2010年春・アニメ最終回の感想文その5

2010-03-31 11:37:25 | 2009年秋アニメ関連

 いよいよ明日は「世界樹の迷宮Ⅲ」の発売日!なのでゲームのためにも今はアニメ消化。今回は「テガミバチ」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Tegamibati Tegamibati1 「テガミバチ」…ジャンプスクエアで連載されている、浅田弘幸の漫画「テガミバチ」のアニメ化作品で、アニメ制作はstudioぴえろです。第1話では主人公ラグがテガミとして運搬されることになっていたり、母親の失踪に謎が隠されていたりして面白いかどうかは少々未知数でした。

 最初の2話は主人公ラグと目標となる人物ゴーシュとの出会いと別れで終わり、3話からラグが主人公らしくなりテガミバチとなるために必要な国家資格を取るために旅に出るところまで進みましたが、いかんせん話としてイマイチ盛り上がりに欠け微妙な展開が続き、このまま続くのなら視聴をやめようかと思った寸前、ふと3話の終わり際に出てきた少女ニッチが非常に面白いキャラクターだったため思わず視聴を続けてしまいました。

Tegamibati2 Tegamibati3 この作品、シナリオこそイマイチでしたがキャラクター…中でも女性キャラは非常に魅力的で、さっき登場したニッチに始まり主人公ラグと同棲している車椅子の女豹シルベットにハチノス副館長アリア等素晴らしいおっぱ…じゃなくて女性キャラでした。代わりに男性キャラは主人公ラグが泣き虫でほぼ毎週泣いていたりしていたのを除くとあまりコレといったキャラはゴーシュ以外特にいなかったような気もします。

 中盤はテガミバチらしい仕事が続いて1話完結型のテガミを届けて良い話で終わるのが多かったんですが、いかんせんかなり話が安く、主人公の心弾銃でテガミを撃つとテガミに込められた思いが映像になって周りに映し出されるため

序盤ワケありのテガミ預かる→相手がテガミ受け取らない・心が伝わらない→ラグ心弾銃でテガミ撃つ→テガミの持ち主の本当の心が伝わりイイハナシダナー→ラグ泣く

で終わることがほとんどでした。16話のピアノ弾きの話や17話のディンゴの話は良かったと思いましたがほとんどは微妙だったのが残念です。

Tegamibati4 Tegamibati5 そんな感じで1話完結の話が多く22話あたりからやっと話が続き、主人公が探していたゴーシュの手がかりをやっと見つけたと思ったらゴーシュらしき謎の人物と共に異様にエロいロダが登場して主人公が撃たれてそのまま完…2期制作決定!となり結局主人公の母親が連れ去られた原因や最後の人物の謎や、ラグやシルベットが生まれた日に起きた事件の謎も何もかも明かされないまま1期は終わってしまいました。

Tegamibati6 全体的な感想としては、良くも悪くも最近のジャンプらしい作品といった感じで自分は正直なところレギュラーの女性キャラがエロくなかったら視聴をやめていました。1話完結の話もそれなりだったし鎧虫との戦いも特にすごいものでも無かったし…でもせっかくここまで視聴したことだし最後まで見るとは思います。


2010年春・アニメ最終回の感想文その4

2010-03-30 11:33:10 | 2009年夏アニメ関連

 今日もアニメをひたすら視聴する毎日です。今回はNHKアニメの「エレメントハンター」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Elementhunters Elementhunters1 「エレメントハンター」…日韓共同で制作されたオリジナルアニメで、アニメ制作はNHKエンタープライズとHEEWONE ENTERTAINMENTです。監督が日本と韓国に1人ずついて打ち合わせを行い、制作は全て韓国、日本では編集と録音をしただけのようでかなり韓国よりの制作で作られ、NHKアニメとしては最近珍しいSFものだったこの作品、第1話から外国アニメらしい動きのぎこちなさと作画に加え結構無理がある展開もあり正直イマイチな印象でした。

 2話以降も似たような展開だったためどうもイマイチで、この調子のまま3クールもやるのかと思うと少々気が滅入ったのも事実で途中からは惰性で視聴していました。そんな中10話あたりからQEXの所有第5ポジ元素がテレビの右側に表示されるようになって少しずつ分かりやすくなってきました。

