とちぎテレビ始まった

2011-02-28 14:02:19 | アニメ・コミック・ゲーム

 今まで地元とちぎテレビの新作アニメの放映は1年に1本あるかないか…2010年は新作アニメを1本も放映せず、アニメはいつも再放送ばかり。先日「ひびけ!テントウ虫の歌」(1974年放映)と「海のトリトン」(1972年放映)の最終回を見終わったところでした。

1_20110226205525 そんな地元のとちぎテレビがついに春から本気出す!らしく2011年春からアニメ枠に最近のアニメの再放送を大幅に加え、オリオン通りのイベントスペースで声優のトークショーを行うみたいです。

…ローカル局アニメを大量に放映する東京MX放送やtvk、テレ玉が見られる中央の方々から見れば「ちょwwwこの程度でイベント?」と思われますが栃木県民から見ればこの所行はまさに神!それほどとちぎテレビはアニメに関しては再放送ばっかりでした。

実際に放映される春の新作アニメは「DOG DAYS」だけですがそれでも史上初となる、2011年とちぎテレビ新作アニメ2本目ということでこれからのとちぎテレビには期待です。個人的に一番驚愕だったのは「そらのおとしもの」「とある魔術の禁書目録」の2本…これらのアニメはパンチラシーンがあるためとちぎテレビで放映されるとは考えてもいませんでした。

もし御坂妹のパンチラシーンと、あの2009年アニメで伝説になった空飛ぶパンツを規制無しで放映したらとちぎテレビに一生ついていきます。


久々に心が震えた9

2011-02-23 23:37:20 | 2010年秋アニメ関連

最近録画ばかりしていてHDDの容量がさすがにやばいことになってきたため、色々撮り貯めしていた作品を一気に視聴していたりしています。

そんな中、撮り貯めしていた「STARDRIVER 輝きのタクト」を遅れていた分視聴していましたが、この作品に至っては視聴していて思わず見入ってしまうほど話のテンポが絶妙でした。

基本的にロボットバトルものですが、ロボットが出ないときほど面白いのはコレ如何にと思いましたが、設定とかよく分からなくても細かいことが気にならないこのテンポの良さはさすが榎戸洋司脚本、五十嵐卓哉監督作品と感じました。

Stardriver_2 Stardriver2 個人的に抜きん出て素晴らしいと感じたのは12話で、あそこまで生き生きと戦うカナコ奥様は初めてです。そしてバトル終了からエンディングまでの入りのうまさは「桜蘭高校ホスト部」から変わらず、青春を謳歌しているカナコ奥様が非常に良く描かれていました。

あと前期エンディングから引き続き後期ではオープニングを歌っている「9nine」なるユニット…単なるアイドルユニットかと思いきやこれが非常に良い楽曲で予想以上です。

Stardriver3 Stardriver4 一部では「2011年冬アニメで一番イイオープニング?タクト様の後期opだろ」と言われているくらい良曲で、久々にBONESはイイ選曲をしたと思います。しかも「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の監督の一人だった鶴巻和哉氏が絵コンテを描いているし久々に良いオープニングでした。自分も2011年冬で一番良いオープニングはタクト様だと思います。

2010年秋はこの「STARDRIVER 輝きのタクト」に、2011年冬では「魔法少女まどか☆マギカ」、そして2011年春にはP.A.WORKS初の完全オリジナル作品「花咲くいろは」に、「魔法少女リリカルなのは」スタッフが再び集結した「DOG DAYS」、そしてノイタミナ枠でもオリジナル作品が夏か秋に始まるし2011年はオリジナルアニメが話題を独占しそうな予感です。


2011年冬アニメ第1話の感想文その16

2011-02-15 03:43:48 | 2011年冬アニメ関連

 長々と続いた第1話の感想文、そろそろ終わりが見えてきています。今回は2期もの「みつどもえ 増量中!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Mitudomoe Mitudomoe1 「みつどもえ 増量中!」…週刊少年チャンピオンで連載されている、桜井のりおの漫画「みつどもえ」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は1期から続きブリッジです。1期放映前はそこそこ人気があった模様ですが、1期終了後はかなり人気を落としDVD売り上げもかなり不振だった今作、しかも2期は8話構成ということで尺も短いこともあり放映前から不安がられる声も聞かれました。

