2009年最後の挨拶

2009-12-31 23:06:44 | 雑談

 …さて、いよいよ2009年も残すところあとわずかとなりました。今ダウンタウンのガキの使いやあらへんでの笑ってはいけないホテルマンとかを見ていると、とうとう年末なんだなと思います。

 今年も色々とありました。今年は会社で一番お世話になっていた先輩が4月に退社して先日ついに教員試験に合格したそうで、おめでとうございます。

 政治・経済では今年いよいよ民主党が政権を奪取して政権交代となりましたが、こども手当などで今年の国債発行額は去年より大幅に膨れあがり、事業仕分けでスパコン事業も凍結など色々将来的によろしくなさそうなこともあり、そして円相場は相変わらず90円台のままだしタバコも来年から値上げだそうです。景気は回復しつつあるそうですがまだまだ先行きは不透明ですね…。でも去年と違い年越し派遣村とかが話題にならないだけ良かったかもしれません。

 私事では大きな出来事…というのは無かった気はしますが、今年ついに新型PS3とwiiとニンテンドーDSiLLを買いました。でも実際のところアニメを見過ぎているせいかゲームはあまり買ってなかったりします。そういえばアニメの話題は書きまくっていたけどゲームの話題は書いてなかったなぁ…。来年はもうちょっとゲームの話題も書いていきたいところです。

 そして今年は会社から勤続年数○年の休暇をもらったので初めて一人で県外に聖地巡礼に行ってきました。富山県でしたが一人で色々自由に過ごしたのは貴重な経験でした。また今度休暇もらったら別の遠くに行ってみたいですね。

 あと今年ついに母校の専門学校が生徒不足のため閉鎖となりました。最後の学園祭には行ってきましたがやはり寂しいものがあります。色々やらかしていた学生時代が懐かしい。

 最後に、今年はアニメ見過ぎて絵とかあまり描いてなかったんで来年はもっと描きたいと思います。結局年末とか1日のほとんどアニメ見てました。そんなこんなで今年もあと1時間を切りました。どうか至らないところも多数ありますが来年もよろしくお願いします!


2009年(のアニメ)を振り返る

2009-12-30 19:01:06 | 2009年夏アニメ関連

 いよいよ今年も残すところあと1日ちょっと、今年も色々なことがありました。リアルで起こったことを振り返るのは明日書く予定として…今日はアニメ関連で2009年を振り返ってみたいと思います。

 といっても、2009年アニメの10大ニュースは先日日記で書いてしまったので個人的にそれ以外に思いついたことをちょっと書いてみると、まず2009年はアニメの本数自体は極めて多かったですが終わり方が酷いのも多く、特に秋が顕著でここ数年で特に酷かったと思います。とりあえず2期をやれるような中途半端な終わり方にしてDVDが売れたら2期を作り売れなかったらそのまま終了…というのが目立っていた気がしました。

 そんな中部活動を中心としたアニメは評判が良いものが多く、特に夏に集中していて確かに見ていて面白い作品が多かったです。

 今年で消滅してしまったGONZOですが最後のほうで作ったロボットアニメ「鉄のラインバレル」…自分は結構好きでした。もう最近ではロボットアニメ自体ほとんど作られていないので貴重だったと思います。

 そして忘れてはならない…というか忘れたいのが今年を代表する地雷の方々!「空を見上げる少女の瞳に映る世界」 「アキカン!」 「屍姫 玄」 「宇宙をかける少女」 「バスカッシュ!」 「シャングリ・ラ」 「よくわかる現代魔法」 「聖剣の刀鍛冶」 「11eyes」 「うみねこのなく頃に」 「けんぷファー」 「WHITE ALBUM」 「乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪」 …他にもまだまだありそうですが、これらの作品を視聴した自分含む勇者の方々に敬礼!

 それでは去年に続き今年で第2弾、年末恒例・高崎の超個人的主観によるアニメベスト10を発表したいと思います。去年はキー局限定でしたが今年はスペシャル版としてローカル局で放映されたアニメも全て対象にした特大版でお送りします。

 ちなみに対象作品は2009年1月~12月の間に最終回を迎えたアニメで、さらにすいませんが「ソウルイーター」を除く1年以上放映されたアニメは視聴しきれなかったので対象外とさせていただきます。それでも対象のアニメは80作品くらいありました。

 順位を付けた基準は去年と違い「作画」や「音楽・主題歌」よりも「続きが見たい!」や「いい最終回だった!」と思った作品を高く評価しました。そのため作画と主題歌は良かったんだけどバスカったりする話がどうも…というような作品や、作画は良かったし同じ話を8回やって話題にはなってたけど…というような作品は評価が低くなっています。

 それではいよいよベスト10の発表…の前に、まずは2008年のベスト10をおさらいしてみたいと思います。2008年のランキングはローカル局のアニメは視聴していなかったのでキー局のみとなっていました。もしローカル局が加わっていたら「ストライクウィッチーズ」「かんなぎ」 「True Tears」 「狼と香辛料」がランクインしていたと思います。

高崎の超個人的主観による去年のベスト10は

2008anime 2008anime1 2008anime2 第10位 バンブーブレード

第9位 イタズラなKiss

第8位 ひだまりスケッチ×365

第7位 夏目友人帳

第6位 機動戦士ガンダムOOファーストシーズン

第5位 ARIA ~The ORIGINATION~

2008anime3 第4位 二十面相の娘

第3位 コードギアス ~反逆のルルーシュR2~

第2位 マクロスFRONTIER

第1位 CLANNAD

でした。それではいよいよ2009年高崎の超個人的主観によるアニメベスト10

第10位

Cassyan2 Cassyan3 「キャシャーンsins」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作はマッドハウスです。萌えアニメが多い現在のアニメ界で唯一硬派なアニメを作り続けるマッドハウス、このキャシャーンは2009年のアニメの中でも一際異彩を放つダークな雰囲気のアニメでした。序盤からいきなり暗い話が続きましたが非常に続きが気になる面白い作品で、中盤のショートストーリーで語られるロボット達の話が特に印象に残りました。

