(若干ネタバレあり注意)劇場版「けいおん!」視聴終了

2011-12-04 20:07:47 | 2009年春アニメ関連

Keion13Keion14先日友人と急遽映画「けいおん!」を視聴してきました。

最初は混むのがいやだったから後になってからでもいいかと思っていましたが、ネットでのネタバレが怖いし友人がたまたま誘ってくれたので、これはいい機会だということで急遽参加。

19時20分からの上映でしたが放映初日ということもあり会場は案外混んでいました。そして早速MOVIXの駐車場には紬の痛車が…分かってらっしゃる。

上映寸前には「トップブヒリストの力を見せる」とかなんとか言っていた客が後ろにいましたので萌え豚も多かったようです。そんな中ついに上映開始!

Keion15Keion16Keion17Keion18物語の流れはCMで放映されていた通り、放課後ティータイムが卒業旅行でロンドンに行くことになり、そこでの出来事が繰り広げられていましたが、視聴していて感じたのはとにかく雰囲気の作り方がうまい!そして作中のBGMもすごく良かったです。特にロンドンへの出発するときのシーンの盛り上がりはすごく良く、現実味があり雰囲気も絶妙でした。

序盤は思わず笑ってしまう展開も多く面白く、後半から終盤にかけてはテレビ版の2期の伏線を回収するような描写も多く、中でも教室で机を並べるシーンが出てきたときは、ここで2期後期OPの流れに持ってくるとは!といったかんじで見入ってしまいました。そしてラストではテレビ版最終回の裏話もあったし最後まで見事にまとめていてすごく良かったです。正直気になるところや悪いと感じるところが思いつかないほどで、非常に完成度が高い作品でした。

Keion19Keion20Keion21Keion22全体的な感想としては、「けいおん!」をあまり詳しく知らない人でも十分楽しめるし、コアなファンも唸らせる非常に完成度の高い作品だったと思います。そしてなんといっても作品への愛を感じる心配りが素晴らしい。1期の番外編に登場するキャラから2期のクラスメイトに至るまで隅々に渡りキャラや設定が生かされていたしロンドンの雰囲気も現実味があり背景も美しく京都アニメーションの本領発揮でした。

意表を突く展開などは少なめですが丁寧に作ってあるのが良くわかり見れば見るほど味が出てくる系の作品だったので、これは複数回みるのもアリかもしれません。個人的には欠点らしい欠点が見あたらない文句なしの作品でした。
そのうちまた見に行きそうな予感。


2010年春終了アニメ「クロスゲーム」最終回の感想文

2011-03-22 14:59:34 | 2009年春アニメ関連

 今さら感が強いですが昔の未視聴だった作品も消化しています。今回は2010年春に最終回を迎えていた作品「クロスゲーム」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Crossgame Crossgame1 「クロスゲーム」…週刊少年サンデーで連載されていた、あだち充の漫画「クロスゲーム」のアニメ化作品で、アニメ制作はSynergySPです。前作「H2」以来13年ぶりのアニメ作品だったあだち充お得意の高校野球アニメ。第1話からいきなり幼なじみが水死してしてしまい意表を突かれ…て「タッチ」と変わって無い…と少々思いました。

主人公の樹多村光はずば抜けた野球センスを持ちしかも幼少の頃から練習を重ねてきたため一流選手でしたが、序盤はあまり野球部の一軍に見向きもされていなかった上にプレハブ組として端に追いやられて、そこからチームとして実力をつけてきて最後に一軍に勝つという少年漫画としては王道なところを今でも貫いている姿勢は素晴らしいと感じます。

Crossgame2 Crossgame3 アニメとしても原作に忠実で丁寧に作ってあったし、原作と同じところまで描いて完結させたので原作ファンなら十分楽しめた作品だったのではないでしょうか。王道野球漫画といえば、「天才的な主人公」「宿命のライバル」「根性」と言われていた時代に「汗臭くない青春ラブコメ」という要素を加え野球漫画の常識を変えたと言われたあだち充作品らしい作品でした。

Crossgame4 Crossgame5 ただ…原作でもそうでしたが、なぜ甲子園出場を決めたところで終わってしまったのかが謎でした。別に人気が無いから打ち切りというわけではなさそうだったし、なんというか甲子園に行くことが最終目標にしか見えませんでした。あだち充作品の雰囲気は非常に良く出ていましたが、最近のスポーツ漫画は試合のリアルさに注目が集まり恋愛要素や主人公補正があまり無くなってきているので良くも悪くも現代には合っていなかった気がします。


2010年春・アニメ最終回の感想文その8

2010-08-17 20:10:33 | 2009年春アニメ関連

 2010年夏の新番組アニメの1話を制覇したため再び最終回をチマチマと見続けています。今回は1年近く放映された番組の中から「フレッシュプリキュア!」「ジュエルペット」「花咲ける青少年」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Pricure8 Pricure9 「フレッシュプリキュア!」…東映アニメーション制作のプリキュアシリーズ第6作品で、アニメ制作は東映アニメーションです。歴代プリキュアに対しストーリーに重点を置いた今作、第1話ではキュアピーチが初めてプリキュアに変身してバトルで相手の腕を決めたシーンが衝撃的でした。