そんな中始まった第1話…ガチレンジャー!いきなり冒頭から本気戦隊ガチレンジャーが始まり一瞬何がなんだか分からなくなりました。どうやら作中作の戦隊ものだったようですが意表を突かれました。

Mitudomoe2 Mitudomoe3 そしてそのガチレンジャーの内容が…すごいですねこれは。作中作だからなんでもありといえばそれまでですが子供が死にすぎで衝撃的でした。ガチレッドが免停中で乗り物に乗れなかったり、子供の声が棒なのが妙にリアルだったのは面白かったですがそれ以外は相当にひどい出来でびっくりです。ひとはが最後に脚本家を呪ってやるとお怒りでしたが、実際アニメを視聴していた人も多数がお怒りだったかもしれません。まさか8話しかないのにガチレンジャーで1話全部使うとは思いませんでした。

そういえば過去作品の「ToLOVEる」で作中作「爆熱少女マジカルキョーコ炎」がまるまる1話放映されていたことが昔ありましたが、あれも猛烈にひどい出来だった記憶が…。

作画は1期と全く同じで安定度は抜群でした。そういう意味では原作ファンか1期を楽しめた人じゃないとついていけない気はしてきます。

総評

Mitudomoe4 1話の全体的な感想としては…ガチレンジャーで1話全部使ってしまっていたのでなんとも言いづらいですが、1期と調子が変わらないなら余裕で視聴打ち切りできそうです。原作絵をちょっと見てみましたが原作は普通に見られるのにアニメになるとどうしてここまで悪くなったのか…同じチャンピオンの漫画でも「侵略!イカ娘」と比べてなぜ7倍近い圧倒的な差がついたのか…と問題点ばかり浮かんでしまいます。

1話の個人的評価としては、1期と調子は変わらなさそうなので余裕で視聴打ち切りのCランクです。せめてもうちょっとキャラデザをなんとかしてほしいところでした。


2011年冬アニメ第1話の感想文番外編

2011-02-14 08:09:31 | 2011年冬アニメ関連

 今回は番外編として一風変わった放映形式の作品「放課後のプレアデス」と特撮ものの「海賊戦隊ゴーカイジャー」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Subaru Subaru1 「放課後のプレアデス」…富士重工業が企画してGAINAXが制作したWebアニメーション企画「SUBARU × GAINAX Animation Project」第1弾作品で、アニメ制作はGAINAXです。今までコラボ企画でアニメが作られることは何度もありましたが、自動車業界関連でアニメが制作されたことは無かったため一部では注目されていた作品でした。

そして公開が近づいてきたときに判明した驚愕の事実…4話構成の25分作品?果たしてこれの意味するところは25分×4なのか、全部で25分なのか。期待と不安に満ちつつ自分もYoutubeで視聴してきました。

Subaru2 Subaru3 さすがWeb配信限定作品、またはスポンサーがスバルなおかげか、作画及びキャラクターは非常に丁寧に描かれていました。1話では主人公すばるが展望台に行ったらいきなり温室のような別世界に行ってしまい、そこで謎の少年みなとと出会い、その後今度は魔法少女の会議をしている場所にすばるが迷い込んでしまうところで終わっていました。作画は非常に良かったですが序盤なせいかまだ物語が見えてきません。しかも1話は6分程度で終わりです。

Subaru4 Subaru5 続いて2話では、1話でちょっとだけ登場した謎の生物プレアデス星人の会長と共に4人の魔法少女が登場して主人公すばるが5人目として魔法少女に変身、そして星のかけらを集める手伝いをしていましたが…展開が早い!かなり駆け足です。2話から本格的に魔法少女ものっぽくなっていましたが、杖からエンジン音がするのはかなりシュールでした。