第9位

Skipbeat3 Skipbeat4 「スキップ・ビート!」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作はハルフィルムメーカーです。見た目こそ1990年代の日曜昼に放映してそうな少女漫画風な絵ですが内容は非常に面白く、全く先の読めない展開に加えキョーコの成長していく演技シーンも良くて、正直なところ芸能界を舞台にした作品でこれほど面白い作品は初めてでした。現在最も2期を期待している作品の1つです。

第8位

Gundam8 Gundam9 「機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作はサンライズです。去年の壮絶なラストから半年後にベールを脱いだ機動戦士ガンダムOOの2クール目、ついに登場したOOガンダムや物語の黒幕との戦いなど、やはり正統派ロボットものとして非常に高い完成度で面白かったです。しかしイオリア計画など物語の最大の謎をほとんど明かさないまま2010年の劇場版に丸投げして終わってしまったため最後の最後で評価を落とした気がします。

第7位

Souleater2 Souleater3 「ソウルイーター」…2008年4月から2009年3月まで放映、アニメ制作はBONESです。BONES得意の正統派バトルもので、51話放映したにも関わらず全く衰えることが無く安定した作画に加え西川貴教の歌も作品に合っていて面白かったです。終盤のオリジナル展開は意見が分かれるかもしれませんがちゃんと完結させたのは良かったと思いました。中盤のシュタイン博士&デスサイズvsメデューサや、マカ&ソウルvsクロナ&ラグナロクはガチ。

第6位

Index3 Index2 「とある魔術の禁書目録(インデックス)」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。こちらもバトルがメインの作品ですが、魔術や科学、錬金術などを絶妙に織り交ぜた独特の設定が魅力的な作品で、さらに作画が非常に安定しつつエロくて面白い作品でした。どちらかというと萌え寄りですがバトル部分も良く作られていて高評価です。

第5位

Darkerthanblack6 Darkerthanblack7 「DARKER THAN BLACK ~流星の双子~」…2009年10月から2009年12月まで放映、アニメ制作はBONESです。「ソウルイーター」と同じバトルものですが、こちらはオリジナルながら独自の謎の多い設定が非常に面白く評価の高い作品でした。今回も新旧キャラ織り交ぜて繰り広げられる契約者同士のバトルシーンは格好良かったし、終盤になって明かされる謎の意外性もハンパではありませんでした。が、新たに判明した謎のほうが多すぎて視聴者が困惑され続けていたのが残念。是非とも3期をやってほしいです。

第4位はこの作品、この作品は2ちゃんねるの「2009年ベストアニメを決めるスレ」では1位でした。

Bakemonogatari10 Bakemonogatari11 「化物語」…2009年7月から9月まで放映、アニメ制作はシャフトです。アニメ化するのは不可能と言われていた西尾維新作品をアニメ化する企画「西尾維新アニメプロジェクト」第1弾として制作されたこの作品、2~3話完結のショートストーリー形式ですが予想外の展開、強烈な個性を持ったキャラクター達、今までの妖怪ものとは一線を画す独特の世界観、そしてSupercellの主題歌も素晴らしく視聴していて思わず引き込まれてしまいました。唯一残念だったのはTV放映版はスケジュールがカツカツだったのが視聴していても分かるぐらい目立ちすぎていたので、もしこの作品のTV放映版の作画がもっと安定していればさらに上位でした。

いよいよここからはベスト3の発表ですが、その前に今度は2009年アニメランキングの11位から20位までを発表したいと思います。

2009anime4 11位「初恋限定(ハツコイリミテッド)」…2009年4月から6月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。1話完結形式のショートストーリーがメインでしたがその一方で繰り広げられていた江ノ本と楠田のやりとりが非常に面白かったです。エンディングの入り方も秀逸でした。

12位「咲-Saki-」…2009年4月から9月まで放映、アニメ制作はGONZOとピクチャーマジックです。萌えアニメでしたが麻雀部分もよく作り込まれていて面白かったです。キャプテン萌え。がんばっちゃったがんばった我々東南西北ワーイワーイ。

13位「大正野球娘。」…2009年7月から9月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。最初はあまり面白く無さそうなかんじでしたが中盤から右肩上がりに面白くなり最後もうまく締めたので非常に完成度の高い作品でした。

2009anime5 14位「宙のまにまに」…2009年7月から9月まで放映、アニメ制作はスタジオコメットです。天文部を舞台にした見た目は地味な作品でしたが星に対するスタッフのこだわりを感じた作品でした。キャラクターも終わり方も良かったと思います。

15位「続・夏目友人帳」…2009年1月から3月まで放映、アニメ制作はブレインズベースです。1期からの続きで妖怪達とのやりとりが面白い作品でした。泣ける終わり方は1期よりも少なかったですが新キャラの多岐が非常に良かったです。

16位「ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~」…2009年10月から12月まで放映、アニメ制作はゆめ太カンパニーです。腐女子向けかと思いきや予想の遙か上を突き抜ける2009年トップクラスの馬鹿アニメで非常に笑わせてもらいました。ブレイクダンッ!

