2013年夏アニメ「幻影ヲ駆ケル太陽」第1話の感想文

2013-07-25 16:49:14 | 2013年夏アニメ関連

今回はローカル局アニメ「幻影ヲ駆ケル太陽」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

GeneiGenei1Genei2Genei3「幻影ヲ駆ケル太陽」…アニプレックスやAICなどが制作したオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はAICです。アニプレックス系列だけにこの作品も放映開始前から特番を組んだりして宣伝には余念が無いようでした。

Genei4Genei5Genei6Genei7主人公の太陽あかりの趣味がタロットカードということでタロットカードが作品の中で重要な位置づけなんでしょうか。途中でカードが変化したり、カードから剣を抜いたり戦ったりと色々していましたが、最も重要な「なぜカードからそういうことが起きているのか」というのを全く説明してなかったため意味が分かりませんでした。

Genei8Genei9Genei10Genei11さらにキャラクターの個性が薄いのも問題でした。タロットカードを題材にした作品は他にも数多くあるため特に印象に残らなかった点や、キャラ紹介をほとんどしなかったところ、特に同居人の心崎冬菜なんて序盤仲が良かったはずなのにいきなり性格が暗くなって最後には死んで存在が消えたみたいだし、感情移入以前の問題でした。キャラクターデザインの時点でなんか妙に頭が大きいし2000年前半のような作風です。なぜか主人公以外巨乳キャラというのもわざとらしくてエロさを感じませんでした。

Genei12Genei13Genei14Genei15中盤であかりの部屋と冬菜の部屋につながっていたツルが切れるシーンが、お互いの絆が切れた瞬間だよーというわざとらしい演出も鼻につきます。そもそもなんで切れたん?としか思いませんでした。他にも車のサイドブレーキがなぜか下りたり、冬菜が死んだあといきなり三回忌のシーンに戻ったり、レグザリオの予言とか訳の分からない単語まででてきてしまったりと、オリジナルアニメ特有の予測不能な展開による面白さよりも、テンポの悪さ、意味不明さが上回ってしまったため面白くもなんともありませんでした。

作画は普通といったところです。特に崩れてはいませんでしたが等身の低い独特のキャラクターデザインは人を選ぶかもしれません。BGMは全く印象に残りませんでしたがオープニングはLisaにエンディングは第6回アニソングランプリ優勝者岡本菜摘のデビュー曲と、結構格好良かったです。

総評

Genei161話の全体的な感想としては、訳が分からなくてつまらなかったです。等身の低いキャラがシリアスバトルをすることによるギャップ萌え、一風変わったデザインのタロットカード、わざとらしい演出、アニプレックスらしいタイアップ主題歌など、色々狙いすぎて外したようなアニメでした。

1話の個人的評価としては、オリジナル作品の展開には期待が持てそうですが、テンポが悪くて意味不明だったしこれからには期待できなさそうなため視聴打ち切り予定のCランクです。


2013年夏アニメ「恋愛ラボ」第1話の感想文

2013-07-17 23:56:48 | 2013年夏アニメ関連

今回は「恋愛ラボ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Renai1Renai2Renai3Renai4「恋愛ラボ」…まんがタイムスペシャルで連載されている宮原るりの4コマ漫画「恋愛ラボ」のアニメ化作品で、アニメ制作は動画工房です。日常系4コマ漫画といえば真っ先に思いつくまんがタイム系の新作アニメかつ、MBSアニメ枠「アニメイズム」の新作でした。

Renai5Renai6Renai7Renai8第一印象としては、これもまたよくある女の子だらけの友情アニメかと思いましたが、恋愛について色々語ったり勉強したりするというのはちょっと新鮮かもしれません。恋愛について妄想しまくっている真木夏緒や、つい恋愛の達人と言ってしまったばかりに後に引けなくなる主人公の倉橋莉子など、キャラクターも1話からなかなか面白い個性派が揃っていました。

