2011年夏アニメ「R-15」第1話の感想文

2011-08-25 00:37:03 | 2011年夏アニメ関連

今回はニコ動でも配信されているラノベアニメ「R-15」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

R15R151「R-15」…角川スニーカー文庫から刊行されている伏見ひろゆきのライトノベル「R-15」のアニメ化作品で、アニメ制作はAICです。

冒頭から早速白い光規制から始まり、教師と生徒の禁断の愛であえぎ声は勘弁してほしかったです。普通に音量大きくして視聴していたのでたまったもんじゃありませんでした。

主人公は覆面ポルノ作家として実績があるようですが、妄想癖があるようで途中何度もシーンが唐突に切り替わることがありました。しかし野郎の妄想は見ていて空しいですね…やはり妄想は「ゆるゆり」の千歳に限ります。

R152R153R154R155各業界の天才達が集うという閃学園という設定はラノベらしいと思いつつ、おっぱい部長の命令によりクラリネット演奏の天才のところに取材に行っていましたが、結局取材も何もせず、いきなりミサイルとか飛んできたりしたし、チアの天才がなぜか現れたりして良く分からない展開になっていました。

R156R157R158R159主人公の回想では女の子が持っているクラリネットのリードを腹が減ったからとかいう理由で食ってるし、回想から戻ってきたら主人公の手が勝手に動いて小説書き始めて、そうしたらまたミサイル来るし…最後は主人公がライトノベル書いて終わりと急展開の数々に全くついていけませんでした。

作画はあまり良くなく典型的な萌えアニメ風な絵柄で規制も多かったのであざとくイマイチでした。BGMも古くさかったし声優も新人ばかりだったので良いところがあまりないどころか主人公とクラリネットの声がかなり棒です。主題歌のキャラソンも印象に残りませんでした。ただ写真を撮っているおっぱいピンク髪少女だけは良かったです。

総評

1話の全体的な感想としては、予想通りのつまらないアニメでした。しかも声優が新人ばかりだったため声が…特にクラリネットの声が棒で、OPとEDのキャラソンもイマイチ、作画も良くなかったし、何より視聴していて全く頭に入ってこない内容の無さが致命的でした。

1話の個人的評価としては、つまらなかったですが視聴していてイラつくほどでは無かったのでその点を評価して視聴打ち切りの予定のCランクです。


2011年夏アニメ「快盗天使ツインエンジェル~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~」第1話の感想文

2011-08-23 23:36:10 | 2011年夏アニメ関連

一昔前は非常に少なかったパチンコもののアニメですが、最近はテクモやSammyが色々オリジナルなパチスロ機を制作して人気の高い作品も増えてきています。今回はそんなパチスロ機が原作のアニメ「快盗天使ツインエンジェル~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~」 の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

TwinangelTwinangel1「快盗天使ツインエンジェル~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~」…Sammyが制作したパチスロ機「快盗天使ツインエンジェル」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。原作は完全オリジナル作品のパチスロ機ながら下手なアニメよりよほど動き、作画や主題歌も良く、人気声優を大量に起用していて萌えスロの一つとして非常に高い人気があるこの作品、ついに満を持してのTVアニメ化でした。

冒頭の野菜密輸を摘発するために早速現れたツインエンジェル、なぜかスポットライトが当てられていたり、キックで爆発が発生したりと突っ込みどころ満載でしたが、そういう細かいことは抜きにして見ていると結構面白いです。

Twinangel2Twinangel3Twinangel4Twinangel5床から執事が現れたり、ドジっ娘や写真部など原作のキャラはもちろんのこと、演出もパチスロ版と同じだったため結構忠実に再現していて好印象です。代わりに原作の1や2にいないキャラクターのサロメとアレキサンダーが登場していたので、これはアニメオリジナルキャラでしょうか。他にもセブンアミュレットなど原作には無かったアイテムが見受けられるためこの辺りはアニメオリジナルぽいところでした。

Twinangel6Twinangel7Twinangel8Twinangel9パチスロ版ではあまり無かった変身バンクもアニメではあったりしてエロかったです。しかしパンチラシーン等は皆無だったため、あざといパンチラやオリジナル設定の数々で駄作だった「Rio RainbowGate!」よりよほど普通に見られます。ラストではタキシード仮面ならぬミスティナイト様まで登場していて原作同様逆転勝利。普通に面白かったです。