2009anime6 17位「そらのおとしもの」…2009年10月から12月まで放映、アニメ制作はAIC ASTAです。かつてこれほどまでエロに一生懸命になったアニメがあっただろうかと言われるほどにエロに対するこだわりがハンパではなかったエロ馬鹿アニメ(褒め言葉)でした。テレビ局で規制が入らないギリギリまで何十回も打ち合わせしたのには脱帽。エロだけでなくシリアスもちゃんと入っているのが好感触でした。

18位「マジンガーZ 衝撃!Z編 on television」…2009年4月から9月まで放映、アニメ制作はBEE・MEDIAとCodeです。鬼才今川泰宏が久々に監督を務めた正統派ロボットアニメ、ロボットこそ古いけど演出や作画が見事に現代風になっていて非常に面白かったです。

19位「RIDEBACK」…2009年1月から3月まで放映、アニメ制作はマッドハウスです。最初の印象とは裏腹に後半はバトル展開が多めでしたがライドバックのアクションシーンは格好良く見事でした。オリジナル展開で早めに終わってしまいましたが個人的には是非とも2クールやってほしかったです。

2009anime7 20位「懺・さよなら絶望先生」…2009年7月から9月まで放映、アニメ制作はシャフトです。原作の面白さを見事に再現しつつ話のテンポも良く、声優もツボにはまっていて面白かったです。原作よりもエロくなっていて面白くて絶望した!

以上ベスト11~20位でした。かなり個人的主観が入っているので偏ったランキングになっています。

 それではいよいよベスト3の発表に移りたいと思います。2009年高崎のアニメランキング、第3位はオリジナル作品の近未来ものでは近年まれに見る傑作だったこの作品でした。

Eden5 Eden6 「東のエデン」…2009年4月から6月まで放映、アニメ制作はproductionI.Gです。最初のインパクトは絶大でしたが第1話は微妙な話だったため評判はイマイチだと思ったら、2話以降から次々と明らかになってくる滝沢の過去やノブレス携帯の秘密、迂闊な月曜日事件の真相、そして他のセレソンナンバーズの日本に対する考え方…等々右肩上がりに面白くなりました。

 この作品は最初から劇場版に続くことが明らかになっていたため12話で終わってしまったのが残念でした。もしこの作品が24話近く放映して謎を完結させて終わらせたら多分2009年のアニメで1位だったかもしれません。

 そしていよいよ第2位、第2位は王道学園ものながら非常に面白くなおかつ見事に完結させたこの作品でした。

Toradora3 Toradora4 「とらドラ!」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。ヒロインがツンデレ&釘宮理恵というまさにツンデレの教科書のようなキャラクターでお約束な展開だったため自分は当時1話だけ見て視聴していなかったんですが、改めて視聴しなおしてみたらお約束ながら話のテンポも良くキャラクターの個性も強く面白い!当時リアルタイムで視聴しておくべきでした。

 この手の王道学園ものはハーレムエンドだったり、主人公が優柔不断で鈍感だったりして好きな人とか現れてもそのまま中途半端に仲が良くなったりするだけで終わるものがほとんどですが、この作品では「逃げるな!」と叫んだり殴り合いにまで発展したりしながらもちゃんと登場人物の気持ちに区切りをつけさせて完全に完結させ、さらにアニメが終わった月に原作も完結したため近年まれに見る非常に素晴らしい終わり方でした。エンディングまでの入り方も毎回絶妙で歌詞も作品に合っていたし、聖夜祭の特別エンディングも秀逸だと思います。

そして2009年高崎のアニメランキング、第1位はこの作品でした。

Clannad61 Clannad62 「CLANNAD AFTER STORY」…2008年10月から2009年3月まで放映、アニメ制作は京都アニメーションです。

正直なところこの作品が1位という結果に疑問を感じる人もいるかもしれません。なぜならこの作品は原作の内容…特にラストシーンを知っているか知らないかで評価が相当変わる作品でした。

 原作を知らないと序盤の展開はあまり面白いとは言いづらい内容だったし、最後にああなった理由も分からず意味不明のまま終わってしまったような印象を受けかねません。そのせいか「このアニメがすごい!2008」ではこの作品は14位止まりでした。

 しかし原作を知っているとアニメ序盤で各キャラクターの話が展開する理由や最後の演出の理由も分かるため、よくぞこの大作を分割2クール47話かけてここまで描ききったと感心しました。美佐枝ルートもアニメ独自の設定を少し加えつつも区切りつけたし、人生ルートのクライマックスシーンは感動しました。そしてあの曲が流れるラストシーン…ギャルゲー原作でこれほどの作品は後にも先にもそう簡単には現れないと思われます。個人的にですが2009年を代表する作品でした。

 …以上で高崎の超個人的主観によるアニメベスト10の発表は終わりになります。今年も多数の神作品や地雷が現れました。果たして2010年はどのような作品が登場するのか期待せずにはいられません。では皆様2009年のアニメに敬礼をしつつ、来年のアニメ関連でもよろしくお願いいたします!

 2009年(のアニメ)を振り返る  完


2010年冬・アニメ最終回の感想文その3

2009-12-29 23:51:48 | 2009年秋アニメ関連

 いよいよ今年も残すところあと2日、年末は逆にアニメが放映されなくなるので視聴しまくるチャンスです。今回は「夏のあらし! ~春夏冬中~(あきないちゅう)」「ミラクル☆トレイン ~大江戸線へようこそ~」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Natunoarasi9 Natunoarasi10 「夏のあらし! ~春夏冬中~」…月刊ガンガンJOKERで連載されている、小林尽の漫画「夏のあらし!」のアニメ化第2期作品でアニメ制作はシャフトです。毎回恒例となっている新房監督×シャフトの秋の新作であり、なおかつ第1期の人気もあったため秋アニメの本命の一つと言われていたこの作品、1話からマカこと上賀茂潤がほとんどメインとなっていて面白かったです。

