これもある意味マラソン

2011-04-30 02:33:27 | 2011年冬アニメ関連

2011huyuanime5 4月末になり2011年冬アニメとして放映された作品のBD・DVDもあらかた発売されました。

その中でも、これは!と思ったものや心が震えた作品は買っています。2011年冬アニメの中でBD・DVDを購入したのは歴代最高の4作品。そういう意味では2011年の冬アニメはかなりの豊作だったのかもしれません。


(ネタバレ有り)2011年春終了アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」最終回の感想文

2011-04-24 23:19:04 | 2011年冬アニメ関連

1話の感想文を淡々と書いていますがやはり今回はこの作品の感想文を書かずにはいられません。というわけで今回は「魔法少女まどか☆マギカ」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Madokamagika13 Madokamagika14 「魔法少女まどか☆マギカ」…アニメ制作会社シャフトのオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はシャフトです。監督は新房昭之、キャラクター原案蒼樹うめ、そして脚本虚淵玄と、今までに無い異色のキャストで2011年冬アニメの本命の1つと言われていたこの作品、1話では魔法少女の一人暁美ほむらが謎の行動を取る展開の中、もう一人の魔法少女巴マミが登場して魔女を倒していました。

基本的に蒼樹うめデザインの可愛い系のキャラクター達が魔法少女として魔女と呼ばれる存在と戦っていたため、この作品もいわゆるなのはシリーズのように萌えとド派手な魔法アクションを駆使して、時にはドジっ娘のような展開もあるアニメなんじゃないかと思っていて、実際どこのアニメ雑誌でも萌えを前面に押し出していました。が、しかしその幻想は3話で一気に崩れ去ることに。

Madokamagika15 Madokamagika16 3話でついに主人公鹿目まどかが魔法少女になる決心をしますが、その回で巴マミが魔女シャルロッテに頭から喰われ惨殺されるという、通称「マミる」という現象が起きてからは物語の雰囲気は一変して暗くなっていきました。そしてこの3話からエンディングが流れるようになりましたが、そのエンディングがまた曲、歌詞ともに作品に合っていて、思えば1話と2話にエンディングが無かったのは意図的だったようです。

Madokamagika17 Madokamagika18 その後も息をつく間も無く展開は変わり、いよいよ赤の魔法少女佐倉杏子も登場して魔法少女同士の戦いにまで発展し、単なる魔法少女の変身アイテムかと思われていたソウルジェムの正体が判明したときや魔法少女システムの正体など、とにかく毎週見逃せない展開ばかりで毎回釘付けになってしまいました。演出も良かったですが何よりこのシナリオの面白さは別格で、本当に脚本家の虚淵玄はテレビアニメ脚本が初めてとは思えません。

Madokamagika19 Madokamagika20 そしてこの作品においてはキャラクターも非常に良く、魔法少女達もクセが強いながら魅力的でした。もうちょっと美樹さやかと巴マミの過去が知りたいところでしたが、他の3人についてはそれなりに深いところまで過去話があったので、12話作品ながら良く描かれていたと思います。そんな中でもキュゥべえの嫌われ方は異常で、序盤から妙に契約を迫る描写が怪しまれていましたが中盤以降は株が大暴落してダントツの嫌われキャラと化していました。

Madokamagika21 Madokamagika22 キャラクターといえばなんといってもこの作品においては主人公鹿目まどかと暁美ほむらは欠かせません。この2人においては声優の演技も非常に高く評価され、中でも鹿目まどか役を演じた悠木碧の演技は素晴らしかったです。基本的に状況に流されるままで何もしていないキャラはウザがられて嫌われるはずですが、この作品に至ってはそういう意見をほとんど聞かなかったのは演出や脚本のうまさと演技だったと思います。6話で美樹さやかが死んだときに泣いて取り乱した演技が特に絶妙でした。

Madokamagika23 Madokamagika24 そしてこの作品である意味もう一人の主人公とも呼べたのが暁美ほむらでした。序盤から何かと謎のある発言や行動をしていたキャラクターで、その特殊な能力から瞬間移動系とも予測されていましたが期間限定とはいえまさかのあの能力。そしてあの攻撃!魔法少女ものでも今までに見たことがない斬新な攻撃方法に衝撃を受けました。その暁美ほむらの全ての始まりが語られる10話はこの作品で最も印象に残った話で、その中でも時間が戻る寸前にまどかに介錯するシーンの悲痛な叫び声は特に印象的でした。