…といっても自分はこの作品の1話と最終回手前の3話しか見てないのですが、終盤のノーザ、クラインとプリキュアのバトルはかなり動いていて下手な深夜アニメよりよっぽどバトルをしていたのに衝撃を受けました。そしてプリキュアの必殺技が破られたあとにそのプリキュアの戦いを見て感銘を受けたラビリンスの住人たちの応援を受けて最終形態キュアエンジェルに変身するところやウェスターやサウラー達序盤の敵幹部が味方になるところはベタながら熱かったです。

Pricure10 Pricure11 そして最後に全ての元凶メビウスの正体と生まれた理由が明かされましたが、それでもまだメビウスに対する忠誠心を忘れていないキュアパッションには少々感慨深いものがありました。最後はラスボスに相応しい強さのメビウスでしたがみんなの力を合わせてシフォンと世界を救い全てに決着を着けたし、最後にプリキュアが家族の元に帰りそれぞれが自分の世界に帰って行くところは少々切なくもありましたが良い終わり方だったと思います。

たしかにストーリーを重視したプリキュア作品ということだけあってキャラクター含め設定も良くできていました。キャラの頭身も高いしここまで来ると子供向けというより大人でも十分楽しめる作品だと思います。

Jewelpet3 Jewelpet4 「ジュエルペット」…サンリオとセガトイズが共同開発して制作したキャラクター動物、「ジュエルペット」を原作にしたアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオコメットです。原作と少々違い人間キャラクターが登場しオリジナル展開だったこの作品、ヒロインをモーニング娘。の亀井絵里が演じていたりして少々棒ながら1話のノリは結構良く面白かったです。

この作品も最初のうちは視聴していましたが中盤は視聴せず最終回手前を視聴しましたが、まさか序盤のほのぼのした雰囲気で勇気を出して思いを伝えるとかやっていたのが終盤では世界を救う話をしているとはびっくりでした。しかも悪のジュエルペットのダークディアンが登場してみんなを石にしたりする中、正義のジュエルペット達が力を合わせて戦う展開になってすっかりバトルものと化していました。でも魔法のエフェクトや作画はすごいショボかったです。

Jewelpet5 最後の最後に主人公のルビーがスーパークリスタル級の魔法使いになり、みんなの思い出をジュエルステッキに込めるシーンは今までの出来事がハイライトで流れたため良い演出とは思いました。最後はディランが元に戻り登場人物全員でパーティーを行い大団円で締めたため終わりは良かったです。1話で棒だったモーニング娘。の亀井絵里も最後はそれなりに聴ける声でした。

ただ、ラストシーンで「これからもよろしくね!」で終わったのに来週から「ジュエルペット てぃんくる☆」でジュエルペット以外完全別物になってしまうのはどうかと…。

Seisyounen Seisyounen1 「花咲ける青少年」…月刊LaLaで連載されていた、樹なつみの漫画「花咲ける青少年」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオぴえろとNHKです。原作が20年以上前の作品のアニメ化ということでどうしても絵柄や雰囲気が古い印象を受けたこの作品、1話の展開は面白そうでしたが作画はかなり危ない印象を受けました。

しかし作画が微妙でも面白ければ全く問題無かったんですが、この作品…すいませんが自分には全く合いませんでした。その一番の理由が良くも悪くも20年前の少女漫画そのものだったことでしょうか。2話からいよいよ主人公花鹿・バーンズワースの婚約者候補が登場してきましたが、その1人と思わしき人物ユージィンと花鹿が出会った瞬間花鹿が「この人はムスターファの生まれ変わりだ!」とか言い始めて幼少時代唯一の友達だった白豹の生まれ変わりだと一方的に決めつけてしまう夢見る少女でした。

 そしてそのユージィンも女性を魅了せずにはいられない魔性の男性らしく、街の一般女性までも魅了してしまうし、そんなユージィンは「俺は生まれながらにして死んでいる」とか言ってるし、なんか自殺しようとしたら花鹿が乗り込んできて死んじゃだめだーとか言いながら発砲したりして、その直後ユージィンが何かに目覚め「花鹿は許しの天使だ」とか言ったり…と、こういうメルヘンな展開が4話のうちに繰り広げられてしまったため最近のアニメとは思いっきり時代を感じる作品に仕上がっていました。おそらく昔やってたアニメの再放送だと言われて納得してしまうほどです。

Seisyounen2 終盤ではついに花鹿の運命の人と思われたリーレンが部下の策略により別の女性と政略結婚させられそうになり、花鹿の出生の秘密が明らかになったりと話が進み、最後はベタながら全てを捨ててでも結ばれたいとの思いで花鹿とリーレンが再会して終わり、最後はなかなか良い感じで終わったのは好印象でしたが、さすがにこの昔の少女漫画の雰囲気には耐えられませんでした。原作ファンなら楽しめたかもしれませんが、個人的に1つのアニメ作品としてはイマイチつまらなかったです。