 1期の1話のときはタイムトラベルをよく使って強調していましたが、今回の2期ではタイムトラベルを序盤ではあまり使わず普通にギャグアニメのような展開でした。1期のときもそうでしたがシリアスが無いギャグ展開だとこの作品はかなり面白いです。時に上賀茂潤が良くでている回は総じて人気が高くこのキャラが主人公でいいんじゃと思ってしまうこともありました。

 そしてそれ以外の話は個人的にはどうも全体的に面白いとは言い難いかんじでした。所々は面白いんですが全体の1割程度で他がイマイチといったところです。1期から続いている最後の加奈子とやよゐの昭和の作品について語るところは相変わらずで面白かったし、他にも昭和の歌謡曲を1期のときと同じように流している演出は良かったと思いましたが、全体的に面白かったのは最初の2話までで3話以降どんどん意味不明でつまらなくなってきたと思います。原作者自らが脚本と絵コンテを描いた12話もそれほど盛り上がっていませんでした。

 最終回のオチは良かったと思いますが、結局何も進展しないまま「私の夏はまだまだ終わらない!」と言いながら投げっぱなしで終わってしまったので非常に残念な終わり方でした。1期の最終回と違いエンドカードには3期の発表が無かったし、DVD売り上げも良くないのでおそらくこれで完結だと思われます。

Miracletrain3 Miracletrain4 「ミラクル☆トレイン ~大江戸線へようこそ~」…鉄道駅を美形男子に擬人化したWeb漫画のアニメ化作品で、アニメ制作はゆめ太カンパニーです。ここ最近注目を集め始めている腐女子向けのアニメ作品…と思いきや、なんか妙にギャグ色が強かったのでちょっとひと味違った作品のようでした。

 この作品の予想として誰もが最初思っていたのは、毎週色々な女性がこのミラクル☆トレインに乗ることから始まり、悩みを解決して今週もいい最終回だった…という1話完結の話が毎週続くのかと予想していましたが、フタを開けてみたらそんな安っぽい想像の斜め上どころか真上を突き抜けていってしまうほどの馬鹿アニメで毎週テレビに向かって「は!?」と何回も連呼してしまいました。

Miracletrain5 Miracletrain6 その予想を遥かに越える意外性は挙げたらキリが無いですが、たとえば月島十六夜とかは電車の中でもんじゃ焼き始めたり、実は一度乗ったら悩みが解決するまでミラクル☆トレインからは降りられない…と言っていたら普通に他の駅行って降りたり、車掌が仮面つけたまま風呂に入っていたり…と、とくがわがツッコミを毎週入れるのも納得でした。

 こんな無茶苦茶な展開が毎週繰り返しつつも話としてはかなり面白く、見ていてつまらないと感じた話が一つも無いのは驚きでした。お馬鹿アニメとしても一級品で、「戦国BASARA」を抜いて2009年で一番の馬鹿アニメだったと思います。終盤はかなり強引な展開でしたが、「ミラクル☆トレインだしこういうのもあるだろう…」と誰もが気にしてなかったため皆慣れてしまっていました。

 最後は強引ながらうまく終わらせ、エンディングではいままでの乗客の方々がダイジェストで登場したため心憎い演出だったと思います。正直最初の印象とは裏腹に見事に化けた作品で、秋アニメ最強のダークホースでした。

Ukyou Ukyou1 Ukyou2 秋アニメが放映開始された当時、誰かの作品で

←こんなのがありましたが、まさか本当にこのとおりになるとは…左京さんには勝てません。


2010年冬・アニメ最終回の感想文その2

2009-12-28 23:53:14 | 2009年秋アニメ関連

 今年も残すところあと4日…!今回はフジテレビ水曜深夜アニメ枠「ノイタミナ」の秋アニメ「空中ブランコ」とTBSで放映された「DARKER THAN BLACK ~流星の双子~」の最終話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Kuutyuuburanko2 Kuutyuuburanko3 「空中ブランコ」…奥田英朗の小説「空中ブランコ」のアニメ化作品で、アニメ制作は東映アニメーションです。フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作で、さらに「怪~ayakashi~」スタッフが再び制作したということで注目度はそこそこあったこの作品でしたが、第1話があまりにも理解不能な内容や演出だったため非常に評判が悪く秋アニメでも屈指の地雷とか言われていました。

 続く第2話も最後は自分で勝手に解決して終わってしまったためこのまま最後までこんな調子なのかと思いつつ視聴を続けていたんですが、第3話のラストシーンでマユミが言った言葉が一言だけどすごいイイことを言って締めたため思わず視聴を続けてしまいました。

 そうしているうちに実写とアニメの融合という斬新なハイブリッド・アニメーションにも慣れてきて4話以降は普通に面白くなってきました。見ての通り萌えが皆無な作品ですが声優達が実写で見事な顔芸を披露しているため斬新で、テーマソングと共に登場して注射して去っていくマユミも良かったです。

 シナリオも最初こそ意味不明でしたが中盤以降は面白く、義父のアレとか演出盛り上げすぎてて良かったし、ケータイ中毒やパニック症候群など現代でも見られる症状について取り上げた話もあり、さらに作品中のキャラクターを時系列にちゃんとリンクさせていたりとシナリオや構成もよく作り込まれていたと思います。ヤクザの話とか最初からラストの台詞まですごい良かったし、オーナーの話では最後の演出が視聴者も意表を突かれたりして短編シナリオの作品として最後まで良くできていた作品だったと思います。不作が多いと言われている秋アニメの中で1話で切ったりしないで良かった作品だと思いました。

Darkerthanblack3 Darkerthanblack4 「DARKER THAN BLACK ~流星の双子~」…アニメ制作会社BONESのオリジナルアニメ作品「DARKER THAN BLACK」の第2期作品で、アニメ制作はBONESです。オリジナル作品ながら第1期からかなりの人気を誇り秋アニメの本命と呼ばれていたこの作品、第1話からいきなり怒濤の展開を見せつつバトルシーンも多く見せてきて秋アニメでの人気はナンバーワンでした。

