2009年秋アニメ第1話の感想文その7

2009-10-18 16:20:52 | 2009年秋アニメ関連

 いよいよスカパーで「冬のソナタ」も放映されたらしいし、秋アニメは全て放映された模様。自分も頑張って全て視聴し終わりたいところです。今回は「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」「FAIRY TALE」とフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作「空中ブランコ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Dan Dan1 「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」…トレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ」を題材にした第2弾のアニメ作品で、アニメ制作はサンライズです。この作品は9月の上旬にすでに始まっていたため深夜アニメを除くとこの作品が秋アニメ最初の作品でした。

 前作「バトルスピリッツ 少年突破バシン」とは完全に別作品になっていて世界観や人物の関わりは無く、純粋にバトルスピリッツの設定だけを引き継いだ作品になっていました。

 オープニングがJam Projectで熱い曲だったためこういう作品には合っていると思いつつ、前作と比較するとキャラクターの頭身が上がってややリアル調になっていました。そして世界観も今作はバトルスピリッツが全てを支配する異世界が舞台になっていて、バトルのルールも第1話らしく説明口調が多く今作から視聴を始めたような人に対する配慮も行き届いていて好印象でした。

 1話の展開がかなり強引なのが気になりましたが、ルールが分からなくてもある程度何をやっているのかは分かるのでそこそこ楽しめました。敵キャラもルールに従い負けたら律儀に奪ったデッキを返して帰って行くなど紳士的で後味が悪くなかったためイイ終わり方で、あとは前作より人気が出るかですね。しかし萌えキャラが今のところ4029歳の魔女しかいないのでここでメガネコより萌え度を超えるキャラが現れるかどうかが難しいところです。

Fairytale Fairytale1 「FAIRY TALE」…週刊少年マガジンで連載されている、真島ヒロの超人気漫画「FAIRY TALE」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1Picturesとサテライトです。「黒執事」「戦場のヴァルキュリア」で見事なキャラデザをしていたA-1Picturesが制作とのことで個人的に注目してました。さらに今作はテレビ東京で19:30というゴールデンタイムに放映ということで気合いの入り方も相当なものだと思われます。しかしこの作品、どうしても雰囲気がジャンプの超人気漫画「ワンピース」と似ているため何かと比較されてパクリだのと話題になってしまい、今作もアニメ放映開始前から評判はイマイチ良くなかったです。

 第1話は原作とほぼ一緒の展開でしたが、原作ではあまり気にならなかった演出がアニメだとすごいショボくて「あれ?こんなんだっけ?」と思うところがしばしば…。特に魔法のシーンは期待していたのより随分控えめだったため予想を大きく外されました。多分エーテリオンとかの大型魔法のときはすごい演出をするんだろうなと期待したいところです。魔法だけでなく剣や拳の戦いがあるのもこの作品の特徴ですが、この分だとそちらも期待できなさそうな予感がします。

 海に投げ捨てられた鍵が当然のように見つかったり、魅了魔法にかかっていたキャラにすごい棒がいたりして何かと気になるところも多く原作を知っている自分から見ても正直面白いとは言い難い出来でした。そのため原作ファンでも納得できるかどうかは怪しいところです。

 後半で敵の魔道士が使ったなぎ払いの魔法の演出とエンディングのときのSDキャラは良かったと思いますがそれ以外は残念な出来だったと思います。しかしメインキャラの声優に釘宮理恵と平野綾がいるため声優目当てでなら視聴するのもアリかもしれません。そしてこの作品、第1話の視聴率が2.3%だったらしくテレ東大敗北でした。

Kuutyuuburanko Kuutyuuburanko1 「空中ブランコ」…奥田英朗の小説「空中ブランコ」のアニメ化作品で、アニメ制作は東映アニメーションです。フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作ということで前人気は高かったんですが、原作の知名度がアニメ視聴者にはあまり高くなかったため本命となるかは未知数の作品でした。

 「怪 ~ayakashi~」を作ったスタッフが関わっていたためこの作品のファンには期待されていたみたいですが、冒頭でいきなり殴る演出から始まりそこから続く実写込みの演出の数々は非常に意味不明なものが多く、実験アニメとか言われていて大不評でした。(公式発表:ハイブリッド・アニメーション!)

 たしかに顔を実写加工してアニメ絵に貼り付けたり、その他大勢のキャラを紙っぺらのようにして登場させたり、フジテレビの福井アナを登場させたり…と演出が斬新なのは分かりますが、萌えも無し笑いも無し、意味も分からずではさすがに視聴者には耐えられるものではありませんでした。演出に手間がかかっているのは見ていても分かりましたが、精神科という難しい題材を扱ってアニメ化をするのは無理があったのかもしれません。

 オープニングとエンディングは電気グルーヴが担当していて、特にエンディング曲がShangri-Laだったので非常に懐かしかったです。曲は良かったんですがこの作品、やはり評判は極めて悪く秋アニメの不作を象徴する1本になってしまいました。この作品は自分もさすがに良かったところが思いつきません…あ、伊良部(小)の朴ロ美は良かったです。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
空中ブランコ いまいちかぁ~・・・ (Qz)
2009-10-19 17:18:33
空中ブランコ いまいちかぁ~・・・

今期もなんだかんだで1つも見てましぇん。
なんなんだろう、この現象は?
俺がアニメ見ないなんて・・・
じゃあ俺は何なんだよ! 何オタなんだよ!

うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!

そうです、ラブプラスオタですw  うわぁぁぁぁぁ!!!
返信する
丹下桜さん復活つながりで、『あにゃまる探偵キル... (たいやき)
2009-10-20 00:26:00
丹下桜さん復活つながりで、『あにゃまる探偵キルミンずぅ』と『丹下桜のRADIO・A・La・Mode』をぜひ!
返信する
>Qz氏 (高崎)
2009-10-20 14:47:15
>Qz氏
残念ながら空中ブランコが秋アニメ
ワースト候補となってしまいました。
 
今期は近年まれに見る不作なので
氏がご満足できるアニメは無いかも。
おとなしくダーカーザンブラック2期を
見た方がいいかもしれませぬ。

ラブプラス、私の名前使用不可漢字で
ショックですわ…そして会社の某愛に
飢えている方が私のラブプラス持って
いってしまってショック×2。

>イカロス
キルミンずぅのエロさは相当なものだった。
丹下桜の出番が増えるのはまだか!
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