作画はいつものJ.C.STAFFらしい安定した作画でした。ただ原作と比べると力不足だったので、せっかくだから原作絵の人を作画監督で呼んで欲しかったです。声優も原作どおりで田村ゆかりと能登麻美子が良い感じでした。あとは一刻も早いステラとナインの登場に期待したいところです。

総評

Twinangel101話の全体的な感想としては、予想していたより面白かったです。そもそも何でツインエンジェルになったのかとかいう説明は全く無かったので細かいことはいいんだよ的に見れば結構いけます。原作がパチスロでストーリーが一本道というわけでもないので、J.C得意の原作改変があまり影響しないのもプラスに働いていました。

1話の個人的評価としては、原作のパチスロ版知っているし思っていたより面白かったのでこのまま視聴継続のBランクです。

近いうちにパチスロでも続編の3が出るし、これはアニメ化成功かもしれません。


2011年夏アニメ「まよチキ!」第1話の感想文

2011-08-21 23:34:37 | 2011年夏アニメ関連

もうすっかりアニメが定着しているTBS、話題作も多いですが萌えアニメも安定して供給し続けています。今回は「まよチキ!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

MayochikiMayochiki1「まよチキ!」…MF文庫Jから刊行されている、あさのハジメのライトノベル「まよチキ!」のアニメ化作品で、アニメ制作はfeel.です。MF文庫Jアニメといえば冬に放映された「IS インフィニット・ストラトス」の大成功が記憶に新しいところですが、制作が萌えアニメを制作し続けているのに実績があまり伴っていないfeel.というのが気になりつつも第1話を視聴してみました。

冴えない男の主人公坂町近次郎に、朝起こしにくる妹、廊下の角を曲がったら女の子にぶつかり、トイレのドアが偶然鍵かかってなくてうっかりのぞき見したり、偶然押し倒したら偶然服が脱げていて偶然胸をもんでしまったり…と胸焼けがするほどの萌え展開に頭が痛くなりました。

Mayochiki2Mayochiki3Mayochiki4Mayochiki5そして執事の近衛スバルは女の子というのを隠しているみたいですが、最初からどうみても女にしか見えなかったため、このあたりの潔さはかえって評価できるかもしれません。井口裕香が珍しい役をやっていることもありますが、何かとエロいシーンも多く、ラストの風呂場シーンが特にエロくて素晴らしかったです。

Mayochiki6Mayochiki7Mayochiki8Mayochiki9明らかにドSな涼月奏お嬢様と一緒に、半ば強引にスバルが女の子であることを秘密にすることになりましたが、あのSっぷりはちょっとクセになりそうかもしれません。しかし主人公はかなり冴えていなくて個性がほとんど無かったのでこれはなんとかしてほしいところです。女に触られると鼻血が出る体質のようですがこれが何か重要な意味があるんでしょうか。

作画は悪くは無かったですがちょっと期待していたよりイマイチでした。feel.制作ならばこのくらいが限度なのかもしれません。しかし主題歌はかなり良く、オープニングの喜多村英梨の歌のうまさに衝撃です。けっこう前から声優として活躍している印象でしたがCDデビュー1枚目とは思えないうまさでした。

総評

Mayochiki101話の全体的な感想としては、とても予想通りの萌えアニメであまり面白くなかったです。井口裕香に男役をやらせているのは評価できますがそれ以外はコレといった特徴も無く、スバル以外女の子のエロも今一つだったので良くも悪くもスタッフ通りの作品になっていました。

1話の個人的評価としては、スバルがエロかったのでそこは良かったですが内容がつまらなかったのでこのままなら視聴打ち切り予定のCランクです。


2011年夏アニメ「いつか天魔の黒ウサギ」第1話の感想文

2011-08-18 01:19:02 | 2011年夏アニメ関連

続いてローカル局アニメを視聴していきます。今回はニコ動でも配信されている「いつか天魔の黒ウサギ」 の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

ItukatenmanoItukatenmano1「いつか天魔の黒ウサギ」…富士見ファンタジア文庫から刊行されている鏡貴也のライトノベル「いつか天魔の黒ウサギ」のアニメ化作品で、アニメ制作はZEXCSです。鏡貴也の作品といえば2010年に「伝説の勇者の伝説」がアニメ化されていましたが、あちらは鳴かず飛ばずで話題にもならず忘れ去られていましたが、早くも2作品目がアニメ化…果たして今回はどうなるのかと思いながら第1話を視聴してみました。

ファンタジーものラノベ特有の過去回想から始まっていましたが、二度と離れない呪いとかまさにラノベらしい設定です。ところであの謎空間どこ?

