2012年秋アニメ考察

2012-09-30 17:02:51 | 2012年秋アニメ関連

2012akianime_22012akianime12012akianime22012akianime3いよいよ来週あたりから本格的に2012年秋アニメが始まり今年のアニメがほぼ全て出そろいます。というわけで今回も話題作、本命作と言われている作品をピックアップしつつ個人的に気になる作品も挙げてみたいと思います。

HidamariHidamari1LittleLittle1今期やはり本命と言われているのは「ひだまりスケッチ×ハニカム」「リトルバスターズ!」あたりでしょうか。前者は根強い人気を持つひだまりスケッチシリーズの4期となるので今期も安定した人気が出そうで自分も要チェックしてます。そして後者は大ヒットを記録し続けているKey原作ゲームの4弾なので期待されていましたが、アニメ制作が京アニではなくJ.C.STAFFなので不安視する声も非常に高いです。

BusouBusou1ZetuenK萌えに力を入れているTBS深夜アニメ枠ではひだまりスケッチに加え「武装神姫」「絶園のテンペスト」「K」が放送されるようです。武装神姫はミニサイズの武装した女の子達が戦うアニメ?未来版「ローゼンメイデン」みたいなもんでしょうか。絶園のテンペストは腐女子向け作品のように見えます。「K」の方はおそらく初となるGoHandsのオリジナルアニメのようで、年1本以内しか制作しない代わりに作品に力を入れるGoHands作品なだけに期待しています。

RoboRobo1PsychoPsycho1毎回個性派なアニメを放送してくるフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」からは「Robotics;Notes」「PSYCHO-PASS」が始まります。前者は人気が高い空想科学アドベンチャーシリーズの新作ということで注目されているようです。後者は去年最もヒットした脚本家虚淵玄が再び脚本を務めるオリジナルアニメということで注目度もかなり高いようです。

MagiMagi1




続いて毎回注目されている毎日放送の日曜5時枠では「マギ」が放送されます。サンデー作品が夕方枠に放送されるのは非常に珍しい気がします。サンデーはここ数年部数が落ちまくっているのでこれで巻き返しなるか?放送前からCMをバンバン流し特番まで組まれています。

そして続いては個人的に気になる作品を。

BtooomBtooom1_2KamisamaKamisama1ノイタミナ枠の2作品ももちろん要チェックですが、GoHandsの「K」にも期待しています。あとマッドハウスの「BTOOOM!」もエロバトルものとして面白そうな気がします。そしてテレ東の「神様はじめました」が久々となるトムス・エンタテインメント制作の少女漫画原作ということで化けることに期待。

TyuuniGirlsHayateJojo今期は他にも京都アニメーションの新作「中二病でも恋がしたい!」やオリジナルアニメの「ガールズ&パンツァー」、非常に今更感が強いですが劇場版では健闘していた3期「ハヤテのごとく!」に一部と二部までは確定しているある意味本命「ジョジョの奇妙な冒険」や新作+よりぬきで早くも復活を果たした「銀魂」などさすが秋なだけに作品数は多いです。

果たしてこの中でどれが今年のトップに躍り出るのか?それともパッとしないまま終わるのか、今年最後のラインナップに注目したいところです。


久々に心が震えた31

2012-09-26 23:16:08 | 2012年夏アニメ関連

「ゆるゆり」にシリアスは絶対合わない…「ゆるゆり♪♪」第11話を見るまではそう思っていました。

Yuruyuri29Yuruyuri30Yuruyuri31Yuruyuri322期になって1期ではあまり出番の無かったキャラに出番が多くなったことは良く、その最たるキャラが主人公の赤座あかりでした。2期になってついに主役らしく出番が多かったですが、今回の11話は、オチがなんとなく分かっていたはずなのに途中から完全に忘れてしまい没頭してしまいました。

Yuruyuri33Yuruyuri34Yuruyuri35Yuruyuri361年前に戻ってしまったことを機に過去を変えようとするあかりを、姉が信じてかくまいつつ、本当に過去を変えて良いのかという問いかけるシーンが印象的でした。2期で最初に姉が登場したときは変態にしか見えませんでしたが一瞬見えた姉らしい姿には少々感動しました。