2009年秋・アニメ最終回の感想文その14

2010-02-22 20:29:08 | 2009年春アニメ関連

 今回の日記で、秋に最終回を迎え、なおかつ毎週放映されていたアニメの感想文は終わりとなります。あとは放映形態がちょっと特殊だった2作品を残すのみ。今回はローカル局で放映されていた「戦場のヴァルキュリア -VALKYRIA CRONICLES-」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Valkyria Valkyria1 「戦場のヴァルキュリア -VALKYRIA CRONICLES-」…セガのPS3用ゲームソフト「戦場のヴァルキュリア」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1Picturesです。ゲームの評価も上々だしA-1Picturesがアニメ制作なので春の新番組アニメの中では個人的に注目作だったこの作品、第1話ではガリア義勇軍で町の警備をしていたアリシアがウェルキンとイサラの兄妹に会ってエーデルワイス号が出撃するところで終わっていました。

Valkyria2 戦争ゲームを元にしたアニメですが女性キャラもかなり多く萌えアニメにも見られそうなこの作品ですが戦争シーンもなかなか良くできていて、ファウゼン攻略戦での武装列車エーゼルとの戦いとか現実ではありえないような兵器との戦いはエースコンバットシリーズに通じるものがあり面白かったです。人物の設定も良く作り込まれていて、主人公はもちろん第7小隊のサブキャラクターすべてにちゃんと出身地や過去の経歴等があり、敵の帝国側もただ従っているわけではなく恩義で仕えている者や別の目的のため仕えていたりして敵側にも魅力的なキャラクターが揃っていました。

 戦闘シーンも良かったしキャラクターも良く作画もさすがA-1Picturesといったところで、原作の線が入ったような独特の絵柄をアニメ用にうまくアレンジしていて女性キャラは総じてエロくて非常に素晴らしかったです。女性用軍服がミニスカートにニーソックス着用とは一体何事かと思いました。しかし第7小隊のサブキャラクターで半分以上は過去の設定がほとんど明かされず名前と顔が一致しないキャラも多かったのが実に残念。このあたりは原作をプレイしていないと分からないところがあったと思います。

 主人公のアリシアも含め小隊長のウェルキンも普段は抜けていますがいざというときは頭が回り、エーデルワイス号も特別仕様の戦車ではありましたがそれほど強いわけでもなくバランスが取れていて、戦争ものとしても萌えアニメとしても良くできていた作品だと思いました。しかしゲームの知名度もそこそこ高いはずのこのアニメが思いの外話題にならなかった原因は、やはり後半のあの展開にあると思われます。

Valkyria3 この作品最大の問題となったのは、7話でちょっとだけ登場してそれ以降は表舞台に出てこなかったこの作品のタイトルにもなっているヴァルキュリア人、それが表舞台に出てきてからは戦争が一変してしまい一方的な展開になってしまいました。これまでいいかんじにバランスが取れていたガリア軍と帝国軍のバランスを完全に崩壊させたこのヴァルキュリア人、実況では「アーマードコアの戦場にウイングガンダムゼロが放り込まれたかんじ」とまで例えられるほどで、いままでの戦争は何だったのかと思ってしまうほどの展開でした。

 そしてそれ以降は物語の展開も暗い話や強引な展開が次々と起こり一気に微妙なシナリオの作品になってしまいました。せめてヴァルキュリア人がスーパーロボット大戦のオーラバトラーやファイアーエムブレムのオグマくらいの強さならまだ良かったかもしれません。しかし原作のゲームではどれほどの強さか知りませんがここまでヴァルキュリア人が圧倒的だと、どうしたらうまく作品をまとめられたか想像もできません。まさにファルディオが終盤で言った「ならどうすれば良かったんだ!」といったかんじでした。

 最後にはラスボスのマクシミリアンもなんか思ったより大したことの無いキャラクターで、案外あっさり終わってしまいとりあえず戦争終わったようで良かったような終わり方でした。でも最後のエンディングは良かったと思います。

Valkyria4 終盤でやらかしてしまった作品でしたが序盤から中盤はかなり良くできていた作品で、作画も最後まで安定してたし女性キャラクターエロイし、先日ゲームで続編出たばかりだしもしも続編がアニメ化したらまた見たいと思うほどの良作でした。


2009年秋・アニメ最終回の感想文その13

2010-01-31 22:49:14 | 2009年春アニメ関連

 今さらながら現在放映されているアニメももちろんのこと秋に最終回を迎えたアニメも逐一チェックしているような状況です。今回はファンタジーものだった作品で、NHKで放映されていた「グイン・サーガ」とローカル局で放送された「ティアーズ・トゥ・ティアラ」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Guinsaga Guinsaga1 「グイン・サーガ」…栗本薫の長編小説「グイン・サーガ」のアニメ化作品で、アニメ制作はサテライトです。正伝130巻・外伝20巻でいまだに未完という世界最長の長編小説のアニメ化ということで一部では話題となっていたこの作品の第1話は、パロ王国がモンゴールに攻め入られて危機に瀕し、その後豹頭の戦士グインが登場するところで終わっていました。

 正直なところ自分は原作を全く知らなかったので、グインをカッコイイチーターマンくらいにしか思っていなかったんですが、視聴を続けているうちに正統派ファンタジーものとして何やら非常に面白くなってきていました。

