2013年(のアニメ)を振り返る

2013-12-31 22:19:47 | 2012年冬アニメ関連

今年もいよいよ大晦日のみとなりました。今年を振り返ること…それはすなわちアニメを振り返ることと一緒です。ということで、今年も恒例の2013年アニメを振り返ってみようかと思います。

Garupan8Garupan9SingekiSingeki1今年の印象はなんといっても話題作が飛び抜けていたことでしょうか。放映中にジワジワと人気を上げていった「ガールズ&パンツァー」は放映終了後も話題が尽きず、ニュース番組にまで取り上げられるほどでした。春には「進撃の巨人」が前人気の高さに見事応え、圧倒的な作画や立体機動装置のギミックなどにも話題が集まっていました。

Psychopass26Psychopass27Suisei1Suisei2そして2011年にアニメ脚本が一躍有名になった虚淵玄に仕事が一気に集中し、それらの脚本を執筆して制作が完成したアニメ「PSYCHO-PASS」「翠星のガルガンティア」が放映され話題になりました。現在は仮面ライダーの脚本を書いて忙しい模様です。

TyokkyuDanboru17Vvv17Maje1他にも今年はオリジナルロボットアニメが数多く作られたりして盛り上がっていました。毎年一つか二つしか制作されない中、今年は子供向けから艦隊ものまで多く制作され、ごく一部を除いて評価も高く面白かったです。メカ作画がCGメインに移った分良く動いていたという印象でした。

MaoyuuOresyura13Out17Oreimo23今年は全体的に見るとラノベ原作アニメは目に見えて減少し、代わりにゲーム原作ものやオリジナルが増えたように感じました。その分逆にラノベ原作アニメに良作が多かったのが印象的です。去年に比べると全体的にレベルが底上げされたように感じました。

Sutera17Vivid38Is38Bokuha26そして外せないのはなんといっても今年を彩った地雷の数々!今年は良作が多かったですがそれにも負けず酷い評価のアニメも多数出現しました。特に酷いと言われたのはダントツで「ステラ女学院高等科C3部」でしょうか。絵だけは良かったですが主人公の評価がとてつもなく低く毎週大荒れでした。他にも前評判の高さと裏腹につまらなかったステマ失敗アニメ「ビビッドレッド・オペレーション」「インフィニットストラトス2」や、序盤すごく面白かったのに主人公がやらかして後半評価がダダ下がりだった「僕は友達が少ないNEXT」や、中国が制作した斬新すぎたアニメ「トレインヒーロー」「革命機ヴァルヴレイヴ」など全体的に見るとTBSのアニメがやらかしていた印象が大きかったです。

それでは毎年恒例、高崎の超個人的主観による2013年アニメのベスト10を発表してみたいと思います。発表の前にまずは去年のベスト10から。

高崎の超個人的主観による2012年のベスト10は

JewelTyuuniNiseFatezero第10位「ジュエルペット サンシャイン」
第9位「中二病でも恋がしたい!」
第8位「偽物語」
第7位「Fate/Zeroセカンドシーズン」

TaritariFozeHyouka




第6位「TARI TARI」
第5位「仮面ライダーフォーゼ」
第4位「氷菓」

MopaiJormunTihayahuru




第3位「モーレツ?宇宙海賊」
第2位「ヨルムンガンド(1期2期含む)」
第1位「ちはやふる」
でした。

それでは、いよいよ高崎の超個人的主観による2013年アニメベスト10

第10位

Yahari34Yahari35Yahari36Yahari37「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」…2013年4月から6月まで放映、アニメ制作はブレインズ・ベースです。主人公比企谷八幡の実体験がリアルすぎて感情移入がしやすいところが良く、キャラクターも魅力的でした。所々作画が怪しいところが少々惜しかったですが、主題歌も非常に良かったです。

第9位

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2013年春終了アニメ「ダンボール戦機W」最終回の感想文

2013-03-29 06:16:15 | 2012年冬アニメ関連

今回も次々と最終回が放映されはじめてきました。視聴はしていますがテキストの編集が間に合っていないと思いつつ今回も可能な限り書いていきます。今回は「ダンボール戦機W」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