Yuruyuri37Yuruyuri38Yuruyuri39Yuruyuri40後半で1期ダイジェストに続き最後のチャンスであかりが取った選択、現代に帰ったときみんながいつもの素っ気ない出迎えをするかと思いきや本気で心配していたシーンが非常に素晴らしかったです。1期からずっとキャラクターを丁寧に描き続けたからこそできた珠玉の演出でした。

最後のオチはアレでしたが途中まで完全に見入ってしまいました。1期も良かったですが2期になってさらに完成度が上がった貴重な作品です。


2012年秋終了アニメ「機動戦士ガンダムAGE」最終回の感想文

2012-09-24 04:25:34 | 2011年秋アニメ関連

また一つ歴史的アニメが終わった。ということで、予定を前倒しにして今回は「機動戦士ガンダムAGE」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

AgeAge1Age2Age3「機動戦士ガンダムAGE」…サンライズ制作のオリジナルアニメ「機動戦士ガンダム」の14作品目で、アニメ制作はサンライズです。久々となるガンダムシリーズの新作だったうえに、3世代に渡る物語や子供向けになったキャラクターデザインなど数々の斬新な試みがなされていました。

Age4Age5Age6Age7この作品、制作協力をレベルファイブの日野晃愽に依頼し、その条件として原作から担当したことから全てが始まっていましたが、日野晃愽のTwitterでの視聴者に対する煽りが非常に反感を買い毎週炎上していたのが印象的でした。3話まで見れば面白くなるとか言っておきながら3話までつまらなくて4話のウルフ隊長登場のほうが面白かったのが最初に炎上した出来事だった気がします。他にも100万本売れるガンダムゲームを作ると言っておきながら実際のゲームの売り上げは35000本だったりして度々炎上していました。

Age8Age9Age10Age11そしてガンダム作品といえばよく言われるのが登場人物達によるドラマですが、そういう意味においてはこの作品は100年にもわたる壮大なドラマと銘打っていたのでさぞかしすごい…と言いたいところでしたが、実際のところ100年を49話で表現しようとしたので思いっきり登場人物のドラマ性においてはスカスカでした。登場した次の回でいきなり死んだジラードにシャナルアや、今まで何年も恨んでいたのに数分で仲良しになるウッドビットとかキリがないです。

Age12Age13Age14Age15フリット編で重要なはずだった、ユリンと仲良くなるシーンをダイジェストで一気に終わらせたり、アセム編でメインになると思われた学生生活が2話でいきなり終わったりするカットぶりが特にひどく、主人公達はともかく、登場人物が多いうえに名前まで変に凝っているので覚えられません。特に3代目となるキオ編においては顕著で、アビス隊長以外ほとんど記憶に残りませんでした。

Age16Age17Age18Age19その分はモビルスーツの格好良さで補えることもできたかもしれませんが、こちらも相当にダサく、中でもヴェイガン側のモビルスーツはみんな同じに見えて全く印象に残りません。そして進化するガンダムというのが今作品においての特徴だったようですが、AGEシステムもあまり活躍してなかったし、なんといっても敵含めほとんどの武器がどこかで見たことのあるようなものばかりで真新しさがありませんでした。結局最後はファンネル最強だったし、後半のビットとファンネルでバリアを作って体当たりとかギャグのようでした。

Age20Age21Age22Age23作中色々なところ、たとえばありえないタイミングで人物が登場したり、偶然出会ったところに都合良くモビルスーツが隠してあったり、Xラウンダー能力で遠くから会話できるうえに隠された爆弾を見つけたりとツッコミどころが多すぎてひどかったですが、その一方で名言「強いられているんだ!」が誕生したりしていたので、ツッコミどころの多いギャグアニメとしては良かったです。正直面白さという面で見ると同じレベルファイブ制作でも「ダンボール戦機」のほうが数倍面白いので、ガンダムのほうは手抜きして作っていたのかもしれません。

Age24Age25Age26Age27最後のほうになりかなり残っていた伏線を駆け足ながらほぼ全て回収したことや、一応戦争を集結させたところは良かったです。しかし終盤の人の死にっぷりが適当すぎてなんとも。そんな中2世代に渡り登場していたオブライトやウルフ隊長などはさすがに感慨深いものがあったのでそこは良かったです。中途半端に劇場版に続くとかやらずに完結させたところは評価したいですが、やはり物語としてのボリュームが無く、終わった後とくに何も感じなかったです。