Elementhunters2 Elementhunters3 そして12話あたりになると、正式エレメントハンターのバックにいる宇宙コロニーの上層部が何やら不穏な動きを見せ始めて、知りすぎたエレメントハンターの1人が表舞台から消される出来事があってからは物語は一変して面白くなってきました。その頃には主人公達も色々装備が増え、QEXとの戦い方もただ力押しで戦うのではなく、たとえばスズの元素を持っているQEXには液体窒素を作り出して瞬間冷却させてスズの化学反応を起こさせて倒すといった感じで今までにないバトルで面白く、動きの悪さや作画はあまり気にならなくなりました。

Elementhunters4 Elementhunters5 2クール目に入ると謎の金属生命ネオQEXや知的生命体シェイプシフターも登場してきていよいよ物語は架橋に入りそして主人公達非公式エレメントハンターの背後にいたエイミーや主人公の祖父の過去も明らかになり、そして終盤であの方が退場したときは実況でもお通夜状態になっていました。

 最終ステージの11次元において元素消失事件の全てが明らかになり、その後の展開は少々強引だったかもしれませんが最後の最後を除いて完結させたためかなり面白い作品でした。

Elementhunters6 Elementhunters7 キャラクターにおいても、エレメントハンターの面々は面白いキャラクターでありつつも終盤になったら予想外のキャラとフラグを立てたりしていましたが、やはりこの作品といえばユノを外すわけにはいかないと思います。基本的にオペレーター役だったことが多かったですがサポート役として色々な装備を作ったりしたり、主人公達に助言することもあり、冗談を言うシーンも多く日本の萌えキャラとも対等に戦えるほどの魅力を持ったキャラクターでした。

Elementhunters8 他にもこの作品の特徴としてデータ連動放送機能もあり、参加すると元素回収ゲームに参加でき、さらに物語の重要部分になると左下のポータルが反応して細かい設定を教えてくれたりしてかなり出来は良かったです。元素回収ゲームもエンディング中に行うのでアニメ本編には影響がありませんでした。中でもこの「設定をデータ放送で説明する」というやりかたはすごい良かったので他の番組でも普及してほしいと思いました。

Elementhunters9 全体的な感想としては、作画はそれほど良いとは言い難かったし、少々強引で荒削りだった展開もありましたが設定とか興味深くキャラクターも魅力的で、SFものとして非常に面白い作品でした。「作画がちょっと…」とか「韓国アニメじゃんwwww」などと侮ることなかれ。正直なところ日本の下手なアニメより面白かったです。


2010年春・アニメ最終回の感想文その3

2010-03-29 07:34:30 | 2010年冬アニメ関連

 ここ数週間はテレビとPCにかじりついている状況が続きそうです。そして今回は「おおかみかくし」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Ookamikakusi4 Ookamikakusi5 「おおかみかくし」…コナミデジタルエンタテインメントのPSP用アドベンチャーゲーム「おおかみかくし」のアニメ化作品で、アニメ制作はAICです。原案が竜騎士07、キャラクターデザインがPEACH-PIT、オープニングがFictionJunctionと、かなりスタッフは豪華だったこの作品、第1話からいきなりフラグを立てつつ暗い設定が見え隠れしていて何やら面白そうな印象を受けました。

 そして2話以降も謎の展開が続いていたんですが、なかなか明かされないまま五十鈴の兄一誠がなぜかどんどん発情していって主人公九澄博士に迫っていく展開になりこの予想外のホモ展開に実況は大いに盛り上がっていました。おそらくこの辺りがこの作品で一番盛り上がっていたところだったと思います。

Ookamikakusi6 そして中盤になっていよいよ五十鈴も精神的におかしくなって1話の冒頭の意味不明だった展開の謎が明かされたのでここからがある意味本当の始まりのような感じでした。しかし五十鈴がサバイバルナイフ2刀流をいきなり使うのは予想外すぎて吹いた。

 そうこうしているうちに物語の重要人物賢木が現れこの人物が物語の舞台となる蟐娥町に隠された謎や冒頭で現れた殺人集団や神人と呼ばれる存在について明かしてきたんですが、原作を知らないとここまで意味不明な展開が続いていたので個人的には少しでもいいからもうちょっと早く明かして欲しかったです。

