2011年冬アニメ第1話の感想文その13

2011-01-31 01:14:03 | 2011年冬アニメ関連

 ローカル局アニメを続いて視聴していきます。今回は「これはゾンビですか?」の第1話を視聴してみたのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Korehazombiedesuka Korehazombiedesuka1 「これはゾンビですか?」…富士見ファンタジア文庫から刊行されている木村心一のライトノベル「これはゾンビですか?」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオディーンです。

いきなりさりげなく甲冑少女が出てきたと思えば主人公は…ゾンビ?

その直後いきなり車にはねられるシーンでは思いっきり吹っ飛ばされながらおっさんのヅラまで飛んでいって思わず唖然としてしまいました。

Korehazombiedesuka2 Korehazombiedesuka3 そして居候の甲冑少女は主人公の相川歩が帰ってくるなりいきなり「飯」だしその直後の妄想ユーのシーンではいきなりcvが三石琴乃になり別世界になってしまっていたので笑ってしまいました。この作品、ラノベ原作の萌えアニメと甘く見てましたがギャグシーンは予想以上に面白いです。

Korehazombiedesuka4 Korehazombiedesuka5 その裏で謎の連続殺人事件が起こっているようでシリアスっぽい描写を含ませつつ、魔装少女のハルナが登場していましたがそのシーンで主人公の胴体真っ二つ!ゾンビ設定ならこのようなグロ描写も流血もオッケーのようです。そしてパンチラはもちろんのこと全裸シーンもあり視聴者へのサービスも欠かしていませんでした。

Korehazombiedesuka6 Korehazombiedesuka7 メガロ登場のシーンで問答無用に「お前が欲しい!」といきなり結論から言ってしまったシーンも笑ってしまいましたが1話の最大の見所はやはり魔装少女変身シーンでした。ハルナの変身シーンは普通に良かっただけでしたが相川歩の変身シーンは良い意味でひどい!しっかり縞パンまで再現していたため実況でも大盛り上がりでした。男が魔装少女に変身…有りだと思います!

作画はディーンらしい普通の作画でした。頑張ってむりりん、こぶいち氏の原画に似せていましたが可もなく不可もなく…といったところです。主題歌もあまり印象に残らなかったのも残念。

総評

Korehazombiedesuka8 1話の全体的な感想としては、流行のゾンビものとライトノベル特有の厨設定と萌えを合わせた良くありそうなアニメ作品といったところでしたが、ギャグシーンは予想以上に面白かったです。キャラクターも魅力的でした。

1話の個人的評価としては、ギャグシーンが面白かったことをプラスして視聴継続のBランクといったところです。それ以外の特徴がほとんど無かったのが残念ですが、原作ファンなら面白いかもしれません。

ただ個人的に「バイオハザード」「デッドライジング」はもちろんのことゾンビものはあまり好きではないのでそういう意味では個人的にあまり合いませんでした。昔コロコロコミックで連載されていた「魔界ゾンべぇ」は平気で読めましたが今ではゾンビものは苦手です。


2011年冬アニメ第1話の感想文その12

2011-01-28 13:23:33 | 2011年冬アニメ関連

 再びローカル局アニメの視聴を継続していきます。今回はGA以来久々に地元のとちぎテレビでも放映が始まった「ドラゴンクライシス!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Dragon Dragon1 「ドラゴンクライシス!」…集英社スーパーダッシュ文庫から刊行されている城崎火也のライトノベル「ドラゴンクライシス!」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオディーンです。毎度おなじみのライトノベル原作アニメ作品…しかも地雷率が非常に高い集英社スーパーダッシュ文庫ということで果たして今回はどうなるかと思いながら第1話を視聴してみました。

冒頭からいきなり「りゅうじー」と呼ぶ釘宮理恵の声…まんま「とらドラ!」じゃないか!という第一印象でしたが、釘宮理恵が主役を演じる深夜アニメは久々な気がします。片思いの女の子がいたり主人公が気弱なところとか典型的なラノベ作品な印象を受けました。