DanboruDanboru1Danboru2Danboru3「ダンボール戦機W」…レベルファイブのPSP用ゲームソフト「ダンボール戦機」のアニメ化作品で、アニメ制作はOLM TEAM INOUEです。現在も人気の高いアニメ作品の新シリーズだった今作、1話からさっそく現れた新LBXアキレスディードの登場、そしてアミとカズが連れ去られるなど新展開の目白押しでした。

Danboru4Danboru5Danboru6Danboru7_2この作品、子供向けホビーロボットのアニメなので内容や展開も子供だましかと思いきや、中身は非常に王道で面白いです。1期では無かった新要素も盛りだくさんでしたが、中でもΣオービスの合体とオーディンmk2の変形が特に印象的でした。

Danboru8Danboru9Danboru10Danboru11内容も王道でコンピュータ対人間というありがちな話でありながら、謎の組織ディテクターの意外な正体、舞台を宇宙にまで広げてのバトルなど意表を突く展開も多く飽きさせないところも見事。ゲーム版を忠実に再現していたようでバトルシーンなどの導入もゲームみたいだったので、ゲーム版をプレイしていた人ならさらに楽しめたんじゃないでしょうか。

Danboru12Danboru13Danboru14Danboru15そしてこの手のバトルものといえば避けられないのがパワーバランスによるインフレですが、この作品においても例外ではなく、巨大LBXキラードロイドの登場から要塞ミゼルトラウザーに艦隊も沈める最強のLBXオーレギオンなど、終盤のバランスの崩れっぷりは相当でした。しかしなんだかんだで最後もまとめていたし、次回作は世界観を一新するようなのでとりあえずバンを主人公としたダンボール戦機はこれで終わりのようです。1期から合わせて100話以上続いただけに感慨深いものもありました。

Danboru16Danboru17Danboru18Danboru19作画は男性キャラは普通でしたが女性キャラはかなり魅力的で、中でもアミは1期の5割増しで魅力とおっぱいが増されていました。新ヒロインのランも花澤香菜だったので非常に良かったです。LBXの戦闘シーンは非常に良く、今時らしくCGでしたが、CG特有の軽さを動きの多さでカバーしていたので下手なロボットアニメより迫力十分です。必殺ファンクションの演出も厨心をくすぐる演出でした。主題歌も1期から引き続きでそこそこ良かったです。そして作中のBGMもゲーム版から引用したのか盛り上げ方が非常に良くタイミングもばっちりでした。

総評

Danboru20Danboru21全体的な感想としては、子供向けアニメですが王道をキッチリ押さえていて非常に面白く、これは子供に人気が出るのも納得です。大人が見ても十分楽しめる作品だったと思います。正直下手なロボットアニメよりよほど面白いので個人的にもオススメしたい作品でした。

全体的な個人的評価としては、1話の時点ではロボットものとして面白そうだったので視聴継続のBランクでしたが、終わってみればかなり動いていたしゲームに忠実に進めていたようで盛り上げ方もうまかったので評価を上げて永久保存版のAランクです。

4月から早速新シリーズが始まるようですがキャラ一新でどうなるのか気になるところでした。


2012年夏終了アニメ「アクエリオンEVOL」最終回の感想文

2012-07-01 18:21:04 | 2012年冬アニメ関連

いよいよ来週から新番組が始まりますが、一応文章では感想文は大量にまとめてあるので少しずつ編集してあげていきます。今回は2012年冬アニメの本命と言われていた「アクエリオンEVOL」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Evol21Evol22Evol23Evol24「アクエリオンEVOL」…マクロスシリーズの生みの親、河森正治原作のオリジナルアニメ「創聖のアクエリオン」の新作で、アニメ制作はサテライトとエイトビットです。2012年冬アニメの本命の一つと言われていたこの作品、放映前から特番も組まれ1話と2話一挙放送など気合いが入りまくっていました。

