2015年夏アニメ「Classroom☆Crisis」第1話の感想文

2015-07-20 08:33:10 | 2015年夏アニメ関連

今回はMBSアニメ放送枠「アニメイズム」の新作「Classroom☆Crisis」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「Classroom☆Crisis」…シナリオライター丸戸史明やかんざきひろが合同で企画したオリジナルアニメで、アニメ制作はLay-duceです。今年のアニメでは「冴えない彼女の育てかた」で有名になった丸戸史明や、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」の挿絵でも有名なかんざきひろが参加して、なおかつオリジナルアニメということで前人気は高めでした。

序盤はおっさんキャラが多数登場して会議とかしていたので、可愛い女の子だけ登場する軟派なアニメとはちょっと違うのかもと思いましたが、案の定メインキャラは女の子ばかりでした。それは置いておいても、まず最初に舞台の学校が難解な施設ばかりで授業をやっているように見えないため、学校で何をしているのか良く分かりません。何か飛行機のようなものを作っているように見えましたが、なぜ作っているのかの説明すらありませんでした。

むしろ宇宙まで行けるのかよ!というのが中盤の第一印象で、最初の場面だけ見ていると現代ぽいですが実際はそうとう未来な話のようです。とにかく中盤にかけて世界観についての説明が全くないため視聴者おいてきぼりで話が進んでいきます。もちろん世界観だけでなくキャラクターについての説明もほぼ皆無で、先生の妹がクラスにいるくらいしか理解できませんでした。

後半になってやっと世界観についての説明がされ、ある程度は納得しましたが命令無視な行動のオンパレードに続き、全く魅力を感じない転校生の登場により物語は急展開という感じでしょうが全く盛り上がらない展開でした。面白いと感じる部分が全く無かったのはかえって凄かったです。

作画は良好です。キャラクターは安定していたしメカ作画も手描きで頑張っていました。BGMも良く、序盤の登校シーンからX2発進に至るまでのBGMが短いながら良かったです。主題歌は1話の演出なためかありませんでした。

総評

1話の全体的な感想としては、スタッフも豪華で絵もBGMも良かったですがつまらなかったです。物語後半になって世界設定とあらすじが説明されていましたが、最初にそれやれよ!といったかんじで中盤までは全く意味が分かりませんでした。オリジナルアニメにありがちな説明不足感がかなり強く出ていてこの先も不安です。

1話の個人的評価としては、絵や世界設定は良いと思いますが全く盛り上がっていなくて肩すかし感が強かったので視聴打ち切り予定のCランクです。原作丸戸史明という点において注目されているようですが、その色が出ていない部分もあるように見えます。


2015年夏アニメ「がっこうぐらし!」第1話の感想文

2015-07-19 10:26:08 | 2015年夏アニメ関連

今回はローカルアニメの「がっこうぐらし!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「がっこうぐらし!」…まんがタイムきららフォワードで連載されている、千葉サドルの漫画「がっこうぐらし!」のアニメ化作品で、アニメ制作はラルケです。

まんがタイム系列の作品なのもあり、予想どおり女の子しか登場しない学校を舞台に住み込みで生活している模様でした。正直見ていてどうでも良いレベルで淡々と話が進んでいきます。

中盤から犬の太郎丸を学校内で探す話になっていましたが、面白くもなんともなく印象にも全く残らず正直見ていて苦痛なレベルでした。この抑揚の無さはある意味日常ものと言えなくもないですがあまりにも平坦な話すぎました。

封鎖された廊下や、一瞬ヒビが入った窓ガラスが映ったりと気になる箇所がありましたが、終盤にそれらが一気に明かされた際の衝撃は相当…と言いたいところですが、伏線の張り方が安直すぎます。「魔法少女まどかマギカ」のような急展開を表現したかったのかもしれませんが、1話でいきなりネタバラシをしてしまったところや、可愛い見た目に反してのギャップ狙いが見え見えだったこと。ほのぼのに見えて裏があるのは「結城友奈は勇者である」の件もあり今更感もありました。しかし序盤の抑揚の無さと授業中いきなり犬を探しに行く不自然さ、いきなり「みんな好きだよ」と言い出すあたりが終盤の展開のための伏線だったという見方もできるかもしれません。

作画は良好です。動きも無いせいかキャラクターは可愛く安定していました。BGMは全く印象に残りませんでしたが主題歌はちょっと良かったです。

総評

1話の全体的な感想としては…え?なにこれ?でした。終盤いきなり世界が一変しますが、それまでは退屈と不自然な展開ばかりだったため話の内容の無さを無理矢理予想外のギャップで埋めようとしているようにしか見えません。まどかマギカのような伏線もほとんど無かったです。