Itukatenmano2Itukatenmano3Itukatenmano4Itukatenmano5主人公の鉄大兎には、幼なじみで好意を持ちつつ世話を焼いてくれる女の子の時雨遥がいるあたりお約束を感じずにはいられませんでした。続いてはドS発言の生徒会長の紅月光が登場し、早速パンチラに光の規制…とよくあるラノベらしい設定の数々でした。

そんな主人公が「平凡もいいかもな」とかいう発言は、もはや胸焼けがしてくるレベルでしたが生徒会室で謎の魔物が出てきてからは雰囲気が一変し、主人公は居眠り運転のトラックにひかれたと思ったら首だけでも生きていて復活、その直後異世界に切り替わり序盤で登場していたサイトヒメアが力を取り戻し復活、そのとき口にした「900秒の魔術」とか…一気に物語が視聴者置いてきぼりで進んでいき訳が分かりませんでした。

Itukatenmano6Itukatenmano7Itukatenmano8Itukatenmano9そしていつのまにか約束していたらしい公園でヒメアと9年ぶりに再会したと思ったらいきなり後ろから生徒会長が現れてヒメアが刺されそのまま続く…?結局最初から最後まで意味不明でした。

作画は案外良く、女の子達は可愛く描かれていました。パンチラシーンも多かったので萌えアニメとしてなら合格点かもしれません。

総評

Itukatenmano101話の全体的な評価としては、面白くないうえに訳が分かりませんでした。途中でいきなりグロい展開があったので思わずびっくりする場面こそありましたが、最初から最後まで意味が分からないため理解できず、これはまさに「11eyes」の再来です。

1話の個人的評価としては、作画だけは良かったですが意味不明だったので余裕で視聴打ち切りのCランクです。もし2話以降で詳しく説明があるのなら評価が上がるかもしれませんが、1クールアニメなのでそういうのは期待できそうにありません。


2011年夏アニメ「猫神やおよろず」第1話の感想文

2011-08-16 22:18:21 | 2011年夏アニメ関連

続いてローカル局アニメを視聴していきます。今回は「猫神やおよろず」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

NekogamiNekogami1「猫神やおよろず」…チャンピオンREDいちごで連載されているFLIPFLOPsの漫画「猫神やおよろず」のアニメ化作品で、アニメ制作はAIC PLUS+です。かつて2009年に良作だった「GA 芸術科アートデザインクラス」を手がけたスタッフが多く関わっているため個人的にもちょっと気になる作品でした。

主人公の繭は相当なイタズラ好きなようで、悪事が祟ってお仕置きを食らい人間界に落とされているところから始まっていました。

Nekogami2Nekogami4Nekogami5Nekogami6そしてその直後いきなり繭はどこかの家に居候してメガドライブやってるし、そこに住んでいる柚子に世話してもらっていたりしてちと視聴者おいてきぼりでした。なぜこの家にいるのか分かりません。

他にも神様はいろいろなところにいるようで、1話のメインは貧乏神のようでした。その貧乏神をメインにした話はお約束でベタながらそこそこ面白かったです。それ以外はほとんど他の神様の説明が多かったです。

Nekogami7Nekogami3Nekogami8Nekogami9なんだかんだで貧乏神は帰りそうで帰らなかったし、1話ラストで謎の小包届くし妙に気になるところで終わったので様子見はしたいところです。

あと「GA 芸術科アートデザインクラス」のスタッフが関わっているので期待していたんですが、雑学が無いせいか少々物足りないところはありました。少なくとも何も考えずに軽く見られる作品ではあると思います。

作画はディフォルメ調であっさりめなのであまり良くはなかったです。主題歌はノリが良くてOPとED共に良い感じでした。

総評

Nekogami101話の全体的な感想としては、無難な出来で頭空っぽにして見ればそれなりに面白かったです。ただ盛り上がりは皆無だったので見ていると眠くなってくるかもしれません。