Madokamagika25 Madokamagika26 11話と最終話はその内容もあり東北太平洋沖地震の後自粛されていましたが、先週ついに地上波で一挙放映が行われネットでもニュースになり実況も大荒れになりました。序盤からの謎の一つだった鹿目まどかの異常な魔法少女としての才能の正体も明らかになり、エントロピーを含む物語が次第に恐ろしい勢いで壮大になっていき、それが原因で萎えてしまった人もいたようで、自分は壮大な話に少々ついていけませんでしたが何はともあれ最後は良く締めていたと思います。ラストの暁美ほむらが弓を構えるシーンとか特に震えました。

Madokamagika27 Madokamagika28 中途半端に2期があるような終わりでも無く、バッドエンドのような終わりでもない絶妙な終わりにネットでは賛否両論のようでした。個人的にはこういう終わりは十分有りかなと思います。そして最後まで戦い続けた暁美ほむらはやはり素晴らしかった…。美樹さやかのラストシーンも忘れられません。完全なハッピーエンドではない終わり方はまさに虚淵玄脚本といったところでしたがこのような終わりだったからこそ印象深かったです。

作画は普通といったところでシャフトらしいかんじでしたが、シナリオ及び演出は別格で素晴らしかったです。今までに無い斬新な話だったこともあり毎週見逃せませんでした。主題歌もオープニングの明るい雰囲気と裏腹にエンディングの禍々しい雰囲気が作品を象徴していました。

総評

Madokamagika29 Madokamagika30 全体的な感想としては…正に別格!2011年が始まっていきなり最大クラスの作品が登場してしまいました。放映前から面白くなるかもとは言われていましたがここまで面白くなるとは予想以上。久々に毎週続きが楽しみなアニメでした。

個人的評価としては、作画はそれなりでしたが面白さと盛り上がり方、そして演出は素晴らしく主題歌も作品を象徴していたし文句無しのSランクです。SSくらいつけてもいいかもしれません。

国内のみならず海外からも注目され非常に高い人気を持っていただけに、BD・DVD売り上げも相当な数の予約が入っているらしくもうすぐ1巻が発売されますが、予想売り上げ枚数が60000以上?とも言われすさまじい結果を叩き出しそうです。2011年はオリジナルアニメの年とも言われていますがそれを象徴する素晴らしい作品でした。最後はやはりこの言葉で。

            ―Don't forget.  
              
忘れないで 

            always, somewhere,
             いつも、どこかで 

          someone is fighting for you.
         誰かがあなたのために戦っている事を 

         ―As long as you remember her.
          あなたが彼女を忘れない限り 

             you are not alone. 
            あなたは一人じゃない


2011年春アニメ「遊戯王ZEXAL」第1話の感想文

2011-04-24 12:46:40 | 2011年春アニメ関連

今期からまた1つ長く続きそうな作品が始まります。今回はカードバトルアニメ「遊戯王ZEXAL」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Yuugiouzexal Yuugiouzexal1 「遊戯王ZEXAL」…週刊少年ジャンプで連載されていた高橋和希の漫画「遊☆戯☆王」を原典とした「遊戯王」アニメシリーズ第4作品で、アニメ制作はぎゃろっぷです。現在幅広く展開されているカードバトルゲームの元祖とも言える作品で現在も根強い人気を持つこの作品、今期からついに第4作品に突入です。

主人公が熱血タイプという王道の中、ヒロインも可愛く少年向けぽいスタンダードな作りでした。舞台が近未来で、専用のバイザーをつけることにより仮想現実のような世界になりそこでデュエルをするという設定のため現実世界ながら面白い表現方法でした。あと主人公の持っていた首飾りが鍵となり謎のキャラクターが登場するというのは初代「遊☆戯☆王」を思い出します。

Yuugiouzexal2_2 Yuugiouzexal3_2 そして何より今回の目玉とも言える演出が同レベルモンスター2体を素材として特殊召喚できるエクシーズ召喚でした。今ではどのカードゲームでもおなじみとなっているコストを払っての召喚ですが、今回はそれをさらに進化させたものになっていて、さすが元祖といったところでした。そして今回はナンバーズと呼ばれる特殊カードもあるようで盛り上げ方も良かったです。