Renai9Renai10Renai11Renai12_2そしてなにより印象的だったのはこのキャラクターから溢れる可愛さでしょう。女の子が可愛いアニメならいくらでもありますが、何気ない仕草から可愛さを演出してくるほどのアニメを作ってくるのは京都アニメーションと動画工房くらいかもしれません。このあたりは非常に素晴らしかったです。話のノリも悪くなかったのでテンポ良く話が進むところも好印象です。

Renai13Renai14Renai15Renai16しかし序盤に男子生徒が出ていたことや、恋愛についての描写もあることから、1話だけでなく2話以降も男は登場してきそうです。その辺について拒否反応を示す人もいそうなので、これは意見が分かれそうでした。個人的には女の子だけではマンネリしてしまうので男キャラがいてもいいと思いますが、大抵この手の作品の男キャラは邪魔なだけの存在になりかねないので、このあたりをどうするのかは気になるところでした。

作画は非常に良いです。原作絵をアニメに見事に合わせつつも非常に可愛く描かれしかも全く崩れないあたり、さすが動画工房制作と感心しました。ディフォルメにしても変わらない安定感も素晴らしい。BGMはあまり印象に残らないのが残念でしたが主題歌のキャラソンは良好でオープニング、エンディングともに良い感じでした。

総評

Renai171話の全体的な感想としては、なかなか面白かったです。やや同じことの繰り返しだったため少々クドく感じることもありましたがノリは良かったし、女の子も可愛いし十分合格点でした。

1話の個人的評価としては、面白さとしては普通といったところですが女の子の作画はかなり良かったので永久保存版のAランクです。相変わらず動画工房はいい仕事をなさる。丁寧なキャラクター作画には頭が下がります。


2013年夏アニメ「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」第1話の感想文

2013-07-17 02:29:08 | 2013年夏アニメ関連

今回は「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

DanganDangan1Dangan2Dangan3「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」…スパイク・チュンソフトから発売されたPSP用ゲームソフト「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」のアニメ化作品で、アニメ制作はラルケです。MBS制作アニメ枠「アニメイズム」の新作かつゲームの評判も良いと聞く作品なので前人気はそれなりにあったようです。

Dangan4Dangan5Dangan6Dangan7原作の前知識が全くなかったため、てっきり弾丸論破という意味で逆転裁判のような会話ゲームかと思っていましたが、実際のところは全く違うようで校内サバイバルゲームのような内容でした。序盤になぜワープしたのかや、冒頭のロケット発射の意味が不明だったの以外はおおむね良好でした。

Dangan8Dangan9Dangan10Dangan11Dangan12Dangan13Dangan14Dangan15そしてキャラクターがかなり濃く個性も強いため非常に印象に残ります。この辺りはゲーム原作ならではでした。見た目もそうですがモノクマ役の大山のぶ代を筆頭に声優に古参が多く演技がうまかったです。キャラ紹介のアイキャッチ演出も面白く、さらにテンポも良いためゲームを知らなくても面白いと感じました。

Dangan16Dangan17Dangan18Dangan19さらに中盤ではなんかヤバそうな流れになっているし、これから一体どのような展開になるか気になる終わり方だったし、モノクマの正体や学園の謎などなぜこのようなことになったのかというのも気になるし、原作のほうに興味が沸くような展開だったため1話のつかみは非常に良かったと思います。

作画は良好です。ゲーム版の絵をうまくアニメに合わせていたのに加え妙なエロスを出しているのもグッド!絵だけでなくエンディングの字などをゲームのようにドットで現している演出もうまかったです。BGMも良好で原作の音楽らしきものを使っているようでした。主題歌も作品用の歌だったため非常に良かったです。

総評

Dangan201話の全体的な感想としては、予想以上に面白かったです。ポップな見た目と裏腹に内容はなかなか暗く、ゲーム原作ならではの雰囲気に加え声優がベテラン揃いなのでキャラの演技含め個性が強く印象に残るところも良くできていました。