Dragon2 Dragon3 ファングやロストプレシャスなどの専門用語も次々と飛び出すし、杖を振ったら蝶が召喚されてみんな気絶するなど意味不明な展開の数々は原作未読者には結構キツイものがありましたが、中盤にトランクから現れた謎の少女が登場してからは面白くなってきました。レッドドラゴンの少女らしいですが、非常に純真無垢で最初は言葉もほとんど喋れませんでしたが少しずつ覚えていく様は結構良かったです。釘宮理恵の声も合ってました。

作画はディーンらしく普通といったところです。どうでもいいところにCGを使っているところも相変わらずでした。オープニングは堀江由衣の曲でしたがイメージと随分違う歌を歌っていたのは少々意外。そしてエンディングは大人の事情かスターチャイルド所属のアイドルグループが歌っていましたが非常に合って無くてひどかったです。

総評

Dragon4 1話の全体的な感想としては、とにかく釘宮理恵が全て持って行った感じがするくらいの作品でした。逆に言えば釘宮理恵以外はよくあるラノベ作品といったかんじで見所が無かった気もします。

1話の個人的評価としては、釘宮理恵が演じるローズは結構良かったしもうしばらくは視聴するつもりですが、このままの調子が続くならそのうち視聴打ち切り予定のCランクです。

一昔前はとにかくツンデレといえば釘宮理恵といった風潮でしたが今は竹達彩菜が主流で釘宮理恵はあまり深夜アニメに出演してない気がしますが、やはり釘宮理恵の破壊力は抜群でした。たまに絶妙なアニメを放映するとちぎテレビが珍しく新作アニメを放映したという意味でもとりあえずは化けることを期待したいところです。


久々に心が震えた7

2011-01-25 10:49:10 | 2010年冬アニメ関連

いよいよ今週末は「ハートキャッチプリキュア!」が最終回…ということで最終回を含め最後の2話はメインスタッフが集結し最高の回を作ろうとしていました。

Pricure Pricure1 中でも一目見て分かるのが作画で、今回の48話と最終話はメインキャラクターデザイン、総作画監督の馬越嘉彦氏が直接指揮を取り原画にも参加しているため非常に良かったです。戦闘シーンは異様なほど動いていたし、挿入歌の入るタイミングは絶妙。ゆりやつぼみの表情も細かく描かれていて圧巻でした。

1話からの因縁だったダークプリキュアとの戦いも終わり、サバーク博士の過去と劇場版がつながっていたという予想外の出来事に衝撃を受けつついよいよ次回は最終回…これは見逃さないわけにはいきません。

Pricure2 Pricure3 昔とは違い作品は使い捨て状態とも言われ今さえ売れればそれでいいといった感じで数多くのアニメが制作され忘れられていく現在ですが、プリキュアシリーズは息が長く今でも根強い人気を持っている理由の一つはスタッフに愛されている作品だからなのかもしれません。


久々に心が震えた6

2011-01-23 20:28:31 | 2011年冬アニメ関連

 今週は何かと衝撃的な展開が多い!そのため3つ連続で掲載します。

Gosick8 Gosick9 まず「GOSICK」、こちらは今回の3話で一連の事件が一通り解決していましたが、ヴィクトリカ可愛いアニメかと思いきや急展開の連続でしかも色々なところをちゃんと推理して解答しつつ、裏で歴史的大事件とつながったりして大規模になっていましたがなんか納得できるような形で終わらせて見事でした。バトルシーンが生々しかったのはさすがボンズ制作と言ったところで、ここも素晴らしかったです。

1話の意味不明なシーンの真相も明かされて伏線も回収されていたし、ヴィクトリカの仕草も良かったし何より主人公の久城が男らしいところも好印象です。安定のボンズ作画だし2クールだしこれは推理、アドベンチャーものとしてかなり面白くなりそうな感じでした。

Levele7 Levele8 続いてこちら「レベルE」、こちらの2話ではいよいよクラフト隊長が登場してきましたが子安武人がハマリすぎでした。昨今のアニメでは珍しく萌えとは全く無縁で作りは古い印象を受けますがとにかく面白い!原作が元々面白いから原作どおりにアニメ化すれば面白くなるのは当然…と、言うのは簡単ですがそれが出来ずに散っていったアニメは数知れず。

そして興味深いのはシリーズ構成、脚本があの花田十輝先生ということです。かつての花田先生といえば地雷アニメの代名詞でしたが、最近は

>zittan124
>新番組一話はとりあえず全部みた。ニ話は半分もみれてない。アニメファンの現状を身を持って体験。やったことのないアニメ制作者は、一度やってみた方がよいと思う。