Ookamikakusi7 Ookamikakusi8 終盤になりついに主人公がなぜ1話からフラグを立てまくっていたかの理由や賢木の目的も明らかになって面白くなるか…と思いきや最後は謎の集団だったはずの櫛名田眠達もあっさり表舞台に出てきて強引に話を終わらせてまるでゲームのトゥルーエンドのような終わり方でした。そしてラスボスだったあの人は蟐娥町旧市街の住民と違って一般人だったためかなり苦戦していたので逆に同情の声もしばしば聞かれました。

Ookamikakusi9 最終話はTBSアニメによく見られる番外編で、今までとは全く違った完全ギャグ回でパロディまで見られる始末だったためそこそこ楽しめました。

中途半端に外伝みたいなのやられるよりはこのくらい突き抜けた方が確かに面白かったです。

Ookamikakusi10 全体的な感想としては、田舎町を舞台にした伝奇モノだったことに加え、舞台の特産品がハッサクだったことから通称「はっさくのなく頃に」とか呼ばれていたこの作品、ホモ兄貴とはっさくのテーマ以外イマイチ話題にならなかったのは残念でした。たしかに面白かったとは思いますが、予想を大いに覆す展開にはならず悪い意味で予想通りの結果に落ち着いてしまったのは残念。しかし作画は最初から最後まで安定してたしFictionJunctionのオープニングと南里侑香のエンディングも作品に合っていたし駄作ではなかったと思います。


2010年春・アニメ最終回の感想文その2

2010-03-27 15:59:06 | 2010年冬アニメ関連

 今週から一気に始まった最終回ラッシュ、どんな作品でも最終回次第で評価が分かれてしまうこともしばしば。今回は2010年冬アニメの本命だった「ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。ちなみに前回だけネタバレ有りで書きましたが今回からはまたネタバレはできるだけ書かない方向でいきます。

Hidamari12 Hidamari13 「ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)」…まんがタイムきららCaratで連載されている青樹うめの漫画「ひだまりスケッチ」のアニメ化第3期作品で、アニメ制作はシャフトです。抜群の安定感から冬アニメの本命と呼ばれていたこの作品、第1話から噂の新入生が登場して面白かったんですがオープニングとエンディングの作画が明らかに間に合ってなくて話題になっていました。

 前期ではゆのと宮子の1年生コンビや吉野屋先生に夏目の出番が多かったイメージがありましたが、今回は新入生が登場してくることにより4月前後の話が多くなり新入生の話の比率が多くなっていました。そして時系列をシャッフルして放映していたのも特徴で、前半のAパートではゆのが2年生になっていて今の時系列で話が進んでいたと思ったら、Bパートでは過去に戻ってゆのが1年生の話やさらに前になりヒロや紗英が1年生の話とかも混じっていたりしていました。

Hidamari7 そして今期は新入生が登場してきたことによりどうなることかと思いましたが…これは予想以上に面白い!ただでさえ濃いひだまり荘の住人ですが、新入生達もそれに負けず劣らずの個性の持ち主で毎週非常に面白かったです。特になずなは声がとてもあの「ソウルイーター」のマカとは思えないほど別人で新たな小見川千明を垣間見ることができました。

Hidamari8 Hidamari9 あと今期は卒業していった先輩達の話も多めで、卒業シーンや進路が決まった後の話もありちょっと切なくなりながら良い話も多く、1話完結型のシンプルな構成も相まって非常に完成度も高かったと思います。中でもやはりゆのと有沢先輩の話は個人的に一番印象に残りました。

Hidamari14 Hidamari15 オープニングとエンディングも特徴で、オープニングは全員集合のノリの良い楽曲で始まりエンディングはmarbleの曲で締めるというのは1期から続く伝統でしたが、今期は作画が明らかに間に合っていなくて1話はほぼ止め絵で完全版が完成したのは4話以降でした。噂では新入生が馴染んでから完全版を流す予定だったみたいなことを聞きましたが、BS-TBSでは1話から完全版が放映されていたので本当に作画が間に合ってなかったようです。

Hidamari10 Hidamari11 しかしいざ完全版オープニングとエンディングが放映されたら、その完成度は実に高く今まで待った甲斐があったほどで、特にエンディングでは1年生2人が登場する1枚絵のシーンが印象的でした。 

 大抵の2期もの続編ものは前に比べ安定した人気に落ち着くか前よりつまらなくなることが多い印象でしたが、まさか3期になってさらに面白くなるとは予想外でした。最後はかなりあっさりして終わってしまったので多分4期もありそうな予感です。でもやっぱり2期の終わりのように全員集合で1期のエンディングを歌ったりして欲しかった気がしました。