1話の個人的評価としては、先が気になる展開だったし話のテンポも良く面白かったので永久保存版のAランクです。ダークな大山のぶ代の声だけでも一見の価値アリでした。


2013年夏アニメ「帰宅部活動記録」第1話の感想文

2013-07-15 07:11:40 | 2013年夏アニメ関連

今回は「帰宅部活動記録」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

KitakubuKitakubu1Kitakubu2Kitakubu3「帰宅部活動記録」…ガンガンONLINEで連載されている、くろはの漫画「帰宅部活動記録」のアニメ化作品で、アニメ制作はNOMADです。

Kitakubu4Kitakubu5Kitakubu6Kitakubu7最初の第一印象からして、アホ毛がすごいのと、キャラがみんな同じ顔をしていてあまりエロくもなかったこと、帰宅部を題材にしている日常ものぽい雰囲気、そして男キャラが一人とも出ていないことから、なんか良くありがちな作品のように見えましたが、日テレ深夜アニメだしGJ部の件もあるしもしかしたら…と思いましたが、実際のところはその斜め上どころか斜め下を行くようなアニメでした。

Kitakubu8Kitakubu9Kitakubu10Kitakubu11とにかくキャラクターは薄っぺらいです。古武術を使える先輩やお金持ちなどなんとも見たことのあるようなキャラに加え、演技もあまりうまくないうえに個性も何もなかったので全く印象に残りません。話がつまらなくてもキャラが良ければそれなりにいけそうですが、これでは話になりませんでした。

Kitakubu12Kitakubu13Kitakubu14Kitakubu15それに加え話の展開もお粗末で、ひたすらウザいくらいにわざとらしく同じツッコミを繰り返したり、中途半端なパロディまで入っているため飽きるどころか見ていて苦痛でした。CMのアイキャッチは実写だし、色々なところで支離滅裂になっていました。

作画はイマイチです。女の子もそれほど可愛くないうえにみんな同じような顔だし、背景も良くなかったしモブキャラはみんな真っ青だし、とかなり低予算アニメに見えます。BGMも全く印象に残らず、オープニングの乙女新党やエンディングのキャラソンも作品に合っていなくて残念でした。

総評

Kitakubu161話の全体的な感想としては、久々にひどいレベルのアニメを見ました。作画もややイマイチ、全く印象に残らないキャラクター、寒いツッコミだらけの展開、声優の棒、CMアイキャッチは実写と良いところが特に思いつかないくらいひどかったです。

1話の個人的評価としては、寒い展開に加え同じことの繰り返しばかりで視聴していて苦痛でしかなかったので黒歴史認定のDランクです。NOMAD制作なのである意味予想通りだったのかもしれません。

久々に日テレアニメで駄作を見た気がしました。


2013年夏アニメ「ステラ女学院高等科C3部(しーきゅーぶ)」第1話の感想文

2013-07-10 21:34:32 | 2013年夏アニメ関連

今回はMBS系列アニメ「ステラ女学院高等科C3部(しーきゅーぶ)」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

SuteraSutera1Sutera2Sutera3「ステラ女学院高等科C3部(しーきゅーぶ)」…月刊ヤングマガジンで連載されている、原作いこま・作画みどりとももかの漫画「ステラ女学院高等科C3部」のアニメ化作品で、アニメ制作はGAINAXです。

Sutera4Sutera5Sutera6Sutera7作品のジャンルとしては女の子がメインのミリタリーものといったところでしょうか。女の子が制服のまま銃を撃つというと、少し前に放映されていた「うぽって!!」を思い出します。

Sutera8Sutera9Sutera10Sutera11内気な主人公の大和ゆらが、偶然出会ったサバゲー部ことC3部に勧誘され、その押しに負けてとりあえず参加という流れは良くも悪くも王道だったと思います。そこで主人公が天才だったとかならさらに王道ですが、実際は何もなかったのでなんとも盛り上がりに欠けていました。制服を着たままサバゲーをしているのでツッコミどころも多いです。