Evol25Evol26Evol27Evol28この作品、序盤こそたしかに面白く、個性派な登場人物に加え謎の喪服の結婚式や、必殺平身低頭覇や無限パンチ、恋愛感情の寸止め訓練など新しいアクエリオンといった数々の展開は面白かったです。かなり強引なつじつま合わせで合体をするところとかが前作のアクエリオンを思い出させるところでした。

Evol29Evol30Evol31Evol32なかでも敵側だったジンが学園に潜入して女性の強さを見たり、ユノハと出会ってエレメント能力に目覚めアクエリオンで合体するシーンが一番盛り上がっていた気がします。

Evol33Evol34Evol35Evol36しかしそれ以降次第に盛り上がりが無くなり、墓穴特訓やアマタの過去や1万2千年前の出来事を明かされてもイマイチ盛り上がらなく、前作にあった感慨深い一言も無かったし、不動指令は後半あまり目立っていなかったし…と物足りない部分も多かったように感じられます。

Evol37Evol38Evol39Evol40キャラクターは男女ともに良かったです。キャラクターデザインが女性なせいか線が細くなっていましたが、男性ではシュレードやカイエン、ジンなど婦女子にも人気が高く、女性もユノハ、ゼシカにサザンカなど良かったです。逆に主人公のアマタやヒロインのミコノがイマイチでした。

Evol41Evol42Evol43Evol44最後にはかなり駆け足ながら話をまとめていましたが、何事も無かったかのように学園にいるカグラに違和感を覚えつつも、無事にアマタとミコノが帰ってきたので良かった…のか?といったかんじでした。ハッピーエンドともまた1万2千年後に続くともなんとも言い難い微妙な終わり方です。

作画はかなり良く、アクエリオンの戦闘シーンはCG使いまくりのため動きまくりでした。BGMは管野よう子作曲なので非常に良かったです。さすがに1期のオープニングほどではなかったですが今期の前半のオープニングも良く、なかでも今期の前半のエンディングは2012年の中でも屈指の素晴らしさでした。

総評

Evol45Evol46Evol47Evol48全体的な感想としては、ロボットは格好良かったし曲は素晴らしいし面白かったけど中盤以降どんどんつまらなくなっていって最後は訳が分かりませんでした。1期を視聴していた層からは1期全否定したとか言われていたし、何かと惜しい作品だったようです。

全体的な個人的評価としては、1話の時点ではアクエリオンの名前が復活したところや司令が再登場等が熱く盛り上がりもあったのでSランクを付けていましたが、終わってみれば面白かったけど最後の訳の分からなさに加え感情移入もできなかったので普通に視聴継続のBランクでした。

1巻のBD/DVD売り上げは9300枚と上々ながら人気作の2期にしてはこの程度?と感じるところでした。ただこの作品にはパチンコがバックについているので利益は充分にとれるのかもしれません。


久々に心が震えた26

2012-05-28 13:17:32 | 2012年冬アニメ関連

レベルファイブが制作に関わっているロボットアニメといえば「機動戦士ガンダムAGE」のほうは散々ですが、その一方で子供に人気も高く売り上げも良くストーリーも面白い「ダンボール戦機W」は絶好調のようです。

Danboru21Danboru22Danboru23Danboru24その「ダンボール戦機W」、先週大統領暗殺計画を無事阻止したためいよいよLBX世界大会アルテミスの予選決勝で、見逃せないバンvsヒロの師弟対決でした。

Danboru25Danboru26Danboru27Danboru283on3のチームバトルでしたが、またランが空気読まず独断専行したと思ったらまさかの演技!予想外の展開から接戦にまで持ち込み、バンとヒロの一騎打ちのシーンはCGならではの動きまくりのバトルに加え、ラストではお互いの武器が入れ替わりながらも師匠と弟子がお互いの必殺技を撃つシーンはかなり熱く面白かったです。ホントAGEとは大違いやで…。


2012年春終了アニメ「LAST EXILE-銀翼のファム-」最終回の感想文

2012-04-01 21:45:27 | 2012年冬アニメ関連

今回は8年ぶりの2期ものだった「LAST EXILE-銀翼のファム-」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

