2011年(のアニメ)を振り返る

2011-12-31 17:23:15 | 2010年冬アニメ関連

今年もいよいよ残すところあと数時間となりました。リアルでの出来事については後で書くとして、今回も今年のアニメについて書いてみようかと思います。

Madokamagika31Tigerbunny13Anohana24Dogdays24今年のアニメを象徴するのは、なんといってもオリジナルアニメかと思われます。去年から少しずつ増えてきたオリジナルアニメ作品でしたが、今年最大の話題作となった「魔法少女まどか☆マギカ」の大ヒットに続き、「TIGER & BUNNY」「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」などのオリジナルアニメが軒並みヒットしBD/DVD売り上げが年間トップクラスを記録したのも印象的です、は、まあいいや。

その分ラノベアニメなどの原作が枯渇してきたとも言われ、少しでも原作が売れたら即アニメ化となる風潮にもなり最近ではアニメを前提としてラノベが作られているとも言われています。それと共に今年も数多くのラノベアニメが爆死していきました。

Is31Aria11Mayochiki12Haganai12しかしそんな中輝いてたのがMF文庫Jラノベアニメでした。「IS <インフィニット・ストラトス>」の大ヒットに端を発して「緋弾のアリア」「まよチキ!」「僕は友達が少ない」などはTBSで放映されたのもあり健闘していました。 

それと、最近はニコ動によるネット配信も増えてきましたね。これにより普段は見られないローカルアニメも視聴できるようになったのは良いことだと思います。自分も色々と視聴していますが、もちろんコメントは非表示で!

Yuruani13Azazel3Moritasan6Gdgdあと今年は短めな5分~15分アニメも増えた気がしました。30分アニメではとても間が持たない短編作品もアニメ化できるし、気楽に視聴できるうえに制作費も抑えられそうだしこれから増えてくるかもしれません。しかも良作もあり侮れないです。

そして今年も劇場版で数多くの作品が放映されました。代表はやはり「映画 けいおん!」でしょうか。こちらはさすが京アニといったかんじで非常に完成度が高く素晴らしかったです。他にも「戦国BASARA」や「劇場版 そらのおとしもの」なども今年放映されていました。来年は「劇場版 Steins;Gate」や「青の祓魔師」も放映されそうだしまだまだ劇場版作品は続きそうです。

Rio9Hokentaiiku8Fractale23Oretuba8それではいい話はこれくらいにして、今年もやはりあった地雷の数々!すごい今更感の強かったパチスロアニメ「RIO Rainbow Gate!」は微妙な作画のパンチラアニメで最後には話題にすらなりませんでした。「30歳の保健体育」は規制がひどすぎて何言ってるのか全く意味不明でアニメにすらなってなかったし、「フジログ」は主人公のオサムのダメニートっぷりが視聴していてイラつくレベルでした。「俺たちに翼はない」は西又葵のハンコ絵に加え全く意味が分からない話の展開だったし「BLOOD C」はギャグアニメとしてなら面白かった…のかもしれません。

それでは毎年恒例、高崎の超個人的評価による2011年アニメのベスト10を発表してみたいと思います。発表の前にまずは去年のベスト10から。

高崎の超個人的主観による去年のベスト10は

HighschoolofthedeadIkamusume16AmagamiYojouhan5

第10位 「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」
第9位 「侵略!イカ娘」
第8位 「アマガミSS」
第7位 「四畳半神話大系」

Hidamari16Oohuri5Working23Railgun

第6位 「ひだまりスケッチ×☆☆☆」
第5位 「おおきく振りかぶって ~夏の大会編~」
第4位 「WORKING!!」
第3位 「とある科学の超電磁砲」

Keion23Kiminitodoke15第2位 「けいおん!!」
第1位 「君に届け」

でした。

それではいよいよ高崎の超個人的主観による2011年アニメベスト10

第10位

Ikamusume17Ikamusume18Ikamusume19Ikamusume20「侵略!?イカ娘」…2011年10月から12月まで放映、アニメ制作はディオメディアです。2010年で一躍人気が出たアニメの2期、今期も非常に安定していて面白く楽しませてもらいました。笑い有りオチ有り、水島努監督やスタッフの遊び心も多く各キャラクター達が生き生きとしているのも素晴らしかったです。