Yuugiouzexal4 Yuugiouzexal5 今回は1話ということもありデュエルシステムの説明や世界観の説明が多めでしたが、1話から早速ナンバーズや謎の存在アストラルが登場してきてデュエルも行われていたし面白かったです。そして何よりヒロインの小鳥がエロい!これで中学1年生は反則です。

作画は安定していて良くモンスターも2Dと3Dがうまく切り替えられていて良く出来ていました。主題歌も作品に合っていたし、エクシーズ召喚の盛り上がるときのBGMもうまく出来ていたのではないでしょうか。主人公九十九遊馬のダミ声も慣れてくれば全然気になりませんでした。

総評

Yuugiouzexal6 1話の全体的な感想としては…面白い!王道作品ながら良く出来ていて今期のアニメの中でも指折りの面白さです。今現在でもカードバトルもののアニメは多いですがそれら全てと比較しても相手にならないくらいでした。

1話の個人的評価としては、全体的にバランスが取れていましたが何よりカードバトルが面白かったので永久保存版のAランクです。

久々に遊戯王シリーズを視聴したけどやっぱりカードゲームの元祖は面白かったです。それに対して「バトルスピリッツ ブレイヴ」はまだ面白いですが正直ブシロードが新規参入して猛烈にプッシュしている「カードファイト!!ヴァンガード」が勝てる要素が全く見あたりません。遊戯王の王道ながら良く出来ている設定、シンプルだけど奥が深いデュエルシステム、そして何よりナンバーズが召喚されたときの盛り上がり方。番組の最後にデュエルについての説明も毎回ある親切設計と至れり尽くせりでした。


2011年春アニメ「Aチャンネル」第1話の感想文

2011-04-24 11:19:51 | 2011年春アニメ関連

すっかりアニメの定番となった日常アニメ、今期も数が揃っています。今回は「Aチャンネル」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Achannel Achannel1 「Aチャンネル」…まんがタイムきららキャラットで連載されている、黒田bbの四コマ漫画「Aチャンネル」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオ五組です。かつて「ストライクウィッチーズ」「咲-Saki-」を制作していたGONZO第五スタジオが独立して設立されたスタジオ五組初制作TVアニメ作品とのことで一部では少々注目されていた模様です。

いきなりバットを持った少女が走っていたため、これも非日常的な日常系?と感じましたが、それ以外は特に非日常な描写は無く当たり障りない日常アニメでした。変に個性を付けようと飛び抜けた設定を付けていないため個人的には好印象です。

Achannel2 Achannel3 主人公的な仲良し4人組の中でも中心人物なトオルは唯一1年生だったため、他の2年生だった3人に対しちょっと寂しさを感じる描写とかもありましたが、1話の時点でほとんど打ち解けていたので視聴していて変に暗く感じるところは無く面白かったです。

そして何よりトオルとユー子の絡みが面白く、すっかりユー子はいぢられキャラと化していました。あれだけトオルにいぢられたのに毎回健気にトオルに話しかけてくるユー子は実に素晴らしい。日常アニメながらキャラクターの個性もあったため楽しめました。

Achannel4 Achannel5 選択授業を選ぶときの居眠りシーンや、アメ玉を半分にする話など変に飛び抜けた話をするわけでもなく淡々とした話が続き、終盤は良い最終回だったと感じさせるような終わり方をすると思いきや挿入歌。そしてエンディングと、この雰囲気は「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」「かなめも」を思い出させました。

オープニングはセンスや演出も良く、見ていて楽しくなるかんじだったのでイイ出来でした。作画もシンプルながら背景とかは細かく描かれていて押さえてあったと思います。

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YouTube: 【HD】Aチャンネル OP Morning Arch

総評

Achannel6 1話の全体的な感想としては、ここ数年の日常アニメから毒気を抜き去ったような淡々とした日常アニメでした。刺激が少ないぶん物足りなさを感じるかもしれませんが個人的には十分満足で面白かったです。日常なんてこういうものでしょう。

1話の個人的評価としては、作画や演出は普通といったかんじでしたが見ていて楽しくなるオープニングや、トオルとユー子の絡みが面白く視聴していて飽きがこなかったのでこのまま視聴継続のBランクです。日常アニメはこのくらいが丁度良いと思いました。