Guinsaga2 まずなんといっても豹頭の戦士グインがカッコイイ!見た目こそ異形ですがその知恵が回るところと腕っぷしの強さ、そしてまるで王のような風格といい、子供達がピンチのときに颯爽と現れて助けるなどまさに主人公と呼ぶのに相応しいキャラクターでした。主人公もカッコイイですが傭兵のイシュトヴァーンやパロの双子に始まり、他の大国間のアムネリスやアルド・ナリスと次々と魅力的なキャラクターが出てきてそのほとんどが国をかけて暗躍するなどして盛り上げていました。

 作品の壮大さも特徴で、序盤で圧倒的に不利だったグイン達がモンゴール軍からノスフェラスを守るために知恵を使い、さらにセム族やラゴン族を見事に仲間にして戦ったシーンは素晴らしく、近年まれに見る見応えがある戦いでした。

Guinsaga3 Guinsaga4 その後も婚礼の儀などでは大国間の裏で暗躍しているキャラクターが登場していましたが、裏の裏をかく展開で非常に面白く、見ているこっちも思わず緊張してしまうほどのシーンが続いていました。そしてついにモンゴールが起こした戦争は中原全域近くにまで発展して一度区切りがついたところで最終回になっていました。

作中の音楽をファイナルファンタジーシリーズで有名な植松伸夫が作曲していて、オープニングの「グインのテーマ」も非常に素晴らしく、エンディングのカノンの歌も物語に合っていて良かったです。NHKアニメのため萌えなどはほぼ皆無で、さらに流血シーンは全てカットされていて、火が変なところから出たり剣から衝撃波を出して戦ったりと少々気になるシーンはありましたがそんなことどうでもよくなってしまうほど面白い作品でした。正直なところこの作品は2009年が終わるまでに見終わってなかったんですがもし見終わっていたら2009年のアニメでベスト10に入るほどの素晴らしい作品でした。

 このアニメが放映されている最中に原作者の栗本薫氏が死去してしまったため事実上未完の作品となってしまい非常に残念です。個人的には「銀河英雄伝説」のように何クールかかってでも長くやってほしいと思いました。今回のアニメ版は26話で原作16巻までしか消化していないのでまだまだ先は長そうでした。栗本薫氏のご冥福を心からお祈り申し上げます。

Tearstotiara Tearstotiara1 「ティアーズ・トゥ・ティアラ」…LeafのPS3用ゲーム「ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地」のアニメ化作品で、アニメ制作はWHITE FOXです。一部では有名なLeafのゲーム原作アニメ作品「うたわれるもの」のスタッフが制作しているということで一部での前評判はなかなか高かったこの作品、第1話ではオープニングでリンゴ回し食いという斬新な演出から始まり魔王が復活するところで終わっていました。

 そして魔王が復活したためこのキャラがラスボスになるのか…と思いきや、あれ?なんか良い人のようでした。それどころかなんか主人公のようでその後いきなり族長になってしまったのでこの設定はちょっと意表を突かれました。

 しかしこの作品、決してつまらなくは無いんですが作りが無難すぎてイマイチ盛り上がりに欠け、前述の「グイン・サーガ」と比べたら比較にならないほどの差を感じました。一体何がそう感じさせたのか色々考えてみましたが、「ティアーズ・トゥ・ティアラ」はRPG原作なので仲間になるのがキャラクター(主に女性)なのに対し「グイン・サーガ」はセムの4部族だったりするので個人ではなく集団を仲間にしたところや、「ティアーズ・トゥ・ティアラ」は神聖帝国とゲール族の戦いだったのに対し「グイン・サーガ」はパロとモンゴールの戦いから始まりノスフェラスやアルゴスまで巻き込んで複数の勢力や国家が入り乱れて複雑な話だったからか。どちらにせよこちらの「ティアーズ・トゥ・ティアラ」は前作「うたわれるもの」に比べ全く話題に上がらず空気アニメとか呼ばれていました。

 作画に関してですが、この作品は流血シーンに関して全く規制が無く血が流れまくりで、魔法の演出シーンも結構出来が良かったし作画に関しては終始安定していたと思います。しかしあまりにも女性キャラが多くちょっとファンタジーものとしてはおっさんがもう少し欲しいところだと思いました。

 肝心のシナリオでは前半が味方になる各女性キャラの話ばっかりで、「グイン・サーガ」でノスフェラス連合がモンゴール軍と戦っているときにこちらでは牛乳ぶっかけシーンなどやっている場合では無かったかもしれません。女性キャラクターも魅力的なキャラがオクタヴィア以外特にいなく、主人公のアロウンとアルサルのほうがよっぽど魅力的でした。

Tearstotiara2 しかし最後にラスボスぽいキャラが登場して世界をかけた最後の戦いのような展開になり、リアンノンの自己解決シーンは少々納得いきませんでしたがちゃんと完結させてエンディングまで描ききったのは見事でした。ラストシーンで約束を果たしたことを報告するところとかが特に良かったと思います。なんだかんだで終わりが良かったし、Suaraの歌も良かったし全体的にバランスの取れた作品だと思いました。