Sutera12Sutera13Sutera14Sutera15キャラクターは可愛いですが性格や個性はイマイチで力不足にも見えました。エアガンの監修は東京マルイが行っているし、エアガンの発射音も良くBB弾の軌跡を赤い線で表現などしているのでバトル描写はそこそこいい感じです。しかしどうみても日常系+サバゲーというラノベのような作風なため緊張感も何もなく可愛い女の子達のちょっと変わった日常をながめるアニメなだけだったように見えました。あと霧島れんとの声をタレントが当てているのでやや棒です。

作画は良好です。銃などの描写も細かいですが女の子の可愛さに特に力を入れているので萌えアニメとしてなら十分合格点です。BGMはイマイチで、特に戦闘シーンでなぜかジャズが流れていたのが意味不明で合っていませんでした。主題歌はオープニングはそこそこ、エンディングのキャラソンはイマイチでした。

総評

Sutera161話の全体的な感想としては、つまらなかったですが女の子は可愛かったです。エアガンの描写やBB弾の軌跡など細かいところでがんばっているとは思います。が、どう見てもゆるいサバゲーアニメといった印象だったので盛り上がりには欠けていました。

1話の個人的評価としては、見た目は良いけど面白くなるとは思えなかったので、視聴打ち切り予定のCランクです。


2013年夏アニメ「義風堂々!!兼続と慶次」第1話の感想文

2013-07-10 05:45:55 | 2013年夏アニメ関連

今回はテレビ東京の新番組アニメ「義風堂々!!兼続と慶次」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

GihuuGihuu1Gihuu2Gihuu3「義風堂々!!兼続と慶次」…月刊コミックゼノンで連載されている、武村勇治の漫画「義風堂々!!兼続と慶次-前田慶次酒語り-」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオディーンです。総監督は原作者の原哲夫、シリーズ構成は今川泰宏などスタッフは豪華なようでした。

Gihuu4Gihuu5Gihuu6Gihuu7序盤の酒盛りシーンからすでに作画が怪しいのはご愛敬。やはり原哲夫の絵はアニメにすると途端にバランスが悪くなります。一番良かったのがOVAや初代だったように思いますが、それに輪をかけているのが演出でした。とにかく迫力がなくて、絵で迫力が出せない分オーラや虎とか不動明王とか桜吹雪などを駆使して迫力を出していましたが、どう見ても小手先でごまかしているようにしか見えません。直江兼続の声が浪川大輔なのも妙に爽やかで声にも迫力は感じられませんでした。

Gihuu8Gihuu9Gihuu10Gihuu11ただ序盤に「花の慶次~雲の彼方に~」の最終話の後の慶次が現れたのは非常に懐かしくて良かったです。初見で見ると面白くなさそうですが、過去の前田慶次作品を見ていたことのある人ならそこそこ楽しめそうでした。

Gihuu12Gihuu13Gihuu14Gihuu15でもさすがに慶次が琵琶のバチで男2人を斬り殺すのはなんともギャグにしか見えませんでした。流血のシーンもどうやったらあんな血の出かたをするのか謎です。そのため抽象的な演出も相まって納得のいかない箇所も少なからずありました。

作画はあまり良くないです。中途半端にデジタル作画な分一枚絵に迫力が感じられずアクションシーンも迫力がありませんでした。BGMは思いの外良く、慶次が琵琶を弾くシーンは一発ネタではなくちゃんと演奏していて良かったです。主題歌もそれほど悪くはなかったし、エンディングのデュエットは良好でした。

総評

Gihuu16_21話の全体的な感想としては、内容としては面白いと思うけれど迫力が全くなくてイマイチでした。作画を含め演出をもっと頑張れば良くなりそうなだけに残念です。ただ原作の花の慶次のその後が見られるという意味では貴重でした。

1話の個人的評価としては、やり方によっては面白くなりそうですが1話であの状況ならこの先化ける可能性はなさそうなので視聴打ち切り予定のCランクです。原作を読めば十分な気がしました。