 今回の2期は1期の主人公だった黒がサブキャラのようなかんじでメインは蘇芳でしたが、2話以降も怒濤の展開を交えつつ契約者同士のガチバトルは見ていて非常に面白かったです。そして1期のメインキャラが次々と登場しつつもゴルゴとかゴルゴとかゴルゴとか新キャラも続々と出てきて盛り上がっていました。

 設定も深いし作画も良いしたしかに面白いんですが、今回の2期は残念ながら12話で終わりだったため非常に話のテンポが早く初登場で出てきた契約者がその回でいきなり死ぬなどもったいないと思うことが多々ありました。やはり個人的には1期のように25話の2話完結方式でじっくり話を進めて欲しかったです。そのため今回の2期では毎週人が死にまくっていて、アニメ史上まれにみる死に方をしたあの方といいグロ描写に近い死に方もありTBSとはいえよくここまで放映したとちょっと感心してしまいました。

 この作品といえば他にも魅力的なところとして「数多くの隠された謎」があり、今回の2期ではついに1期の謎が解けて完結するのかと思いきや、解決どころか2期でまたさらに数多くの謎を残して最後は某アニメのような訳の分からない終わり方をしてしまい視聴者は混乱したままでした。その後議論が交わされ謎のある程度は納得する結果になりましたが、最後の最後に謎のキャラクターが登場したためこれは3期をやらないと暴動が起きるレベルでした。面白かったんですがやっぱり2クール放映してもうちょっと謎を納得できるかんじに明かして終わらせて欲しかったですね。結局ゴルゴがおいしいところ全部持って行ったと思いました。

Darkerthanblack5 この作品のDVDとBD版にはテレビ放映第1期と第2期の間に起きた出来事を外伝として収録されているようです。今回の2期の出来が良ければ購入も考えていましたがちょっと今回の2期は1期以上に謎だったためやっぱ購入はやめときます…。


2010年冬・アニメ最終回の感想文その1

2009-12-26 00:57:43 | 2009年秋アニメ関連

 さて皆様、いよいよ年末になり秋に始まったアニメも最終回を迎えるに至りました。視聴が終わっていないアニメも多いですが最終回ラッシュは止まりません。今回は「けんぷファー」「にゃんこい!」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Kenpufa3 Kenpufa4 「けんぷファー」…メディアファクトリー・MF文庫Jで刊行されている、築地俊彦のライトノベル「けんぷファー」のアニメ化作品で、アニメ制作はNOMADです。この作品からTBSが地上波放映のサイドカットをやめたため16:9のワイドで放映されています。秋に放映が開始された深夜アニメで一番最初に始まったこの作品の第1話は、いきなり美少女が銃を撃ってきて地雷な雰囲気を出しつつ、「ドラえもん」のしずかちゃんや「サザエさん」でワカメちゃんを演じていた声優野沢道子が出演していたりして話題になっていました。

 第1話からかなり視聴者おいてきぼり展開だったため危険かと思っていましたが案の定2話以降も支離滅裂な展開で、しかも戦ったのは最初だけで中盤以降はあまり戦わずにラブコメ要素が強くなっていました。しかしバトルがあるアニメなのに戦わない話のほうが面白かったです。

 作画に関しては最初から最後まで安定していたと思います。しかしバトル演出に関しては非常にショボかったので純粋にキャラ萌えアニメとして視聴したほうがいいと思いました。

Kenpufa5 キャラクターに関してはヒロインの沙倉楓が一番評判が悪く、主人公が男と女のときで性格が180°変わるためさらに拍車をかけていました。代わりに1話で出てきたときはあまり人気が無かった黒髪ロングの生徒会長三郷雫が学園祭以降人気が急上昇して最後にはメインヒロインとまで呼ばれていて、自分も正直なところ生徒会長がいなかったら3話で切っていました。

 あと声優に関してこの作品はなかなか印象的で、特に臓物アニマルの声が前述の野沢道子に加え、夫の内海賢二、他にも田村ゆかりに水樹奈々、能登麻美子と異様に豪華でした。

Kenpufa6 結局のところキャラクターはそれなりに良かったんですが、シナリオが猛烈に悪く最後の最後でけんぷファー同士が戦う理由は明かされましたが、謎の第3勢力白のけんぷファーはあれだけ存在を引っ張っておいて最後の30秒たらずでいきなり負けてその後何事も無く撤退して終わり、BGMに臓物アニマル達の「喜びの歌」が流れるという意味不明投げっぱなしENDでもう不評とか以前に飽きられていました。しかし思ったほど実況などが荒れなかったのは最初から期待されていなかったからとまで言われていて涙目。実際自分も期待していませんでしたが、最終話の番外編は本編を上回るさらにメチャクチャな話で面白いとかそういうのを超越していたので見ていて頭が痛くなりました。

 エンディングの超絶腰振りで毎週腰をおかしくしつつ、会長だけ目当てで結局最初から最後まで視聴してしまいました。作品としてはどうしようもないレベルでしたが生徒会長のキスシーンのエロさだけはハンパでは無かったためそこだけ録画して保存しときました。不作が多い秋アニメの中でもワースト1位を取りかねない恐ろしい作品だったと思います。

Nyankoi5 Nyankoi6 「にゃんこい!」…ウェブコミック誌FlexComicsブラッドで連載されている、藤原里の漫画「にゃんこい!」のアニメ化作品で、アニメ制作はAICです。「ヒャッコ」のヒット以来2作目となるFlexComicsのアニメ化作品ということで期待されていたこの作品の第1話は、よく動いていたし話のテンポも良くて面白く、最後に小林ゆう画伯が描いた猫のインパクトが絶大でした。