Subaru6 Subaru7 続いて3話、2話のラストで登場した敵に星のかけらを奪われ、主人公すばるは日常に再び戻っていましたが…このような展開はよくありますが、そこからの立ち直りが非常に早かったのは尺が短いぶん仕方のないことかもしれません。3話はほとんどがすばるとあおいの会話で終わってしまったし、あまり印象に残らない回でした。

Subaru8 Subaru9 そして最後の4話、さすがに最終話なだけあり緻密に描かれていました。ラストシーンで1話のシーンに戻るところは王道ながらなかなか良かったです。そして微妙に2期というか続きを匂わせる終わり方をしてきたのでまだ続編がありそうな予感がしました。そして本当に25分で終わってしまったので明らかに消化不良です。

総評

Subaru10 Subaru11 1話含め全体的な感想としては、そこそこ面白かったんですが明らかに尺が足りませんでした。設定とかはそれなりに良さそうだしもう少し欲しかったです。

作画に関してはかなり良かったです。バトルシーンはあまり動かなかった分全部キャラクターにつぎ込んだ感じで、魔法少女達の可愛さは今期アニメの中でもトップクラスでした。ただそれ以外の部分はショボく、BGMも少なかったし演出もほとんど無かったため作画だけアニメになっていたのは実に残念。25分で完結だったためキャラクターの設定もほとんど分からずじまいでした。もし続編作るのならこの辺りをもう少し掘り下げて欲しいです。

個人的にですが、最初にみなとが登場してきたときの第一印象は「彼氏彼女の事情」に似てる?でした。

Gokai Gokai1 「海賊戦隊ゴーカイジャー」…東映のスーパー戦隊シリーズ第35作目です。この作品の特徴はなんといっても歴代スーパー戦隊34作品に変身できるということで、放映前から何かとすでにこの設定を使っていた「仮面ライダーディケイド」と比較されていました。

いきなりライダー大戦を思い出させるバトル…中にはすごい古い戦隊も混じっていて時代を感じました。そしてゴーカイロボは船のハンドルで動くとは…これなんてザブングル?

Gokai2 Gokai3 どうやら地球にすごいお宝があるようで、それを求めてゴーカイジャーが地球にやってきたみたいですが、地球人に聞いても分からなかったのでとりあえず飯にするとか結構ノリはいいかんじでした。そしてついにカレーを食おうと思った瞬間店爆発!いきなりの展開に笑ってしまいました。

あと敵幹部が序盤に登場していましたが、女幹部の声はまさかの井上喜久子!どう聞いてもザ・ボスですありがとうございます。マスコットキャラの声は田村ゆかりだしナレーションは関智一だし声優も何気に豪華でした。

Gokai4 Gokai5 後半は大立ち回りでしたが海賊特有の曲刀とマスケット銃を交互に使いまくるのは格好良かったです。途中で仲間同士で武器を交換し合うのは厨臭いけどだがそれがいい。

そしていよいよ来た歴代スーパー戦隊、最初はゴレンジャーでした。一番最初に初めて始まったスーパー戦隊になるとは分かってらっしゃる。続いてシンケンジャー、マジレンジャーと変身していたため大盛り上がりでした。ちゃんと保母さんが解説してくれていたため知らない人でも安心です。

Gokai6 Gokai7 しばらく前の「仮面ライダーディケイド」で歴代ライダー全てが使えるシリーズが放映されていたため、どうしても二番煎じのような感じは否めませんでしたが、それでもやはり歴代戦隊が登場すると熱い!エンディングで歴代戦隊が登場しているのも心憎い演出です。子供の頃見ていたダイナマンやマスクマン、ライブマン等が登場するのを心待ちにせずにはいられません。ダイナマンの爆発は是非実写でお願いしたいところです。

放課後のプレアデス 今月まで公開?