1話の個人的評価としては、つまらなくはなかったのでとりあえず視聴継続のBランクです。しかしこの調子が続くとちとつらいかもしれません。


2011年夏アニメ「異国迷路のクロワーゼ The Animation」第1話の感想文

2011-08-16 17:23:11 | 2011年夏アニメ関連

今回はローカル局で放映された「異国迷路のクロワーゼ The Animation」 の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

IkokumeiroIkokumeiro1「異国迷路のクロワーゼ The Animation」…月刊ドラゴンエイジで連載されている武田日向の漫画「異国迷路のクロワーゼ」のアニメ化作品で、アニメ制作はサテライトです。この作品はローカルアニメゆえに放映前にほとんど宣伝が無く、かろうじてニコ動で配信されている程度で知名度はあまりありませんでした。

舞台は19世紀のパリのようで、その街の一角にある商店街の看板屋を中心とした物語のようです。そしてそこに奉公としてやってきた日本人の湯音が文化に違いに戸惑いながら成長していくといった感じのようですが、その湯音の仕草やパリの文化に慣れようと努力している様は見ていてかなり良かったです。作中の音楽も雰囲気に合っていて独特の空気を演出していました。ヨーロッパが舞台なことや「ARIA」シリーズの監督を務めていた佐藤順一氏がシリーズ構成をしているため雰囲気は「ARIA」にかなり似ています。

Ikokumeiro2Ikokumeiro3Ikokumeiro4Ikokumeiro5中盤少々ヒヤッとする出来事こそありましたが、その後お互いが分かり合おうとする描写や、クロードが湯音に言葉を覚えやすそうという理由から絵本をプレゼントしたりするシーンも良かったですがやはりラストのお互いがお辞儀するシーンと湯音が言った「看板は信用の証」の一言はかなり心にくるものがありました。放映前は全く期待していませんでしたがこれはかなり予想以上に良く、今期の隠れたダークホースです。

Ikokumeiro6Ikokumeiro7Ikokumeiro8Ikokumeiro9作画は背景は良く描かれていて良かったですがキャラクターは少々あっさりしていて意見が分かれそうで、ちょっと湯音の目が離れすぎているとの意見も見られます。音楽は「ARIA」を思い出すアコースティックギターがメインの音楽が多く作品に良く合っていました。

総評

Ikokumeiro101話の全体的な感想といては…面白い!放映前全く注目されていない作品でしたが、佐藤順一氏が関わっているだけあって19世紀パリの雰囲気を見事に演出していてキャラクターも良く面白かったです。キャラクターデザインが少々クセがあるので人を選びそうですが内容としては文句無しでした。

1話の個人的評価としては、「ARIA」シリーズが好きならば十分楽しめそうなところも評価して永久保存版のAランクです。これはローカルとニコニコだけでは少々もったいない。テレ東あたりで放映してほしかったです。


2011年夏アニメ「ダンタリアンの書架」第1話の感想文

2011-08-16 16:43:44 | 2011年夏アニメ関連

話題性ではTBSに遅れをとっていますがテレビ東京も負けてはいない…と思います。今回はテレビ東京の新番組アニメ「ダンタリアンの書架」 の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

DantarianDantarian1「ダンタリアンの書架」…角川スニーカー文庫から刊行されている三雲岳斗のライトノベル「ダンタリアンの書架」のアニメ化作品で、アニメ制作はGAINAXです。

この作品、本放送前に特番まで放映して宣伝していましたが、その特番はアニメほとんど無しの著名人のインタビュー番組で面白くもなんともなかったし、三雲岳斗といえばあの微妙アニメだった「アスラクライン」の作者だし、なんとも危険な香りがしてきます。

Dantarian2Dantarian3Dantarian4Dantarian5冒頭からいきなり迷宮図書館とかいう名前の別世界から始まり、死んだ祖父の意志を継いで祖父の家に行ったら、本が一カ所に集められていて、その中に謎の少女…うーん、どうしても雰囲気が「GOSICK」のヴィクトリカにそっくりでした。しかしヴィクトリカのような可愛さは無く、黒髪ロングなのが良かった程度でどうしても劣化感がしてしまいます。あとあの独特の喋りは最近どこかで聞いたことがあったと思ったら「C」のQと全く同じ話し方でした。

