2018年冬アニメ「宇宙よりも遠い場所」第1話の感想文

2018-05-02 23:20:38 | 2018年冬アニメ関連

今回は2018年の冬アニメ「宇宙よりも遠い場所」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「宇宙よりも遠い場所」…かつてラノベアニメ「ノーゲーム・ノーライフ」を手がけたチームが制作したオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はマッドハウスです。

高校生という短い期間で、今しかできないことをしたいという分かりやすい動機でありながら、若いからこその勢いでそのまま突っ走る…かと思いきや、やっぱり怖くて引き返すという描写をちゃんと描いているところは良かったです。現実味がある流れだったため感情移入もしやすい雰囲気でした。

さらにこの作品、オープニングとタイトルから察するに舞台は南極であるようでした。昨今異世界ものが大量発生していますが、南極もある意味異世界のようなものじゃんと思い知らされました。青春×異世界ものという見方もできるため斬新なものを感じました。

かつて隆盛を誇った花田十輝先生がシリーズ構成と脚本を手がけているところも見逃せません。制作もマッドハウスだし、かつて制作した「ノーゲーム・ノーライフ」は非常に面白かったためこれから先も期待できそうです。カットインとカメラワークが切り替わる演出の数々も良かったです。

作画は良好です。キャラクターデザインは手が込んでいるわけではありませんでしたが背景や船舶など細かいところが良くできていました。BGMも良好で、作品の盛り上がるシーンでの演出に大きく貢献していたし、挿入歌が入るタイミングも良かったです。

総評

1話の全体的な感想としては、心理描写が丁寧でありながら盛り上がりも十分で面白かったです。南極という実在の場所でありながらまるで異世界のような場所をテーマにしているところや、南極を目指す理由も分かりやすいし序盤のつかみは良かったと感じました。

1話の個人的評価としては、分かりやすくありつつも盛り上がりもあって面白かったので永久保存版のAランクです。