2009年秋アニメ第1話の感想文その10

2009-10-26 10:42:59 | 2009年秋アニメ関連

 高崎の秋アニメ第1話の感想文もそろそろ終盤です。今回はローカル局で放送された「真・恋姫†無双」「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者」「こばと。」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Koihimemusou2 Koihimemusou3 「真・恋姫†無双」…BaseSonの18禁PCゲーム「恋姫†無双 ~ドキッ☆乙女だらけの三国志演義~」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は動画工房です。第1期が安定した作画に加え話のノリも良く面白かったため秋アニメの中で隠れた本命の1つでした。

 第1期ではニセ劉備の正体がバレたところで終わっていましたので、今回の2期は再び義勇軍から始まっていました。劉備いないのに五虎将に孔明が揃っていたりしていますがアニメ独特の設定だし別に良し!アニメの雰囲気も第1期と全く変わっていなくて安心しました。

 今回の1話は馬超と張飛がメインとなって話が進んでいてこの作品も1話から風呂シーンがありましたが、さすがにこちらはエロすぎて東京MX放送でも湯気規制がかかっていました。でもこの作品の場合湯気規制があっても作品自体が面白いためあんまり気にならず、馬超と張飛のやりとりをひたすら眺めているだけでもそこそこ面白かったです。

 さりげなく1話の最後では1期のおさらいとしてお互いの真名を確かめ合っていたので1期を良く覚えていない人に対して配慮していてそこも好印象、そして次回予告を見る限りついに2話から劉備が登場しそうな予感です。今回の2期も作画いいしアニメ独自の話の展開も面白いし目立ってはいませんが隠れた良作になりそうです。

Queensblade4 Queensblade5 「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者」…アメリカのゲームブックが原点になっている作品をHobbyJAPANが日本向けに出版した作品「クイーンズブレイド」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はアームスです。第1期は流浪の戦士レイナを主人公にして他のクイーンズブレイド参加者を少しずつ登場させていくかんじで物語が展開して、最後はクイーンズブレイド会場がある女王の都ガイノスに到着するところで終わっていました。

 第2期の冒頭では天使ナナエルが1期で登場したクイーンズブレイド参加者を軽く紹介していたため最初は1期のおさらいから始まり、第1話ではほとんどがメインキャラの顔見せで終わっていました。しかし1期ではただの邪魔役でしか無かった沼地の魔女の側近3人や審判役でしか無かった天使ナナエルが2期ではクイーンズブレイドに参加することになったため、ちょっと面白くなってきたかもしれません。

 相変わらず風呂シーンでは規制かかりまくりで衣装も露骨にエロく、人気声優に喘ぎ声を出させる等独自の路線を行っていますがバトルシーンのショボさも相変わらずで安心?しました。今回の2期では今までほとんど出番の無かった女王アルドラがいよいよ参戦するので、今まで謎に包まれていたその戦い方は気になるところです。

 そしてエンディングは妙に壮大な音楽になっていました。エンディングの絵も1期と違い原作絵を出してきたのでなんか良かったです。今回の2期は1期よりマシに…いや面白くなりそうな予感を感じました。

Kobato Kobato1 「こばと。」…月刊ニュータイプで連載されている、CLAMPの漫画「こばと。」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。NHKBS-2で放映されるCLAMPの新作、さらにオープニングを歌うのは坂本真綾、しかもマッドハウス制作…とまさに「カードキャプターさくら」の再臨ということで前人気はなかなか高かったです。

 世間知らずの花戸小鳩が行きたい場所があるという願いを叶えるために、人に感謝されて魔法のビンに感謝の心を集めるというちょっとファンタジーが入った話でした。冒頭で何度も願いや目的について復唱していたので原作知らない初見の人でも分かりやすかったのは好印象。小鳩といおりょぎがどこから来たのかはまだ分かりませんでしたがそれも近いうちに分かりそうな気がするし、作品の第一印象は良かったと思います。

 作画もマッドハウス制作のため非常に安定していて良かったし、これでシナリオさえ良ければ文句無しだったんですが第1話は面白かったかというと…うーん微妙…という感じでした。前半は小鳩の世間知らずっぷりが延々と続くのは仕方ないとして、後半の歌でみんな大絶賛だったのはちと派手すぎな気がします。最後はうまく締めた気がしますがちょっと強引すぎると思いました。少なくともファンタジーが入った1話完結のイイ話という意味では「夏目友人帳」クラスを期待してしまいましたが1話では涙腺にくるような話では無かったです。

 第1話はちょっと期待はずれでしたが、この系統の作品は途中から化ける可能性があるのでもう少し様子を見たいと思います。