Hidamari6 フジテレビのやらせ疑惑があったドキュメント番組でこの作品のオープニングが流れたり6話で作画が危険になったりと色々とあった作品でしたが、全体的には非常に面白くCMでゆのが言っていましたが、まさに「この面白さ、ほしみっつです!」楽しませていただきました。


2010年春・アニメ最終回の感想文その1

2010-03-23 20:17:42 | 2010年冬アニメ関連

 さて、いよいよ今日から春に最終回を迎えるアニメの感想文も並行して書いていこうと思います。今回はテレビ東京とアニプレックスの共同プロジェクト第1弾「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います…が、今回はネタバレ有りで書かせてもらうのでもしネタバレが嫌いならばスルーしちゃってください。

Soranowoto5 Soranowoto6 「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」…テレビ東京とアニプレックスが共同で立ち上げたオリジナルアニメ制作プロジェクト「アニメノチカラ」第1弾作品で、アニメ制作はA-1Picturesです。放映前からCMを相当流してたし、なんといっても見た目が「けいおん!」に似ているため放映前から注目度はかなり高かったこの作品、第1話からパンツを見せたりして色々と話題になり通称「ソラヲン!」とか呼ばれていました。

 オリジナル作品だったため展開が全く読めない作品でしたが、2話以降は作品の舞台となる時告げ砦の仲間達とのゆるやか軍隊アニメの展開が延々と続いたと思ったらごくまれにシリアス展開が見え隠れするといったかんじで方向性が全く見えない作品でした。

Soranowoto10 Soranowoto11 この作品、作画は崩れること無かったし中でも背景美術やロボット描写は紛れもなく一級品で、大島ミチルの楽曲やオープニングのKalafinaの曲も作品に合っていたし戦争により荒廃した世界といい物語の舞台も素晴らしかったんですが、シナリオ構成と脚本が全てを台無しにしていたと思います。あとオープニングの演出は実際にあった絵画のオマージュのようですが作品に合っていなかった気がしました。

Soranowoto7 Soranowoto8 1話では相当に下手だったカナタのラッパでしたが4話ではいきなり覚醒してありえないほど上達したと思ったらそれ以降終盤まで楽器を持つ描写さえ無かったので、この作品はどうやら楽器演奏には大して意味が無かったのかとさえ思いました。そんな中7話でフィリシア隊長の誰と戦ってるのか全く分からないビネンランド戦線の記憶が蘇るシリアス展開があったと思ったら次の8話ではカナタのおもらし回になったりと作品としての迷走が止まらず、この作品は萌え系なのかシリアス系なのかさっぱり分かりませんでした。

Soranowoto12 Soranowoto13 そんな中11話でついにノエルの過去が明かされ、その後ローマ軍とヘルベチア軍が進軍してきて一気に物語がシリアス展開になり盛り上がってきたと思ったらその次の回は最終回で、停戦信号さえ聞かない両軍がカナタの「アメイジング・グレイス」はちゃんと聞いてしかも両軍停止、その後リオが停戦協定の証明書を持ってきて戦争終結ENDでかなり納得いかない終わりでした。しかし序盤の伏線を最後にはほとんど回収したので思ったほど投げっぱなしな終わり方では無かったのでそこだけ好印象でした。

Soranowoto9 萌えもシリアスもいいとこ取りをしようとしたらどちらも中途半端だった印象しか残らず非常に惜しい作品だったと思います。でもこの設定で萌えアニメやっていたら自分はおそらく視聴やめて切っていたかもしれません。個人的には最初から最後までシリアス展開で行って欲しかったです。しかし「アニメノチカラ」第1弾でこうなるとは…第2弾はどうなることやら。


2010年冬・アニメ最終回の感想文その6

2010-03-22 17:22:14 | 2009年秋アニメ関連

 そろそろ冬の新番組だったアニメも終わりを迎えてきた頃ですがまだまだ前期の最終回も見逃せません。今回はローカル局で放映された「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Blacksmith Blacksmith1 「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」…MF文庫Jで刊行されている三浦勇雄のライトノベル「聖剣の刀鍛冶」のアニメ化作品で、アニメ制作はマングローブです。第1話では主人公のセシリー・キャンベルがエロさと反比例して弱い印象を受けながら、後半になって刀鍛冶ルークが祈祷契約によって刀を作り出したところで終わりなかなか面白そうなかんじでした。

