸時代のスローライフな雰囲気や一触即発の緊張感を煽るMOKA作曲の音楽の使い方が非常にうまくて思わず感心してしまいました。この独特の雰囲気は一見の価値有りです。

それに加えキャラクターも個性派が揃っていて、五葉の一味達の過去についても語られる回も多く1クールアニメにありがちな名前と顔が一致しない現象がほとんど起きなかったのはさすがでした。五葉の誘拐業がメインではなく、どちらかというと五葉一味達の人情話といったかんじで毎回面白かったです。

Saraiya10 Saraiya11 後半ではいよいよ弥一の過去が明らかになってきて五葉を作った理由や弥一の元上司が登場してきて一気に話が進み、ちょっと展開が早すぎて良く理解できなかったところもありましたがちゃんと一連の出来事にケジメをつけて終わらせて、ラストシーンは1話の最初のシーンとシンクロさせるという粋な演出込みで小気味よく終わったのでなかなか良い終わり方だったと思います。個人的にはもうちょっとやってほしかったぐらいだけどこのぐらいが丁度良かったかもしれません。

総評

Saraiya7 全体的な感想としては、オノ・ナツメ作品特有のこの独特な絵柄だけで判断して視聴しなかった人がいるならば、もったいないのでとりあえず何話か見て欲しいと思うほどの良作で、作画も終始安定していて特に背景が素晴らしく音楽も絶妙で雰囲気が非常に良く表現されていました。

この作品の個人的評価は1話の時点ではとりあえず視聴継続のBランクでしたが2話以降一気にこの作品の雰囲気に魅せられAランクにまで上がり、そのまま安定した面白さをキープし続けたまま終わったため個人的評価はAランクでした。オノ・ナツメ作品のファンなら十分楽しめたんではないでしょうか。

ただこの作品、ノイタミナ枠の栄光復活の兆しを見せつつもやはりこの独特の絵柄が視聴者を選んだのか、話題性が無かったのが悪かったのかBD・DVD売り上げは500枚以下で測定不能となり2010年春アニメでBD・DVD売り上げワースト1位になってしまいました。作品の面白さではかなり上位に食い込んでいただけに結果が出なかったのは非常に悔しくて残念です。

続いてはこちら

Yojouhan5 Yojouhan6 「四畳半神話大系」…角川文庫から刊行されている森見登美彦の小説「四畳半神話大系」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。「Paradise Kiss」以来4年ぶりとなる久々のマッドハウス制作ノイタミナ枠作品、1話はシャフト作品を思い出すような実写込みの演出がありつつも主人公「私」の語りが非常に多く、明石さん萌えな印象を受けつつ最後は川にダイブして終わっていました。

続いて2話になると、今度は1話とは冒頭以外全く違う話の展開になり少々困惑しました。

Yojouhan7 Yojouhan8 1話ではテニスサークルだったのに2話では映画サークル、そして3話は自転車サークル…といったかんじで、主人公「私」が大学一回生のときにどのような道を選んだかによって話の展開が全く違う物になるのでゲームの~ルートのような感じの作品でした。

6話以降はサークルのルートだけでなく、そこからさらにどの女性を選ぶかにまで分岐していましたが全てのルートに絡む悪友小津がかなり良い味を出していて面白かったです。

Yojouhan9 Yojouhan10 この作品、実写込みの演出や主人公の語りなどが目立ちますがキャラクターの見せ方も非常にうまく、メインキャラ全てが何らかの形で物語に絡んでいたため印象が強く残っていました。絵柄こそ質素でしたが歯科衛生士羽貫の歯科医マッサージとかエロかったし、メインヒロイン明石さんも個性が強く良いキャラでした。

Yojouhan11 Yojouhan12 そして絵柄が気にならなくなるほど秀逸なのがシナリオの構成で、終盤にアホなりに大学生活をエンジョイしていた小津に気づいた後に来た四畳半世界の話で、ついに1話から続いていた一連の話と繋がりだしたときに一気に盛り上がってきて、最終回では特殊な演出から始まり最後を見事にまとめて終わらせたので中途半端な感じが全くしなく良い終わり方でした。

10話とか声優1人!という奇怪とも言える思い切った構成や、スタッフロールに挨拶を入れたりする意表を突いた演出も目立ちましたが、ストーリーに一本筋が通っていて最後にちゃんと伏線を回収して締める…という王道をキチンと踏まえた素晴らしい良作です。ただ結構クセが強いのと、最初から最後まで一貫して見ないと良さが分からないので視聴するのならば全話腰を据えて視聴するのをオススメします。