2009年秋・アニメ最終回の感想文その6

2009-10-04 21:42:29 | 2009年春アニメ関連

 今回はここで最終回の感想文を一度区切って次回からは秋の新番組アニメの感想文を書いていきたいと思います。半分近くは最終回を見たつもりですが新番組もそろそろ増えてきたため第1話も次々と消化していかなくては…。てなわけで今回は「咲-Saki-」「Phantom ~Requiem for the Phantom~」「蒼天航路」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Saki8 Saki9 「咲-Saki-」…月刊ヤングガンガンで連載されている、小林立の漫画「咲-Saki-」のアニメ化作品で、アニメ制作はGONZO第5スタジオです。この作品が放映していた時期にGONZOが上場廃止となりGONZO第5スタジオが制作協力に格下げとなったためピクチャーマジックがアニメ制作になっていたりします。

 麻雀が国民的競技になっているという世界設定の中、女子高生が麻雀の公式戦で勝ち抜いていくという今までに無い麻雀アニメで、GONZO特有の萌え路線になりつつもキャラクターデザインは良かったし、第1話では麻雀の説明もある程度してくれて自分のような麻雀のルールを知らない人が見ても普通に楽しめるようでした。

 この作品の素晴らしいところの一つとして、主人公達の高校はもちろんのこと県大会の優勝候補や無名の高校にもちゃんとその高校ごとのエピソードを入れてきて感情移入できたところではないでしょうか。そのため主人公の高校だけでなく、龍門渕高校や風越女子などの別の高校にも固定ファンがついていました。もちろん自分は制服が可愛い風越女子です。

Saki10 キャラクターも魅力的なキャラが多く、味方だけでなく相手側にも個性が強いキャラが多かったためどちらかというと主人公とかよりも相手キャラのほうが人気がありました。中でもやはり風越女子の池田華菜はその強すぎる個性のため「池田ァァ!」という単語が実況でも流行してました。もちろん自分はキャプテンのファンです。そしてこの作品では主人公の宮永咲が終盤になって覚醒してしまい、赤いオーラを身にまとって笑いながら相手を蹂躙したため「魔王咲」と呼ばれてラスボスとまで言われていました。あれは主人公の所行とは思えません。

 オープニングとエンディングもアップテンポでなかなか良く、シリアスな展開で終わったときはエンディングが専用の曲に切り替わったしそのあたりも好印象でした。しかし後期のオープニングとエンディングはどうも…特にオープニングは何言ってるのか全然分からないほどの歌だったのでそこは非常に残念です。

 最初の話の展開では主人公の宮永咲とおっぱいキャラの原村和の百合展開が多かったですが、どこ写してんのと言わんばかりのカメラ視点にニヤニヤしつつ合宿などでもエロいシーンが多かったです。でもここまで露骨にエロシーンが多くてもウザく感じなかったのはキャラクターデザインと話のテンポが良かったからかもしれません。今回のアニメ版では県団体戦予選が原作準拠で描かれていましたが、アニメ第19話で原作に完全に追いついてしまい20話以降はオリジナルストーリーになっていました。オリジナルストーリーになった20話以降は団体戦では見られなかったドリームマッチが多数見ることができて非常に面白かったんですが、ただあの結果は「えぇ~」と思わざるを得ませんでした。どうせもう2期やらないなら思い切った結果にしてほしかったです。

Saki11 さらにまだ原作でも登場していない全国大会の出場校も最終回で出てきていましたが、個性強すぎるを通り越してこれなんてアニメ?というかんじでした。今回のアニメ放映分まで原作がたまるのに3年かかったから第2期はまた3年後ですかね。なんだかんだで話題性もあったし今までに無い麻雀アニメとして面白く毎週楽しみにしてました。できれば2期やってほしいけどしかしGONZOはもう虫の息。

Phantom3 Phantom4 「Phantom ~Requiem for the Phantom~」…2000年に発売されたニトロプラスの18禁PCゲーム「Phantom -PHANTOM OF INFERNO-」のアニメ化作品で、アニメ制作はBEE Trainです。「機神咆吼デモンベイン」「沙耶の唄」などの作品を作ったゲーム会社ニトロプラスの名を最初に世間に広めた出世作がこの「Phantom」で、今回は10周年記念ということでアニメ化されたようです。そして監督がヤンマーニで知られる真下耕一監督、シリーズ構成がガンダムOOの黒田洋介氏となかなかのメンツが揃っていました。

 第1話では原作とほぼ同じかんじでアインとツヴァイの出会いが描かれていましたが、いかんせん他のアニメと放送時間がかぶってしまっていたためそれ以降はあまり見ていませんでした。そしてドライが加わることは原作をある程度知っていたため分かっていましたが、たしかドライってもっとそばかすがある子供だったはずじゃ…いつの間にかすごいナイスバディになっていてびっくりです。あと物語の黒幕の一人であるサイスの変態っぷりがアニメでは良く表現されていてそのあたりは人気あったようです。

 作画においてはなかなか良く、銃器の描写も良かったし原作とは全く違う絵柄でしたがアニメのほうはあれはあれで良かったと思います。モデルガンを撃っているような軽い銃撃シーンは後半ではあまり無かったように感じました。

 オープニングの後期はALI Projectの新曲でしたが、ここで流れている映像があまりにも作品の雰囲気と違いすぎたため最後まで慣れなかったです。後期のエンディングはなんか曲は良かったんですが映像がなんとも電波入ってて、まさに真下監督らしい演出でした。まぁ一番すごかったのは喘ぎ声がアハ~ンとか入っていた戦闘BGMなんですけどね。

 物語のほうは原作の江蓮ルートで話が進んでいたようで、ドライとの決戦のあとにファントムを作り上げた張本人サイスとツァーレンシュヴェスタンとの最後の戦いが描かれていました。結構最終回は駆け足だったようでAパートで戦いほとんど終わらせてBパートは原作のトゥルーエンドに近い終わらせかたをしたようで、最後にエンディング曲がかかってきて、あぁこれで終わりかなと

…あれ?

