2015年冬アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」最終回の感想文

2015-10-22 03:12:43 | 2015年冬アニメ関連

今年もまた話題作が一つ終了しました。今回は「アイドルマスター シンデレラガールズ」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「アイドルマスター シンデレラガールズ」…モバゲーで配信されている、バンダイナムコゲームスとCygamesが運営するソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1 Picturesです。放映当時は同じソーシャルゲームアニメということから「艦隊これくしょん -艦これ-」とよく比較されていました。

キャラクターこそ違いますがアイドルマスターシリーズの新作かつ制作会社やスタッフも同一なので、艦これアニメ以外では前作のアニメ版「アイドルマスター」とも比較してしまいます。前作はシリーズ構成が非常に素晴らしく、後半の各アイドルの話でも良かった回がありバランスの取れた作品になっていましたが、今回のシンデレラガールズの構成に関しては期待はずれだったという印象でした。

1話は文句無しに素晴らしく、未央のシリアス回も良かったしライブも良かったですが、後半に入り美城常務が登場してから雰囲気が変わりすぎです。961プロのようなライバルが存在しないため美城常務を仮想敵にしたみたいですが、信念があるとはいえ邪魔ばかりしていたイメージで、これといった実績も残せていなかったように見えたし露骨すぎました。アイドルとしての新たな可能性を見いだしたという意味では評価できるかもしれませんが後半になってのシリアス展開は否定的な意見も多かったです。

しかしこの作品の魅力と言えば100人を超えるアイドル達ですが、アニメではさすがに全員を出すことは無理でもかなりの数のアイドルを登場させ、さらに衣装も原作ゲームの衣装を着せたり、原作と同じポーズを取らせたりと知っている人には分かる演出は良かったです。15話での楓のライブで原作初登場時の衣装を着ていたところも憎い演出でした。

ただやはり後半に難が多く、島村卯月のシリアス回も最後が「え?それで立ち直るの?」といったかんじで終わってしまったので前作の千早回の最後と比べると演出も含め納得いかないところもあったところや、終盤は作画が間に合ってなかったのか実写の特番を2回も放映したりと間が開きまくったことも起因して評価は下がる一方でした。ただ最終回のライブは今までのキャラを総登場させてきて一大イベントといったかんじで盛り上げて終わらせていたので良かったです。ライブシーンで動いてはいませんでしたが演出とダイジェストでカバーするところは個人的にはアリだと思います。

作画は良好です。前作と同じくCG一切無しの手描きライブはやはり大変だったようで、3話での怪しい作画や特番を挟んだりして視聴者からみても間に合ってないと思わせるかんじでしたがライブに関しては良く出来ていました。BGMも所々良く、15話の全員が集まっているシーンでのBGMが印象的でした。主題歌は後半になってのオープニングが非常に良かったです。

総評

全体的な感想としては、後半からのシリアス展開は少々やりすぎとは感じましたが最後を良くまとめたので良い作品でした。原作の多いキャラクターをできるだけ出しながらも見せ場を作っていたし、なんといってもプロデューサーを一番の人気キャラにのし上げた功績は無視できません。ただやはり1話がピークだったとは感じました。

全体的な個人的評価としては、1話の時点ではプロデューサーの個性の強さもさることながら島村卯月の笑顔が非常に素晴らしくBD/DVD購入も視野に入るSランクでした。しかし分割2クールということで間が開いたことによる人気の衰え、特番を2回もはさんだことや2クール以降一気に話が変わりすぎたこと、神崎蘭子の魅力を3割も引き出せなかったことなど様々なマイナス要因が働き一時は視聴継続のBランクまで落ち込みましたが、最後はライブシーンやダイジェストを使い良くまとまっていたので評価は少し上がり最終的には永久保存版のAランクでした。

初代アイマスにシンデレラガールズときたので次はミリオンライブかもしれません。欠点もありましたが魅力的なところも多いので新作をやるならば期待はしています。


2015年冬特撮もの「手裏剣戦隊ニンニンジャー」第1話の感想文

2015-06-10 01:58:15 | 2015年冬アニメ関連

 今回は特撮もの「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「手裏剣戦隊ニンニンジャー」…テレビ朝日系列のスーパー戦隊シリーズ第39作品です。

忍者がモチーフになった戦隊シリーズはこれで3作目くらいでしょうか。シンケンジャーのような和風のも合わせるとさらに増えそうな気がする今回の戦隊もの、それだけでネタ切れ感がプンプンしてきます。