作画はガンダム作品なだけに終始良かったです。しかし今のガンダムは綺麗すぎて逆に臨場感が感じられません。戦艦が特に顕著でまんまCGで、今放映しているSEEDのHDリマスターのほうがはるかにカッコいいです。BGMはショボく印象に残らないのも残念。主題歌は1クールごとに変わっていて良いのとイマイチなのが極端でした。

総評

Age28Age29Age30Age31全体的な感想としては、オリジナルロボットものとして見ればそこそこ面白かったですが、ガンダム作品として見ると歴代で一番つまらなかったです。色々新しいことに挑戦しているように見えましたが何かどこかで見たようなものばかり。100年戦争などと言って壮大さをアピールしていましたが内容はスカスカで存在すら怪しいキャラも多数。そしてモビルスーツもイマイチでした。

全体的な個人的評価としては、1話の時点ではキャラクターデザインが子供向けすぎてなんかイマイチだったので視聴継続のBランクでしたが、終わってみればつまらないながらたまに面白いところもあったのでそのまま視聴継続のBランクでした。

放映前あれだけ大口を叩いた日野晃愽でしたが、これでついに全ての結果が揃ってしまったのでバンナムに出入り禁止になってしまったかもしれません。BD/DVD売り上げは歴代ガンダムでターンエーガンダムに次ぐワースト2位となる2300枚を記録したし、悪い意味で伝説になってしまったようでした。


2012年夏アニメ現在の評価まとめ

2012-09-21 13:38:49 | 2012年夏アニメ関連

昨日の文章で2012年夏アニメの第1話の感想文は終わり、今週から来週にかけて最終回ラッシュ、そしてあと2週間後には秋アニメが始まります。

いつもの調子で書いているとまた最終回の感想文は中途半端になりほとんど載せられないし、まるでほとんど見てないように(実際追いついてないところもありますが)見えますので、夏アニメが放映開始してほぼ3ヶ月たったことだし、現時点での夏アニメの評価を2クール作品含め書いてしまいます。

まずはささっと結論から。現時点で夏アニメ26本中録画してとっておきたいと思ったAランク以上の作品は3本だけです。あとは見たら満足して消してしまうBランク以下。予想以上に夏は不作でした。

ということで、ささっと現時点での夏アニメ評価を書いていきます。

Taritari36Taritari37まずは「TARITARI」。1話の時点で面白そうと感じましたが、2話のラストで久々に心が震えて夏アニメで1位です。こちらが唯一のSランク。ローカルアニメなのでリアルで視聴できていませんが、全体的に丁寧に作られているのが分かり非常に好印象で、1クールなのが実に惜しい。青春アニメといえば「とらドラ!」ですがこちらも青春してます。

Binbougamiga25Binbougamiga26続いて「貧乏神が!」こちらが2位です。内容のほとんどがギャグで話があまり進んでいませんがノリが非常によくあまり気にならないのが見事。ボビーとモモの変態ぶりや予想を超えるパロディなど笑いどころも多く、松田聖子の娘神田沙也加の演技が予想以上にうまいのも良かったです。

Yuruyuri27Yuruyuri28そして「ゆるゆり♪♪」こちらが3位でした。2期ものは大半が1期よりもつまらない、または人気が出ませんが、この作品においては2期も同じくらいかそれ以上に面白くしてきて素晴らしい出来でした。1期ではあまり出番が無かったキャラを多めに出していたりしてバランスを取っていたように見えます。主題歌も聴いてくるとクセになってきました。

ここからはBランク以下だしダイジェストで書いていきます。

Total8Dogdays1Kokoro8Kononakanihitori3「トータル・イクリプス」…放映前は大分期待されていたようですが、いつまでBETAと戦わないで訓練やってんの?あと作画がかなり不安定です。2話のグロ展開程度で私の心は震えない。

「DOG DAYS'」…1期で中途半端なシリアス入れた教訓を生かし今回の2期ではシリアス一切無し、完全に萌えアニメとして開き直った作りが一部では評価されているようです。毎週服破れて裸になるのはお約束。毎週視聴していて思考が停止してます。