2013年夏アニメ「ローゼンメイデン」第1話の感想文

2013-07-07 23:57:01 | 2013年夏アニメ関連

いよいよ今年の折り返しとなる2013年夏アニメが開始されました。今回は「ローゼンメイデン」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

RozenRozen1Rozen2Rozen3「ローゼンメイデン」…週刊ヤングジャンプで連載中のPEACH-PITの漫画「ローゼンメイデン」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオディーンです。

Rozen4Rozen5Rozen6Rozen7かつて一世を風靡したローゼンメイデンの新作ということで、やはり気になる作品ではありますが、今回は製作会社も放送局も変わりスタッフも一新されているし、しかもストーリーは旧アニメ版からの続きではなく完全に最初からでした。キャラクターデザインも原作寄りになっているため一部で違和感を感じました。

Rozen8Rozen9Rozen10Rozen11しかもとにかく話の展開が早かったです。1話なのにいきなり蒼星石と雛苺が退場するし、旧アニメ版2期の1話で登場していた金糸雀が最初から登場しているし、冒頭から早速水銀燈が現れ真紅と戦うしと、旧アニメ版の1期で基本的にマスターとドールの関係について語っていた部分をほぼ全てカットしていたので原作もしくは旧アニメ版を視聴していないとサッパリ意味不明だったと思います。

Rozen12Rozen13Rozen14Rozen15さらに旧アニメ版2期で登場していたアニメオリジナルの薔薇水晶がいなく、その代わりに真の第七ドール雪華綺晶が現れていたため完全に原作準拠の新作といったかんじでした。話の展開としては悪くないですが、とにかく話が急すぎてついていくのもやっとといったところでした。ただ唯一旧アニメ版と全く変わっていなかった金糸雀が唯一の良心です。

作画はそれなりです。背景がやや独特でしたがキャラクター作画は悪くはありませんでした。BGMはイマイチでしたがnの扉が現れたシーンの曲はそこそこ良かったです。主題歌はオープニング、エンディング共に大幅に残念で、オープニングもローゼンメイデンらしい動きのカットが無いため期待はずれでした。しかもエンディングは歴代と違いkukuiじゃありません。

総評

Rozen161話の全体的な感想としては…1期と2期を視聴済みであってもすごい展開が早すぎて理解しきれませんでした。そのため面白いつまらない以前の問題です。原作を知っているのが前提のような内容でした。

1話の個人的評価としては、何も知らないで見ていたら真っ先に視聴をやめそうですが、1期と2期を見ているのでまだ話にはついていけそうだし、内容は面白いはずなので視聴継続のBランクです。2話からが本番らしいので、一応様子見はしようかと思います。


2013年夏終了アニメ「這いよれ!ニャル子さんW」最終回の感想文

2013-07-04 03:15:07 | 2013年春アニメ関連

今回は「這いよれ!ニャル子さんW」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Haiyore20Haiyore18Haiyore19Haiyore17「這いよれ!ニャル子さんW」…GA文庫より刊行されている逢空万太のライトノベル「這いよれ!ニャル子さん」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はXEBECです。

Haiyore21Haiyore22Haiyore23Haiyore24この作品の特徴の1つといえばやはり主題歌ですが、最後になっても盛り上がることは無かったように思われます。実況では多少盛り上がっていたように見えましたが自作自演ぽかったし、個人的にも良かったとは言い難かったです。ただエンディングは毎週変えていたため手間がかかっていました。

Haiyore25Haiyore26Haiyore27Haiyore28さらにこの作品の特徴はパロディの数々ですが、今回は1期よりかなりマニアックになっていて仮面ライダーからガンダム、マクロス、モンハンにセクシーコマンドーやロウきゅーぶなど様々なパロディを大量に使っていました。元ネタのマニアックさは久米田康二作品に似ていましたが、久米田作品は皮肉ったパロディなのに対しこちらはそのままストレートに使っていただけだったので、ひねりも何も無かったのが残念。しかし実況とかではウケが良かったようです。ですがパロディ以外では笑いも何も取れてませんでした。