序盤から早くも5人揃ったところや、過去に封じ込めた最強最悪の将軍牙鬼の封印が解けるかもしれないという展開など王道で分かりやすいとは思いますが極めてワンパターンなため斬新さはあまり感じられませんでした。それに加え戦隊ものはコミカルな描写が多い傾向があるため終始緊張感がありません。主人公が一人でも悪に立ち向かう姿に他の4人が心打たれるシーンがすごい薄っぺらくて眠くなってしまうほどでした。

「忍ぶどころか、暴れるぜ!」の決めぜりふは良かったですが、キャラクターにも個性が無く特に赤の主人公の演技が妙に素人ぽいのが悪い意味で目立ちます。良かったところよりも気になる部分ばかり目立ってしまっていたため終始面白いと感じるところはありませんでした。巨大ロボのシュリケンジンの中の人がど真ん中に座するデザインはある意味ロボットの常識を覆す画期的なデザインかもしれません。

CGやアクションはイマイチです。CGならではの派手さがあまり無かったうえに、ロボ登場のシーンは明らかに模型だったのが逆に目立ってしまっていて少々ギャグっぽくなっていました。BGMもバトル以外あまり印象に残らず、エンディングはお約束となっている戦隊ダンスでした。

総評

1話の全体的な感想としては、コミカル路線が強くて緊張感が無いのに加えキャラクターにも魅力が無くつまらなかったです。シュリケンジンの奇抜なデザインや途中で突然流れる歌など個性を出そうとしているようでしたがことごとく滑っていました。

1話の個人的評価としては、戦隊ものは後半から面白くなってくることがほとんどないし1話でこれなら期待はできなさそうなので視聴打ち切り予定のCランクです。


2015年冬アニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」最終回の感想文

2015-05-07 23:47:13 | 2015年冬アニメ関連

今回は2015年冬アニメの話題作の一つだった「艦隊これくしょん -艦これ-」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「艦隊これくしょん -艦これ-」…角川ゲームスが開発しDMM.comが配信しているブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」のアニメ化作品で、アニメ制作はディオメディアです。

自分は原作のゲームをプレイしていないため、純粋にアニメ作品として見ていましたが、人気がある作品なためかよくネットでは論争が繰り広げられていたようです。1話での赤城の弓の構えに対するツッコミは野暮に見えましたが、原作ゲームをプレイしていれば普通やらない戦術をアニメではやっていたようで、何かと叩かれていたようです。

原作のゲームではそれなりに戦術があるようで面白いみたいですが、アニメではそういう戦術ぽい描写が全く見られず、適当に火力でゴリ押ししているようにしか見えませんでした。そして何より水上スキーと揶揄される、艦娘達が水上を滑るようにして戦っているのがシュールすぎて元々アニメ化を前提に作ってないため所々がギャグにしか見えない描写が多かったのも残念でした。1本の矢を撃ったら複数の戦闘機に変化する描写もアニメでは浮いていました。

そして何よりこの作品の最大の特徴は、アニメ界ではかなり危険な花田十輝と吉野弘幸が脚本とシリーズ構成で関わっているところでした。特にシリーズ構成が花田十輝先生なのが問題視されていましたが、案の定3話でのあの話があったせいでネットでは大荒れでした。ゲーム上のシステムを無視した一撃轟沈に加え、それまでぬるい日常アニメぽい雰囲気だったのがいき なり死人?を出して雰囲気をぶち壊しにしたこと、そしてそれ以降シリアスになるのかと思いきやあっけなく日常アニメに戻ったりして迷走しまくっていたため作品としてのバランスは崩壊していたように見られます。

ただこの作品、キャラクターの個性は良く日常アニメとしてならそれなりに面白かったです。戦いになると途端につまらなくなりますが6話のカレー回や8話の大和登場回などは面白かったし水着や風呂シーンもそこそこありパンチラもさりげなくあったので萌えアニメとしてなら悪くはなかったです。ただ提督こと原作の中での主人公はとことん無個性で存在感は皆無だったあたり、良く比較されますが 「アイドルマスター シンデレラガールズ」のプロデューサーとは真逆の存在でした。

一番つまらなかったのが最終回というのもアレですが、なんかカッコイイこと言って一斉砲撃で深海棲艦を沈めてハッピーエンドぽかったのでまぁ良かったんじゃないでしょうか。一応区切りつけたところで終わらせていました。