 2話では鎧が砕けたりしてエロに関しては申し分無く、バトルシーンも頑張っていたと思うし作画に関しては特に気になるところは無かったと思います。しかしシナリオとなると微妙と言わざるを得なく、結構要所要所を飛ばしている印象を受けかなり早いテンポで話が進んでいたと思います。それでも悪魔契約や代理契約戦争の内容について説明はあったので原作知らない人が置いてきぼりになることは無かった気がしました。

 ただ序盤であれだけ刀を欲しがっていたセシリーが魔剣を使えるようになったら全く刀の話題をしなくなったりしたので現金だなと思いつつ、刀鍛冶のルークとリサや、シャーロットと3人の侍女にアリアやアニメオリジナルのエルザといいキャラクターは良かったと思います。

 最後はラスボスのようなあのお方が空気を読んで祈祷契約完了まで待っていてくれたりしながらも、傷ついたら撤退して終わってしまい思いっきり不完全燃焼でした。これは2期やらないと怒られるレベルだったと思います。

Blacksmith2 Blacksmith3 全体的な感想としては作画や主題歌は良くできていたと思いますが、複雑な設定があるので原作を知らないと良く分からない部分がアニメだと多々あり、あとセシリーが弱いのにかなり演説口調なのでウザいと感じる人もいるかもしれません。でも個人的にはネットの評判の悪さとは裏腹に思ったより面白いと思いました。2期が確定してるらしいし今度はもうちょっと期待したいところです。


狩猟解禁第3弾

2010-03-17 21:08:43 | アニメ・コミック・ゲーム

 ゲーム関連のニュースでもそこら中でトップを飾っている記事ですが、いよいよPSPで「モンスターハンターポータブル3」が年末に発売される予定のようです。wiiの3とは違いPSPのP2Gに近い作りのようで、ナルガクルガやティガレックスの登場が確定してるみたいです。あと武器はP2Gの武器全種にスラッシュアックスが追加される模様。

 P2Gのときは通信環境が整ってなかったからオンラインはプレイしていませんでしたが今は環境が揃っているので今度はネットワークを使ってプレイしてみたいところです。

 武器はまたランス使う予定…3のようなカウンター突きとガード前進が追加されていることを期待しています。


2010年冬・アニメ最終回の感想文その5

2010-03-15 23:58:08 | 2009年秋アニメ関連

 そろそろ月末には冬アニメが終わりますが、まだまだチェックするべきアニメは残っています。今回は年末に最終回を迎えた日テレ深夜アニメ「青い文学シリーズ」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Aoibungaku Aoibungaku1 「青い文学シリーズ」…集英社文庫の「夏の一冊 ナツイチフェア」企画と、太宰治生誕100周年を機に制作されたアニメ作品で、アニメ制作はマッドハウスです。夏目漱石や太宰治の代表作を、ジャンプの作家が表紙を描き下ろしたことにより始まったこの企画、第1話では太宰治の代表作「人間失格」から始まっていました。ここからは登場した作品順に感想を書いてみたいと思います。

Aoibungaku2 Aoibungaku3 まず最初に始まったのが太宰治の「人間失格」、キャラクター原案は「DEATH NOTE」や「バクマン」の小畑健でした。

この作品がこのシリーズで一番気合いが入っていた作りで、4話構成で一番尺が長かったです。そしてとにかく暗い作風で原作の雰囲気を良く出していたと思いました。主人公大庭葉蔵がバーのマダムや未亡人などと次々とフラグを立てていくのはうらやましくもありましたが、人間不信に陥ってもまだ人間として生きようとする大庭葉蔵が良く描かれていたと思います。こういうアニメを視聴率や売り上げ度外視で作る日テレ深夜アニメは大好きです。この「人間失格」は後日ディレクターズカット版が一部劇場で公開されていました。

Aoibungaku4 Aoibungaku5 続いて始まったのが坂口安吾の「桜の森の満開の下」、キャラクター原案は「BLEACH」の久保帯人でした。

この作品がシリーズで最も原作からアレンジされていると思われます。なんせ彰子役の水樹奈々がミュージカルで歌ったりしていたので、さすがにこれは原作では無いと思いました。しかも主人公繁丸が嫁数人を斬り殺す描写がありかなりグロかったです。これは正直微妙…というか意味不明でした。