一度体験すると、十秒で切った。と書き込む視聴者気持ちがリアルにわかる。そして自分の作品がそのふるいにかけられているのかと実感できる。全部見終わった時、絶対ふるいにかけて数を絞りたくなる。とてもじゃないが、全部見てられるか、となる。そして、アニメファンの中心層はこれを年四回もやっているのだ。

…と、心を入れ替えたらしく最近は評価が良い作品を制作しています。「けいおん!!」のときも然り、最近では「海月姫」でも良い仕事をしていたし今年も花田十輝はひと味違うようです。

Madokamagika10 Madokamagika11 そして「魔法少女まどか☆マギカ」はあえて多くは語らないことにしておきます。虚淵玄脚本きましたね。果たして来週まどか達はどのような行動を取るのか…全く先が読めない展開に期待せずにはいられません。


2011年冬アニメ第1話の感想文その11

2011-01-20 16:54:37 | 2011年冬アニメ関連

 今日からはローカル局アニメを視聴していきます。今回は2011年冬アニメで最も早く第1話が放映されていた「Rio Rainbow Gate!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Rio Rio1 「Rio Rainbow Gate!」…パチスロメーカーNET(テクモ系列)のオリジナルキャラクターRioをメインにしたアニメ作品で、アニメ制作はXEBECです。現在の萌えスロブームの火付け役となったRioは初登場当時から何かと話題になっていたキャラクターでしたが、ついにアニメで動くRioが登場ということで個人的にもちょっと気になっていた作品でした。

さすがローカル局アニメ、いきなりパンチラか!というのは置いておいて、この放映していても漂ってくる危険なオーラ…予想していた通りの雰囲気でした。「うわーRioだー勝利の女神だー」とかでRioが近づくだけでカジノの雰囲気が変わり大当たりや幸運に恵まれるとは、こんな設定があったのは初めて知りました。そしてプロポーズを迷っている客にどの番号選ぶか決めてもいないのに当たらせる演出はさすがにちょっとつらいものがあります。プロのディーラーだから可能なんでしょうか。

Rio2 Rio3 そんななか初代ブラックジャックから登場していたオーリンやローザが次々と登場してきたときは懐かしいものを感じました。これらの脇役キャラクターは原作とほぼ一緒だったので良かったです。2話以降は新作に登場していたエルビスやリンダも登場するみたいだし初代以外のキャラもいるのは好印象です。ただメインキャラのミントは原作以上のウザキャラと化してました。

Rio4 Rio5 後半はカジノのディーラーらしくRioとオーリンがクローズポーカー勝負をしていましたが、あの異空間は何?状態で例えるなら劣化「咲 -Saki-」状態でした。ただ咲のほうは有無を言わさない演出のうまさがありましたがこちらは…なんともチープで寂しかったです。ただ勝負の過程は問題でしたが結果はちょっと面白かったかもしれません。

Rio6 Rio7 最後のオーリンの告白には唖然とさせられつつも、最後もお約束のパンチラで締めるという典型的お色気アニメの終わり方にさすがローカル局アニメと感心してしまいました。どちらかというと常に揺れやパンチラをしていたRioよりも後ろで普通にしていたティファニー達のほうがエロかったよ!というわけで露骨なお色気描写はもうお腹いっぱいでした。

作画は全体的にあまり良くないです。原作に頑張って似せていましたがイマイチ足りていませんでした。1話でこの状態なら2話以降も同じかそれ以下の水準かと思われます。1話はエンディングのみでしたが絵が公式の使い回しでかなり残念。でも天使と悪魔の絵は悪魔がリナに変わっていたのでここは良かったです。

総評

Rio8 1話の全体的な感想としては、典型的なお色気アニメでつまらなかったです。Rioの人気が高かった5~6年前にアニメ化していたらもっと話題になったかもしれませんが、公式の絵師がこうたろ氏では無くなったときからもう終わったコンテンツと化していたかもしれません。ただ、もしカジノ勝負が盛り上がる展開とかになれば面白くなりそうな気はします。

1話の個人的評価としては、一応原作は知っているので最後まで見るつもりですが、もし原作を知らなかったらためらいなく視聴打ち切りのCランクです。これで作画悪かったらDつけてました。