作画は良好です。話題作だけに作画にはこだわっていたようで、終始安定していたしキャラクターデザインも可愛く特に気になるところはありませんでした。 BGMも良好で、10話で吹雪が対空戦の特訓をしていたときのBGMや最終決戦のBGMなどバトルがらみの曲は良く、主題歌もオープニングとエンディング ともに予想以上でした。

総評

全体的な感想としては、キャラ萌えアニメとしてならそこそこ良かったですがバトルアニメとしては三流以下でつまらなかったです。一応話題作だから見ましたがそうでなければ確実に3話切りしていました。バトル描写をおまけ程度に付け加えて艦娘達のキャッキャウフフの日常でも適当に流してればそこそこの人気は出たと思いますが、中途半端にバトル描写とシリアス展開にこだわったせいでバランスが崩れて駄作に成り下がっていました。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では出撃シーンの演出は良かったですがつまらなかったので視聴打ち切り予定のCランクでした。そして問題の3話では評価は上がるどころか逆にさらに下がって、その後カレー回などはそれなりに面白かったため評価はBくらいまで上がりましたが、バトルが絡むと途端につまらなくなり最後の戦いはなんかカッコイイ言葉を連呼してとりあえず勝ってハッピーエンド、そしてあからさまなフラグを見せて終わっていたため評価は再び下がり終わってみれば最後まで視聴する価値無しのCランクでした。

しかし原作ゲームの人気は高いためかBD/DVD売り上げは2万枚越えと、2015年冬アニメの中では現在ぶっちぎりの1位ということらしいので自分の目が節穴なだけかもしれません。


2015年冬アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」最終回の感想文

2015-04-12 08:43:18 | 2015年冬アニメ関連

今回は最終回の感想と言うことで、2015年冬アニメの話題作の一つだった「アイドルマスター シンデレラガールズ」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「アイドルマスター シンデレラガールズ」…モバゲーで配信されている、バンダイナムコゲームスとCygamesが運営するソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1 Picturesです。

1話から主要3属性のメインアイドルを登場させつつも、それに勝るとも劣らない個性を持ったプロデューサーの登場により2015年冬アニメでは話題作でしたが、その話題性にふさわしい出来でした。

そして原作を知っている人ならなおさら楽しめるシーンや演出の数々も良かったです。2話での撮影シーンは原作のノーマルカードの絵だったし、他のキャラではSレアの衣装を着ていたりしたところ、さりげなく原作での人気キャラが登場していたりしていて細かいところにも手が込んでいました。

原作での100人以上に及ぶキャラの中から数人をそれぞれチョイスし独自のユニットを作ったところは、そのキャラのみ注目されてしまうため意見が分かれるかもしれません。自分のユニットのセンターである北条加蓮とか一瞬しか出てきてないし。あと5話でのみくのストライキや6話以降のシリアス展開などは日常のアイドルものが好きな人には受け付けなかったかもしれませんが、あの話が最終回に生きていたし、メインキャラクターの魅力は作品で良く引き出していたため最後がさらに面白くなっていたように感じられました。

島村卯月の健気なところは原作以上に魅せてきたし、杏ときらりの組み合わせを原作以上にしていたところ、杏の仕事モードや輿水幸子が美味しいところをもっていくところなど一部のキャラのみ目立っていたのは多少仕方が無いかもしれませんが、原作以上に魅力的に見えたキャラも多く最後も前作アイドルマスターと同じ感じで締めてきたので後半の7月から始まる2期も十分期待できる感じでした。

作画は良好です。3話でしまむらさんの顔が怪しかったりして不安な場面も多かったですが全編手描きのライブシーンは良かったし表情にこだわっていたところも多かったため全体的には良く出来ていました。BGMも良好で、1話で島村卯月が凜にアイドルになりたい理由を語るシーンや7話でプロデューサーが未央に写真を見せるシーンで流れたBGMが特に印象に残り、メインの主題歌も良かったです。

総評

全体的な感想としては…御見事!キャラの魅力を引き出しつつ新たな一面を見せてきて、全体的に良くまとまっていて非常に面白かったです。気になったのはスケジュールがカツカツだったせいか、たまに作画が怪しい回があったり急遽分割2クールになったりしたので見ていて少々ハラハラしたくらいでしょうか。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では原作を知っている人なら分かるシーンをちりばめつつメインキャラの魅力を原作以上に引き出していたため永久保存版のAランクでした。そして最終的には、プロデューサーを含め各メインキャラの個性を引き出しつつ途中に入ったシリアス展開やちょっとした伏線を最後に回収して見事にまとめていたため評価を上げBD/DVD購入も視野に入るSランクです。