第9位

Battlespirits55Battlespirits56Battlespirits57Battlespirits58「バトルスピリッツ ブレイヴ」…2010年9月から2011年9月まで放映、アニメ制作はサンライズです。子供向けカードゲームアニメながらSF色が強くとても子供向けとは思えない内容ですがカードバトルシーンはまさに王道バトルアニメで、2期からの主人公だった馬神弾の生き様を2年かけ描いた集大成でした。

第8位

Anohana25 -->


青・春・到・着

2011-12-23 05:19:42 | アニメ・コミック・ゲーム

Toradoraついに先日「とらドラ!」のBlu-rayBOXが発売されました。

かつて「とらドラ!」は青春とか言われ今でも根強いファンを持つこの作品、長井龍雪監督や脚本岡田磨理、田中将賀キャラデザを一躍世に広めた作品として自分も当時ものすごくハマりました。今でもライトノベル原作アニメでは一番と思っています。

そんな作品がついにBlu-rayで登場となれば買わない手はありません。

前々から予約していたのがついに到着したので2011年のアニメもほったらかしにしてとりあえず視聴!

Toradora1Toradora2Toradora3Toradora4↑こちらはTV放映版です。

まず第一印象としては、さすがにHD放送でない作品のBlu-ray版なだけあって細かいところは滲んでいました。黒い線画や文字は特に目立っていてDVDと同じくらいかもしれません。しかし全体的な発色はかなり鮮やかで、いつものJ.C.STAFFの薄めの発色とはかなり違いそこは印象的でした。

しかし何度見ても内容が濃いですね…岡田磨理脚本全開で何度見ても印象が強いです。よくあるラノベアニメの最後にある強引なシリアス展開にばかり慣れてるとなおさら強烈でした。


2011年秋アニメ「LAST EXILE-銀翼のファム-」第1話の感想文

2011-12-08 02:36:29 | 2011年秋アニメ関連

かつて一斉を風靡したアニメ制作会社といえばGONZOですが、末期になると地雷アニメを量産し続けとうとう上場廃止にまで追い込まれてしまいましたが、今期ついに制作に復帰です。今回は2期もの「LAST EXILE-銀翼のファム-」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Lastexile1Lastexile2「LAST EXILE-銀翼のファム-」…アニメ制作会社GONZOのオリジナルアニメ「LAST EXILE」の第2期作品で、アニメ制作はGONZOです。かつての上場廃止から下請けを続けてきたあのGONZOがついにアニメ制作に復帰!しかも放映開始前に特番が組まれるなどしていたため注目度はそれなりに高い作品でした。 

しかし1期が放映されていたのはかなり前で自分はその当時HDDレコーダ自体を持っていませんでした。そのため何も知らない状態で今回の2期を視聴していましたが、主人公で空賊のファムが戦艦を生け捕りにするシーンはなかなか見応えがあり、しかもCGを使いまくっていてかなり動いていました。最近はこういうメカが動くようなアニメが無くなってしまったので新鮮です。

Lastexile3Lastexile4Lastexile6Lastexile5そして登場人物の一人であるディーオが登場したとき実況では盛り上がっていました。どうやら1期のとき生死不明になっていたキャラクターだったようで、数年ぶりとなる再登場に驚きの声が挙がっていたようです。

Lastexile7Lastexile8Lastexile9Lastexile10今回はアデス連邦とトゥラン王国との和平交渉と思いきやアデス連邦が裏切った形で戦争に突入する話のようで、戦艦同士の戦いが繰り広げられていましたが、このシーンも気合いが入っていて見応えがありました。そしてその戦闘に割ってはいる空賊達との混戦はこの作品の世界観を表していたと感じます。

作画においてCGは良かったです。人物は少々気になるところがありましたがまぁ許容範囲でした。主題歌はOP・ED共に格好良く作品に合っていました。

総評

Lastexile111話の全体的な感想としては、あの頃のGONZOが帰ってきた!といったかんじで、このようなCG使いまくりのメカバトルものは最近ほとんど無かったので新鮮に感じてシナリオも思っていたより面白かったです。1期を見ていませんが思っていたより楽しめました。

1話の個人的評価としては、面白かったのもありますがCGを使った空戦バトルが良かったので永久保存版のAランクです。やはりGONZOはこのような独自路線を突き進んでもらいたいところです。しかしできればもう大コケはしてほしくないですね。


2011年12月4日第29回上三川しらさぎマラソン大会!