パチスロ業界ではすっかり定着した萌えスロですが、現在オリジナルものではsammyの「怪盗天使ツインエンジェル」やコナミの「マジカルハロウィン」などゲームとしても面白く丁寧に作られているシリーズが定着しつつあるのに対し、Rioシリーズは最近何を出してもヒットしてないのでここぞとばかりにアニメ化で注目を集めようとしたのが見え見えでした。これなら「ハーレムエース」のほうをアニメ化してほしかったです。


2011年冬アニメ第1話の感想文その10

2011-01-19 14:40:34 | 2011年冬アニメ関連

 今回でキー局の2011年冬アニメの第1話は終了。次回からはローカル局を制覇していきます。今回はフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」枠もう一つの作品「放浪息子」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Houroumusuko Houroumusuko1 「放浪息子」…月刊コミックビームで連載されている志村貴子の漫画「放浪息子」のアニメ化作品で、アニメ制作はAIC Classicです。志村貴子作品のアニメ化といえば2009年夏にフジテレビ水曜深夜アニメ枠「NOISE」で放映された「青い花」が話題にこそなりませんでしたが絶妙な雰囲気を出していて評価が高かっただけに、この作品も自分を含め一部では注目されていた模様です。

AIC系列は割と普通な作画をしているイメージがありましたがこの作品に至ってはかなり大胆なタッチで正直意外でした。個人的にはこの作品の制作は「青い花」の作画で実績のあったJ.C.STAFFがやると思っていましたが、しかしAICも十分イケることにちょっと驚きです。こういう独特の路線でひと味違う作品を毎回放映してくるからこそ「ノイタミナ」枠の作品は実に興味深いです。

Houroumusuko2 Houroumusuko3 冒頭から桜の描写が非常に美しく作画に関しては今期トップクラスと思われます。そして入学式のあとの自己紹介でいきなりプチ修羅場!やはり志村貴子作品ならばこういうドロドロした恋愛がらみの描写は欠かせません。これで中学1年生とは思えませんが、だがそれがいい。ただキャラクター同士の見た目がかなり似ていたため顔と名前が一致しないことがほとんどでした。主人公と黒髪ロングのツリ目男装少女は印象が強かったので良く覚えていたんですが、そこは少々気になりました。

Houroumusuko4 Houroumusuko5 中盤から終盤にかけては主人公二鳥修一が放映開始前のPV通り女装をして町中を歩きつつ、他の登場人物の過去話などが繰り広げられ人間関係が少しずつ説明されていましたが、作品の繊細な雰囲気を見事に引き出していて非常に素晴らしかったです。原作の予備知識無しで視聴していましたがなんとなくこの作品のテーマが分かってきました。やはりこの作品も複雑で暗い!終盤で修羅場が再びきたし相変わらず志村貴子作品はこういう描写が多い気がします。

Houroumusuko6 Houroumusuko7 作画は予想以上に良く作品の雰囲気に合っていたので期待以上です。作画においては今期冬の全アニメの中でも1位ではないでしょうか。作中のBGMも合っていて良かったです。これで主題歌が空気公団やCeuiが歌っていたらより完璧だったかもしれません。ただ志村貴子作品はテーマと雰囲気が重いため人を選びます。「青い花」が売れなかったのもそのせいだと思われるので個人的には期待していますが今回も話題にならず消えていきそうな予感は感じます。

総評

Houroumusuko8 1話の全体的な感想としては、放映前から期待していた通りの出来ばえで素晴らしかったです。J.C.STAFFではないと無理かと思っていましたがAICでも見事に表現していたため感服しました。作画は文句無し、BGMも作品に合っていたし「青い花」ファンなら満足の出来ではないでしょうか。ただしキャラクターの個性がかなり薄かったのと名前がほとんど出なかったので良く分からないキャラクターも多かったのでここが少々不安なところです。

1話の個人的評価としては、全体的に良くできていたしこのまま見事に最後を締めてくれれば文句無し…ということで期待も込めてSランクです。できれば今回はBDでも出して欲しいところ。ただ志村貴子作品はテーマが重く一般受けしづらいので今回も知る人ぞ知る作品になりそうです。