 2話以降は新キャラクターが出つつ主人公が色々な猫の悩みを解決していく話が続いていましたが、やはり面白い!変に難しい設定も無いため何も考えずに見ることができ、話のテンポもキャラクターもいいしオープニングとエンディングも作品に合っていたし素晴らしかったです。ネットとかでも評判は良く秋アニメの中でも5本の指に入ると言われていました。そして6話でついにツインテール姉妹が出てきてここで人気は最高潮に達した気がします。戸松遥の2役もすごい合っていたしオープニングの可愛さ通りでした。

 このノリで行けば秋はもちろん今年のアニメでもいいところまで行きそうだったんですがそこで水を差す出来事があり、絵コンテ・演出にワタナベシンイチが関わった回で本人が登場したオリジナル回以降、オリジナルの話はほぼ全て評判が悪く、特に魔法少女の話ではてっきり夢オチかと思うほど原作改変してしまっていてお世辞にも面白いとは言い難かったので非常に残念でした。

Nyankoi7 最終話ではCMのアイキャッチで「2期…無い」と言って、最後に手紙で「2期おめでとう」と言い、終わる寸前にタマが「2期はあるのか?」と言って終わってしまったため思いっきり視聴者は困惑したままでした。あれはちょっとひどいと思います。そしてツイッターに載っていた某関係者からの話によるとBDとDVDの売り上げが良ければ2期を作り、売れなければそのまま終わりだそうで、まさに現在のアニメ事情を象徴するような中途半端な終わりでした。

 全体的に見れば作画も最初から最後まで、特に最後は良かったし、オリジナル回以外は面白かったし主題歌も良かったです。不作が多い秋アニメの中で数少ない良作でした。


買ってきた

2009-12-23 18:47:01 | 2009年秋アニメ関連

Kiminitodoke4 素晴らしい出来だったし、録画失敗した回もあったのでせっかくだから現在放映中の日テレ深夜アニメの新作「君に届け」のDVDを購入してきました。日テレ深夜アニメのDVDシリーズは角川とかに比べ値段も安めで良心的な気がします。今回の1巻は3話収録で、音声特典でスピンオフドラマやマスコット、オリジナルイラストカードにマル秘交換ノートと初回特典も多くついていたのに値段は4000円を切っていました。

 すごい良作画というわけではありませんが独特の雰囲気が素晴らしいこのアニメ、少女漫画原作ですが誰が見ても面白いと思います。この作品といい「スキップ・ビート!」といい「イタズラなKiss」といい、少女漫画原作の深夜アニメは侮れない作品が多すぎます。


2009年アニメ10大ニュース

2009-12-22 18:13:41 | 2009年夏アニメ関連

 今年も色々なことがありました。そろそろ今年の10大ニュースとかもテレビで取り上げられることですのでこのアニメの感想文垂れ流しブログでも10大ニュース…といってももちろんアニメ関連のニュースを見てみたいと思います。ちなみに情報ソースはみんな大好きゲーム・アニメ界の東スポことゲーム○ボです。

2009anime1_2 2009anime2_2 2009anime3_2 まずはなんといってもアニメ関連で今年最大の出来事は1位のGONZO終了のお知らせでしょう。このブログでも何度か書きましたが前々からやばいやばいと言われ続け、今年とうとうお亡くなりになってしまいました。つい先日最終回になった某アニメで原画で会社名だけ見かけたので完全には消滅していないようです。下積みで実績を上げてまたぜひ復活してほしいものです。

 続いて2位の記事を見ると、こちらも今年話題になった最大の話題作「化物語」。春の時点では今年は「けいおん!」の圧勝だと思われていた当時いきなり現れ話題を総取りしていった文字通り化け物クラスの作品でした。この記事では44000枚と書かれていますが現在は通算70000枚を越えています。

 3位の記事は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破」ということで、こちらも話題になっていました。今作から初登場したマリがエロかったし相変わらず素晴らしい動き、演出に加えテレビ版とは全く違うストーリーを見せてきて自分ももちろん劇場に見に行きました。3部ももちろん見に行きます。

 4位の「サマーウォーズ」…すいません自分劇場に見に行ってませんでした!ので割愛。そういえば「時をかける少女」も地上波放映版録画して見てないなぁ…。

 5位、今年のアニメを語るうえで外せないのが「けいおん!」です。京都アニメーション制作ということで放映前から話題になっていましたがいざ放映されたらキャラクターの使っていた文具・楽器・ヘッドフォンなどが次々と特定され売れるという前代未聞の出来事になっていました。一時期一般の新聞やニュースにも出ていてびっくりです。さてあの当時売れまくった澪仕様の左利き用ギターは現在どうなっているんでしょうか。

 6位…これも今年のアニメを語るうえで忘れられない…というか忘れてしまいたい涼宮ハルヒの憂鬱の「エンドレスエイト」が入ってきました。3年かけて作ったのがまさかアレだったとはという前代未聞の試みでしたが結果は当然のごとく散々。自分も見ていて頭がおかしくなりそうでした。人気がある作品だからこそできた芸当だと思います。もう二度と勘弁。

 7位、放映が開始されたのが2008年秋でしたが「とらドラ!」が入ってきました。大抵のアニメは2期を想定に入れた中途半端な終わりが多い中、この作品は完全に完結させてきて、しかも原作とほぼ同時に終わるというここ数年でもまれに見る非常に珍しい終わらせ方をしてきました。