2011-12-05 22:39:15 | マラソン大会

20111204kaminokawa120111204kaminokawa220111204kaminokawa320111204kaminokawa4今年最後の大会となる第29回上三川しらさぎマラソン大会に参加してきました。

日産栃木工場のテストコースを走るということで貴重なこの大会、去年は走行距離や時間を計れる時計や給水対策などを全くしなかったためかなりグダグダな結果を出してしまいましたが、あれから1年、今回はバッチリです。

しかし先週フルマラソンを走ったせいでしばらくまともに歩けなく、今回の大会までほとんど練習らしい練習ができなかったためかなり不安でもありました。

職場から近いところで開催される大会なだけあり、会社の先輩達も何人か見かけます。といっても本人が走るのではなく、子供が野球クラブに所属しているため、その野球クラブが大会に参加するので一緒に来ているということです。そのため開会式などで挨拶を済ませいざ本番。

20111204kaminokawa今回は10kmの部門に参加していますがコースは知っているので対策はバッチリです。目標は45分切りでしたが最初の1kmを4分40秒あたりで走ったときから早速スネの辺りが痛い…。フルマラソンでも痛くならなかったところなのにこのザマとは情けなく思いつつも気合いで勢いはキープしつつ結局最後まで4分40秒ペースを維持し続けゴール。結果は46分31秒、部門別の順位は79人中37位でした。

とりあえず自己ベストは更新しましたが目標の45分はまだ遠いです。これは来年の目標ですね。


2011年流行語大賞

2011-12-05 01:06:25 | 2011年冬アニメ関連

12月に入ったことにより、毎年恒例となる「2011年ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、今年は史上初の快挙を成し遂げたサッカー女子日本代表を表す「なでしこジャパン」が大賞に選ばれていました。

今年は震災の影響が非常に強かったため、ランクインしたのは震災がらみの単語が多く、「帰宅難民」 「絆」 「こだまでしょうか」 「3・11」 「風評被害」と半数近くを占めていたようです。

それ以外だと、今年あたりから一気に流行しだした「スマホ」、新しく発足した野田内閣を表した「どじょう内閣」、バラエティなどで良く見られた「どや顔」、「ラブ注入」など、今年は去年より納得のいくランキングだった印象を受けました。

…まぁそんなリア充のような話題はここまでにして、やはり今年も恒例、アニメ関連の流行語大賞を見ていきたいところです。

今年のアニメ流行語大賞は「魔法少女まどか☆マギカ」の名言「わけがわからないよ!」だったようです。この単語が出たときのシーンのインパクトの強さもさておき、汎用性の高さからも流行語大賞に納得です。まどかマギカ関連では、他にも「エントロピー」や「僕と契約して、○○になってよ!」や「マミる」など数々の名言が登場していました。

他にも夏に一斉を風靡した「輪るピングドラム」より「生存戦略」

「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」より「あなる」

「花咲くいろは」より「ホビロン」

「ロウきゅーぶ!」より「まったく、小学生は最高だぜ!!」

「ゆるゆり」より「\アッカリーン/」

「プリティーリズム・オーロラドリーム」より「ハピラキ!」

滑り込みでノミネートされた「機動戦士ガンダムAGE」より「強いられているんだ!」

「Steins;Gate」より「トゥットゥルー」

「TIGER&BUNNY」より「ありがとう!そして、ありがとう!」

萌えに代わる新しい単語としてネットで流行した「ブヒる」

などがノミネート及びランクインされていた模様です。今年はまどかマギカが席巻しましたが、これらの単語以外でも皆様の中で印象に残った単語はありましたでしょうか。


2011年秋アニメ「PERSONA4」第1話の感想文

2011-12-04 23:28:17 | 2011年秋アニメ関連

年末にかけて数多くのアニメを視聴しています。ので同時進行で遅れていた第1話の感想文も少しずつ載せていきます。今回は2011年秋アニメで注目作の一つだった「PERSONA4」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Persona1Persona2「PERSONA4」…アトラスより発売されたプレイステーション2用ゲームソフト「PERSONA4」のアニメ化作品で、アニメ制作はAIC ASTAです。前作の「ペルソナ~トリニティ・ソウル~」はオリジナル展開にしたせいで非常に評判が悪かったですが、今回はどうやら原作準拠にして話を展開するらしく、しかも作画にかなり力を入れているようで前人気も高めでした。

しかしこの作品で気になるところの一つとして、イゴール役の田の中勇氏が今年亡くなってしまったため、一体どうするのかという点が放映前に不安がられていましたが、ここは原作準拠をアピールしているだけになんと特別出演枠でゲームの声を使用しているようです。