LastexileLastexile1Lastexile2Lastexile3「LAST EXILE-銀翼のファム-」…アニメ制作会社GONZOのオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はGONZOです。上場廃止となってから再び復活を果たしたGONZOの8年ぶりとなる続編アニメだったこの作品、第1話はファム達空賊が戦艦を捕縛する仕事をしていた頃にトゥラン王国がアデス連邦に戦争を仕掛けられていたところで終わっていました。

Lastexile4Lastexile5Lastexile6Lastexile7この作品、今時非常に珍しく空戦シーンが多く空中戦艦同士のバトルやガンシップと呼ばれる2人乗りの小型艦による作戦行動などかなり戦闘シーンが多いです。そのためバトルシーンの見応えは予想以上にありました。

Lastexile8Lastexile9Lastexile10Lastexile11さらに1期からの登場キャラも多かったようで、自分は1期を見ていませんでしたがディーオやタチアナが出てきたときは実況はかなり盛り上がっていたようです。

Lastexile12Lastexile13Lastexile14Lastexile15しかし残念ながら話の内容は面白かったとは少々言いづらかったです。結局アデス連邦のルスキニアがラスボスでしたが、目的は武力により世界統一を成し遂げて世界を平和にするという良く聞きそうな内容だったし、最後はなぜかサーラをファム達に託して勝手に死んでしまったし…ちょっとここまで引っ張っといてこれで終わり?という感じはしました。

序盤から中盤にかけてのアデス対グラキエス戦や、過去の因縁が明らかになる12話の第1回グランレースでの出来事や、ファム達がタチアナ率いるシルヴィウスに捕まった後に正式にシルヴィウスのメンバーになった展開とかは面白かったので、細かいところでは良いところがあったんですが、後半から終盤にかけては残念な展開に感じました。

作画はCGは良かったですがキャラクター作画はかなり安定していなかったです。後半は特に息切れが感じられました。主題歌はエンディングの黒石ひとみのバラードがかなり良かったです。

総評

Lastexile16全体的な感想としては、悪くは無かったけどありきたりな作品で終わってしまった感が強く少々残念でした。しかしCGや空戦シーンはかなり頑張っていて良かったです。久々にGONZOらしい作品でした。

全体的な個人的評価としては、今時の萌えアニメに反逆するような作りとオリジナルアニメなのも考慮して最後まで視聴継続のBランクです。BD/DVD売り上げはなんとか3000枚いったみたいだしGONZOにはそのうちまたヒット作を作ってもらいたいところです。


2012年春終了アニメ「ギルティクラウン」最終回の感想文

2012-03-29 13:15:58 | 2012年冬アニメ関連

続いて今回は同じノイタミナ枠で2クール放映されていたアニメ「ギルティクラウン」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Guiltycrown25Guiltycrown26Guiltycrown27Guiltycrown28「ギルティクラウン」…アニプレックスとProductionI.G6課が共同で制作したオリジナルアニメで、アニメ制作はProductionI.Gです。オリジナルアニメが流行しだした頃にノイタミナ枠でもオリジナルが始まったことと、その作画の良さから放映前から人気が高かったこの作品、1話では主人公の桜満集が謎のヴォイドプログラムを手に入れヒロインのいのりから剣を取り出し戦いアンチボディズを撃退したところで終わっていました。

GuiltycrownGuiltycrown1Guiltycrown2Guiltycrown3この作品、とにかく作画はものすごく良かったです。キャラクターも老若男女様々登場してくるうえに女性キャラは軒並みエロく男キャラも個性派揃いでした。さらにロボットも登場してくるし、そのバトルシーンは必見です。重量感溢れる地上戦は素晴らしく、やはりProductionI.G制作のロボットアニメは別格でした。

Guiltycrown4Guiltycrown5Guiltycrown6Guiltycrown7そしてさらにその作品を盛り上げるのがBGMの数々及び挿入歌でした。supercellが制作した楽曲の数々はアップテンポの曲からバラードまで数多く流れていましたが、それら全てが非常に良く作品に合っていました。中でも前期のオープニングはレベルの高い作画と相まって現在2012年のアニメの中で一番個人的に素晴らしいオープニングです。