祖父を殺し本を奪っていったコンラッドの屋敷に行くまでは別に気になりませんでしたが、そこからの展開は意味が分からなくラノベ独特の展開になっていました。いきなり屋敷の中皆殺しはさておき、人がいきなり消えたかと思ったらライオンが現れたり、ドラゴンまで現れてそれが実は仕掛け絵本?なぜこうなったのか良く分かりませんでした。

Dantarian6Dantarian7Dantarian8Dantarian9さらに追い打ちをかけるように、契約の言葉とか、900666冊のなんとかとか、真のグルモアールとか、こちゅうてんとか…最後の呪文も長くて良く分からなかったし、なんかいつのまにか解決して帰っていきました。正直何が何やら分かりません。

作画についてですが、キャラは普通でしたが背景がかなり浮いていて気になりました。背景は油絵みたいな独特で良いとは思いますがキャラが普通にアニメ風だったため統一感が無く浮きまくりです。

総評

Dantarian101話の全体的な感想としては、「アスラクライン」の人の作品と聞くと納得といったかんじで、悪い意味で予想通りの作品であまり面白くなかったです。雰囲気も劣化「GOSICK」だったし真新しいものも感じませんでした。でもCMまでのアイキャッチだけは良かったです。

1話の個人的評価としては、ラノベ独特の言い回しや意味の分からないカッコいい単語も多く訳が分からなかったのでこのままなら視聴打ち切りのCランクです。GAINAXは迷走している感じが強いのでなんとかがんばって欲しいとは思います。


2011年夏アニメ「THE iDOLM@STER」第1話の感想文

2011-08-16 14:04:17 | 2011年夏アニメ関連

アニメに力を入れまくっているTBSアニメ、今期もアニプレックスと共に勝負を仕掛けてきました。今回は2011年夏アニメの本命と言われた「THE iDOLM@STER」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Idolmaster2Idolmaster3「THE iDOLM@STER」…バンダイナムコゲームスのアーケードゲーム「THE iDOLM@STER」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1Picturesです。大ヒットを記録したアーケードゲームのアニメ化ということですが、現在は黒歴史と言われている「アイドルマスター XENOGLOSSIA」 の存在や東京ゲームショウの9・18事件の件もあり今期の本命でもありながら話題性も今期のアニメの中ではダントツでした。

そしてアニプレックスも関わっているため広告もハンパではなく全国紙の新聞一面に広告を載せたり、「天元突破グレンラガン」のキャラクターデザインをしていたGAINAXのメインアニメーターも引っ張ってきたため金の使いっぷりも尋常ではありませんでした。これほどの作品、自分はゲーム版をプレイしていないため先入観無しで第1話を視聴してみました。

Idolmaster4Idolmaster5Idolmaster6Idolmaster7冒頭からインタビュー形式で物語が始まり、まず最初は天海春香が765プロに向かうところから始まり、続いて菊池真と合流、そして秋月律子…と続けざまに登場してきてその都度名前が出てきて自己紹介を兼ねた演出が続いていました。

Idolmaster8Idolmaster9Idolmaster10Idolmaster11総勢13人ものアイドル達を1話で紹介し、さらに音無小鳥や社長も登場していたため全体的にはかなり駆け足でした。しかしそんな中でも個性を出しているキャラが多かったのは、さすがゲーム原作で設定が作り込まれていると感じます。中でも人気の高い菊池真や、全キャラ中唯一金髪でエロかった星井美希は抜きんでて目立っていました。

Idolmaster12Idolmaster13Idolmaster14Idolmaster15ラストのサプライズではゲームでの主人公にあたるプロデューサーの顔見せで締めていたため、ファンの間では少々意見が分かれていたように見えました。ちょっとでも特定のキャラを目立たせたら即叩かれそうな作品だし、スタッフは気を使いそうな予感です。

Idolmaster16Idolmaster17Idolmaster18Idolmaster19しかしこの作品、アニメ化するのが遅すぎたように感じます。現在は事件により大炎上した後でゲームの売り上げも悪いし、やはり2が発表される前にアニメ化していればもっと人気が出ただろうに残念です。