Persona3Persona4Persona5Persona6作品の雰囲気としては、とにかく格好いい演出が多くカレンダーの日付が変わるシーンやオープニングやエンディング、アイキャッチやバトルに至るまで格好いい演出が目白押しでした。そのためオサレアニメに見られがちですが話の展開はゲームを忠実に再現しているだけあって良く出来ていて面白いので滑っていないところは見事です。

Persona7Persona8Persona9Persona10演出もさておきキャラクターも格好良く、作画はかなり頑張っている印象を受けます。1話は特にヒロインの一人里中が動き回っていましたが、下はミニスカートに上はジャージというエロい格好が素晴らしく、堀江由衣の声も見事に合っていたので主人公含めキャラクターは好印象です。

Persona11Persona12Persona13Persona14中盤からは物語の中核となる「マヨナカテレビ」やその中の異世界で繰り広げられる謎の敵シャドウとの戦い、そして主人公が力に目覚めペルソナを召喚してシャドウを撃退などなど一気に話が進んでいきついていくのもやっとでした。ペルソナを動かすときのカットインは原作のゲームにもあったらしくそこまでも忠実に再現していたので原作ファンには好評だったようです。

作画は全体的にかなり良かったです。バトルシーンはあまり動いていませんでしたが日常シーンが良く描かれていたのでこれからに期待したいところです。BGMも原作のゲームのBGMを使っているみたいだし、1話はオープニングのみ歌が流れていましたが英語の歌で格好良かったです。

総評

Persona15
1話の全体的な感想としては、オサレアニメながら良く出来ていたと思います。が1話はずいぶん話の展開が早かった気がしました。主人公が当然のごとくペルソナを召喚していたし、原作知らない視点から見るともうちょっと丁寧に描写してほしかったとは思います。でもおそらく原作のラストまで描きそうだしこのくらい早めじゃないと尺が足りないのかもしれません。

1話の個人的評価としては、話の急展開ぶりが少し気になったぐらいで作画やBGMは良かったし安定して面白そうなのでこのまま視聴継続のBランクです。


(若干ネタバレあり注意)劇場版「けいおん!」視聴終了

2011-12-04 20:07:47 | 2009年春アニメ関連

Keion13Keion14先日友人と急遽映画「けいおん!」を視聴してきました。

最初は混むのがいやだったから後になってからでもいいかと思っていましたが、ネットでのネタバレが怖いし友人がたまたま誘ってくれたので、これはいい機会だということで急遽参加。

19時20分からの上映でしたが放映初日ということもあり会場は案外混んでいました。そして早速MOVIXの駐車場には紬の痛車が…分かってらっしゃる。

上映寸前には「トップブヒリストの力を見せる」とかなんとか言っていた客が後ろにいましたので萌え豚も多かったようです。そんな中ついに上映開始!

Keion15Keion16Keion17Keion18物語の流れはCMで放映されていた通り、放課後ティータイムが卒業旅行でロンドンに行くことになり、そこでの出来事が繰り広げられていましたが、視聴していて感じたのはとにかく雰囲気の作り方がうまい!そして作中のBGMもすごく良かったです。特にロンドンへの出発するときのシーンの盛り上がりはすごく良く、現実味があり雰囲気も絶妙でした。

序盤は思わず笑ってしまう展開も多く面白く、後半から終盤にかけてはテレビ版の2期の伏線を回収するような描写も多く、中でも教室で机を並べるシーンが出てきたときは、ここで2期後期OPの流れに持ってくるとは!といったかんじで見入ってしまいました。そしてラストではテレビ版最終回の裏話もあったし最後まで見事にまとめていてすごく良かったです。正直気になるところや悪いと感じるところが思いつかないほどで、非常に完成度が高い作品でした。

Keion19Keion20Keion21Keion22全体的な感想としては、「けいおん!」をあまり詳しく知らない人でも十分楽しめるし、コアなファンも唸らせる非常に完成度の高い作品だったと思います。そしてなんといっても作品への愛を感じる心配りが素晴らしい。1期の番外編に登場するキャラから2期のクラスメイトに至るまで隅々に渡りキャラや設定が生かされていたしロンドンの雰囲気も現実味があり背景も美しく京都アニメーションの本領発揮でした。

意表を突く展開などは少なめですが丁寧に作ってあるのが良くわかり見れば見るほど味が出てくる系の作品だったので、これは複数回みるのもアリかもしれません。個人的には欠点らしい欠点が見あたらない文句なしの作品でした。
そのうちまた見に行きそうな予感。