2011年冬アニメ第1話の感想文その9

2011-01-18 19:28:27 | 2011年冬アニメ関連

 キー局のアニメはもう少しで終了。今回は毎度おなじみキー局で最も第1話が最後に放映されるフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作の1つで「魔法少女まどか☆マギカ」と並び2011年冬アニメの本命と言われた作品「フラクタル」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Fractal Fractale 「フラクタル」…マンデルブロ・エンジン原作のオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はA-1Picturesです。フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」冬の新作で、何かと発言や行動に話題性があるアニメ界のリトルボーイ山本寛が監督なこの作品、もしこの作品がコケたら引退も辞さないと発言してしまっているため今さら後にも引けず話題性を集めるだけ集めたため色んな意味で2011年冬アニメの本命と言われていました。

個人的に山本寛についてはニコ生放送で笑いながらねんどろ憂の頭をもぎったため大嫌いですが、果たしてあのビッグマウスぶりに相応しい作品になったのかと思い期待を寄せつつ第1話を視聴してみました。

Fractale1 Fractale2 …んで家族との会話シーン…???状態からいきなり始まりました。両親が人間ではない存在かと思ったら町の人物も大半が人外のような存在でびっくりです。どうやらドッペルとかいう存在らしいですが、警察のマシン操作一つで全部消滅していたし、データ麻薬とかいうのもあるようで序盤から意味不明な展開でした。ただ主人公のクレインが市場で手に入れたデータディスクを再生したらフラクタルシステムの説明が入った教科書だったのは演出としては良かったです。

Fractale3 Fractale4 そして祈りの時間になったら颯爽と登場してきた女の子…と共に始まるナウシカ展開!あのシーンは誰が見てもナウシカを連想したと思います。あの空を飛ぶマシンの形状とか飛び方とかそれ以外思いつきません。あそこまで露骨だとかえって清々しさを覚えるほどでした。そしていきなり何かを悟ったように飛び降りるし…納得いかない展開に実況も大荒れでした。

Fractale5 Fractale6 謎の巫女フリュネを追いかけていた3人組もなんかどこかの宮崎駿作品で見かけた気がするキャラクターでどうしても新鮮味が欠けていました。少なくとも1話においてキャラクターに魅力を感じるところは微塵も感じられなかったので、このままで大丈夫かと心配になるほどです。後半ではいきなりどーんで謎の女の子も登場してきたし、物語の大半が意味不明のまま1話が終わったのでこれは今後も相当荒れそうでした。

Fractale7 Fractale8 作画はさすがA-1Picturesといいたいところですが、キャラクター作画が公式と全く違うため「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の二の舞と言われています。いくらなんでも変わりすぎな気が…しかし背景は相変わらず美しかったです。

BGMや挿入歌はそれなりに良く、オープニングは実在のフラクタルを取り入れたようで凝っていたしエンディングのアイルランド民謡は好印象でした。

総評

Fractale9 Fractale10 Fractale11 1話の全体的な感想としては、オリジナルアニメ作品ということもあり1話では何とも言えませんでした。大半が意味不明だったし「東のエデン」のように3話以降から謎が明らかになって盛り上がることを期待してます。あと安易な萌えに走っていないところは好印象でしたが、キャラクターに魅力を全く感じないのは少々危険な気はします。

1話の個人的評価としては、オリジナルということもあり1話で伏線が多すぎてしばらく視聴しないと分からない…という意味も込めて視聴継続のBランクです。これから次第でしょうか。今から27年前にこの作品が放映されていれば相当話題にはなったと思います。


2011年冬アニメ第1話の感想文その8

2011-01-18 15:26:21 | 2011年冬アニメ関連

 萌えアニメやラノベ原作アニメが多すぎて弾切れを起こしたのか、少し前から古い作品がアニメ化されたり、オリジナルアニメ作品が増えてきました。今回は2011年冬の新作アニメだけど原作は今から15年前の作品「レベルE」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Levele Levele1 「レベルE」…週刊少年ジャンプで連載されていた、富樫義博の漫画「レベルE」のアニメ化作品で、アニメ制作はstudioぴえろ、david productionです。富樫義博作品のアニメ化は数こそ少なめですが非常に人気が高く、この作品がアニメ化されるのは納得ですがしかしこの作品は今から15年も前の作品でしかも読み切り作品だったため、2010年秋に放映された「もっとToLOVEる」と同じで、なぜ今さらアニメ化?と言われていました。