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YouTube: 放課後のプレアデス 第1夜

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YouTube: 放課後のプレアデス 第2夜

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YouTube: 放課後のプレアデス 第3夜

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YouTube: 放課後のプレアデス 第4夜


久々に心が震えた8

2011-02-12 23:24:43 | 2011年冬アニメ関連

Is11 Is12 幼なじみ、ツンデレ、ラッキースケベ、ハーレム…ありとあらゆる萌え要素を詰め込むだけ詰め込んだアニメ「IS インフィニット・ストラトス」ですが、今週また新たな女性キャラ…今度は男装女子でしたが、キャラクターとしての魅力もさることながら花澤香奈の声がベストマッチでした。ありとあらゆる作品のヒロインを演じている花澤香奈ですが、今週の「一夏のエッチ」発言は自分含め数多くの紳士達にズキュウウウゥゥンと来るものがあり現在シャルル株がストップ高状態となっております。

Is13 そして極めつけはエンディングで、今週からシャルルもエンディングに加わっていましたが、まさかのミニスカ生足!これはさすがに自分もテレビの前で思わず叫んでしまいました。余談ですが風呂上がり以降のシャルルの髪がいつもと違い結ばれていなかった理由は、総作画監督の倉嶋丈康氏の意向だったそうです。分かっていらっしゃる。

正直萌え要素満載のハーレムアニメはもう何を見ても同じにしか見えずつまらないと思っていましたが、この作品に関しては逆に開き直った作りにしているのが良いのか、それとも主人公の一夏がヘタレではないところが良いのか…。あと、あまり語られていませんがバトルシーンでCGと通常作画を上手い具合に合わせてるのが良いですね。個人的に毎週楽しみな作品です。


2011年冬アニメ第1話の感想文その15

2011-02-12 22:02:17 | 2011年冬アニメ関連

 全体的に見ると今年は魔法少女ものの年になりそうですね…と思いながらこの作品も魔法少女ものになるんでしょうか。今回は2011年冬アニメで最後に第1話が放映された「スイートプリキュア♪」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Suitepricure Suitepricure1 「スイートプリキュア♪」…東映アニメーションのプリキュアシリーズ第8作品で、アニメ制作は東映アニメーションです。プリキュアシリーズの新作ということで放映前から人気が高かったうえに「明日のナージャ」以来8年ぶりに小清水亜美、折笠富美子がメインで声優を務めるということで一部では小清水許されたとか許されないとか言われていました。

今作のテーマは「音楽」と「友情」ということで、冒頭から早速音楽が流れてきましたが…楽器キモ!と感じつつ幸せのメロディとやらが物語の重要な存在のようです。そしてメイジャーランド女王アフロディテのもとに現れた悪役ぽいマイナーランドの王メフィスト、このキャラがラスボスになるんでしょうか。そのわりには結構マヌケキャラのようでした。やっぱり裏に真のラスボスとかいそうな予感です。

Suitepricure2 Suitepricure3 主人公の北条響は熱血系で体を動かすのが得意、もう一人の主人公南野奏は運動は苦手だけど勉強と料理が得意と、この辺りは正に王道といったかんじです。2人とも本当は仲が良いのについ意地を張って悪口を言ってしまうところもお約束でしたが、このくらい分かりやすい設定だからこそ子供向けなのかもしれません。

Suitepricure4 Suitepricure5 後半の思い出の建物では人間に変身したセイレーンことエレンが初登場しましたが…有りだと思います!容姿はもちろんのこと性格も人気が出そうだったし、ハミィとの漫才もノリが良く面白いキャラでした。悪の三幹部のリーダー的役割のようだしこれからもメインキャラで登場してきそうなので期待大です。やはりこのキャラも「フレッシュプリキュア!」のように後半味方になるんでしょうか。ただ三幹部はほとんど喋ってなく出番も無かったのでこれからの活躍に期待したいところです。

Suitepricure6 Suitepricure7 毎回恒例、悪役キャラは冒頭でバラバラになった音符達が変身してなるようで、今作ではこれらの悪役を倒して音符を集めるみたいです。そして終盤にいよいよプリキュアの素質を持っていたことが判明した2人が変身しましたが、その変身までの盛り上げ方のうまさはプリキュア作品ならではでした。変身シーンは相変わらずカッコイイですね。個人的にはキュアリズムの変身シーンが良かったです。