夏から第2期が始まるようなのでそちらにも十分期待できる出来でした。


2015年冬アニメ「アブソリュート・デュオ」第1話の感想文

2015-01-27 23:41:09 | 2015年冬アニメ関連

 今回は2015年冬アニメ地雷四天王と言われた最後の一つ、「アブソリュート・デュオ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「アブソリュート・デュオ」…MF文庫Jから刊行されている、柊★たくみのライトノベル「アブソリュート・デュオ」のアニメ化作品で、アニメ制作はエイトビットです。

序盤から早速バトルでしたが、一体何と戦っているのか分からないままいきなり今度は入学式と、ラノベアニメでよくありがちな急展開を見せてきました。他にも読めない名前やカッコイイポーズ、主人公の九重透流は他の人と違う特殊能力を持っていたりと典型的なラノベ作品だったと思わずにはいられません。

しかし入学式でいきなり選別試験になる展開はちょっと予想外だったし、他にもゆりえのじ~~~のシーンなど意外と良いところもありました。「ラブライブ!」でメインキャラクターデザインを務めた西田亜沙子が関わっているためかキャラクターデザインも悪くはなく、おっぱいを強調した制服も良かったです。

他にも松岡禎丞がノリノリで主人公を演じていたりしているので良いところもあるんですが、話としてはどうしてもつまらなかったです。バトルシーンが特に良かったというわけでもなく、カッコイイポーズは「聖剣使いの禁呪詠唱」のようにぶっとんでいなかったし、そこそこ面白い作品を作ろうとして無難な作りにしたような感じが出ていました。

作画はやや良かったです。キャラクターの立ち絵は悪くなく女性キャラはみんな良かったです。代わりに男性キャラは壊滅的で個性もありませんでした。BGMは全く印象に残らず、主題歌もイマイチです。オープニングはなんかシュールでした。

総評

1話の全体的な感想としては、話はつまらなかったですが女の子は可愛かったです。そのため萌えアニメとしてはいけないことはないですが、焔牙(ブレイズ)のポーズが格好良すぎたり何と戦っているのかサッパリ分からなかったりと、どうしてもありきたりなラノベアニメの壁を越えることはできていませんでした。

1話の個人的評価としては、思ったよりひどくはなかったですがそもそもつまらなかったので視聴打ち切り予定のCランクです。

 


2015年冬アニメ「デス・パレード」第1話の感想文

2015-01-23 23:34:30 | 2015年冬アニメ関連

今回は日テレ深夜アニメの新作「デス・パレード」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「デス・パレード」…文化庁若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ2013」のマッドハウス参加作品「デス・ビリヤード」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。

いきなり謎の部屋に連れ込まれて命を賭けたゲームをしろという展開からして相当強引であり、しかもなぜやるのかさえ説明してくれないため序盤から意味が分かりません。ですが一応バーテンダーのデキムが説明はできないと言っているため作品として辻褄は合っているのは良かったです。

中盤から命を賭けたゲームというのが現実味を帯びてきてお互いが疑心暗鬼になっていくのは緊張感が出てきて面白かったんですが、1話完結の話のためゲームをしていた人物達をあまり理解できないまま終わってしまったのが惜しかったです。ゲームをプレイしていた人をもっと知るために前編後編の話にしても良かったような気がします。

しかし久々に緊張感のあるアニメだったし素材は十分に良いと思いますが突っ込みどころも多く、真智子があらぬ方向へダーツを投げようとして奪い取ろうとしたらあんなところに飛ぶのはどうなの?とか心臓に当たったのにあまり効いてなさそうだったりなんか釈然としない終わり方だったし…と納得いかない部分もありました。ゲーム自体はシンプルですが戦略性はあまり感じられず、ストーリーを楽しむアニメなのかもしれません。

作画は良好です。常に暗い雰囲気がつきまとっていて、それが作品の不気味さを際立たせているようで、こういうのはマッドハウスは上手いと思います。BGMも序盤の曲が良く、主題歌も悪くはありませんでした。

総評

1話の全体的な感想としては、素材は良いと思うんですが所々の展開が雑でもったいなかったです。ただ中盤の緊張感は良かったのでまだまだ期待はできそうでした。2話以降に期待したいです。