 8位、2009年の秋に颯爽と現れた超絶エロ馬鹿アニメ「そらのおとしもの」、第1話から主人公の中二っぷりが話題になりましたが伝説級になったのはやはり2話の空飛ぶパンツ演出でした。その勢いは衰えることなく4話では有名アニメーター10数人にエロ雑誌の表紙を描いてもらい、修正入らないギリギリを狙ってテレビ局や業者と何十回も打ち合わせをするというすごいところに全力投球な素晴らしいアニメです。

 9位が「ゲゲゲの鬼太郎100話で打ち切り」。あぁそういやこんな作品あったなぁ…と少々感慨深くなりました。全国47都道府県の妖怪達に会うということをしていたのになぜか半分でいきなり最終回になってしまい唖然としてしまいました。あれはひどい終わり方だったと思います。

 10位、知る人ぞ知る神絵師、声優小林ゆう…通称画伯の絵が「懺・さよなら絶望先生」の「絶望先生えかきうた」で登場してしまいさぁ大変…なんて思っていたのも束の間、その3ヶ月後には今度はTBSの「にゃんこい!」で全国クラスに画伯の描いた猫が放映されて素晴らしいことになっていました。

 …そんなこんなでアニメ業界も盛り上がった2009年、皆様はどのような出来事が印象に残ったでしょうか。個人的にここに載っていないので今年印象に残った出来事は「機動戦士ガンダムOO 謎を残したまま劇場版に丸投げ」でした。


2009年秋・アニメ最終回の感想文その12

2009-12-21 16:58:10 | 2009年夏アニメ関連

 今年も残すところあと10日といったところ…年末の予定は決まりましたでしょうか。今回はローカル局で放映された「狼と香辛料Ⅱ」「懺・さよなら絶望先生」「CANAAN」の最終話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Watti2 Watti3 「狼と香辛料Ⅱ」…電撃文庫から刊行されている支倉凍砂のライトノベル「狼と香辛料」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はブレインズベースです。第1期の人気が非常に高かったため今回の2期も前人気が高く夏アニメの本命と言われていたこの作品、第1話は祭りが行われている町でわっちことホロとイチャイチャしつつも早速町の商人と取引の話とかをしていました。

 ライトノベル原作のアニメ作品は多くがバトルや魔法モノなイメージがありますが、この作品は商人同士の取引や市場の流れを見るなど商取引に関する心理戦がメインになっていてアクションシーンはほとんど皆無でした。そのためアニメとしてもかなり新鮮で、オープニングやエンディングも物語独特の雰囲気に合っていたし本命と呼ばれるだけあって面白かったです。

 他にも祭りの話のラストシーンでの意外な展開や貧乏人の「こういう立場だからこそ価値が分かるものがある」という台詞や酒場のユノ声の娘も面白いキャラだったし、後半に出てくるあの人の過去がエロかったしとキャラクターや台詞、シナリオも良かったです。

 しかし前半での黄鉄鉱の相場の変動シーンはどんどん値上がりしてるのは分かりますが通貨単位がサッパリ分からなく、値段の変動による対決シーンの説明が言葉で言っているだけだったので、なんかすごいことをやっているが良く分からなかったです。ここらは原作知らないと駄目かもしれないと思いました。せめて図で説明してほしかったです。

 わっちも魅力的だったし話の内容も新鮮で面白かったんですが、最後はなんかよく分からないまま中途半端に終わってしまったのですごい不完全燃焼だったのが残念です。多分3期もやると思いますがさすがにもうちょっと区切りよく終わらせて欲しかったですね。全体的な評判としては1期のほうが良かったとか言われていました。

Zetubou2 Zetubou3 「懺・さよなら絶望先生」…週刊少年マガジンで連載されている、久米田康治の漫画「さよなら絶望先生」のアニメ化第3期作品で、アニメ制作はシャフトです。1期2期ともに安定した人気のあるこの作品、第1話はコミケカタログを持ったバトルシーンのようなものを展開しつつ最初から絶望先生絵かきうたで小林ゆう画伯が登場してインパクトは絶大でした。

 今回の3期は3部構成で最後の1パートは前・後編があり、後編は次の週に持ち越されるという珍しい形式で、話のテンポも良くて飽きが来なかったです。そしてなにより絶望先生といえばパロディや時事ネタですが、今回もプーチン元大統領やイチローに前田慶次もいたし、時事ネタとしては一時期ニュースにも出た蘇民祭とかも教室の壁に貼られていて思わず凝視してしまいました。

 当時は「化物語」と同時進行だったためにスケジュールは相当カツカツだったようで、そのことまでネタにしていたのはシャフトだからこそできた演出だと思います。原作と同じく毎回細かいシーンに大量の活字が入っているためコマ送りで再生は必須ですので毎回チェックは欠かせませんでした。

 今回は最後に「絶望先生絵かきうた」というミニコーナーがあって声優達が絵を描いていましたが、普通の絵を描いていた声優もいれば堀江由衣のようにかわいい絵を描いていた人もいたし、杉田智和や子安武人はノリノリで歌いながら描いていたし、小林ゆう画伯は語るまでも無くアレだったし充実していました。

「変わったあなたを誰に見せたい? ないがしろにしてきた奴に!」と主題歌も1期からの伝統で大槻ケンヂと絶望少女達が歌っていて、何度も聴いているとクセになりそうでした。オープニングの演出とかもよく動いていたし作品の雰囲気に合っていて非常に良かったと思います。

 個人的な全体の感想としては原作の雰囲気を壊すことなく忠実に作られていて、なおかつシャフト独自のパロディや演出も加わり声優のキャスティングも見事で非常に面白かったです。ただ安定しすぎていて予想外の展開が無いのが欠点かもしれません。原作が1話完結形式の作品だから当然といえば当然ですが、これは最終回らしい最終回が無いまま続いて4期とかやりそうですね。DVD売り上げも上々なようだしまだまだ続きそうです。この安定感に絶望した!