Haiyore29Haiyore30Haiyore31Haiyore32中盤と最後だけシリアス展開が入っていましたが、普段がパロディのギャグばかりなためシリアスになると途端につまらなくなるのもラノベらしい顛末でした。女性キャラは基本的に個性的で魅力的でしたが男性陣はハス太を除き軒並み無個性で、中でも主人公の八坂真尋が一番ウザいのが致命的です。最後も何事もなくいつものノリで終わらせ、3期を制作できるような万全な体制で締めたためあまり終わった感じがしませんでした。

作画はそれなりです。1期と全く変わらず安定はしていました。BGMはイマイチでしたが1期と同じ曲を使っていたのは良かったです。

総評

Haiyore33全体的な感想としては、1期と変わらないノリで安定していてつまらなかったです。マニアックなパロディの数々は個性的でしたがそれ以外は勢いだけで話が展開していたのでストーリーも何も無く、パロディが無かったら阿澄佳奈と釘宮理恵の声を楽しむだけの単なる駄作でした。オープニングが1期よりパワーダウンしていたのも痛かったです。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では1期のノリがそのままだったので様子見も兼ねて視聴継続のBランクでしたが、終わってみれば女性キャラはそこそこ良かったですが男性キャラが軒並み悪くストーリーもつまらなかったので、多少の話題性さえ無かったら視聴を打ち切ってもおかしくないCランクでした。

1期のBD/DVD売り上げはニコ厨が猛烈に盛り上げていたため9000枚を越えていましたが、今回はニコ厨が飽きたせいか半分以下に売り上げが減少し、今回の2期1巻のBD/DVD売り上げは4300枚にとどまったようです。

1期ほどニコ厨も騒いでないしこのままフェードアウトするように消えると思います。3期は多分無いんじゃないでしょうか。


2013年夏アニメ考察

2013-07-03 01:20:51 | 2013年夏アニメ関連

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今週からいよいよ本格的に2013年の夏アニメが始まり再び群雄割拠の時代が訪れようとしています。今回も色々な情報を収集しつつ、個人的に気になっている作品などをピックアップしていきたいと思います。

今期の本命と言われているのは、やはり「銀の匙」ではないでしょうか。小学館漫画賞を受賞しているし、あの鋼の錬金術師の荒川弘の新作ということで前人気も非常に高いです。今回のために放送枠のフジテレビも気合いを入れて準備しているようだし期待して良さそうです。

Monogatari他にも注目作といえば見逃せないのはローカルになりますが「<物語>シリーズ セカンドシーズン」でしょう。
今回は猫物語をやるらしいですが、非常に高い人気を誇る西尾維新の物語シリーズの新作アニメということでこちらも前人気は高いです。

Freeそしてさらに京都アニメーションが制作する「Free!」も要注目です。
京都アニメーションが初めて手がける女性向け作品、果たしてどのようになるのか全くの未知数ですが京アニ作品というだけでまずは注目しないわけにはいきません。

続いては個人的に気になる作品などを。

Tamayura癒やし系アニメを作らせたら随一の佐藤順一監督の新作「たまゆら~もあぐれっしぶ~」もスタートするので個人的には注目です。地味ながら地元密着型で丁寧な作りには非常に好感が持てた作品の2期なので期待しています。他にも谷口悟朗監督のオリジナル作品となる「ファンタジスタドール」とやらもオリジナルということでちょっと気になるところでした。

RenaiUtyouten他にも紳士アニメながらその熱血ぶりが非常に痛快だったあの作品の2期「ハイスクールD×D NEW」も始まるみたいなので注目しています。他にも動画工房制作の「恋愛ラボ」も動画工房独特の丁寧な作りに期待したいところでした。あとは四畳半神話大系のインパクトが絶大だった森見登美彦の作品「有頂天家族」もどのような作品に仕上がるのか注目しています。あとは日テレ深夜アニメの新作でもある「ガッチャマン クラウズ」も気になるところでした。