1話の個人的評価としては、予想外の展開ではありましたが二番三番煎じにしか見えませんでした。しかし主人公の精神が壊れているところなど続きが気になる箇所はあったので視聴継続のBランクです。


2015年夏アニメ「城下町のダンデライオン」第1話の感想文

2015-07-18 21:51:10 | 2015年夏アニメ関連

今回はTBSアニメの新作「城下町のダンデライオン」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「城下町のダンデライオン」…まんがタイムきららミラクで連載されている、春日歩の4コマ漫画「城下町のダンデライオン」のアニメ化作品で、アニメ制作はプロダクションアイムズです。

まんがタイム系列の作品なので、いつもどおりの日常ものといった感じでしたが少々違うと感じるのは主人公の家が大家族かつ王族といったところでしょうか。可愛い女の子達だけがキャッキャウフフする日常ものが特に多いまんがタイム作品において男性キャラもそれなりにいるのは珍しかったです。

日常ものでありながらファンタジー路線が強いのも特徴で、王族なのに一般の住宅街に普通に棲んでいるところや特殊能力が存在しているという点で個性を出しているようでした。しかしその特殊能力があまりにも中二病全開でドン引きするレベルだったため設定としては相当破綻しています。

主人公の茜は作中で何度もパンチラをしているようですが全く映さないのは地上波だから仕方ないかもしれません。そしてそれ以外全く印象に残らず、キャラクターの個性も薄く超能力もどこかで見たような能力ばかりなので全体的には薄味なアニメでした。キャラクターデザインが可愛かったのは良かったですがそれだけではこの先つらそうでした。

作画は良好です。1話なだけに良くまとまっていましたが、9人兄弟みなほぼ同じ顔に見えるのはいただけなく髪型と体格で区別するしかありませんでした。BGMは予想以上に良く、序盤で家族揃って朝食を食べているシーンのBGMが特に良かったです。主題歌はイマイチ印象に残りませんでした。

総評

1話の全体的な感想としては、キャラクターデザインはそこそこ良かったですが印象にはほとんど残らずつまらなかったです。日常ものに超能力の中二設定をプラスして個性を出そうとしていましたが無理矢理感が強かったのもマイナスポイントでした。

1話の個人的評価としては、まんがタイム系の日常ものなのでこれから大化けする可能性はほぼ皆無なところと、1話でこの程度ならこの先あまり期待できそうにないところもあり視聴打ち切り予定のCランクです。


2015年夏アニメ「青春×機関銃」第1話の感想文

2015-07-09 18:59:11 | 2015年夏アニメ関連

怒濤の勢いで夏アニメが始まっていますので、今回はTBSアニメの「青春×機関銃」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「青春×機関銃」…月刊Gファンタジーで連載されている、NAOEの漫画作品「青春×機関銃」のアニメ化作品で、アニメ制作はブレインズ・ベースです。

タイトルからして銃火器を用いるのは予想できましたが、銃は銃でも玩具の銃ということでサバゲーアニメのようでした。TBSのサバゲーアニメというだけであのアニメを思い出すし危険な予感しか感じられませんが、この作品、どうやら男性キャラがメインのようで腐女子向けのサバゲーアニメというかなり偏ったジャンルのようです。

それでいてカッコイイ演出やカッコイイポーズが多いので余計浮いています。サバゲーのBB弾を発射するシーンなのになぜあれほどの轟音と軌道が描かれるのか…地味だから派手にするのは分かりますが浮きすぎです。相手の弾丸の数を数えていたというシーンは過去の作品では「TRIGUN」でもありましたが、どうしてここまで差がつくのかと思ってしまうほどとにかくこの作品に関してはあらゆる挙動や言動が軽かったです。ホストで鍛えた動体視力という表現は逆に面白かったので、ギャグに偏ればそこそこ面白いかもしれません。

ただこの作品、主人公の立花蛍に小松未可子を起用し、なおかつ男装女子という設定なのは評価できます。これはさすがに見たことのない組み合わせで新鮮だったためここだけ良かったです。これにもっと乙女の恥じらいを追加すれば期待できるかもしれません。

作画は良好です。キャラは安定してたし銃火器の描写もがんばっていました。ただ弾丸の描写は派手すぎてイマイチ合ってなかったです。BGMは全く印象に残らず、主題歌もキャラソンを起用していましたがイマイチでした。

総評

1話の全体的な感想としては、主人公が男装女子というのだけ良かったですが真新しさがほとんど無いオサレサバゲーアニメでした。とにかく色々な動きがあからさまで爽快感も無く、キャラ萌えアニメとしてなら多少見られるかもしれませんがバトル部分はつまらなかったです。