Guiltycrown8Guiltycrown9Guiltycrown10Guiltycrown11ここまで良ければもう歴代アニメの中でも指折りな作品になるだろう…と予想していましたが、この作品、残念ながら面白さに関してはイマイチと言わざるをえません。ちょっと厨二が入った学園が絡んだロボットアニメといえば、どうしても「コードギアス」と似ているので比較してしまいますが、あちらと比べると様々なところで見劣りする部分が多々あります。

Guiltycrown12Guiltycrown13Guiltycrown14Guiltycrown15まず1話のインパクトでは「コードギアス」のほうが圧倒的に視聴者の印象に残ったし、他にもキャラクターの濃さ、毎回予想不可能な展開、そして「コードギアス」には「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ!」などの名言もあったし、色々なところを比較してしまうと、「ギルティクラウン」のほうは印象が弱いオサレアニメと感じてしまうところも多かったです。

Guiltycrown16Guiltycrown17Guiltycrown18Guiltycrown19しかし主人公の集が序盤は逃げたりしていたのが中盤から覚悟を決めて自分から行動したこと、祭が死んでから王となり皆を救うために戦っていたのは良かったです。でもやっぱり数少ない常識人で屈指のエロさだった祭を殺したのは許されないよ!

Guiltycrown20Guiltycrown21Guiltycrown22Guiltycrown23最後は多少強引ながらまとめましたが、ちょっと寂しい余韻が残るエンディングでもあり中途半端で終わらせなかったのは良かったです。なんだかんだで面白い作品でした。世界観も良かったし、シナリオ次第では十分大化けする作品だったと思います。

総評

Guiltycrown24全体的な感想としては、非常にもったいない作品でした。作画レベルは猛烈に高く全く劣化しなかったうえにメカの戦闘シーンも格好良くキャラもエロいし文句無し、BGM及び演出やsupercellの主題歌も格好良かったです。しかし脚本が…。オリジナル作品ゆえに先が読めない展開に期待していましたが話としてはちょっとイマイチでした。これで面白ければ確実にアニメの歴史に残る作品になったかもしれません。

そのせいか1巻のBD/DVD売り上げは12000枚のようです。はがないと同じくらいなのがなんとも…。

全体的な個人的評価としては、脚本以外は隙の無い完璧さだったので永久保存版のAランクです。やはりアニメは面白いのが一番、と改めて思わせられる作品でした。しかし丁寧に作ってあったし貴重なロボットものなので個人的にはかなりお気に入りです。


2012年春終了アニメ「ブラック★ロックシューター」最終回の感想文

2012-03-28 14:11:49 | 2012年冬アニメ関連

いよいよ今週から怒濤の最終回ラッシュが始まっています。今回はフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放映された「ブラック★ロックシューター」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Brs17_2Brs18_2Brs19_2Brs20_2「ブラック★ロックシューター」…イラストレーターhukeが描いたイラストをきっかけに始まったメディア作品「ブラック★ロックシューター」のアニメ化作品で、アニメ制作はOrdetとサンジゲンです。1枚の絵から始まりニコ動から一気に人気が広がった作品がついにアニメ化、しかも情報がギリギリまで公開されなかったため発表当初はかなり話題だったこの作品、1話からいきなりOVA版と同じく謎の世界でブラック★ロックシューターが戦っていました。

Brs21Brs22Brs23Brs242話以降も、黒衣マトを中心とした日常シーンとブラック★ロックシューターが戦っている世界を行ったり来たりしていましたが、この作品大半のキャラがまともな性格ではありませんでした。カガリは独占欲が強すぎるし、ヨミは中盤からヤンデレ化していって迷走していたし中学生とはいえ性格変わりすぎじゃね?と思うところも多かったです。

Brs25Brs26Brs27Brs28ブラック★ロックシューターが戦っている世界は悩みの精神世界のようなもので、そこでもう一人の自分…ヨミならデッドマスターが死ぬと現実世界では悩みを忘れることができるという設定のようですが、なぜそのような世界が存在するのかなどの説明が無いまま一気に話が進むため理解しようとしても理解できない部分も多かったです。6話以降になりユウの正体と共に謎が説明されていましたがそれでもマトが向こうの世界に行った理由が分からずでした。

