2012年春アニメ「LUPIN the Third～峰不二子という女～」第1話の感想文

今回は日テレ深夜アニメの新作「LUPIN the Third～峰不二子という女～」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「LUPIN the Third ～峰不二子という女～」…モンキー・パンチ原作の漫画「ルパン三世」の新作アニメ作品で、アニメ制作はTMS/Po 10tialです。深夜枠とはいえ27年ぶりとなるルパンシリーズのテレビアニメ復活ということで一部では注目されていた作品でした。

オープニングからして乳首全開のエロスを出していましたが、絵柄は濃いのであまり露骨ではないのは好印象。しかし沢城みゆきの声と峰不二子はほとんど違和感を感じなかったのは素晴らしい。声優が一新されているけど内容はルパンそのものでした。

作品としてはルパンと不二子が初めて出会った頃の物語らしく面識が全く無いようでした。そのため普通に対決とかしていましたが、お互い銃を向けて平然と殺し合いをしているのが印象的です。中でも不二子が使った口紅の弾丸は懐かしさを覚えました。

二人が盗もうとしていたフラフラの秘宝の正体が明かされたり神殿が崩れていく流れはまさにルパン三世！といったかんじで面白かったです。終盤には銭形も登場していましたが妙に渋く格好良く、山寺宏一の演技も現代の銭形といったかんじで合っていました。

作画はかなりクセが強くオープニングとエンディングはオサレ全開なので好みが分かれるかもしれません。しかしエンディングのロリ不二子は素晴らしい！あと日テレ深夜アニメらしく流血シーンも多いですが、中途半端な規制を入れてない分あまり気になりませんでした。

総評

全体的な1話の感想としては…結構いいんでないコレ？てっきり思いっきり峰不二子推しアニメかと思っていましたが、普通にルパンも活躍していたし銭形も登場してたし声優が一新されていたけれどあまり違和感は無く現代風ルパン三世といったかんじでした。オチもついていたし面白かったです。

1話の個人的評価としては、独特の雰囲気は好みが分かれるかもしれませんが自分は非常に楽しめたので永久保存版のAランクです。ルパンシリーズだしこういう作品は長く続けて欲しいと切に思います。

2012年春アニメ「這いよれ！ニャル子さん」第1話の感想文

今回は2012年春アニメで最も話題になっている…気がする「這いよれ！ニャル子さん」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「這いよれ！ニャル子さん」…GA文庫から刊行されている逢空万太のライトノベル「這いよれ！ニャル子さん」のアニメ化作品で、アニメ制作はXEBECです。かつてFLASHアニメで放映されていたこともありましたが、今回は無かったことになり改めてテレ東深夜アニメとして復活し、しかも現在1話のニコ動再生数が100万回を突破しているためニコ動では大盛り上がりな作品のようです。

いきなりアカイヨルを思い出す謎の空間で主人公の八坂真尋が悪魔に襲われたと思いきや、颯爽と登場した美少女のニャル子さんことニャルラトホテプが助けに入り、そのまま
主人公の家に居候…と、思いっきりよくあるラノベ展開でした。実際ラノベ原作なんですが。

ニャルラトホテプがクトゥルー神話の名前だったことから、神話の神のキャラクターが多数登場しつつも、宇宙ファンタジーというジャンルにもしているようです。が、根本的な部分は「冴えない男子高校生のもとにいきなり美少女が現れドタバタ展開になる」というラノベのテンプレから全く外れていないため、真新しいものは無く至ってありがちな作品でした。しかしニャル子の声が阿澄佳奈で、ほとんど休み無くしゃべりっぱなしなところは良かったです。

そして1話の時点ではニャル子さん以外全く印象に残らないキャラクターばかりだったので、ニャル子さんに飽きたら見向きもされない作品になりそうですが、なぜかニコ動では猛烈に人気が高く様々な雑誌などでもよく取り上げられています。なのでこれはきっと自分の感性が時代に追いついていないのかもしれません。

「敵が見える！」や「君に決めた！」などのパロディネタも少々寒く、最後は風呂シーンで締めるというあざとさで1話は終わらせてきましたが、やはり現在一番盛り上がっている作品とは到底思えない出来でした。

作画はそれなりに良かったですが動きはほとんど無かったです。たとえるならローカルアニメを感じさせる出来でした。主題歌ではオープニングのうー！にゃー！はそこそこクセになりますが、中毒性は今ひとつに感じます。

総評

1話の全体的な感想としては、いたってよくあるラノベアニメであまり面白くありませんでした。ニャル子さんの声が阿澄佳奈なのは良かったですが、少なくともニコ動で100万再生を突破した歴代1位とかで騒がれている理由がさっぱり分かりません。これはステマとか言われるのも仕方ない気がします。