1話の個人的評価としては、サバゲーアニメというだけで地雷臭がするし面白くなりそうな予感が全く感じられなかったため視聴打ち切り予定のCランクです。


2015年夏アニメ「アクエリオンロゴス」第1話の感想文

2015-07-04 05:36:32 | 2015年夏アニメ関連

いよいよ怒濤の勢いで夏アニメが始まってました。今回も可能な限り様々なアニメを視聴していきます。今回は人気シリーズの新作「アクエリオンロゴス」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「アクエリオンロゴス」…「創聖のアクエリオン」10周年記念として制作されたアクエリオンシリーズ第3作品目で、アニメ制作は歴代と同じサテライトです。

アクエリオンシリーズはこれで3作目で、続編が作られるたびにキャラが萌え系にシフトしていきているのは時代の流れかもしれませんが、今回はさらに萌えに偏ってきました。正直キャラだけ見るとアクエリオンに見えません。むしろTBSアニメの「アウトブレイク・カンパニー」を思い出すキャラデザでした。

そして今回も天使との戦いや前世がとかそういう流れなのかと思いきや、意外や意外、そういうのとは全く関係なさそうな雰囲気でほとんど別物です。漢字に焦点を当てている点も珍しく、合体設定が無ければほとんど新作アニメのようでした。1話は「巻」という漢字が暴走していましたが、漢字一つでここまで物語が広げられるという点にも注目で、この設定はなかなか面白かったです。

あとこの作品を見て真っ先に印象に残るのは主人公でしょう。まるで海賊王にでもなるかのように迷い無く救世主になろうとしている主人公ですが、あっさり捕まったり敵と合体してしまったりと行動が破天荒すぎて全く読めないキャラなのが非常に良かったです。某ガンダムの救世主とは真逆のスタンスで、正直おっぱいヒロインや敵側のキャラより遥かに魅力的でした。

作画は良好です。パチマネーかどうかは分かりませんが終始安定していました。キャラデザが萌えに偏っていますが2期のような中途半端ではないところは好印象です。BGMはあまり印象に残らないのが残念で、主題歌も歴代のakinoではなくMay'nだったりするためアクエリオンぽくありませんでした。

総評

1話の全体的な感想としては、あまり期待してませんでしたが意外と面白かったです。戦闘シーンは物足りませんでしたが主人公が今時珍しい中二病で頭おかしい突き抜けたタイプだったのが非常に良く、主人公がこの作品の魅力の半分以上を持って行ってしまいました。

1話の個人的評価としては、バトルにはあまり期待できなさそうですが歴代アクエリオンとはほぼ別物のような流れで先が読めないのと、主人公に魅力もあったので永久保存版のAランクです。

そして1話の直前に流れた特番、1期と2期のキャラがそれぞれ戦う番外編でしたが、2期唯一の良心だったジンが再び登場したところや挿入歌のタイミングは非常に良かったです。


2015年夏アニメ考察

2015-06-16 18:23:08 | 2015年夏アニメ関連

いよいよ7月が近づいてきたことにより夏アニメも開始されようとしています。なので今回も恒例として、2015年夏アニメの中から話題作や個人的に気になる作品をピックアップしてみたいと思います。

なんといっても2015年夏アニメ、本命と言われているのは「アイドルマスター シンデレラガールズ2nd SEASON」でしょうか。非常に高い人気を誇った1期、制作の都合で急遽分割2クールとなってしまっていたようですがついに2期が始まります。安定した人気だったので今期も期待できそうです。他にも「のんのんびより りぴーと」も2期ものとして前人気は高いです。

他にも新作として前人気が高いのは、「Angel Beats!」以来久々に麻枝准がオリジナルでアニメ原作、脚本を行う「Charlotte」や、満を持して豪華スタッフで制作される「うしおととら」は期待度が高く個人的にも気になっています。

1期の人気が高かったのに2期で評判を落としたアニメの3期も始まり、「アクエリオンロゴス」「WORKING!!!」など3期ものもそこそこあります。2期がイマイチだった作品が活気を取り戻すことはほとんどないため、個人的にはあまり期待していませんが一応チェックはするつもりです。

全体的に見ると「ガッチャマンクラウズ インサイト」「うーさーのその日暮らし 夢幻編」「デュラララ!!×2 転」などの続編もの、そしてufotable制作の「ゴッドイーター」や水島努監督の「監獄学園」など多少期待できそうな作品こそありますが逆の作品も多く、特にTBS萌え豚アニメ枠は危険な香りしかしません。面白そうな作品もありますが、全体的には大本命クラスが見受けられないため実際視聴してみないと分からないという印象でした。

というわけで、個人的に2015年夏アニメの本命は「アイドルマスター シンデレラガールズ2nd SEASON」でしょうか。ほぼオリジナル作品なだけに、どこでどうやって区切りを付けてくるのか気になるところです。