「ココロコネクト」…作品としては普通ですが例の事件で悪いイメージつきすぎ。京アニが作っていれば全く違う展開になってたかもしれません。

「この中に一人、妹がいる!」…萌えアニメは大概駄作ですがこちらは面白い。ヒロイン達がほとんど変態で主人公の影の薄さが気にならないのは見事。ちゃんと妹を探しているところも良いです。雅萌え。

Josiraku18Swordart27Arcana7_2Upotte2「じょしらく」…久米田康二原作に加えギャグに定評がある水島努監督の作品なのでハマる人はハマると思います。危険なレベルのパロディを地上波でよく放送できると良い意味で感心。アニメオリジナルのお出かけシーンも違和感なく素晴らしい。

「ソードアート・オンライン」…最初はステマオンラインとバカにしていましたが、戦闘シーンはかなり良く見応えがあります。が、圏内事件といい謎解きになると急につまらなくなるのが残念。そしてすまない、壁を殴りすぎて手が愚地克己みたいになってしまったんだ。

「アルカナ・ファミリア」…これは悪いJ.C.STAFF。全く盛り上がらなく話題にもならん。

「うぽって!!」…銃は良いと思います。が、絵柄的に見たいと思わない。中途半端に萌えアニメ。

Kanpi14Dakara9Titose1Hagure18「カンピオーネ!」…訳が分からないアニメですがキスシーンが非常にエロいという話を聞いたのでそこまでは見ようかな。

「だから僕は、Hができない。」…とりあえずエロ。萌えアニメで話題にならないとは大抵つまらん証拠だと思います。

「ちとせげっちゅ!!」…3分アニメ。もうちょっと癒やしが欲しかった。

「はぐれ勇者の鬼畜美学」…アームスが制作する紳士アニメはひと味違う。これは最後まで見るかも。

Pokemon15Natuyuki17Horizon1Odanobuna18「ポケットモンスター ベストウィッシュシーズン2」…メロエッタ目当てで視聴できたかも。ゲームやってたら最後まで見てたかもしれません。

「夏雪ランデブー」…結構面白いです。恋愛に関する奇妙な三角関係による心理描写がかなりうまい。まさに深夜の大人向けアニメといったかんじでノイタミナ枠らしい作品です。地味な作品ですが今期の中では上位です。

「境界線上のホライゾンⅡ」…設定が多すぎて訳分からん。が、細かいことはいいんだよ的に見ても十分面白そうではあります。

「織田信奈の野望」…個人的に本命でしたがちょっとイマイチでした。しかしキャラクター作画はものすごく良いし戦闘シーンもなかなかです。サルの性格が王道主人公なのとおっさんキャラが多めなのも良し。

Zinrui13Dorirando8Tyouyaku1Hakuouki14「人類は衰退しました」…言葉遣いが面白い。人気もそこそこあるのでちゃんと最後まで見るつもりです。

「探検ドリランド」…昔で言えばビックリマンのアニメ化といったところでしょうか。しかしビックリマンとの最大の違いは…カードに対する愛着の違い!余裕の3話切りでした。

「超訳百人一首 うた恋い。」…意外と面白く、有名な百人一首の歌を解説つきで説明しているのも良し。清少納言や紫式部など有名人も多く出ていますが、男性陣が全く分からん。

「薄桜鬼 黎明録」…千鶴がいない薄桜鬼なんて…しかし男性陣は相変わらず格好いい。過去編なので1期から視聴してた人向けでした。

Rinne1Koitosenkyo26「輪廻のラグランジェ season2」…ロボットものなので最後までは見たい。しかし盛り上がらないですね。

「恋と選挙とチョコレート」…現在夏アニメで最も最低ランクに近い作品です。魅力の無い主人公、ヤンデレなヒロイン。パンチラ規制とかあるのにいじめ問題など中途半端なシリアス展開。パロディのコスプレなどなど…アマガミスタッフは頑張っているようですがそれでもダメなのは原作のせいとも言われています。ここまでひどいと逆に全部見たくなってしまうわ。