2011年春アニメ「30歳の保健体育」第1話の感想文

2011-04-18 23:04:06 | 2011年春アニメ関連

今回はローカル局アニメ「30歳の保健体育」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Hokentaiiku Hokentaiiku1 「30歳の保健体育」…一迅社から刊行されているハウツー本「30歳の保健体育」のアニメ化作品で、アニメ制作はギャザリングです。ハウツー本とはいえ性教育の原作をアニメ化するという予想外の知らせに発表された直後はネタかと思ってしまいましたが本当にアニメ化されました。

アキバ系の30歳の主人公今河駿が性愛の神に導かれ童貞を卒業する話のようですが…規制がひどすぎて何やってるか全く分かりません。とにかく伏せ字のオンパレードで、キャラクターの一部に規制はもちろん、タイトルの文字にも規制、さらにセリフにも規制が入り何がなんだか全く分かりませんでした。ここまで規制だらけだとアニメ化した意味が全く感じません。

Hokentaiiku2 Hokentaiiku3 そして何よりつまらん!盛り上がることも無く、結局性愛の神と一緒に修行することになった…んでしょうか。規制の多さもあって面白さの欠片もありませんでした。おっぱいマウスパッドが爆発したところで笑えば良かったんでしょうか。

この作品はアニメ自体は15分だったので適当に見ていれば普通に終わりましたが、この作品の真骨頂は後半にありました。

Hokentaiiku4 Hokentaiiku5 後半から始まった「いのこり!30歳の保健体育」はまさかの実写コーナー!しかも意味不明、棒、さらにつまらなかったので終わるまでに5回は時計を見てしまいました。このひどさはある意味伝説級かもしれません。あまりにも苦情が来すぎたのか、残念ながら2話以降実写コーナーは打ち切り、BD版にも未収録だそうなのでこの1話は貴重になってしまいました。

作画は…性愛の神は良かったと思います。それ以外は普通以下でした。あとオープニングとエンディングはウケを狙った変化球ではなく普通の歌だったので良かったです。

総評

Hokentaiiku6 1話の全体的な感想としては、正に別格!ここ数年でも見たことが無い類い希なる糞アニメでした。何考えて作ったのか分かりません。

1話の個人的評価としては、作画と主題歌はそこそこ良かったですがそれ以外が軒並み悪くしかも規制ばかりで意味不明、そしてトドメの実写コーナーだったので即黒歴史のDランクです。正直もっと下をつけてもいいくらいでした。ここまでひどいとかえってネタになりそうです。


2011年春アニメ「まりあ†ほりっく あらいぶ」第1話の感想文

2011-04-18 21:37:04 | 2011年春アニメ関連

黙々と視聴していきます。今回はローカル局の1期からキー局で2期が放映という非常に珍しい形で放映された「まりあ†ほりっく あらいぶ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Mariaholic Mariaholic1 「まりあ†ほりっく あらいぶ」…月刊コミックアライブで連載されている遠藤海成の漫画「まりあ†ほりっく」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は1期に引き続きシャフトです。1期はローカル局で放映されていたのに2期はまさかのキー局テレビ東京でした。

自分は1期を録画していた友人に回してもらい視聴済みでしたが、普通の人の大半はいきなり2期を見るハメになったと思います。そのせいで放映前からすでに敷居が高そうでした。

Mariaholic2 Mariaholic3 前略、天国のお母さんから始まるあの口調…うーん、まさに「まりあ†ほりっく」が再び帰ってきたと実感しました。そして相変わらず主人公宮前かなこは、あれだけのエロい容姿なのに考えることはオヤジそのものの妄想全開で変わらず面白かったです。

1期のおさらいは控えめで、1期の主要人物はほとんど登場していましたが名前の表示だけで性格や過去の話はほとんど無かったです。実際1期から見ていてもあまり深い設定は感じなかったので、2期から見ても気軽に見られると思います。ただ祇堂鞠也の正体を2期の1話では全く明かしていなかったので2期から見始めると誤解しそうです。

Mariaholic4 Mariaholic5 2期では初登場した第一女子寮でのアトラク…試練をくぐり抜けて父と母の思い出の場所を目指す話でしたが、話のノリも良くオチもちゃんとあって面白かったです。声優の演技も良く、中でも主人公役の真田アサミと寮長役の沢城みゆきがかなりイイ味を出しています。中でも沢城みゆきは今までとは全く違う声色で話しているため新たな一面が見られました。

作画は1期と同じ安定度でキャラクターも頭身が高めながら可愛く良く出来ていました。独特のシャフト演出も多いですがシャフト演出が気にならないならば十分楽しめそうです。オープニングの「妄想戦士宮前かなこ」はシャフトらしいオープニングでした。