1話の個人的評価としては、何か大化けする要素があれば良いんですが1話の時点では何も感じなかったのでそのうち視聴打ち切り予定のCランクです。まぁ3話までは様子を見ますが、ニコ厨には評判がいいんでしょうか。自分には分かりません。

2012年春アニメ「聖闘士星矢Ω」第1話の感想文

全く見てないわけじゃないです！ちゃんと感想文は書いてあるのでストックしてるところです。というわけで、次々と上げていきます。今回は「聖闘士星矢Ω」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「聖闘士星矢Ω」…週刊少年ジャンプで連載されていた車田正美の漫画「聖闘士星矢」の続編となるオリジナルアニメ作品で、アニメ制作は東映アニメーションです。かつて一大ブームを巻き起こした聖闘士星矢シリーズの23年ぶりとなる続編ということで、当時のテレビアニメや原作を見ていた自分としては気にならないわけがない注目作の一つでした。

今度の敵は神話の神ではなくてギャラクシーと呼ばれる存在なんでしょうか。今までとはひと味違った敵がいるようです。しかしこのように敵が明確なのは分かりやすくて良かったです。

続いて星矢が早くも登場していましたが…着ていたのはやはり恒例の射手座の黄金聖衣のようでしたが、なんかイマイチ聖衣ぽくなかったのが残念。あれじゃ布巻いてるようでした。しかもいきなり聖衣破損してるし。歴代でもタナトスに砕かれたことしかなかった気がしたのでちょっとびっくりです。

そして聖闘士星矢及び馬越作画なら期待してしまうのはバトルシーンでしたが、どうもイマイチ戦いに重量感が無くちょっと拍子抜けでした。昔と比べ作画は良いんですがペガサス流星拳もちょっと迫力不足に感じました。これは昔が美化されすぎたせいなのかもしれません。

さらに聖衣は箱に入っていなくてペンダントが変化して聖衣になっていました。うーんこれはどうなんでしょう。昔の箱に星座のシンボルとして組まれていてそれが分解変形して聖衣になるあのギミックが子供時代強烈に印象に残っていただけに今回のはもったいなく感じました。

そして極めつけは沙織の声が中川翔子だったことです。あれはさすがに浮きすぎていてかなり気になりました。あれは慣れれば気にならなくなる…と思いたいです。

気になるところばかり挙げてしまいましたが、小宇宙を燃やすところのシーンでの髪の毛の流れはまさに初代を思い出したし声優も大御所が揃っていてキャストは豪華です。星矢が出てきたということはこれから氷河や紫龍達も出てくるんでしょうか。やはりそういうところも期待してしまいます。

作画は良かったですが、もうちょっとバトルシーンに迫力が欲しいとは思います。他の聖闘士が登場したら良くなると思いたいです。主題歌は初代ペガサスファンタジーのアレンジバージョンなのは素晴らしい演出でした。

総評

1話の全体的な感想としては…うーん、期待してたんですがちょっとイマイチでした。馬越作画のバトルに思ったより重量感が無かったり、沙織役の中川翔子が浮きすぎていたり、黄金聖衣が昔の聖衣と違って鎧ぽくなかったし…と色々気になる点が多かったです。もしかしたら昔のイメージが美化しすぎているのかもしれません。

1話の個人的評価としては、ある意味オリジナルに近いしこれからの展開次第に期待ということで視聴継続のBランクです。やはり初代の聖闘士星矢を見ていたので思い入れがある部分も大きいです。

久々に心が震えた25

「まさに外道…！」

今週の「Fate/Zero」は皆がそう口にしていました。

争いを無くすためならどんな手でも使うと言った主人公は数知れず。しかしその中でも今週の間宮切嗣のやり方は容赦がなさ過ぎたため全く目が離せない展開でした。今回のランサー陣営は全く救いの無いまさにバッドエンドと呼ぶにふさわしい結末でしたが、これぞまさに虚淵作品と言う人も多かった気がします。

1期はキャラクター紹介や各サーヴァントとの会話がメインだったのであまり話が進みませんでしたが、2期は一気に話が進みますね。毎週見逃せません。

これで情強になる！

新モデルが発売されたのと、どこかの記事でiPhoneを持っているならなおさら役に立つとか書いてあったので、せっかくだからとiPadのWi-Fi64GB新モデルのホワイトをついに買いました。