1話の個人的評価としては、おかしいところこそありますが設定としては悪くはないので視聴継続のBランクです。


2015年冬アニメ「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた」第1話の感想文

2015-01-18 11:24:32 | 2015年冬アニメ関連

今回はフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の冬の新作「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた」…富士見ファンタジア文庫から刊行されている、丸戸史明のライトノベル「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1 Picturesです。ラノベ作品がノイタミナ枠に選ばれるのは「刀語」以来?非常に珍しいチョイスでした。

0話はエロのオンパレードで素晴らしかったですが、あくまで評価は1話で決めるということで1話の評価になりますが、主人公はイマイチぱっとしないメガネの高校2年生の男子となんともお約束で魅力は皆無でしたが、ヒロイン達は個性が強くしかも可愛くエロい!深崎暮人絵の細かさをアニメに落とし込みつつ魅力を引き出してきたA-1 Picturesらしい見事な作画でした。

主人公が考えたギャルゲーの企画を、ヒロイン達が文句を言いながらも手伝おうとする流れはお約束以外の何者でもありませんでしたが、ここで帽子を落とした全ての始まりの人物が出てくるところは0話にも無かったし、どう物語に絡んでくるのか全く読めなかったため少し面白そうでした。

作画は良好です。キャラ作画に関してはA-1 Picturesなので終始安定してそうです。可愛く描きつつもエロさを残しているあたりはグッド!途中で色彩が変わる演出はちょっと独特でした。BGMも良く、霞ヶ丘詩羽が登壇するときに流れたBGMが印象的で、主題歌も春奈るなに沢井美空とアニソンでは良い曲を出している方々を起用していて予想以上に良かったです。

総評

1話の全体的な感想としては、分かりやすくてなおかつキャラも可愛くなかなか面白かったです。中途半端に小難しい設定を作ったりしないで直球勝負なため多少ヒロインの名前が覚えづらい以外は好感触でした。最後に一瞬だけ出た冴えなさそうなヒロインをどうするのか気になるところです。

1話の個人的評価としては、なにはともあれキャラがエロく可愛いので視聴継続のBランクです。監督が「うさぎドロップ」の亀井幹太なのも気になるところでした。


2015年冬アニメ「美男高校地球防衛部LOVE!」第1話の感想文

2015-01-18 00:31:56 | 2015年冬アニメ関連

今回はテレ東アニメ「美男高校地球防衛部LOVE!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「美男高校地球防衛部LOVE!」…「銀魂」や「超速変形ジャイロゼッター」などで知られるアニメ監督高松信司のオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はディオメディアです。

テレ東アニメで、なおかつこの冒頭からある独特の横テロップ、そしてこのノリ…もしやと思いましたが案の定高松信司が監督でした。ちくわぶについて哲学的に考えそしてそれで1話が終わってしまうという斬新すぎる発想、及び絶対これ設定と違うんじゃと思ってしまうノリはまさに監督の個性があふれ出ていました。ただ雰囲気が「イクシオン・サーガ」と似ているため知名度はすごい低そうです。

男だけのアニメというのもなかなか珍しいですが、それがラブレスレットを装着して(させられて)愛の戦士としてラブメイキングするというのも斬新すぎる…ていうかプリキュアです。しかし男子高校生が愛の戦士に変身し、なおかつ台詞は勝手に言わされるし、服は脱げないしで破天荒すぎて逆に面白かったです。シリアスぽくて全くシリアスでないこのノリを作り出ているのも監督のうまさかもしれません。

結局ちくわぶのことはおでんに例えてなんかうまくまとめた気がするし、地球防衛部に敵対する地球征服部もあるみたいだし、男版プリキュアのギャグアニメといえばそれで説明できる話の分かりやすさは良いと思います。良くも悪くも高松信司監督作品のノリが好きならば楽しめると思います。

作画は良好です。今期4つも制作しているディオメディア作品の中で艦これに次いで作画は良かったです。男5人を動かしつつも全く崩れてはいませんでした。BGMは全く印象に残りませんでしたが、主題歌のエンディングは結構良かったです。

総評

1話の全体的な感想としては、男版プリキュアでした。それでいて高松信司監督なのでギャグのノリが良く突っ込んではいけないところにも平気で突っ込みつつ、細かいことはいいんだよ的な勢いもあり面白かったです。さすがにプリキュアのような真面目なテーマ性のようなものは無く良くも悪くもノリで作っている印象でした。