…は?

Phantom2 えええええぇぇぇぇ…と誰もが予想していなかった原作改変バッドエンドでそのまま笑いながら終わってしまい、この救いのないエンディングは後味が悪すぎました。あの「TRIGUN」のときの黒田洋介氏は一体どこへ行ってしまったのか。いやこれ考えたのは監督なのか?

Soutenkouro2 Soutenkouro3 「蒼天航路」…モーニングで連載されていた、イ・ハギン原作で王欣太作画の漫画「蒼天航路」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。春の日テレ深夜枠の新作ということに加え、三国志作品では珍しく劉備や孔明ではなく曹操が主人公の作品のため今までに無い漫画として原作の人気も高いのでアニメの期待度はなかなかの高さでした。そんなアニメの第1話では若い頃の曹操の姿が描かれていて、流血などのグロイ表現も結構あり破天荒な曹操が描かれつつ許緒との出会いなどが描かれていました。

 作画がマッドハウスなだけありバトルシーンは原作のメチャクチャなバトルを見事に再現していてさすがでした。中でも呂布のバトルシーンは最初から最後まで壮絶でもはや人を超越していて、特に許緒が鎖を使ったところでの呂布の戦いっぷりは板野サーカスの再来とまで言われていました。しかし劇場版エヴァンゲリオンの弐号機のシーンとそっくりと言われて批判も少々。それでもあのバトルシーンは文句無しですごかったと思います。大量にいる兵卒もCGを駆使したりしながらちゃんと描写されていて素晴らしかったです。

 音楽もなかなか良くBGMも壮大でした。オープニングの歌?もあれはあれで良かったと思います。ただ日テレ深夜アニメのお約束である実写パート「蒼天少女」…あれは今回もイランと思いました。まぁスポンサーつながりかどうかは分かりませんが、毎回このコーナーがあるのでさすがに慣れてきた気がします。ならばよし!

Soutenkouro4 そして肝心のシナリオはというと、原作知っている人から見ると結構省略された部分もあり、張角と関羽の論争のシーンは迫力が無いとか言われていて評判は良くありませんでしたが個人的にはなかなか面白かったと思いました。たまに龍が現れてファンタジー風味になる演出は原作には無かった気がします。そしてこの作品、官渡の戦いの途中までで話が終わってしまいその後の蜀建国や赤壁の戦いなどが10秒程度のダイジェストで済んでしまったためかなり中途半端な終わりとなっていました。呉の方々も黄巾以降はほとんど出てこなかったし、孔明に至っては一瞬だけ出てそのまま最後まで出てきませんでした。しかし董卓と呂布は最後まで描かれていたためこのあたりは非常に迫力あって面白かったです。最後に2期あるか?との問いについて何か言っていたようですが音声カットされていたため不明。

 当時レッドクリフPart2が上映されていたためジョン・ウー監督が声優でゲスト出演していたりもしていました。そして声優といえば曹操役が宮野守でしたがあれはあまり評判良くありませんでした。自分も最初は戸惑いましたが終盤は慣れた気がします。でも最後まで慣れない人も多かった気がしました。

 最近のアニメは美少女が出てくるのが当たり前の萌えアニメが多い中、マッドハウスは男臭いアニメをよく作るので個人的に大ファンであります。ブルーレイはあんまり売れないと思いますががんばってこれからも男臭いアニメを作ってほしいですね。


2009年秋・アニメ最終回の感想文その3

2009-09-28 17:07:49 | 2009年春アニメ関連

 放映開始当時はどんなに地雷だと思った作品でもいざ最終回となると寂しいと感じることもしばしば。そういう意味では投げっぱなしENDだけは勘弁してほしいところ。そう思いつつ今回は「真マジンガー 衝撃!Z編 on television」「スラップアップパーティー-アラド戦記-」「ヤッターマン」そして「ねぎぼうずのあさたろう」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Mazingar2 Mazingar3 「真マジンガー 衝撃!Z編 on television」…永井豪の漫画「マジンガーZ」を原作に、過去に「ジャイアントロボ」や「機動武闘伝Gガンダム」などの熱すぎるロボットアニメを手がけた今川泰宏氏が独自のアレンジを加えたマジンガーZの新作アニメ作品で、アニメ制作はBEE・MEDIAとCodeです。第1話でいきなり「大団円!」と称して最終決戦から始まり視聴者は困惑しましたが2話から事実上の第1話が始まり、そこからが本番でした。

 35年前の作品が原作のためたしかにキャラクターは濃いしマジンガーや機械獣のデザインも古く、今では通用しないんじゃ…などと考えたりもしましたが数分後には全く問題ないことに気づきました。現代でも十分通用する素晴らしいロボットアニメです。それに今川監督の演出と脚本が加われば…たしかにマジンガーZの新作と呼ぶに相応しい作品でした。