作画は良く、多少キャラが崩れている分非常に生き生きと動いていて非常に良かったです。1話はオープニングが無かったですが、エンディングは765プロオールスターズによる名曲で締めていて良い感じでした。

総評

Idolmaster201話の全体的な感想としては、神がかったほど素晴らしい1話…というわけでは無くキャラ紹介で終わった感じで、まぁこんなもんかなといったところでした。13人ものアイドルを25分足らずでバランス良く紹介したし無難な出来だったと思います。

1話の個人的評価としては、無難な出来ではありましたがキャラクターは非常に生き生きと動いていたし、ラストのダンスシーンも良かったし美希エロかったし面白くなりそうではあったので期待も込めて永久保存版のAランクです。

自分は原作を知らないのでアニメでアイマスを覚えたいところです。


2011年夏アニメ「ロウきゅーぶ!」 「神様のメモ帳」第1話の感想文

2011-08-15 23:57:43 | 2011年夏アニメ関連

今期から新たな節目として、米国映画会社大手ワーナー・ブラザーズの日本法人ワーナー・エンタテイメントジャパンが2011年夏アニメから日本アニメ事業に本格参戦してきました。今回はその初参戦作品の2つ「ロウきゅーぶ!」「神様のメモ帳」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

RokyubuRokyubu1「ロウきゅーぶ!」…電撃文庫から刊行されている蒼山サグのライトノベル「ロウきゅーぶ!」のアニメ化作品で、アニメ制作はproject No.9と、Studio Blancです。この作品、放映前は全く無名の作品でしたが、主題歌を歌う声優ユニットRO-KYU-BU!の実写宣伝が放映前から盛んに行われていたためネットとかでは一部話題になっていたようです。

早速小学生の女子バスケ部員達がメイド服に着替えて「ご主人様!」とか言っていたので頭が痛くなりましたが、ここで即切るのは早急すぎるのでまだ様子を見たいところです。

Rokyubu2Rokyubu3Rokyubu4Rokyubu51話から早速姉ちゃんがパンチラを披露したりシャワーシーンにひまわり柄の規制などなどお色気描写が目白押しなのは慣れましたが、これが小学生というのがなんとも凄まじいモノがあります。アニメ独自の等身の低さも相まって、これをエロいとか可愛いとかは全く思えません。

主人公はバスケ部の高校1年生でしたが、何やら事件を起こして活動停止に追い込まれているため臨時で3日だけ小学校の女子バスケ部のコーチを引き受けたようです。しかし謎の妨害を受けていたため何やら裏がありそうで、後半では男子小学生に捕まっていたし2話から早速急展開しそうな予感はしました。

Rokyubu6Rokyubu7Rokyubu8Rokyubu9この作品、一応バスケアニメのようでしたが萌え描写が多かったためバスケはオマケ程度なのかと思いきや、バスケシーンは良くできていてちょっと意外です。シュートシーンも様になっていたし、バスケアニメは非常に珍しいしちょっと期待してもいいかもしれません。

作画はあまり良いとは言いがたいかもしれません。しかしバスケシーンは頑張っていたように感じたのでこちらに作画を回しているようならば納得です。主題歌はバスケ部員の声優ユニットROーKYUーBU!のキャラソンでした。実写を妙にプッシュしていたユニットですがアニメではさすがに出てこなかったです。

総評

Rokyubu101話の全体的な感想としては、最初はただの小学生ロリ萌えアニメのように感じましたが、練習シーンや個人分析などを真面目にやっていたためもしかしたら面白くなるかもと感じさせる作品でした。

1話の個人的評価としては、バスケシーンの中身が無かったら打ち切ってよさそうでしたが面白くなる予感も感じたのでとりあえず視聴継続のBランクです。

かつて野球シーンを真面目にやって大化けした「大正野球娘。」の件があるしスポーツアニメは侮れないものがあると思います。

KamimemoKamimemo1「神様のメモ帳」…電撃文庫から刊行されている、杉井光のライトノベル「神様のメモ帳」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。最近ではすっかりメジャーになったイラストレーター岸田メルが挿絵をしているこの作品、女の子を可愛く描くという点では評価の高いJ.C.STAFFが制作しているため、岸田メル絵を高く再現していて前評判は高い作品でした。