宇都宮のヨドバシで買いましたが、店頭でしか予約、販売を受け付けていなくて、さらに料金先払いとなかなかハードルは高かったです。しかし予約して1週間たたずに入荷の連絡が来て先週受け取ってきました。一緒にとりあえずウレタン製のホワイトカバーも購入。入れ物はまだ買ってません。

すでにiPhoneとApple IDを持っているのである程度のアプリとデータがそのまま使えるのは便利。フォトストリームもあるのでiPhoneで撮った写真を即座にPCやiPadでも確認・編集できるのは素晴らしいです。しかも液晶の綺麗さも圧倒的でした。そのため保護フィルムの貼る難易度も高いですが、風呂で極限までホコリを抑えなんとかフィルムも無事貼れました。

今まで見るのが少々めんどかったRSSのニュースや自炊図書も圧倒的に見やすくなったし、なにより見た目が格好いいので人気があるのも納得です。これに対抗できるタブレットはそう簡単には登場しなさそうですね。なんかこれを使っていると頭良さそうに見えるし…！

モバマス？モゲマス？

なんとなくアニメで興味をもったクチなので、せっかくだからとソーシャルゲームの「アイドルマスター シンデレラガールズ」をプレイしてみました。

巷で何かと話題のソーシャルゲーム、「快盗ロワイヤル」あたりから一気に火がつき現在でも大ブームとなってますが、同時についてまわる課金システムによる問題も起きていたりします。現在のソーシャルゲームのほとんどはカードゲームぽい内容になっていて、レアカードを手に入れるために使うガチャと呼ばれる課金でクジを引くようなシステムが有名ですね。最近のソーシャルゲームはそういうのが本当に多いと感じます。

ご多分に漏れず「アイドルマスター」のほうもレアカードは多数あるようですが、中でもスーパーレアは運だけでなくイベントの上位入賞とかが条件に入っているのもあり最近のだと50000円越えもザラにある盛況っぷりです。その分強さもケタ違いなため何回か対戦で当たったことがありますが一回も勝ったことはありません。それに絵が綺麗なのも大きいかもしれないです。

ああいう超がつくレアカードは廃プレイヤーにまかせるとして、普通のレアカードとかならイベントやコラボ特典でもらえるアイテム1個とトレードで手に入るので、それなりの戦力を揃えるなら無課金でも十分いけそうです。しかしカードゲームになり新規キャラが大量に増えているのでかなり覚えるのが大変。そんな中でも圧倒的な個性を放つキャラが何人かいるようで、それら数人は18日にCDデビューをするそうです。しかしそのCDにまでレアカードを入れるのはなんとも…。

とりあえず個人的にはもうエンディングは見たも同然なので適当にプレイしてます。しかし当然ながらゲームのメインキャラは目立ってますね。

今日はフジでアニメ特番

ほう…今日はフジテレビで特番ですか。

今夜1億3000万人が選ぶ、人気アニメ＆特撮ヒーロー・ヒロインが決定！各世代が選ぶランキング！感動の秘話から名シーン、そして激レア映像まですべて見せます！

こういう特番、もう何回目かは分かりませんがあれからアニメもかなり多く放映されたことだと思います。そろそろ新しい名シーンとか増えていることでしょう。きっと

このような

ちょっと懐かしいものや

最近のトレンディーまで揃えてくるに違い…ない…。

久々に心が震えた24

先週の金曜ロードショー、放映されていたのは実に何回目となるか分かりませんでしたが「劇場版ルパン三世　カリオストロの城」でした。実は自分今までこの作品を一度も見たことが無かったのでせっかくだから録画して視聴してみたんですが…

いやいや、とてつもなく素晴らしかったです。たしかにルパンシリーズ屈指の名作と呼ばれるだけのことはありました。このルパン独特の雰囲気を残したまま、これから何が始まるのかと期待させる予感、悪役は思いっきり悪役といったかんじのわかりやすさ、クラリスとの名シーンの数々、銭形のとっつぁんの格好良さそして最後の名言、不二子もおいしいところで活躍していたし次元と五右衛門も見所満載だったしとても30年前の作品とは思えませんでした。

このような宮崎駿監督作品を見ると、フでヤマ○ンがやりたかったのはこういう雰囲気だったんだろうなと感じます。

2012年春アニメ考察

いよいよ今期も春アニメが始まろうとしています。

一部はもう始まっていますが、今回も本命及び個人的に気になる注目作をピックアップしていきたいと思います。

今期の大本命はなんといっても「Fate/Zero第2シリーズ」でしょう。2011年秋アニメの大本命と言われていた1期でしたが、その圧倒的な作り込みと演出の数々から本命にふさわしい人気と結果を出したシリーズ、いよいよ春から後半ということで今回も注目度や話題ではトップで、個人的にも大本命です。