先週まで「ハートキャッチプリキュア!」が放映されていたため、どうしても前作と比較してしまいますが、前作の頭身に比べ今作は頭身が長めだったので前々作「フレッシュプリキュア!」に近いものを感じました。さすがにこの作画で動かせまくるとスタッフが死んでしまいそうだし変身シーン含め動きや表情はそれなりで控えめでした。やはり「ハートキャッチプリキュア!」は異常だったのかもしれません。

Suitepricure8 Suitepricure9 作画は結構頑張っている感じで良好。見た目という意味では大きいお友達に人気が出そうです。特にエレンとか。アクションシーンや変身シーンの動きは普通でした。声優も相変わらずベテランで固めてきて安定度は抜群です。中でもキュアメロディの小清水亜美は役にハマっていて良好でした。

今回もエンディングは前田健氏の振り付けダンスでしたが、CGの進歩はすごい!作品を重ねるごとに目に見えて進化しています。曲としてはそれなりではないでしょうか。

総評

Suitepricure10 1話の全体的な感想としては、いつものプリキュアに戻ったかんじでした。頭身も「フレッシュプリキュア!」以前に戻っていたので、やっぱり前作の「ハートキャッチプリキュア!」が異端すぎた気がしてきます。今作の第一印象としては、面白かったですが変身シーン以外まだちょっと盛り上がりに欠けたかんじでした。あと敵キャラが今のところ魅力的に感じなかったのでこの辺は2話以降に期待したいところです。でもエレンは1話からすでに一番人気になりそうな雰囲気を出していました。

1話の個人的評価としては、プリキュアシリーズだし作画も良かったので最後までこの調子が続くのならば十分期待できそうという意味も込めて永久保存版のAランクです。

放映開始前は小清水許さないとばかり言われていましたが、この出来なら十分許されたのではないでしょうか。


2011年冬終了アニメ最終回の感想文その3

2011-02-04 22:52:06 | 2010年冬アニメ関連

 また一つ歴史に残るアニメが最終回を迎えました。今回は「ハートキャッチプリキュア!」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Pricure4 Pricure5 「ハートキャッチプリキュア!」…東映アニメーション制作のプリキュアシリーズ第7作目で、アニメ制作は東映アニメーションです。今までのプリキュアシリーズと明らかにデザインが変わったため前評判がそれほど良くなかったこの作品、第1話はいきなり「キャシャーンsins」を思い出させる戦闘から始まりキュアブロッサムが変身したところで終わっていました。

自分はこの「ハートキャッチプリキュア!」から初めてプリキュアシリーズを最初から視聴しましたが…いやはや、予想を上回る面白さに衝撃を受けました。

Pricure6 Pricure7 子供向けだから甘く見ていましたが実に良く作り込まれていて、まず真っ先に目に付くのが戦闘シーンでしたが非常に良く動いていて下手なバトルアニメよりよっぽど良かったです。キュアムーンライトが復活したときとか、カットインが3回入っていたりして演出も可愛いというよりカッコイイと思わせる描写も多くまるで少年漫画のようでした。声優も今人気が高い若手声優がほとんど出演していなく、高山みなみや皆口裕子などのベテランで構成されているのが印象的でした。

Pricure8 Pricure9 そしてまたキャラクターも魅力的で、主人公のキュアブロッサムこと花咲つぼみは引っ込み思案で最初は最弱のプリキュアなどとも言われていましたが、回を追うごとに次第に成長していき最後は最強のプリキュアとまで名乗りめざましい成長を遂げていました。中でも最後の試練での自分との対話シーンは印象深かったです。声を担当した水樹奈々もノリノリで非常に合っていました。時と場合によってメガネをかけたり外したりしているのもポイントが高いです。

Pricure10 Pricure11 しかし今作である意味至高だったのはキュアマリンこと来海えりかでした。1話のときはただのウザキャラのような印象でしたが次第にこのウザさがクセになり、そしてあの顔芸の数々!この作品で最も生き生きとしていたキャラクターで、良い意味で今までのプリキュアにいなかった強烈な個性を持った面白いキャラクターでした。この青目当てで視聴していた人も多かったようです。