総評

Yojouhan13 Yojouhan14 全体的な感想としては、終始非常にクセの強い作品でしたが最後に伏線を一気に回収してうまくまとめて終わらせたため評価はかなり高く、一部では近年まれに見る大激戦区だった2010年春アニメの中でもナンバー1作品に挙げる紳士すら現れるほどの作品でした。

序盤こそ良く分からない内容でしたが終盤になると全ての話がつながってくるため、いきなり最終回近くを見ると全く分からないと思います。そういう意味も含めてこの作品は無駄な話が1つも無かったように感じられました。1話から最終回まで見た後にもう一度1話から見直すと隠れた伏線が再発見できるので、シュールな絵とは裏腹に奥深い作品になっていました。

実写込みの演出や、主人公の語りなどはシャフト演出に近いものを感じましたが良くも悪くもシャフト作品のようにワンパターンや投げっぱなしでは無かったため、一部では「シャフトの上位互換作品」とまで言われてちょっと涙目。

個人的評価としては、1話は様子見のBランクで、後半もずっとBランクでしたが終盤で話がつながりだしたら一気に面白くなりAランクでした。この見れば見るほど味が出てくる作風がツボにハマったのか、1巻のBD・DVD売り上げは7000枚で2010年春アニメの中で7位とノイタミナ枠の作品では「モノノ怪」以来のヒット作のようでした。

2010年春アニメは近年まれに見る当たりでしたが、その象徴の一つがこの1時間に拡大されたフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の2作品で、どちらも地味ながら非常に面白かったです。


2010年秋終了アニメ最終回の感想文その1

2010-09-06 20:34:50 | 2009年秋アニメ関連

 おおう…早速2010年秋に終了するアニメが登場してきました。今回も頑張って次々と視聴していきます。今回は2009年秋で最速で第1話が始まり、そして最も早く2010年秋に最終回を迎えたカードバトルアニメ「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Battlespirits7 Battlespirits8 「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」…トレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ」を題材にした第2弾のアニメ作品で、アニメ制作はサンライズです。 前作「バトルスピリッツ 少年突破バシン」とは完全に別作品になっていて純粋にバトルスピリッツの設定だけを引き継いでいたこの作品、第1話から早速主人公の馬神弾が異世界グラン・ロロに飛ばされてバトルスピリッツのバトルを行っていました。

アニメから視聴していると「バトルスピリッツってなんぞや?」という疑問にそうそうにぶち当たりますが、シリーズお約束でアニメの序盤ではルールの説明がされていたためさすがに何回も見ているとルールがなんとなく分かってきました。

終盤では現実世界と異世界のゲートが開き決戦は現実世界で行うというありがちながら壮大な話になってきて、大統領までもがバトルスピリッツで戦うという展開は予想外すぎてちょっと吹きました。しかしまさか蟲姫様ことヒロインの百瀬華実が終盤間際に退場してしまうとは…非常にショックでした。

Battlespirits Battlespirits1 Battlespirits2 この作品、前作に比べ大幅にキャラクターの頭身が上がり平均年齢も上がったため大きいお友達の人気も案外高く、中でも女性キャラで左から百瀬華実、ヴィオレ舞ゐ、マギサの3人は特に人気が高かった感じがします。しかし後半になるにつれてマギサの露出度が減っていき、百瀬華実は退場してしまったためそこは惜しまれていました。

Battlespirits5 Battlespirits6 終盤はシリーズお約束ながら6属性の仲間全員のエックスレアカード総登場の熱いラストバトルでしたがラスボス異界王のエックスレア、ガイ・アスラLv4のBPが30000って…主人公の超新星龍ジークヴルム・ノヴァLv3のBPが15000なのにどうしろと言わんばかりの性能に加えマジックカードで複数回攻撃とかありえない戦いでしたが、仲間から受け継いだマジックカードで見事逆転勝利する様子はかなり盛り上がっていて面白かったです。

Battlespirits4 Battlespirits3 ラストは異世界人との別れや最後の挨拶でちょっともの悲しい終わり方でしたが、最後のCパートに主人公含め6人の光主が同窓会みたいな感じで集まって世界を救うとかそういうのは関係なく純粋にカードバトルで戦い、初期のエンディングが流れる終わり方は感慨深いものがありました。カードバトルゲームとしては完全に定着した感のある「バトルスピリッツ」シリーズ、早速来週から新シリーズ「バトルスピリッツ ブレイヴ」が始まるしまだまだ人気は続きそうです。