Aoibungaku6 Aoibungaku7 その次に始まったのが夏目漱石の「こころ」、キャラクター原案は小畑健でした。

この回は1時間スペシャルで、最初の30分で原作に大体合わせた流れで終わり、後半の30分は原作とはひと味違い主人公の親友Kの視点で物語が独自の解釈で描かれるという今までに無かった作りで結構面白かったです。この原作は高校の時教科書で読んでいたのでちょっと懐かしかったりしました。

Aoibungaku8 Aoibungaku9 次に始まったのは太宰治の「走れメロス」、キャラクター原案は「テニスの王子様」の許斐剛でした。

こちらも原作から大胆なアレンジが施され、メロスがセリヌンティウスを助けるために都まで走るという原作通りの展開は舞台で行い、その裏で主人公が原作の「走れメロス」を執筆し、友人がそれを演じるために主人公の元に帰ってくる…といったかんじのひと味違った作品となっていました。しかし現実と舞台がごちゃまぜになって面白かったんですが良く分かりませんでした…。

そして最終話も1時間スペシャルで、前半では芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、後半は「地獄変」で、キャラクター原案はどちらも久保帯人でした。

Aoibungaku10 Aoibungaku11 冒頭の説明でもあったんですが、道徳の授業で誰もが教わる児童小説が「蜘蛛の糸」だそうです。たしかに自分も小学生のとき読んだ覚えがありました。こちらの「蜘蛛の糸」は久保帯人のアレンジはほとんど無く結構普通に原作通りの内容でしたが、かなり人が死んで流血シーンが多かったです。

Aoibungaku12 Aoibungaku13 そして後半の「地獄変」、さりげなく前半の「蜘蛛の糸」と設定が少しリンクしていました。芸術に全てを捧げた親子の生き様が描かれていて、終盤の展開はすさまじく画面に釘付けになってしまい、こういうアニメは最近まず無いので衝撃的でした。

アニメ本編が始まる前に太宰治や夏目漱石の経歴や作品の説明が軽くあったりしたので、あまり小説を知らなくても作品ができるまでの過程がある程度分かったし、尺が短いと思うところも多かったですが主要なところは押さえてあったので全体的に良くできていたシリーズでした。しかし「桜の森の満開の下」だけは別すぎてなんとも。


2010年春アニメ考察

2010-03-15 00:30:21 | 2010年春アニメ関連

2010haruanime いよいよ某笑顔動画で【2010年春アニメ】新作アニメ一挙紹介!(詳細.ver)【ベータ版】が投稿され、2010年春に放映が開始される新作アニメの情報が出そろってきました。今回の動画は監督や制作会社の過去の作品や経歴なども書かれていて非常に分かりやすくイイ出来でした。今回もそれを視聴しつつ、個人的に気になっている新作やネットで話題になっている作品などを取り上げつつ今回の春アニメについて思ったことを書いてみたいと思います。

 まずはなんといっても2010年春アニメは「けいおん!!」「Angel Beats!」の一騎打ちと言われています。前者は2009年で大ブームを起こし「けいおん!は生きがい」とまで言われた話題作の2期、しかも京都アニメーション制作ということで前人気は猛烈に高いです。

 続いて後者は「CLANNAD」や「AIR」のシナリオを書き、なおかつ作曲でも非常に高い評価を受けている麻枝准が初めてアニメ脚本を担当、さらに制作は丁寧な作画で定評のあるP.A.WORKSということでこちらも話題性は極めて高く、すでに公開されているPVの出来も良いため期待度も非常に高いです。個人的にも鍵信者なので「けいおん!!」よりもこちらの「Angel Beats!」に期待しています。

 続いては注目作、まずは安定した作画やギャグを作らせたら面白い、AIC制作のアニメ「迷い猫オーバーラン!」監督が毎回替わるという噂があり一体どういう風になるかちょっと不安になりつつも原作のぺこ絵に忠実に作られているので期待しています。

 そして「蟲師」により個人的知名度が一気に上がったアニメ制作会社アートランドが久々に制作するアニメ「いちばんうしろの大魔王」。見た感じ思いっきりお色気アニメで地雷臭しかしないんですが、一応チェックしてみるつもりです。

 非常に丁寧な作画で評価が高く、ここ最近アニメ制作が増えてきたA-1Pictures、春では「WORKING!!」「閃光のナイトレイド」「おおきく振りかぶって ~夏の大会編~」を制作しています。