…以上で3ヶ月後の評価まとめは終わりになります。細かいところは最終回の感想文で書くつもりです。まずは最低でも視聴は済ませたいところですね。


2012年夏アニメ第1話の感想文まとめ

2012-09-20 11:37:47 | 2012年夏アニメ関連

…というかんじで、今回も遅れに遅れましたが2012年夏アニメ第1話の感想文は終了となります。今更これだと物足りないかんじがするので、明日現時点での評価もつけたいと考えています。まず今回は1話を見た全体的な感想から。

今期視聴した夏アニメは26作品で、夏は毎年少なめですが思っていたよりは放映数は多かったです。しかし面白さとなるとかなり物足りませんでした。

まずは前評判で本命と言われた作品から。

Yuruyuri25Yuruyuri26Swordart34Swordart35安定した面白さで期待されていた2期もの「ゆるゆり♪♪」はさすがといったところで1話においては1期に勝るとも劣らない出来でした。こちらは2期も十分期待出来そうです。放映前から宣伝に力が入っていた「ソードアート・オンライン」も1話は気合いが入った作りで面白くなりそうな予感はしました。

Horizon18Horizon19Total18Total191期の人気が高く期待されていた「境界線上のホライゾンⅡ」も1期と変わらない出来のようで評価は上々でした。原作のストックが相当あるのでどこで区切りをつけてくるのかは気になるところです。放映前何かと騒がれていた「トータル・イクリプス」のほうは面白そうではありましたが絵柄が古いので意見が分かれそうです。

Taritari34Taritari35Dogdays19Dogdays20P.A.WORKS久々だったオリジナルアニメ「TARITARI」はさすがといったかんじで丁寧な作りで感心しました。作画はもちろんのこと、BGMによる雰囲気や主題歌など音楽も良く作られていて素晴らしかったです。前人気が高めだった「DOG DAYS'」も新しい国や勇者が登場したりして1話のつかみは上々でした。

続いては予想以上に面白かった作品などを。

Binbougamiga22Binbougamiga23Hagure17Hagure18銀魂スタッフが制作した「貧乏神が!」はギャグのテンポやシリアスのバランスも良くかなり面白かったです。普段のギャグが面白いからパロディも生きていて見事でした。あと単なる紳士アニメかと軽く見ていた「はぐれ勇者の鬼畜美学」は主人公が意外と格好良くて面白くなりそうでした。

Koitosenkyo24Koitosenkyo25そして1話からダメそうで切る予定の作品もそれなりにありました。あまり見なさそうな3分アニメをのぞくと、ほぼ全て萌えアニメです。中でもエロゲアニメ原作の「恋と選挙とチョコレート」は放映前から何かと不安視する声が高かったですがたしかにひどかったです。アマガミスタッフは健闘しているらしいですがこれはTBSで放映したのは失敗だった気がしてなりません。

…というわけで、今回の2012年夏アニメ、1話の時点で一番面白かったのは

Binbougamiga24「貧乏神が!」でした。本命と言われていた作品を押しのけて1話では一番面白かったです。数少ないギャグアニメですが飽きさせない話のテンポの良さとジャンプ作品ならではのパロディの使い方や、エンディングのテロップを見ただけで分かるスタッフの仕事ぶりなど、面白さにおいては突き抜けていました。

以上で2012年夏アニメ第1話の感想文は終わりになります。明日は現時点での評価を書いてみますので全く視聴してない方には多少参考になる…かもしれません。

1話の時点での2012年夏アニメ評価まとめ

Sランク(神!可能な限り実況にも参加し録画保存しつつBD/DVD購入も視野に入るレベル)…無し

Aランク(面白い!録画して永久保存版)…「貧乏神が!」 「ソードアート・オンライン」 「TARITARI」 「ゆるゆり♪♪」 「もやしもんリターンズ」

Bランク(視聴継続)…「トータル・イクリプス」 「超訳百人一首 うた恋い。」 「じょしらく」 「織田信奈の野望」 「DOG DAYS'」 「ポケットモンスター ベストウィッシュシーズン2」 「ココロコネクト」 「人類は衰退しました」 「はぐれ勇者の鬼畜美学」 「境界線上のホライゾンⅡ」 「薄桜鬼 黎明録」 「輪廻のラグランジェ season2」 「この中に一人、妹がいる!」 「夏雪ランデブー」