 まずとにかく熱い!ロケットパンチを撃つシーンを3回繰り返し、玄田哲章のナレーションで何回も叫ぶところとか熱すぎです。オープニング曲もJam Projectだったしここ数年のロボットアニメの不景気を吹き飛ばす非常に面白い作品でした。

 ロボットだけでなくキャラクターが魅力的なのもこの作品の特徴で、主人公の兜甲児よりもむしろ敵のあしゅら男爵やブロッケン伯爵のほうが魅力的だと感じたのは自分だけでは無かったと思います。中でもあしゅら男爵は誕生秘話も含めてほとんどの回に登場し、一時は味方になったりとある意味真の主人公とまで言われていました。ボスボロットも後半活躍してたしスーパーロボット大戦でしかマジンガー知らない世代ではかなりボスの評価が変わったかもしれません。

 話の展開が後半になるにつれ、次第にDr.ヘルの野望の全容とバードス島での真実が分かってきますが、まさかあのような事情があったとは…と、スーパーロボット大戦でしかマジンガーZを知らない自分には衝撃的でした。それに加え今川アレンジもあり、今までに無かったマジンガーの新パーツや新武装も出てきて中盤以降はさらに熱い展開になっていました。こういうアニメだと、?こいつさっき死んだんじゃね?という展開になってもマジンガーだし良し!ということで気にならないこともありました。

 あえて気になったところといえば、オープニングはJamProjectで非常に良かったのにエンディングはSKE48で一気に現代風になったり、回想シーンが多いので使い回しが何度もあったくらいでしょうか。でもちょっと気になったぐらいなので特に作品自体の面白さに影響を与えるほどではないと思います。あとは声優ですかね…初代アニメ版マジンガーZとは全く違うので昔のマジンガー知ってる人にはちょっと影響あるかもしれません。

Mazingar4 作品の話の展開としては終盤になるにつれて第1話と同じようになってきて、あぁこういうことだったのかと納得できるようになり、最終決戦では熱すぎる超必殺技等が見られて、そして衝撃の結末が…!ってこれ、2期というか続きが無いと困るんですが。このまま完結したらいくらなんでも投げすぎだろうと思ってしまう展開でした。今川監督次回作も頼みますよ!

Arado2 Arado3 「スラップアップパーティー -アラド戦記-」…NEXONのオンラインRPG「アラド戦記」のアニメ化作品で、アニメ制作はGK ENTERTAINMENTとGONZOです。この作品が放映している最中にGONZOが上場廃止となったため事実上この作品がキー局で放映されたGONZO制作アニメ最後の作品となります。そんなこの「アラド戦記」が放映された第1話では、作画も演出もとても古くさく、80年代のような雰囲気を醸し出していたので正直面白いとは言い難い微妙な作品でした。

 RPGのアニメなのにバトルシーンもしょぼくて、原画や動画のほとんどを韓国に委託していたようで作画もあまり良くなかったんですが、この作品最後はなんだかんだでうまく終わらせて、第1話の複線を終盤でちゃんと回収したので思っていたよりはイイ作品でした。さらに最後の最後に前期のオープニングが流れたときはベタながら非常に良かったです。あと主題歌に関しては後期のエンディング曲の作曲がSaGaシリーズで有名な伊藤賢治が作曲していてなんか妙にカッコイイエンディングでした。そしてしゃべる杖の役でつぶやきシローが声優として出ていたりして妙なところで凝っていたような気がします。

 原作ファンが視聴していたかどうかは分かりませんが原作を知っている人なら予想以上に楽しめた作品かもしれません。そんなかんじがしたGONZO最後のキー局放映作品でした。

Yattarman Yattarman1 「ヤッターマン」…タツノコプロのタイムボカンシリーズ2作目のアニメ「ヤッターマン」の33年ぶりとなるリメイク作品で、アニメ制作はタツノコプロです。当時自分は子供の頃早朝に放映していた再放送を見ていたので今回のリメイクの第1話ももちろん見ていました。第1話は見た目こそ現代風で、オープニングの主題歌の歌手が山本まさゆきではありませんでしたが初期のアレンジだったため非常に懐かしかったです。

 33年前の作品のリメイクなため主要キャラの声優は昔と変わっていますが、ドロンボー3人組の声優が当時と全く一緒で、なおかつ山寺宏一がヤッターメカ全てとナレーションまで一人でこなしていたので素晴らしい演技力でした。あと今回のヤッターマンはパロディ色が強く、歴代タツノコ作品に加え芸能人も多数ゲストで出ていたり、終盤ではメカデザイナーの大河原邦夫氏に直接ドロンボーメカを送ってきてもらったりとなかなか面白かったです。

Yattarman2_2 そして終盤は公式でも発表されていたとおり完結編として描かれていて、ドロンボーメカが活躍しつつドクロベエが復活とまさに最終回らしい展開になりつつ、なんと最終話のオープニングは地上波限定として33年前の第1期初期のオープニングの音源を使用という憎い演出に続き、今週のビックリドッキリメカではこれまでの思い出を見させるという懐かしい演出のオンパレードでした。そして最後にスタッフロールと一緒にドロンボー歴代の歴史紹介というまたさらに懐かしくなる映像が続き、そしてついに解散…の流れに。