Brs29Brs30Brs31Brs32最後は全員が集結してもう一人のブラック★ロックシューターを倒して現実世界に戻りましたが、結局「汚い色もあるがこの現実はやっぱり綺麗だ。」でなんか強引にまとめていました。結末はお約束でしたがそこに至るまでかなり寄り道しまくっていた感じしかせず、なんかバトルシーンとかで相当引き延ばした感じでした。

作画はかなり良かったです。キャラクターはそれなりでしたが「TIGER & BUNNY」のバトルシーンを作っていたサンジゲンが制作したバトルシーンは見応え十分でした。少々ガトリングの薬莢が飛びすぎな気はしますが…。武器の変形ギミックや飛び散る火花など、フルCGでかなり見せていたと思います。オープニングでは原曲の「ブラック★ロックシューター」を流していたし主題歌も良かったです。

総評

Brs33全体的な感想としては、終始理解しようとしても理解できなかったことが大半でしたがバトルシーンはかなり良かったです。作品を通して「良いことだけじゃなく嫌なことも含めて現実、だから目を背けちゃダメ!」というのを言いたかったのは分かりましたがそこに至るまでの過程がかなり迷走していたので最後だけ見れば十分かもしれません。

全体的な個人的評価としては、作品としては面白くなかったですがサンジゲン制作のバトルシーンの良さと、1枚のイラストから始まったコンテンツがアニメにまでなった話題性も考慮して永久保存版のAランクです。独特の雰囲気は個人的には気に入っています。


久々に心が震えた22

2012-03-06 04:51:52 | 2012年冬アニメ関連

放映前は話題にも上がらなかったのに、いざ放映されてみると予想以上に面白い作品が多いので侮れません。

Dansikou15Dansikou16Dansikou17Dansikou18今期その筆頭はまさに「男子高校生の日常」です。タイトルから予想できるのは男子校を舞台にした腐女子向けアニメかと思いきや、「銀魂」スタッフのノリをそのまま持っていきつつ、女性キャラが軒並み個性的かつ凶暴で主人公達より目立っていて面白い!中でもりんごちゃんと文学少女は非常に良く今週もりんごちゃんは大活躍でした。今回は生徒会に利用されてパンツをのぞかれていましたが、全く気づいてないそのアホの子ぶりが良し!

Inuboku14Inuboku15Inuboku16Inuboku13そしてもう一つ侮れないのが「妖狐×僕SS」です。厨二全開の名前に加え凛々蝶様が変則的ツンデレなのかと思いきや、その律儀ぶりとたまにでる素の仕草が非常に良い!他のキャラクター達も面白いし、5話のSM判定エンディングも破天荒すぎたし凛々蝶様可愛い!だけで視聴し続けられます。


2012年冬アニメ「BRAVE10」第1話の感想文

2012-02-15 06:46:32 | 2012年冬アニメ関連

今回はローカル局で放映された「BRAVE10」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

BraveBrave1Brave2Brave3「BRAVE10」…月刊コミックジーンで連載されている霜月かいりの漫画「BRAVE10」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオさきまくらです。

Brave4Brave5Brave6Brave7出雲の社が何者かに襲撃され、そこから一人逃げ延びてきたヒロインの伊佐那海を巡る戦いに巻き込まれていく物語のようでしたが、後半から真田幸村が出てきたり、最後に幸村が10人集めるようなことを言っていたので真田十勇氏が関わっているようでした。七人の侍や幕末を扱ったアニメはありますが真田十勇氏を題材にしたアニメはあまり見たことがないのでここはちょっと斬新でした。

Brave8Brave9Brave11Brave12しかし1話の中身はイマイチありきたりな内容だったのが実に惜しい…。ヒロインを中心に真田十勇氏が集まる腐女子向け作品なのは分かりましたが、どうもファンタジーすぎて原形をとどめていません。「薄桜鬼」のように幕末の実在の歴史とファンタジーを合わせたのならまだ良かったんですが、真田十勇氏の知名度がイマイチなせいか個人的にはただのファンタジーアニメにしか見えなかったのが残念でした。