Cランク(視聴打ち切り予定)…「恋と選挙とチョコレート」 「探検ドリランド」 「アルカナ・ファミリア」 「うぽって!!」 「カンピオーネ! ~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~」 「だから僕は、Hができない。」 「ちとせげっちゅ!!」

Dランク(視聴してイライラしてくる年間ワースト候補)…無し


2012年夏アニメ(これでラスト)「ゆるゆり♪♪」第1話の感想文

2012-09-20 05:09:22 | 2012年夏アニメ関連

最後に一気にスパートをかけ、やっと全部の第1話の感想文を書き終わった…と思いきや、一番大事なのを忘れていました。しかも速攻で書いてたはずなのに。というわけで、2012年夏アニメ第1話の感想文最後となるのは「ゆるゆり♪♪」です。

Yuruyuri4Yuruyuri5Yuruyuri6Yuruyuri7「ゆるゆり♪♪」…コミック百合姫で連載されている、なもりの漫画「ゆるゆり」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は動画工房です。1期はイマイチな前人気とは裏腹に丁寧な作りで右肩上がりで人気が出てコミック百合姫の名前を一気に有名にしましたが、満を持して今回ついに2期が放映開始となり、2012年夏アニメの本命と言われていました。

Yuruyuri8Yuruyuri9Yuruyuri10Yuruyuri11最初から早速きた\アッカリーン/、さすが分かってらっしゃる!これがないと始まりません。そしてあかりが目立ちまくっていて素晴らしかったです。きっとこれが最初で最後だと思うのでしっかり焼き付けておきました。

Yuruyuri12Yuruyuri13Yuruyuri14Yuruyuri15そしてあかりのモテっぷりが半端ではありませんでしたが、思いっきり夢オチというのが分かるぶん開き直っていて逆にそれが面白かったです。顔面サーブやミラクるん2の鈍器シーンなど笑いどころも満載でギャグのテンポも良好でした。

Yuruyuri16Yuruyuri17Yuruyuri18_2Yuruyuri19さすがに2期だけあって1話は1期のメインキャラがほぼ登場してきて懐かしく感じるところも多かったです。たださすがに人数が多いのであくまで登場してきただけでしたので詳しい話は2話以降になりそうでした。

Yuruyuri20Yuruyuri21Yuruyuri22Yuruyuri23この作品といえば欠かせないのが百合シーンでしたが、今回も細かいところで抜かりは無く、結衣のドリンクを飲むシーンから風呂に至るまで数多くの見所があり素晴らしかったです。1期の頃から全く方針がブレていないところもさすがでした。1話最後のオチも良かったし1期の1話より数段面白かったです。

作画は非常に良かったです。動画工房制作なので作画に関しては安心して見られました。少々残念なのが作中あまり印象に残らなかったBGMと主題歌でした。特に主題歌に関してはOPとEDともに1期のほうが印象に残ったし良かったです。ここだけ惜しい。

総評

Yuruyuri241話の全体的な感想としては、さすが今期の本命!まったく衰えを見せずむしろパワーアップしていて面白かったです。作画も非常に良く話のノリとテンポも良好。\アッカリーン/も出番が十分にあったし思い残すところは無かったように見えます。惜しかったのは主題歌ぐらいでしょうか。こちらはどちらも1期のほうが印象が強かったです。

1話の個人的評価としては、全体的に完成度も高く面白かったので永久保存版のAランクです。

さすが動画工房は今期もいい仕事をなさる。久々に安心して見られるアニメでした。


2012年夏アニメ「ちとせげっちゅ!!」第1話の感想文

2012-09-19 12:53:40 | 2012年夏アニメ関連

これでローカルアニメは終了です。最後は「ちとせげっちゅ!!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

TitoseTitose1Titose2Titose3「ちとせげっちゅ!!」…まんがライフMOMOで連載されている真島悦也の4コマ漫画「ちとせげっちゅ!!」のアニメ化作品で、アニメ制作はSILVER LINK.です。

Titose4Titose5Titose6Titose7主人公の桜庭ちとせが役場のお兄さんに恋をした話…といったところでしょうか。3分アニメだったのでお兄さんとの出会いだけ語られて終わりましたが、恋をした理由が良く分かりませんでした。幼稚園児ならまだしも11歳があの程度で恋に落ちるとは考えづらかったです。このままでは役場のお兄さん爆発しろとしか思えませんでした。