Pricure12 Pricure13 キュアサンシャインの明堂院いつきも、最初は真面目な生徒会長といったかんじでしたが次第にレギュラーキャラとして何度も登場してきているうちに少しずつ本当の自分を見せてきて、ついに23話で変身したときは演出のうまさと変身シーンの緻密さに思わず心が震えました。あの盛り上げ方はこの作品の中で一番です。

Pricure14 Pricure15 最後に復活したキュアムーンライトの月影ゆりは、後半までプリキュアに変身しなかったし暗い雰囲気を出し続けていたため通称辛気くさいさんとまで言われていましたが変身後は次第に明るくなり、妖精の消滅や父親の死などに立ち会っても周囲の説得によって立ち直っていく様は辛気くさいキャラながら非常に良く描かれていました。史上初の女子高生プリキュアで声がベテランの久川綾なところも個性的です。

Pricure16 Pricure17 そしてなんといっても良い作品には良い悪役…というわけで悪役も個性的かつ魅力的な人物が揃っていて、中でもお約束となる三幹部、クモジャキー、コブラージャ、サソリーナの3人はお互いを認め合いつつかなり終盤まで戦い続け、最終話にも登場していて後日談も補完されていたので良かったです。1話からの因縁だったダークプリキュアも悲しい運命を背負いつつ最後は笑顔で消えていったし救われたのではないでしょうか。ラスボスのデューンは強さは申し分無かったんですが、終盤にひょっこり現れていきなりラスボスになってしまったのでその辺りもう少し詳しく説明して欲しかったですね…あの憎しみの正体は結局分からずでした。

キャラクターが魅力的なのも良い作品の条件だと思いますが肝心のシナリオも重要…しかしプリキュアシリーズに至っては杞憂のようです。「変わりたい自分」がテーマに据えられてシナリオが描かれているし、子供向けというのもあり視聴していて思わず考えさせられるところも多かったです。数週間したら存在すら忘れる深夜アニメばかり見ていた分衝撃も強く印象に残りました。

Pricure18 Pricure19 1年間放映される4クールアニメの宿命か、中盤は1話完結で話が進まないパターンが多くその中には印象に残らない話もいくつかあったためどうしても間延びしてしまうのは仕方がないかもしれません。ただしそんな回でも視聴し続けていればいつかは花開く…と言わんばかりに36話の学園祭では今までに登場してきた脇役のほとんどが登場するという心憎い演出と共に軽音部とファッション部の合同ファッションショーの演出は非常に素晴らしかったです。

Pricure20 Pricure21 最後のほうになるとほとんどがバトルとなり、女の子向け作品とはとても思えない演出の数々は完全に少年向けと化していた気がしますが、細かいことは気にしないことにしておきます。ダークプリキュアとの最終戦やデューン戦での挿入歌つきのバトルは深夜アニメでも滅多に見られない圧巻の動きでした。そして星も巻き込んだ最終決戦でついに登場したプリキュア無限シルエットによるプリキュア・こぶしパンチは思いっきり殴るのではなく愛を与えるための優しい一撃だったのが愛で戦うプリキュアらしくて印象的でした。

Pricure22 Pricure23 オリジナル作品かつ2期が無いプリキュアらしく最後は見事に完結して締めていましたが、やはりこう完全に完結させるのは良いですね。現在は2期を匂わせる中途半端な終わり方をするアニメが多いので、良い最終回だったと思わせる作品は貴重でした。

作画は非常に良好で文句無し。最後までほとんど崩れることなく安定していたのは、やはり資金力が豊富なのかスタッフが多いからなのか。その中でもキャラクターデザインの馬越嘉彦氏が総作画監督を務めた回はさらに良かったです。作中のBGMも格好良く、キュアサンシャインとキュアムーンライトが初めて変身するときの音楽とか演出と相まって絶妙で素晴らしかったです。主題歌も歴代プリキュアらしく専用歌で、エンディングの振り付けも相変わらずでした。