総評

Mariaholic6_2 1話の全体的な感想としては、1期と変わらない安定感で面白かったです。ただ1期の最終回で語られたペンダントの謎を2期で明らかになるのかは微妙…おそらく今期も中途半端に終わりそうな予感はします。

1話の個人的評価としては、話のノリは良くて面白く女性キャラクターが総じて可愛いので永久保存版のAランクです。個人的にこの作品の2期は楽しみにしてたし、しかもキー局での放映なので個人的に大満足でした。


2011年春アニメ「とっとこハム太郎 でちゅ」第1話の感想文

2011-04-17 23:56:31 | 2011年春アニメ関連

アニメならとりあえず片っ端からチェックしていきます。今回は「とっとこハム太郎 でちゅ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Hamutarou Hamutarou1 「とっとこハム太郎 でちゅ」…河合リツ子によるコミック「とっとこハム太郎」のアニメ化第4期作品で、アニメ制作は小学館集英社プロダクションとトムス・エンタテインメントです。今回は4期といっても正確には第1期のストーリーを元に再編集したもののようでした。

序盤から始まったとっとこむ通信は実写コーナーでしたが、そこではハムスターの生態の説明をしつつ、ちゃんと回し車は体のサイズに合った物を購入しよう。と説明もついていました。

Hamutarou2 Hamutarou3 最初は1話らしくハム太郎の飼い主のロコちゃんが街に引っ越し、それと同時にハム太郎も探検をして同じハムスターのこうしくんやタイショー、そしてヒロインりぼんちゃんと会って友達になる話でしたが、終盤ではロコちゃんがこうしくんの飼い主カナちゃんと友達になるというベタながら王道で良く出来た話でした。

オープニングやとっとこむ通信は2011年仕様になっていました。しかし本編はサイドカットの4:3だったので、あくまで第1期の再編集版のようです。

総評

Hamutarou4 1話の全体的な感想としては、純粋にリメイク版といったところでした。話や絵柄は少し古い印象を受けましたが話の出来は王道ながら良く出来たと思います。あとロコちゃんの声優が池澤春菜というのもちょっと懐かしいかもしれません。

1話の個人的評価としては、良く出来ていましたがいかんせん子供向けすぎたのでそのうち見なくなると思うのでCランクです。


2011年春アニメ「逆境無頼カイジ 破戒録篇」第1話の感想文

2011-04-17 22:43:30 | 2011年春アニメ関連

今期の日テレのアニメも独特で濃い!今回は待望の2期が放映された「逆境無頼カイジ 破戒録篇」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Kaizi Kaizi1 「逆境無頼カイジ 破戒録篇」…週刊ヤングマガジンで連載されていた福本伸行の漫画「賭博黙示録カイジ」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はマッドハウスです。日テレの子会社となったマッドハウスの第1弾日テレアニメ作品で、序盤は1期のおさらいから始まり、限定ジャンケン、鉄骨渡り、そして利根川と兵藤との対決がダイジェストで描かれてその後から始まっていました。

あれほどの勝負をくぐり抜けてきたからにはカイジは相当な手練れになっていたかと思いきや…ダメ人間!まるで成長していない様に衝撃です。

Kaizi2 Kaizi3 そんなこんなで借金によりとうとう地下施設により強制労働することになってしまったカイジですが、相変わらず立木文彦のナレーションは力入りまくりで良かったです。あと2期から初めてペリカが登場してきてそちらの説明が入っていたのも親切で好印象でした。

さらに絶妙だったのがキャスティングで、カイジ役をやっている萩原聖人の演技は相変わらず見事でした。あのビールを飲むシーンでの演技はすごくうまそうで男性声優顔負けです。ビール好きな人なら結構応えるものがあるかもしれません。キンッキンに冷えてやがる…ッ!