作画はかなりあっさりです。動きも無かったし低予算アニメのようでした。主題歌も短めでしたがエンディングはそこそこ良かったです。

総評

Titose81話の全体的な感想としては、小学生のドタバタものとして無難な出来でした。3分アニメなのであまり印象に残らないのが残念です。癒しアニメとかだったらまだ印象に残ったかもしれません。

1話の個人的評価としては、つまらなくはないけど別に毎週みたいとは思わない出来だったので視聴打ち切り予定のCランクです。


2012年夏アニメ「輪廻のラグランジェ season2」第1話の感想文

2012-09-19 12:24:32 | 2012年夏アニメ関連

あと2つでローカルアニメも終了です。今回は「輪廻のラグランジェ season2」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

RinneRinne1Rinne2Rinne3「輪廻のラグランジェ season2」…アニメ制作会社ProductionI.Gのオリジナルアニメで、アニメ制作はXEBECです。ロボットもののオリジナルアニメで日産もデザインに関わり鴨川プッシュでNHKにも特集された今作、分割2期の後半が夏から放映ということで0話として1期の総集編を最初は放映していました。

Rinne4Rinne5Rinne6Rinne7冒頭から早速舞台となる鴨川の名所を出しているあたり、1期から方針は変わらないようで迷走してないところは良かったです。純粋に1期の終わりから数ヶ月たって主人公の京乃まどかが高校3年になっていました。

Rinne8Rinne9Rinne10Rinne11途中からランと再会、そしてラグランジェの花の化石という謎の伏線を早速出しつつも、後半からは仲間だったはずのムギナミがいきなり攻めてくるなど序盤から予想外の展開を見せてきて面白かったです。バトルシーンのオックスの動きも重厚で良い質感でした。

Rinne12Rinne13Rinne14Rinne15ただ、やはり女の子3人がロボットに乗って戦うというのはどうしても話としては軽いイメージがついてしまいます。必死に戦っているのは分かりますが燃える要素も萌える要素も無いので宙ぶらりんのように見えてしまいます。それに追い打ちをかけているのが聖地巡礼に関する報道でついたマイナスイメージでした。作品としては露骨にアピールするつもりが無くても作中ずっと鴨川言い続けてるし、タイトルに「鴨川」が絶対入っているし、どうしてもそういう目で見てしまいます。

作画は極端です。ロボットと背景は良いですがキャラクターはかなり不安定でした。そのため萌えアニメとしてはイマイチ見られません。BGMは良く、オープニングは1期から引き続き中島愛で良かったですが、エンディングの変なラップは自分は駄目でした。


総評

Rinne161話の全体的な感想としては、ロボットものとしてそれなりに面白いですが盛り上がりに欠けるためなんとも地味でした。あとこの作品においては町おこしの悪いイメージがついてしまっているのでどうしても印象が悪くなりがちなのも残念です。

1話の個人的評価としては、貴重なオリジナルロボットアニメだしつまらなくはないので視聴継続のBランクです。


2012年夏アニメ「薄桜鬼 黎明録」第1話の感想文

2012-09-19 11:20:35 | 2012年夏アニメ関連

今回は「薄桜鬼 黎明録」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Hakuouki1Hakuouki2Hakuouki3Hakuouki4「薄桜鬼 黎明録」…オトメイトから発売されたPSP用ゲーム「薄桜鬼」のアニメ化第3期作品で、アニメ制作はスタジオディーンです。腐女子向けゲームながら史実とファンタジー要素を絡めて性別問わず面白い作品だったこの作品、3期は1期よりも前の話らしく、放映前から特番として総集編が放映されていました。

Hakuouki5Hakuouki6Hakuouki7Hakuouki8主人公の井吹龍之介が行き倒れて局長の芹沢鴨に拾われたところから始まりましたが、そこから続けざまに1期のお馴染みの人物達が現れてきて懐かしかったです。しかし一言も新撰組という単語が使われていなかったため、どうやら新撰組すらできていないほど前の話のようです。そのためもちろんヒロインだった千鶴もいませんでした。そして1期や2期で登場していた鬼達や変若水などのファンタジー要素が全く無かったです。

