2009年秋アニメ第1話の感想文その8

2009-10-19 14:58:26 | 2009年秋アニメ関連

 休日ということで狂ったようにアニメを視聴していますが、そろそろ早い作品では3話まで放映されたのもあり自分も視聴継続するか録画中止するかの判断を下し始めているところです。果たして今期はどれだけ残るか…というわけで今回は「夢色パティシエール」「あにゃまる探偵キルミンずぅ」「”青い文学”シリーズ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Patisie Patisie1 「夢色パティシエール」…りぼんで連載されている、松本夏美の漫画「夢色パティシエール」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオぴえろです。

 「スイーツは楽しい気持ちで作らなきゃ!」で始まったこのアニメ、ここ最近では珍しい料理を扱った作品でしかもスイーツとなると一昔前の「西洋骨董洋菓子店 アンティーク」以来です。しかしあのホモアニメとは違い今作は少女漫画が原作なので至って普通でした。

 しかし見た目は思いっきり少女漫画テイストですがスイーツ監修は社団法人 日本洋菓子協会連合会と現役パティシエの青木定治氏が行っているためスイーツの表現や作り方はかなり本格的で見た目も良く、手間をかけるところはキチンとかけているため好印象でした。

 主人公の姉がダメダメで妹がしっかり者だったのを見ると「けいおん!」とかちょっと思い出してしまいましたが、姉にも隠された才能があったらしくスイーツを食べたときの感想が…「2つの味が響き合って甘酸っぱい切なさを残して消えていく…まるで、そう初恋みたい」だそうで、過去にこういう表現をしたお方は…あのお方!まさに「ミスター味っ子」の味皇の再来と言われていました。

 来週からはパティシエ養成学校の聖マリー学園での生活が始まるようで、次回以降の展開と新作スイーツも楽しみです。少女漫画の見た目とは裏腹に中身はしっかり作ってあるので今期の萌えアニメよりよっぽど面白いと感じてしまいました。

Kirumin Kirumin1 「あにゃまる探偵キルミンずぅ」…河森正治・サテライト・ハルフィルムメーカー・JM ANIMATIONが合同で制作したオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はサテライト・ハルフィルムメーカー・JM ANIMATIONです。

 オープニングでいきなり歌詞不明の歌が流れてロリっ娘主人公達が謎のダンス?を踊り、スタッフのところに河森正治の名前が出ていたため開始数秒で意表をつかれまくりました。どうやらオープニングとエンディングを歌っているのはタイ人グループらしくタイ語だったため歌詞が分からなかったようです。

 主人公は小学生みたいだし、夕方に放映されているし、これは変身幼女ものっぽいので子供向けだろうと思っていましたが妙にキャラがエロい…中学生のお姉ちゃんの私服なんてエロすぎてこれは一体どういうことだと思いました。そして主人公達が変身すると今度は妙に可愛い…。頭の飾り?なんて表情に合わせて変化するので、なんというか「デ・ジ・キャラット」「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」とか思い出しました。

 第1話では変身して能力の一部とか見せたところで終わり最後に謎のキャラが出ていましたが、なんとそのキャラの声優が丹下桜でした。「ラブプラス」で見事復帰したあの人が久々のアニメ声優を演じるようで、復帰作がこの作品でこれは予想外の衝撃です。声も現役時代と全く遜色なさそうで実に素晴らしい。作品としては面白いかどうか1話では微妙なラインですが、声優に丹下桜出てるしキャラが異様にエロいのでそれだけ目当てでも十分視聴を続けられそうな気がしました。

 この作品、夕方に放映されていますが週末の深夜にちょっと特典映像を加えた「あにゃまる探偵キルミンずぅ+」も放映されているため萌えを求めている大きいお友達に対する配慮も行き届いていました。せっかくだから深夜版も見てみたんですが、特典映像は実写でニホンザルやバクの紹介やってただけでした。こんだけかよ!

Aoibungaku Aoibungaku1 「”青い文学”シリーズ」…集英社文庫の「夏の一冊 ナツイチフェア」企画と、太宰治生誕100周年を機に制作されたアニメ作品で、アニメ制作はマッドハウスです。

 太宰治の「人間失格」や夏目漱石の「こゝろ」などの有名小説6作品をアニメ化するようで、それぞれの小説の表紙とキャラクター原案を同じ集英社の人気漫画家が描いており、第1話の「人間失格」では「DEATH NOTE」の小畑健がキャラクター原案を行っていました。

 冒頭では実写で「人間失格」の説明を軽くしてからアニメ本編が始まりましたが、これは暗い…萌えとは全く違う路線をひた走るその姿勢はまさに日テレ×マッドハウスといったところでしょうか。そして若い男のキャラクターの雰囲気が「DEATH NOTE」に似ていたので確かに小畑健原案というのに納得でした。

 6作品を12話で紹介するためかなり展開が早く、原作の小説を読んでいる人なら分かるのかもしれませんが自分のように国語の教科書で「羅生門」知ってる程度だと、どういう内容の話だったのかくらいしか分からないかもしれません。でもこういうのを見て原作に興味が出てくることもあるし、作画は相変わらず素晴らしいし最後まで見てしまいそうです。とりあえず第1話の「人間失格」の雰囲気は少し前に日テレで放映していた「魍魎の匣」に似ていました。


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