「WORKING!!」は東京MX放送ですでに1話が先行放映されていますが、そちらの評判はイマイチだったのでちょっと不安。

 テレビ東京×ANIPLEXによる共同プロジェクト「アニメノチカラ」、第2弾となる今回は「閃光のナイトレイド」という上海を舞台にしたバトルもののようです。監督や脚本に「少女革命ウテナ」や「DARKER THAN BLACK」のスタッフを起用し、制作はA-1Pictures、さらに放映開始前からテレビでも制作風景をCMで流しまくっていたので相当な力の入れようでした。

 丁寧な作画と演出に加え、野球ものとしても心理描写が良く描かれて1期が大ヒットした「おおきく振りかぶって ~夏の大会編~」1期は1勝したところで終わってしまったので今回の2期ではどこまで続いてくれるか。そしてスポーツもののアニメは最近めっきり減ってしまったので頑張ってもらいたいです。

 そして腐女子向けと思われるアニメも今回は「裏切りは僕の名前を知っている」があります。男性声優が小野大輔や福山潤、子安武人に石田彰と有名どころを取りそろえているし、J.C.STAFF制作なため腐女子人気はかなり出そうです。

 続いては危険作「B型H系」。「H友達100人できるかな?」とキャッチフレーズに書いてあるあたり危険な香りしか感じられない問題作になりそうな予感です。しかし声優は田村ゆかりに堀江由衣と豪華スタッフ。

 勢いに乗り、今期から1時間枠に拡大されたフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」、春では「さらい屋 五葉」「四畳半神話大系」が放映されます。どちらもノイタミナ枠らしい独特な雰囲気の作品に加え、前者はマングローブ、後者はマッドハウス制作なので個性が強い作品に仕上がりそうで期待です。

 そして硬派な作りといえば忘れてはならないのが日本テレビ深夜アニメ、今回は「RAINBOW 二舎六房の七人」が放映されます。昭和30年を舞台にした作品で殴り合いや暴力シーンがかなり多かった気がしたのでかなりダークな作品になりそうです。そしてナレーションはまさかの林原めぐみ。

 そして今期の新房監督×シャフトの新作は「荒川アンダー ザ ブリッジ」。主人公がまたしても神谷浩史と声優がシャフト独特のメンツで固められていたりするのはもはやお約束。あまりにも過酷な制作スケジュールなせいか数多くの作品で作画が間に合わない事態を引き起こしているシャフト、今回は頼みます。

 安定した作画と絶妙なカメラワークなアクションシーンに定評があるボンズ、今回はアクションもの「HEROMAN」を制作しています。これまた今時珍しい正義のヒーローもので、しかも夕方6時放映。純粋に面白い作品になりそうです。

 その他2期もの、続編ものとしては「一騎当千 XTREME XECUTOR」「メジャー 第6シリーズ」「スターウォーズ クローン・ウォーズ シーズン2」「真・恋姫†無双 乙女大乱」と数多くあります。

 今回の2010年春アニメ、冬が不作だったせいもあり今回はかなり期待作が多いです。果たしてこの中にどれだけのダークホースが眠っているか、または本命作品が期待に応えるか、あと1ヶ月後には結果が出ているので今回も気合いを入れて視聴していきたいと思います。


魔装機神

2010-03-13 03:19:50 | アニメ・コミック・ゲーム

 おお…大人の事情で発売されないと噂されていた、スーパーロボット大戦シリーズの外伝作品で、後に登場するORIGINAL GENERATIONシリーズの元祖となった作品「魔装機神」がニンテンドーDSで発売されるそうです。

 はじめてこの作品が登場したのがスーパーファミコンでしたが、オリジナル作品とは思えないほどよく作られた設定に加え、スーパーロボット大戦シリーズで初めてリアル頭身が登場したことや、パイロットの表情が戦闘中やインターミッションでよく変わったりしていて非常に作り込まれていたため、あの当時もしこれに声まで入っていたらスーパーロボット大戦シリーズでは最高傑作ではないかとまで思っていました。

 これほどまでに当時入れ込んでいたこの作品が再び登場するとあっては今から期待せずにはいられません。スーパーファミコン版ではイスマイルやバイラヴァと戦うルートには行きましたがガッツオーと真ナグツァートと戦うルートには行っていなかったので今回は全ルートを制覇したいところです。ううむ楽しみ。