Kaizi4 Kaizi5 そして今回の重要人物の一人、班長の声優がチョーとはこれまた意外かつ良いキャスティングだったと思います。普段はイイ人や人格者ばかり演じていただけに、ここで班長とは…途中でニヤリとする演出も、素の裏の顔が出てきたときの発言もギャップが激しくて良い感じです。

ラストでついに出たギャンブルへの第一歩、今回はチンチロリンのようで早くも緊張感が出てきました。この勝負への緊張感の高さはまさにカイジ、今期も面白くなりそうです。しかしカイジおなじみの「ざわ…」が今期は女性声でした。ここは別に変えなくても良かったような気がします。

作画はマッドハウスらしく見事。むしろあの福本伸行のクセが強すぎる絵を見事にアニメ化したことに感服です。何よりあのエンディングが強烈すぎて忘れようがありませんでした。

総評

Kaizi6 Kaizi7 1話の全体的な感想としては、抜群の安定力。2期になってもカイジは変わらず面白かったです。マッドハウスの作る男臭いアニメは良作の法則!今回はパチスロ4号機の「回胴黙示録カイジ」のメイン演出だった「地下サイコロ」と「地獄パチンコ 沼」がメインのようなのでパチスロをやっていた人ならとっつきやすいかもしれません。

1話の個人的評価としては、1期と同じく面白かったので永久保存版のAランクです。


2011年春アニメ「C」 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」第1話の感想文

2011-04-17 02:15:49 | 2011年春アニメ関連

今期のフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」は思い切って完全オリジナル作品で攻めてきました。今回はその2作「C」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

C1 C2 「C」…「モノノ怪」「空中ブランコ」で監督を務めた中村健治による完全オリジナルアニメ作品で、アニメ制作はタツノコプロです。「ノイタミナ」枠歴代最高BD・DVD売り上げを記録したオリジナル作品「モノノ怪」の監督が再び「ノイタミナ」枠に帰ってきたということで一部では期待されていた作品です。

どうやら金を賭けて異世界でバトルを行うストーリーなようですがバトルの内容は意味不明でした。相棒と一緒に戦うようですが相棒はアバターのような人外だったし、これは1話ではちょっと理解できなかったです。

C3 C4 そして負けて資産がゼロになったら死ぬんでしょうか。こういう設定を見ると「東のエデン」のセレソン達による王様ゲームのような印象を受けましたが、こちらの「C」ではあそこまで深みがあるわけではないようです。

主人公に何かと世話を焼いてくれる女の子に彼氏がいることが判明したときは実況とかでは荒れていましたが、その彼氏が金持ちのお坊ちゃんだったことや、主人公の父親が蒸発した原因が借金らしきことから「金」が今作の重要なキーワードのようです。

C5 C6 そして冒頭で死んだおっさんの補充要員として主人公が選ばれたようで、振り込まれていた謎の50万に手を付けたことにより契約が成立したらしく2話から本格的に物語が始まりそうでした。自分の将来を担保にして金を借り、それを資産運用していく話のようですがそこでなぜこのバトルが発生するのか?金融街とは何なのか、そしてどんな結末になるのか全く予想できないので1話では判断せずにもうしばらく様子見したいところです。

作画は安定していて良かったです。タツノコプロが深夜アニメを制作するのはかなり珍しいと感じました。

総評

C7 1話の全体的な感想としては、オリジナルゆえに1話ではなんとも判断しづらい内容でした。何より中村健治作品は非常にクセの強い作品作りが特徴で中盤以降盛り上がる傾向があるのでまだまだ様子見といったところです。

1話の個人的評価としては、これから面白くなることを期待して視聴継続のBランクです。

かつて個人的に第1話でDランクをつけた「空中ブランコ」が終わる頃にはAランクにまで昇格したことがあったし中村健治作品は後半化ける可能性があるのでこれからに期待しています。

Anohana1 Anohana2 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」…A-1Pictures、フジテレビ、アニプレックスが共同で制作した完全オリジナルアニメ作品で、アニメ制作はA-1Picturesです。監督長井龍雪、脚本岡田磨里、キャラクターデザイン田中将賀と、2009年アニメ屈指の名作「とらドラ!」スタッフが再び集結したため注目されていました。

舞台は夏の埼玉県秩父のようで、子供時代はずっと一緒だった6人組が高校生になりみんな変わってしまった中、幼なじみの一人本間芽衣子が現れ幼少の頃の願いを叶えて欲しいと、主人公宿海仁太に話すところから物語が始まっていましたが…

Anohana3 Anohana4 こんな泣かせに来る作品だなんて聞いてないぞ!予想以上に涙腺に来る話でした。

あだ名の付け方や幼い頃は誰にでもあったような現実味のある設定に、あの絶妙な雰囲気、そして何より終盤の本間芽衣子の「…知ってるよ。」のシーンからエンディングまでの流れの絶妙さはまさに長井龍雪監督ならではの演出でした。