しかし今こそあまり仕事をしていない富樫義博ですが、ジャンプ全盛期の立役者の1人だった頃の作品は面白く、自分も当時週刊少年ジャンプで原作を読んでいたため結構期待しながら第1話を視聴してみました。

Levele2 Levele3 今では可愛い女の子が登場するアニメ以外はアニメじゃないような風潮の中、ここまで原作に忠実にアニメ化したのは正直感服しました。原作の雰囲気を良く出していたし、これは予想以上に良い感じです。見ていると次第に原作を読んでいた頃の記憶が蘇ってきました。

序盤から近隣の住民達が野球少年の主人公に妙にフレンドリーなのも、原作を知っていれば伏線なのに気づいて結構面白かったです。そしてバカ王子が登場してからさらに面白くなっていました。原作でもそうでしたがバカ王子は頭が良いだけに悪知恵が働いていて非常に魅力的なキャラクターです。2話からいよいよ隊長達が登場してくるしさらに楽しめそうでした。

Levele4 Levele5 後半で謎の立体映像が流れて終わっていましたが、原作が古い分多少記憶が欠けているのでそれを補完する意味も込めて余裕で最後まで視聴してしまいそうです。現在のアニメに慣れている人にはどう感じるか分かりませんが90年代のアニメ好きなら非常に楽しめそうな第1話でした。

作画はかなり原作よりで頭身が高めでリアル調でした。あと所々にCGが使われているのが現代風なところを除いて雰囲気は90年代アニメぽくちょっと古くさい感じがしましたが、この作品自体が古めなので丁度合っていたと思います。

総評

Levele6 1話の全体的な感想としては…面白い!15年前の作品ながら富樫義博の傑作なだけに非常に面白かったです。テレ東アニメが萌えに走らずここまで硬派な深夜アニメを放映してくるとは予想外でした。これは普通に夕方に放映しても問題無いレベルです。

1話の個人的評価としては、現代のアニメも好物ですが90年代アニメも大好物なので、この作品は余裕のAランクといったところです。あとは個人的に原作で印象深かった食人鬼編とミサとミキヒサ編がどうなるかに期待しています。

ゆとり…もとい若い人達は「HUNTER×HUNTER」と比較していたため、なんか富樫作品ぽくないとか言われていましたが、逆に90年代ファンからは「これぞ富樫!」と意見が分かれていました。自分はもちろん後者です。そしてこの作品が今さらアニメ化されたのから分かる通り、最近は安易なアニメ化が進みすぎたためアニメ化する原作が無くなってきたという指摘もあります。今年からは今以上に過去の名作がアニメ化されるかもしれませんね。


2011年冬アニメ第1話の感想文その7

2011-01-17 23:50:24 | 2011年冬アニメ関連

 風邪でダウンしていましたが薬を飲んでかろうじて復活…冷えピタシートを貼りながら今回は「べるぜバブ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Beruzebub Beruzebub1 「べるぜバブ」…週刊少年ジャンプで連載されている田村隆平の漫画「べるぜバブ」のアニメ化作品で、アニメ制作はstudioぴえろ+です。

序盤の演出がなんとも寒くて大丈夫か?とか思ってしまいましたが、これが最近の少年漫画では主流なんでしょうか。少なくとも序盤はテンポも悪く面白さを全く感じませんでした。そして主人公の男鹿辰巳が連れている赤ん坊のベルゼバブが…全裸!地上波全国ネットで予想外のチ○コ解禁です。最近の規制の判断基準は全く分からん!