冒頭から援助交際らしい展開だったためエロく女子高生が下着姿でダイブするところはとても素晴らしかったです。

Kamimemo2Kamimemo3Kamimemo4Kamimemo5そして主人公の藤島鳴海は冴えなくて個性の薄い存在ですが、クラスメイトの彩香に誘われ園芸部に入部し、そのつながりでアリス率いるNEET探偵事務所に巻き込まれるといった、分かりやすいラノベ展開でした。

ラノベといえば厨設定も多いですが、この作品の1話においては特に目立った設定は無くちょっと分かりやすかったです。しかしアリスの言い回しはかなり分かりづらく、死人を生き返らせられるのは作家で掘り起こすのは探偵とか、無責任な言葉の象徴が神様のメモ帳とか、文章で読めば面白いかもしれませんがアニメでこんなこと言われたら訳が分からないと思います。

Kamimemo6Kamimemo7Kamimemo8Kamimemo9今回の事件の重要人物だった翔子と後輩の回想以降のシーンはエロく、序盤の氷を買った伏線が最後に回収されたのは良かったですが後半もあまり盛り上がらなく、結局主人公は基本無能なのにNEET探偵事務所に入ってたりと少々納得がいかないまま終わったので、もう少し盛り上がりが欲しかったところでした。

作画はさすがJ.C.STAFFらしく安定していて女の子達は可愛く、さらに主題歌もOP、EDとも良く、特にOPの歌は夏アニメで上位に入るほど素晴らしかったです。EDも良かったですが一枚絵のコマ送りばかりだったので目が痛かったです。

総評

Kamimemo101話の全体的な感想としては、作画と主題歌は良かったけど内容はなんかイマイチでした。あまり厨二設定の無い探偵ものというのは良かったですが、意表を突くような展開や盛り上がりがあまり無く淡々と話が進み、ライトノベルらしいカッコつけた言い回しばかり目立って鼻につくし内容が頭に入ってきませんでした。しかしJ.Cが制作しているので女の子達は可愛く岸田メル絵をよくアニメ版にアレンジしていたとは思います。

1話の個人的評価としては、女の子がエロいのは良かったですが如何せんつまらなかったのでこのままの調子なら視聴打ち切りのCランクです。ある意味J.Cらしいそこそこ売れそうだけどすぐ忘れ去られるような作品でした。


2011年夏アニメ「NO.6」第1話の感想文

2011-08-15 17:45:49 | 2011年夏アニメ関連

今回は最近再び勢いがついてきたフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作の1つ「NO.6」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

No6No61「NO6」…講談社YA!ENTERTAINMENTから刊行されている、あさのあつこの小説「NO.6」のアニメ化作品で、アニメ制作はボンズです。

冒頭から少年が追われる展開から始まり、行き止まりで叫んでそのまま画面が切り替わり…て、少年はどうなったんでしょうか。いきなり気になります。

物語の舞台は未来の管理社会のような場所らしく、完全に自動化された設備の動きは非常に未来的で良い感じでした。特に住宅設備や腕輪での信号受信などが格好良かったです。

No62No63No64No65そんな時代ゆえにアナログなことはかなり珍しいようで、セーターとかが蔑まれているというのも印象的です。こういうのを見ていると雰囲気としては最近のアニメだと「フラクタル」に近いかもしれません。

時期的に台風が来ているようで、その台風と共に現れたもう一人の主人公ネズミと主人公紫苑とのやりとりは妙にフレンドリーかつスキンシップが多く、紫苑の「こういうのに慣れてる」発言含め手を握りしめたり、おでこ同士を優しく合わせて体温を確かめたりしていたので意表を突かれました。

そしてそのネズミが言った「NO6は巨大なオモチャ」等の意味深な発言とともに次の日には去り、続いて治安局が来たところで終わりと少々気になるところで終わっていました。

作画はさすがボンズといったかんじで非常に安定していました。作画に関しては最後まで安心してよさそうです。

総評

No661話の全体的な感想としては、何か妙にボーイズラブを感じさせる作品でした。近未来の管理社会を舞台にその裏で行われている謎の活動を暴いていくような作品でしょうか。

1話の個人的評価としては、管理社会の裏側も気になるところですが1話が良いところで終わってしまったのでこのまま視聴継続のBランクです。