Anohana5 Anohana6 放映前は「あなるとかいうあだ名は無いわー」とかネタとして言われていましたが放映後となってはそんなことどうでもいいといった雰囲気で、1話の時点で絶賛の嵐でした。「とらドラ!」が好きだった人なら文句無しにハマれる作品だと思います。

作画は非常に良く田中将賀のキャラクターデザインを忠実に再現しつつ、埼玉県秩父の設定を生かし背景も美しかったです。このあたりはさすがA-1Picturesといったところでした。そして監督の長井龍雪が自ら書いた絵コンテと演出はさすがです。BGMも良く何よりあのエンディングのカバー曲が作品に合っていて絶妙でした。

総評

Anohana7 1話の全体的な感想としては、正に別格!「とらドラ!」スタッフらしい素晴らしい作品で、欠点らしい欠点が見つからない理想的な1話でした。

1話の個人的評価としては、全体的に完成度が高く2011年春アニメの中でも頭一つ抜きん出た存在だったため文句無しにSランクです。

もうこれで2011年春アニメの1位は確定でしょう!「とらドラ!」から続く長井龍雪監督作品にハズレ無し。今期も圧倒的な存在感でした。


2011年春アニメ「花咲くいろは」第1話の感想文

2011-04-14 22:21:03 | 2011年春アニメ関連

ネット配信のおかげで普段は見られない作品も見られるようになり素晴らしいです。そんな中今回は2011年春アニメの注目作の一つ「花咲くいろは」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Hanasakuiroha1 Hanasakuiroha2 「花咲くいろは」…アニメ制作会社P.A.WORKSの完全オリジナルアニメ作品で、アニメ制作はP.A.WORKSです。地元密着型アニメを作らせたら右に出るものはいないとも言われるP.A.WORKS制作、しかも完全オリジナルでキャラクターデザイン担当の岸田メルの絵柄をPVでは高く再現していたため2011年春アニメの中でも屈指の注目作でした。

オリジナル作品なのでキャラクターの性格や設定が分かりませんでしたが、とりあえず主人公松前緒花の母親はダメ人間でした。まさか1話で娘を置いて夜逃げしてカニ三昧とは予想以上です。

そんなこんなで祖母の経営する旅館喜翆荘で住み込みで働くことになった緒花でしたが、第1話は初回に相応しく人物紹介や設備の説明とかがメインでした。これだけ見ているとほのぼのハートフルお仕事アニメに見えなくもないですが、この作品の真髄はこの後の展開にありました。

Hanasakuiroha3 Hanasakuiroha4 登場人物の1人鶴木民子が厨房で大根のかつらむきを厚く切りすぎたことにより怒られていたシーンから物語の雰囲気は一変し労働アニメのようになっていきました。そして緒花の失態により民子が連帯責任で罰を受け、その件について緒花が愚痴をこぼしたらそれに怒る民子…。と、労働、特に客商売に対する厳しさについてありありと伝えてくるキツイ内容でした。

Hanasakuiroha5 Hanasakuiroha6 実況では「これニートにはキツイ内容だろw」とか言われていましたが、実際は逆でこれは社会人にこそ強烈に効きます。この「仕事なめるな!」というメッセージは最近のアニメでは非常に珍しく、どちらかというと昼ドラマやNHK朝の連続ドラマのような雰囲気でした。

作画はP.A.WORKSらしく堅実な作りでした。今作は舞台がP.A.WORKSの本拠地の隣である石川県の湯涌温泉なので地元の観光協会も取材に協力し、背景も地元のが使われているため非常に美しいです。キャラクターデザインも関口可奈味が岸田メルの絵柄を独自に再現していて良かったです。

総評

Hanasakuiroha7 1話の全体的な感想としては、さすが地元密着型アニメを作らせたらトップクラスのP.A.WORKSといったかんじで非常に丁寧に作られていて面白かったです。内容が昼ドラマに近いため合わない人は合わないかもしれませんが、自分にはかなりの衝撃でした。

1話の個人的評価としては、作画も良かったし面白く、BGMも作品に合っていて雰囲気も良かったので永久保存版のAランクです。今作は石川県と富山県のCATVでも放映されているようなので地元でも盛り上がって欲しいところです。こういう作品を栃木の鬼怒川温泉を舞台にして作って欲しいと切に願ってしまいました。