腐女子向け作品らしく美形キャラぞろいなのはご愛敬。ヒロインは思いっきり日本人ではなさそうな外見でしたが意外とエロく良かったです。

作画はキャラクター作画は良かったですがバトルシーンはイマイチでした。キャラアニメだから仕方ないかもしれません。主題歌はあまり印象に残りませんでした。

総評

Brave131話の全体的な感想としては、悪くはないけれど飛び抜けて良いところも無くなんとも微妙な作品でした。真田十勇氏が設定で関わっているようですが、みんな美形で個性も少なめなので誰が誰かイマイチ分かりづらかったです。ヒロインがそこそこエロかったのは好印象でした。

1話の個人的評価としては、このまま特に印象に残らない展開が続くのなら視聴打ち切り予定のCランクです。キャラクター重視のアニメならば、もうちょっと個性が欲しいところでした。


2012年冬アニメ「パパのいうことを聞きなさい!」第1話の感想文

2012-02-14 13:45:56 | 2012年冬アニメ関連

今回はローカル局で放映された「パパのいうことを聞きなさい!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

PaikokiPaikoki1Paikoki2Paikoki3「パパのいうことを聞きなさい!」…集英社スーパーダッシュ文庫から刊行されている松智洋のライトノベル「パパのいうことを聞きなさい!」のアニメ化作品で、アニメ制作はfeel.です。地雷率が猛烈に高い集英社スーパーダッシュ文庫ラノベアニメに加え、微妙アニメを作るので有名な川崎逸朗監督、萌えアニメでしか数字を出してないイメージなfeel.制作と嫌な予感しか感じない作品ですが、子育てアニメは名作が多いし、前期では「ベン・トー」が健闘しただけに今回も期待したいところです。

Paikoki4Paikoki5Paikoki6Paikoki7大学生になったばかりの主人公にいきなり美人で巨乳の先輩がやってきてフラグを立てていくあたりまさにラノベといった展開に飽き飽きしましたが、キャラ自体はそこそこ良かったです。主人公に男友達もいましたが今のところとりあえずいるだけのように感じます。

Paikoki8Paikoki9Paikoki10Paikoki11主人公の姉がバツ二の人と結婚していたり、血のつながっていない義理の妹がいたりして家庭事情は複雑のようですが、そんなことを吹き飛ばすかのように揺れやパンチラ、着替えシーンを入れてくるあざとさはさすがでした。エロ同人で有名で自分もファンな、なかじまゆかが原作絵を担当しているので、どうしてもそういう風に見えてしまうのも宿命かもしれません。

Paikoki12Paikoki13Paikoki14Paikoki15タイトルや公式の説明などを見ると子育てとラブコメを合わせたような作品のようですが、1話の時点ではただの萌えアニメにしか見えませんでした。子育てアニメだと最近では「うさぎドロップ」が非常に素晴らしい作品でしたが、あちらや歴代子育てアニメと比べるとこちらは現実味がなさ過ぎたりBGMや演出がショボくて全く印象に残りませんでした。

作画はキャラクターは良かったです。しかし女性キャラのほとんどが最初から顔が火照っているように見えるのはどうかと…常に発情しているようにしか見えません。1話ではOPがありませんでしたがエンディングの喜多村英梨の歌は中毒性が高くなかなか良かったです。

総評

Paikoki16Paikoki171話の全体的な感想としては、子育てアニメかと思いきや、ただの萌えアニメでした。まあ公式絵の時点で察しておくべきだったかもしれません。見ていて心が癒やされるわけでもなし、仕草に現実味があるわけでもなく少々期待していた分期待はずれでした。

1話の個人的評価としては、萌えアニメとして見てしまうとなかじまゆか絵のアニメ調やエンディングの喜多村英梨の歌は良かったですが作品としては平凡だったので視聴打ち切り予定のCランクです。

これで2クール放映、かつ6誌で同時にコミカライズ展開とは…一体どのような結果になるか逆の意味で期待してしまいます。