他にも数年ぶりの新作かつ制作会社も変わって果たしてどうなるのかといったかんじの「ローゼンメイデン」やオリジナルアニメの「幻影ヲ駆ケル太陽」やスピンオフ作品の「Fate/kaleid liner プリズマイリヤ」に2期もの「ロウきゅーぶ! SS」「戦姫絶唱シンフォギアG」「神のみぞ知るセカイ 女神篇」など夏もかなりの粒ぞろいです。果たしてこの中でどの作品がトップに躍り出るのか、それとも本命が期待どおりの結果を出すのか楽しみです。


2013年夏終了アニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」最終回の感想文

2013-07-01 23:23:46 | 2013年春アニメ関連

今回も最終回ラッシュが始まっています。第1話も消化しつつ、最終回も少しずつ書いていきます。今回は「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Yahari17Yahari18Yahari19Yahari20「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」…小学館ガガガ文庫から刊行されている渡航のライトノベル「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のアニメ化作品で、アニメ制作はブレインズ・ベースです。

Yahari21Yahari22Yahari23Yahari24一見タイトルだけ見るとよくありがちなラノベアニメという印象を受け、実際奉仕部とかいう部活や美男美女が多いのでイマイチのように見えますが、それを覆したのが主人公の比企谷八幡の存在でした。とにかくひねくれていて、フラグが立ちそうでもあえて疑う姿勢や中学校時代の黒歴史について語るところ、キャンプのシーンで語ったぼっちの対処の仕方について説明するシーンなど中高生の男子なら必ずしも体験したことのあることを赤裸々に語るところがものすごく共感が持てました。そのため主人公のキャラが非常に良いです。

Yahari25Yahari26Yahari27Yahari28それに加えキャラクターも魅力的で、ヒロインの2人もさることながら新たな世界へ引き込まれそうになる戸塚彩加の存在や妹の小町、中二キャラの材木座や完璧超人の葉山や姉の陽乃などキャラクターが面白いのも良かったです。話のテンポも良くキャンプ回のみ若干ダレましたがそれ以外はおおむね良好でした。

Yahari29Yahari30Yahari31Yahari32ただかなり無理をして制作していたのか、半分近くの回で作画が怪しいところが目立っていたのでそこは残念です。あと文化祭が終わったらそのままアニメまで終わってしまったため中途半端感が非常に強く、まったく終わったといった感じがありませんでした。そのあたりが非常に惜しく、あと実況で言われていましたがかなり原作をカットした部分もあったそうです。文化祭で八幡がワザと悪役になったのは全て雪乃を守るためだったそうだけどその説明をカットしていたのが残念と言われていました。

作画は悪くはないけど不安定でした。でもアニメ用に可愛くアレンジしてあったと思います。結衣のおっぱいも美しく描かれていました。BGMはあまり印象に残らなかったのが残念でしたが、主題歌は非常に素晴らしく、中でもエンディングの早見沙織と東山奈央のデュエットの歌が別格で良かったです。思わずCD買いました。

総評

Yahari33全体的な感想としては、予想以上に面白かったです。ひねくれぼっち主人公という今までにありそうで無かった主人公が面白く、体験談のリアリティが非常に高いためにラノベ特有の設定と妙にマッチしていて話のテンポも良かったです。ただ1クールで完結だったため終わったかんじがしなかったのと、途中で作画が怪しい回が多めだったのが少々残念でした。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では主人公やヒロインの性格が分かりやすく好感が持てたため視聴継続のBランクでしたが、そこから新たに登場してくるキャラも魅力的で主人公の体験談も面白さを増していったので最終的な評価は永久保存版のAランクでした。

アニメでは尺の都合でカットされた部分も多かったらしく、個人的に原作を見たくなる作品でした。2期を希望したいくらい面白かったです。