1話の個人的評価としては、あんまり真面目に考えずに軽いかんじで見る分には面白い作品だったので視聴継続のBランクです。


2015年冬アニメ「新妹魔王の契約者(テスタメント)」第1話の感想文

2015-01-17 20:36:46 | 2015年冬アニメ関連

今回は2015年冬アニメ地雷四天王の一つと言われた「新妹魔王の契約者(テスタメント)」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「新妹魔王の契約者(テスタメント)」…角川スニーカー文庫から刊行されている上栖綴人のライトノベル「新妹魔王の契約者(テスタメント)」のアニメ化作品で、アニメ制作はプロダクションアイムズです。

両親の再婚により血のつながっていない妹と同居するというなんともお約束な展開で吐き気がしてきますが、それよりも冒頭でびっくりするのは父親と主人公の傷跡です。普通に生活していてはありえないほどの傷なのでギョッとしますが、後にその理由はちゃんと語られていたのでそこは良かったです。

序盤からの露骨なエロの数々や数日もたたずに好感度がMAXになってしまうのはもうこの手のアニメの定番みたいなものであきれてしまいますが、この作品に至ってはそれらが演技だったところに意外性があり、他にも妹達や主人公の正体など次々と予想外のものが展開されて序盤と雰囲気が一変するところも良かったです。Bパートになったらオープニングが流れる演出もなかなか粋でした。

魔王の娘である澪をなぜか助けることになった勇者という構図は面白そうですが、問題は敵で、一体何と戦っているのか分かりません。これで敵がクセがあり面白い連中なら意外と化けるのかもしれませんが、この露骨なお色気路線の強いキャラクターデザインもありなんか適当にお茶を濁す程度に戦って1クール終わりとかなりそうで非常に不安ではありました。

作画はイマイチです。典型的な紳士向けのローカルアニメといった絵柄で澪のおっぱいばかり強調されているため、シリアスなシーンでもそっちばかり見てしまいますがマリアの衣装はエロかったです。BGMは全く印象に残りませんでしたが、エンディングは意外と良かったように感じました。

総評

1話の全体的な感想としては、今期クソアニメ優勝候補の一つと言われていたようですが、コメディ路線ではなくシリアス路線で設定もちょっと意外なものもありそれほど酷くはなかったです。が、駄目なアニメ特有の絵柄や露骨なエロ、そして何より何と戦っているのか全く分からなかったことなど不満点も相当ありました。

1話の個人的評価としては、最初からハードルを低くしていたせいか思ったよりは良かったけれど、それでも面白いかと聞かれたらNO!なので視聴打ち切り予定のCランクです。


2015年冬アニメ「DOG DAYS''」第1話の感想文

2015-01-16 00:09:33 | 2015年冬アニメ関連

 今回はローカルアニメで3期もの「DOG DAYS''」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「DOG DAYS''」…「魔法少女リリカルなのは」シリーズのスタッフが制作したオリジナルアニメ作品の第3期作品で、アニメ制作はセブン・アークスです。

なんだかんだでこれでもう3期目となるこの作品、1期はシリアス展開が多めだったのに対し2期はシリアスほぼ無しで誰も傷つかず誰も挫折せず、愛と勇気と耳と尻尾とエロと魔法陣と爆発の超ヌルアニメと開き直った作りだったため、3期もその路線で行くものかと思っていましたがちょっと予想外で2期では登場していなかった魔物が今回は登場していました。

とはいえ基本的に誰も死なない作品なので、良く言えば安心して見られ、悪く言えば緊張感が全くありません。ある意味最近のアニメのニーズに合わせた作りとも言えますが、リリカルなのはスタッフの作品なので合う人には合うと思います。

今回もヌルいアニメになりそうですが、勇者登場のシーンは格好良かったのでそれほど悪い作品ではありません。しかし毎回マンネリな内容を新キャラを出してカバーをする方法をとっていて、いつSTRIKERSの二の舞を踏むか不安ではありました。

作画は普通です。セブン・アークスといえば一時は作画が怪しい時期がありましたが、今期は1作品のみのようなので余裕があるようでした。BGMは全く印象に残りませんでしたが、今期の主題歌はオープニングとエンディングともに2期より良かったです。

総評

1話の全体的な感想としては、2期のように誰も傷つかず誰も挫折せず風雲たけし城をやって服が脱げる展開かと思いきや、逆に1期のようにシリアスをちょっと入れてきていて少し面白かったです。緊張感が全く無いアニメではありますが、勇者登場のタイミングは絶妙で結構良かったです。

1話の個人的評価としては、2期のようにマンネリしたシリアス一切無しの展開だったら見ていなかったかもしれませんが、今回はちょっと変化をつけてきているようなので視聴継続のBランクです。