Beruzebub2 Beruzebub3 序盤こそ面白くありませんでしたが、中盤から魔王の侍女ヒルダが登場してからは話のノリも良くなってきてそこそこ楽しめました。金髪ゴスロリ衣装のおっぱい美女というのもポイントが高く、少年漫画ゆえにヤンキーや男キャラも多い分女性キャラクターは少ないながら個性的だったため良かったです。あとベルゼバブの声優が沢城みゆきだったのは意外でした。この人の演技の幅は実に広い。

Beruzebub4 そしてこの作品の1話で最もインパクトがあったのはエンディングで、放送事故によりエンディング途中で提供が流れてしまっていました。ああいうのは初めて見た気がします。

作画は原作に忠実で非常に安定していたと思います。逆に言えば当たり障り無いとも言えますが…。オープニングは作品に合っていて良かったです。エンディングはAKB48のメンバー3人ユニットの曲なので好き嫌いは分かれそうでした。

総評

Beruzebub5 1話の全体的な感想としては、まぁ普通のジャンプアニメといったところでした。原作に忠実に作ってあるみたいだし原作ファンなら十分楽しめる作品ではないでしょうか。

1話の個人的評価としては、最近のジャンプ漫画はワンピとBLEACH、めだかボックスぐらいしか読んでないので、すいませんがこの作品は4話まで視聴したらそのまま打ち切りのCランクです。


2011年冬アニメ第1話の感想文その6

2011-01-14 04:52:19 | 2011年冬アニメ関連

 なんか喉が痛い気がしますのでアニメ見ます。今回は、昔は心躍った土曜日昼に放映された新番組アニメ「カードファイト!!ヴァンガード」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Vangard Vangard1 「カードファイト!!ヴァンガード」…ブシロードのトレーディングカードゲーム「カードファイト!!ヴァンガード」のアニメ化作品で、アニメ制作はトムス・エンタテインメントです。カードバトルアニメは数多い中、今回はブシロードのカードものがアニメ化されたようです。

カードバトルアニメといえば遊戯王シリーズやバトルスピリッツは成功した部類だと思いますがその裏で数多くのカードバトルものが消えていく中、果たしてこの作品はどうかと思いながら第1話を視聴してみました。

Vangard2 Vangard3 …うお、バトルがチープ…というのが第一印象でした。バトルを行うキャラクター…通称ヴァンガードが全て手書きなのは好感が持てますが見た目はかなりあっさりしていました。これを見ているとどうしても「ライブオン CARDRIVER翔」を思い出してしまいます。あの作品は1年放映されたのにも関わらず全く話題にならず消えていったため、この作品も嫌な予感がします。

主人公が小心者でいじめられっ子ぽいところは初代遊戯王を思い出しますが、カードバトルものが昔と比べて定着していて子供にも遊ばれている現在だと、子供がターゲットな作品なら主人公は熱血系のほうが良かったのではと思ってしまいました。いきなりカードをカツアゲされているのもどうも切なかったです。

Vangard4 Vangard5 後半は店舗ナンバーワンと言われている櫂トシキとのバトルでしたが、第1話でなおかつ主人公先導アイチが初心者ということもあり最初から説明つきのバトルが展開されていたので、ルールを知らない自分たちに対する配慮は好印象でした。しかし肝心のバトルが盛り上がらない…。1話だからと言えばそれまでですが、この調子が続くとかなりキツイと思います。できれば「バトルスピリッツ ブレイヴ」のブレイヴアタック並の盛り上がりを期待したいところです。

Vangard6 Vangard7 作画は1話ということもあり特に崩れてはいなかったんですが、デジタルで見ると明らかに分かりますが画質が非常に悪いです。カラーノイズやジャギが目立っていたのでここは思いっきりマイナスポイントでした。キャラクターに至っては男性キャラはかなり普通でテンプレキャラばかりでしたが、店員のねーちゃんは常にジト目かつ衣装が微エロだったので非常に良かったです。エンディングで妹も登場していたので一刻も早い登場が待たれます。

オープニングはカードバトルものなら欠かせないといったかんじでJam Projectが歌っていました。やはりバトルものならJam Projectです。この点も評価できるところでした。

総評

Vangard8 1話の全体的な感想としては、まぁ予想はしていましたが期待はずれでした。実況でも言われていましたが多分「ライブオン CARDRIVER翔」と同じかんじに消えていくと思われます。ただこの作品5クールやるんですよね…どんな判断だ。ただ女性キャラはそこそこ良かったし、主人公の声がおお振りの三橋だし見所は全く無いわけではないので様子見はしたいところです。

1話の個人的評価としては、多分ここから急展開や一気に盛り上がるとは思えないので4話で視聴打ち切り予定のCランクです。やはり遊戯王シリーズ以外でカードバトルで成功したのはバトルスピリッツくらいでは無いでしょうか。