続いて本命と言われているのは「咲-saki- 阿知賀編 episode of side A」です。かつてのGONZO最後の作品ですが今では独立したスタジオ五組が引き続き制作しているので1期のときと変わらない面白さになりそうです。今回は過去編？のようだしどのような展開になるのか期待してます。

続いては個人的に注目している作品や話題作などを。

前作から実に7年ぶりの続編となる「エウレカセブンAO」は久々にボンズ制作のロボットアニメなので気になるところです。そしてスフィア主演でスフィアが主題歌を歌うというとにかくスフィア全面推しのアニメ「夏色キセキ」、先行放送ではかなり酷評ですがキャラは可愛いのでちょっとチェックしておきたいところです。

そして毎回個性的な作品を制作し続けるフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」、今期は「つり球」と「坂道のアポロン」を放映する模様です。どちらも全くの無名なので未知数ですが、「坂道のアポロン」のほうは音楽が菅野よう子でジャズアニメらしいのでもしかしたら大化けするのかもしれません。

そしてそれに対抗するのは同じく個性派な作品を作り続ける日テレ深夜アニメ…ですが、今期から火曜日の深夜アニメ枠が消滅してしまい大ショックです。それでも別の枠で新番組を放映するようで「LUPIN the Third-峰不二子という女-」が始まります。不二子が主演のようで、しかもデザインはかなり濃いのでどのような作品になるのやら。

かつてのテレビシリーズから実に23年ぶりに続編として「聖闘士星矢Ω」もスタートしました。昔のテレビシリーズを視聴していた身としてはこれは注目せざるを得ません。そして最も未知数なのは「AKB0048」です。アイドルアニメですが河森正治監督に岡田磨里脚本、果たして大化けするのか大コケするのか分かりません。

かなり硬派な作りになっていそうな桂正和原作の「ZETMAN」や京都アニメーション久々の新作で推理ものの「氷菓」など、不作と言われつつも色々と揃っている春アニメ、果たしてこの中でどれが大化けするのか気になるところです。

2012年春終了アニメ「LAST EXILE-銀翼のファム-」最終回の感想文

今回は8年ぶりの2期ものだった「LAST EXILE-銀翼のファム-」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「LAST EXILE-銀翼のファム-」…アニメ制作会社GONZOのオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はGONZOです。上場廃止となってから再び復活を果たしたGONZOの8年ぶりとなる続編アニメだったこの作品、第1話はファム達空賊が戦艦を捕縛する仕事をしていた頃にトゥラン王国がアデス連邦に戦争を仕掛けられていたところで終わっていました。

この作品、今時非常に珍しく空戦シーンが多く空中戦艦同士のバトルやガンシップと呼ばれる2人乗りの小型艦による作戦行動などかなり戦闘シーンが多いです。そのためバトルシーンの見応えは予想以上にありました。

さらに1期からの登場キャラも多かったようで、自分は1期を見ていませんでしたがディーオやタチアナが出てきたときは実況はかなり盛り上がっていたようです。

しかし残念ながら話の内容は面白かったとは少々言いづらかったです。結局アデス連邦のルスキニアがラスボスでしたが、目的は武力により世界統一を成し遂げて世界を平和にするという良く聞きそうな内容だったし、最後はなぜかサーラをファム達に託して勝手に死んでしまったし…ちょっとここまで引っ張っといてこれで終わり？という感じはしました。

序盤から中盤にかけてのアデス対グラキエス戦や、過去の因縁が明らかになる12話の第1回グランレースでの出来事や、ファム達がタチアナ率いるシルヴィウスに捕まった後に正式にシルヴィウスのメンバーになった展開とかは面白かったので、細かいところでは良いところがあったんですが、後半から終盤にかけては残念な展開に感じました。

作画はCGは良かったですがキャラクター作画はかなり安定していなかったです。後半は特に息切れが感じられました。主題歌はエンディングの黒石ひとみのバラードがかなり良かったです。

総評

全体的な感想としては、悪くは無かったけどありきたりな作品で終わってしまった感が強く少々残念でした。しかしCGや空戦シーンはかなり頑張っていて良かったです。久々にGONZOらしい作品でした。

全体的な個人的評価としては、今時の萌えアニメに反逆するような作りとオリジナルアニメなのも考慮して最後まで視聴継続のBランクです。BD/DVD売り上げはなんとか3000枚いったみたいだしGONZOにはそのうちまたヒット作を作ってもらいたいところです。