Hakuouki9Hakuouki10Hakuouki11Hakuouki12しかし相変わらず新撰組メンバーは個性派かつ格好良かったです。中でも土方歳三が芹沢に文句を言うシーンで「俺は間違ったことを言ってない」と微動だにしないところが印象的でした。話も面白いですがこの男性陣の格好良さが薄桜鬼の素晴らしいところだと思われます。

Hakuouki13Hakuouki14Hakuouki15Hakuouki16龍之介が新撰組のいる屯所に恩返しするため厄介になることになりながらも、1話ラストで主要メンバーの一人だった斎藤一がやってきたことにより気になるところで終わっていました。しかし純粋に新撰組結成前の話をしているみたいでアニメとしてはかなり異色かもしれません。つまらなくはないけれど、結構人を選びそうな作品でした。

作画は安定していました。キャラクター作画は頑張っていたし、前期と全く変わらない安定感だったので最後までこのペースでいきそうです。主題歌も作品に合っていました。

総評

Hakuouki171話の全体的な感想としては、1期2期とはうって変わってファンタジー要素全くなしの直球勝負でしたがそれなりに面白かったです。ただ1話は会話だけで終わってしまったので見応えはありませんでした。あと1期よりも前の話なので千鶴はもちろん女性キャラが全く出てこないのも残念です。

1話の個人的評価としては、薄桜鬼らしさはイマイチ感じられませんでしたがおなじみのキャラが登場してきて懐かしくもあり先が気になる展開だったので視聴継続のBランクです。


2012年夏アニメ「境界線上のホライゾンⅡ」第1話の感想文

2012-09-19 10:44:35 | 2012年夏アニメ関連

もういくつか最終回になっているのもあるので一気にスパートかけます。今回は「境界線上のホライゾンⅡ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

HorizonHorizon1Horizon2Horizon3「境界線上のホライゾンⅡ」…電撃文庫から刊行されている川上稔のライトノベル「境界線上のホライゾン」の第2期作品で、アニメ制作はサンライズです。設定の多さや原作の分厚さでも有名ですが、サンライズが気合いを入れてアニメ化したため非常に人気の出た今作、1期からあまり間を開けず2期が始まったので前人気は高めでした。

Horizon4Horizon5Horizon6Horizon7冒頭からいきなり戦闘を始めていましたが、野球部と陸上部の合同部隊と戦っていたので最初から訳が分かりませんでした。これは1期のラストからの続きなんでしょうか。もともと設定の多さに定評がある作品なので知っていないと全くついていけなさそうです。

Horizon8Horizon9Horizon10Horizon11しかし分からないながらも戦闘シーンは格好良かったです。この辺はさすがサンライズ制作といったところで、対人戦による直接戦闘から白虎と朱雀によるロボット同士の戦いに至るまでCG多分ほとんど無しの手書きで、武器の構えや電子機器の表現、カメラアングル、BGMによる盛り上がりと演出が格好良かったです。そのためバトルシーンだけでも見応えは十分でした。

Horizon12Horizon13Horizon14Horizon15後半では英国との間で戦闘が行われていましたが、4人の名前が歴史上の有名人だったのである意味分かりやすいかもしれません。ここもバトルシーンは良く、おっぱいや全裸などエロに関しても配慮がなされ、ラストではシェイクスピアが戦いに参戦したところで終わっていたので続きも気になる展開でした。

作画は良好です。絵柄にクセが強いので人を選ぶかもしれませんが慣れれば気にならなさそうです。むしろ絵柄よりもカメラアングルや戦闘シーンの演出が素晴らしかったです。BGMも良く、作品を盛り上げていたし主題歌も格好良かったです。

総評

Horizon171話の全体的な感想としては、なんかよく分からなかったけれど面白かったです。BGMの盛り上がりも良かったし、カメラアングルや演出も格好良く、対人やロボットによるバトルもあり、男女含めエロいのもありと飽きのこない話でした。ちゃんと1期のほうも視聴しておけば良かったです。

1話の個人的評価としては、1期をちゃんと見てないのですが面白そうだったので視聴継続のBランクです。1期を見ていればまた見方が変わりそうなのでちゃんと見ておきます。