総評

Pricure24 Pricure25 全体的な感想としては…予想を上回る面白さに感服でした。放映前はこのキャラデザは無いわーとか水樹奈々が主役を演じるアニメはコケるとか散々言われて、こころの種のシーンがどう見てもウ○コにしか見えず雰囲気ぶち壊しのため苦情が来たりとかありましたが、終わってみればそんな噂はどこへやら。歴代プリキュア作品屈指の傑作とまで言われていました。自分はプリキュアシリーズを真面目に視聴したのはこの作品が最初でしたが非常に安定した作画に加えバトルシーンも良く、キャラクターも生き生きとして魅力的だったしストーリーも面白く見事に完結させたため素晴らしい作品でした。子供向け作品ですが大人でも十分楽しめます。

個人的評価としては全体的に非常に完成度が高く、さらに子供向け作品らしく「変わりたい自分」というテーマがあるためシナリオも筋が通っていて面白さの中に想いも込められていたため個人的にはSランクです。例の企画でBD版が出るなら買います。

2000年代を代表する美少女戦士ものとして定着したプリキュアシリーズ、久々に4クールアニメで面白いと感じる歴史に残る傑作でした。今度青に会えるのは劇場版ですか…。


2011年冬アニメ第1話の感想文その14

2011-02-01 01:00:15 | 2011年冬アニメ関連

 いよいよ2月、まだ放映されていない新番組アニメは残り2つなのでそれ以外のアニメを消化していきます。今回はローカル局で放映された「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Otink Otink1 「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」…WEBコミックハイ!で連載されている草野紅壱の漫画「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」のアニメ化作品で、アニメ制作はZEXCSです。

例の東京都青少年育成条例に真っ向から立ち向かおうとしている近親相姦アニメ…ですがこの独特の頭身は何?マジでこのまま放映するの?といった感じで前評判は決して高くない作品でした。

始まっていきなり夢オチかと思いきや、妹の高梨奈緒が目の前に寝ているという展開にこれはありえないだろうと思っていたら実は妹は寝たふりで誘っているとは実にけしからん!しかもワザと縞パンを見せてサービスタイムを仕掛け兄の高梨修輔を弄ぶとは…これもまたけしからん!

Otink2 Otink3 この作品、兄はエロ本大量収集に加えSMや妹系エロゲーにまで手を出す変態ですが妹はその兄の性格を知り尽くしている上に性的に弄ぶお兄ちゃん大好きっ娘のド変態です。表面上は普通の兄妹のように振る舞い、あまり仲の良くないように見えますが…妹がやばい!兄が風呂から上がったのを確認したあと下着をクンカクンカ…さらに放送禁止用語まで使い予想の斜め上を行く変態キャラでした。ここまで極端なキャラだとかえって面白かったです。

Bパートでも妹の暴走は止まるところを知らず、兄の部屋掃除でエロ本を大量処分しつつ妹系は残していましたがSMコロシアムを巡るやりとりは父までエロ本を持って帰ろうとしていて面白かったです。

Otink4 Otink5 そして後半は結構シリアス描写もありましたが、そんな状況で妹系エロゲーをプレイしていた兄はなんという駄目人間…しかし違う意味で妄想しまくっていた妹はその上を行く駄目人間でした。最後はちょっと良い感じで締めていましたが終わる直前に謎のキャラクターが登場していたので次回も一波乱ありそうです。正直甘く見ていましたが予想以上に面白い作品でした。

作画は原作絵に近いためかなりクセが強いです。頭身もさることながら目の下のクマみたいな線も気になるし人を選ぶかもしれません。

総評

Otink6 1話の全体的な感想としては…予想以上に面白い!放映前はこの頭身は無いだろうとかもう妹ものなんてウケないとか散々言われていた作品でしたが、実際放映されてみるとそんなのどうでも良くなるほど面白かったです。キャラクターの目のクマは気になりますが慣れれば平気になるかもしれません。

1話の個人的評価としては、頭身や絵柄にクセがありますが作画自体は安定していたし何より話が面白かったので永久保存版のAランクです。今期のローカル局アニメで今のところ一番面白い作品でした。