Canaan2 Canaan3 「CANAAN」…wiiで発売されたチュンソフトのサウンドノベル「428~封鎖された渋谷で~」のボーナスシナリオ「CANAAN」のアニメ化作品で、アニメ制作はP.A.WORKSです。「月姫」「Fate~stay night~」などの名作を生んだTYPE MOONの奈須きのこ原案で、なおかつ「True Tears」以来P.A.WORKSが久々にアニメ制作をしたということで知る人には知られていたこの作品、第1話からいきなりOVA並のすさまじい作画力を見せつけ非常に期待に応える内容でした。

 2話以降から主人公の過去や物語の舞台となる上海での事件の真相や、ラスボスぽい雰囲気を出している方が裏で行っていることが明らかになってくるので面白くなってきました。そしてなんといっても作画は非常に良く、女性キャラは軒並みエロかったしその他大勢のモブキャラもちゃんと動いていたし、おっさんキャラも多く登場させていていてただの萌えアニメとはひと味違う作品に仕上がっていました。さらに戦闘シーンも共感覚という設定こそあれ大半は銃やナイフを用いたガチバトルで非常に良く動いていて格好良かったです。

 たしかに作画は文句無しだったんですが、シナリオに関してはは少々盛り上がりに欠けていたような気がしました。あまり予想外の展開というのが無く、マリアの失った記憶とか原作を知らないと分からない部分もあり、作品としても完全に完結させたわけではなく区切りを付けたところで終わってしまったのでその辺がちょっと残念な気がします。良くも悪くもまさにボーナスシナリオといった感じのオマケ的作品でした。


FF11で確変

2009-12-20 21:31:56 | FF11

Nm1 Nm 先日のFF11でのバージョンアップにより全エリアに大量のNMが追加され、その中で吟遊詩人垂涎の管楽器クレイドルホーンを持っているNMを狙ってみました。

 吟遊詩人以外では白魔道士しか持っていない光属性の睡眠魔法、中でも吟遊詩人の魔物達のララバイはMPを消費しないうえに再詠唱時間も短いため非常に貴重です。そのためこの歌の効果時間と命中率が上がるクレイドルホーンは競争率が高いに違いない…!と思っていたんですが、実際のところライバルはほとんど皆無でした。

 多分このアイテムはメリーのホルンと違い競売に出せないうえに入手難易度がそこそこ高いため割に合わないと思っている人が多そうです。吟遊詩人を75にしている人は結構多いと思いますがほとんどの人は楽器や装備品にはあまりこだわらない人が多い気がしました。メインで吟遊詩人やってる人なら猛烈に欲しいはずなんですが。

 そんなわけでこのNM、ヒポグリフで抽選で沸くNMなので抽選対象の雑魚を狩る必要があり、雑魚の強さが75で丁度~おなつよなのでジョブを多少選びますが基本的にソロが強いジョブなら雑魚は簡単に狩れると思います。自分は踊り子で戦っていました。

 NMは早いときは5分で沸き、遅いときは3時間待つこともありました。ネットで調べた情報によると再抽選時間は3時間のようです。そしてNMの強さですが、シーフタイプなので回避と攻撃間隔が早くしかも追加効果スタンを持っているため攻撃を食らうと動けなくなることがあり、さらにWSでテラー→フーフボレーという相当痛いコンボを使ってくるためかなり危険です。どうやらWSはこれだけらしいですがフーフボレーは800~1000近く食らうので下手をすると事故死する可能性が高いので注意です。

 ガチで戦うなら空蝉持ちの前衛が3人欲しいところで、2人だとちょっと危ないかも。一応テラーを使ってきたあとフーフボレーの構えを見せた瞬間にスタンをかければWSは中断します。しかし構えを見せる前にスタンかけるとフーフボレーが来るのでタイミングはシビアでした。食事を消されることは無いし、回避がハンパなく高いので食事は寿司が必須だと思います。

 NMの強さもなかなかですが今回追加されたNMで一番極悪なのはそのドロップ確率で、1発で出ることはまず無く10匹倒しても出ないことも良く聞きます。自分も最初は悪いとは聞いていたけどマジで出ませんでした。これで出なかったらエンドレスエイトだなどと半分ネタにしつつ倒した8匹目でついにクレイドルホーンを落としました。トレジャーハンター4有りでこの確率だからシーフいないと思うとゾッとします。なにはともあれ無事クレイドルホーンを手に入れることができ、協力していただいたLSの方々、中でも長時間手伝ってもらった2垢の方々には特に感謝です。ありがとうございました!

Sarube22 そして今週末野良でサルベージ:銀海遺構北西ルートがあったため便乗して行ったらついに初めてマルドゥク35足を見ました。しかも最初に高い数字出されて負けたと思ったら予想外のロット勝ちで入手し、これでマルドゥク装備全てが揃いました。最大の難関だったマルドゥク35足、案の定一番困難でしたがついに入手です。これも今まで協力していただいた関係者各位に感謝!


13

2009-12-18 23:29:49 | アニメ・コミック・ゲーム

 …さて、いよいよ全世界待望のPS3ソフト「FINAL FANTASY ⅩⅢ」が出たわけで皆様も買ったと思います。え?自分はもちろん買ってません。

 現在知り合いでは買ったのは1名だけですね…しかもせっかくだから同梱版を買ったそうです。それ以外では誰も購入してないのが気になるところ。初回出荷が180万本を突破したそうなのでさすがスクエニの切り札といったところですが、なんか余っている感も出ているため早いうちにワゴン行きになりそうな予感もプンプンしてきます。

 昔友達の家で体験版の13をプレイしたときは、あまりにも出来がお粗末でCGがキレイなだけのゲームだったため期待はずれでしたが、果たして製品版はどのような出来なのか気になるところです。