 個人的に俺たちの戦いはこれからだENDは嫌いですが、この作品に至ってはいつまでも馬鹿やっていてほしいと思いますね。そう思わせるような最後のニセ予告でした。現在DVD版がシリーズで出ているので見逃してしまった方はそちらでぜひ視聴してみてください。

Asatarou Asatarou1 「ねぎぼうずのあさたろう」…福音館書店から刊行されている飯野和好の絵本シリーズ「ねぎぼうずのあさたろう」のアニメ化作品で、アニメ制作は東映アニメーションです。朝6:30からの放映ということでかなり早起きしないと見られない作品ですが、野菜や果物を擬人化したコミカルな見た目で子供向け作品に見えますが、物語の本質は古き良き時代の時代劇の内容に近いため見た目よりかなりしっかり作られている良作です。

 主人公のあさたろうが生き別れた父を探すために東海道五十三次を渡る旅に出て、そこから旅仲間が加わったり仲間ができたりしつつ、盗賊集団もろこし天狗党や悪党、宿敵と戦うなどといったベタだけど毎回1話完結で非常に痛快時代劇な作品でした。そしてオープニングでは弾き語りで始まり、「参上!ぴゅるっとあさたろう」が流れてテンション上がってくるのも非常にイイ演出です。

 最終決戦は3話くらい続いた話で、もろこし天狗党との最後の戦いが繰り広げられていましたが、そこで親子の和解などのお約束ながら感動的な話もあり、最後の戦いではラストに相応しく劇場版なみの動きまくりの熱い1対1の激しい戦いが繰り広げられていました。そして東海道五十三次の旅が終わりつつ、俺たちの戦いはこれからだENDで終わりましたが終わってみればこれはこれで小気味よい作品でした。見た目とは裏腹に全体的に完成度の高い良作で、個人的にもっと続けてほしかったですね。


2009年秋・アニメ最終回の感想文その2

2009-09-27 15:15:19 | 2009年春アニメ関連

 今週はアニメの最終回ラッシュ!次々と最終回を迎えるアニメが多く、中には伝説級の終わり方をした作品もあり実況は大盛り上がりです。もちろん自分も波に乗り遅れることのないようにチェックし続け、今週は下手したら睡眠時間よりアニメをみている時間のほうが長かったかもしれません。そんな中今回は「ハヤテのごとく!!」「バトルスピリッツ 少年突破バシン」、そして「Pandora Hearts」「大正野球娘。」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Hayatenogotoku2 Hayatenogotoku3 「ハヤテのごとく!!」…週刊少年サンデーで連載されている、畑健二郎の漫画「ハヤテのごとく!」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。第1期が日曜日の昼にやっていたのに対し今回の2期は深夜放送になったため格下げでもされたのかしらと思いましたが、深夜になったせいか相変わらずパロディに歯止めが無く第2期の1話からいきなりプリキュアのパロディとか入れてきて原作の再現度は変わらず健在でした。

 J.C.STAFF制作のため作画は非常に安定していたし面白かったので原作ファンでも納得の完成度だと思われます。それに加えパロディも相変わらず満載で、さらに脚本とシリーズ構成が「機動戦士ガンダムOO」を手がけた黒田洋介氏なためOOネタまで入っていました。他にも最終話には初音ミクのウマウマダンスやコードギアスにサザエさん、おねがいツインズにキャプテン翼などもう満載で大丈夫かこれ?と見ているこっちが不安になったりもしました。そして最後に新キャラがチラッとだけ出て終わってしまったのでこれは3期がありそうな気がしますね。

Basin Basin1 「バトルスピリッツ 少年突破バシン」…トレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ」を題材にしたオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はサンライズです。監督は「星方武侠アウトロースター」以来久々のサンライズ作品参加となった本郷みつる氏に加え、随分キャラクターデザインの個性強いなと思ったら「出ましたっ!パワパフガールズZ」の下笠美穂氏となかなか豪華なスタッフが揃っていたようです。

 カードゲームと言えばどうしても真っ先に思いつくのが「遊戯王」シリーズですが、こちらの「バトルスピリッツ」は「遊戯王」に比べると攻撃力とかがあるのは似ていますが召喚するモンスターにレベルがあり、ポイントを多く割り振るとレベルが上がり強くなるようです。そこらへんはアニメ中に説明シーンが多くルールを知らない人に対する配慮もあり好印象でした。

 第1話では眼鏡をかけていたはずのメガネコがいつの間にかコンタクトに変わっていたりして萌え度が若干上がっていたりしていましたが、なかなか敵味方どちらとも個性的なメンツが揃っていて最終決戦では幹部のナンバーズ達とタッグマッチというなかなか熱いバトルが繰り広げられていました。そして終盤ではレア以外はゴミとまで言い切りXレアカードを大量に持っていたNo.9との激戦が繰り広げられ、ついに終わったと思いきや、お約束ではありましたが真のラスボスとの世界を賭けたラストバトルという熱い展開になっていました。最後は俺たちの戦いはこれからだENDで終わってしまったのはお約束ですが、次の週から早速新番組「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」がスタートしました。

Pandorahearts2 Pandorahearts3 「Pandora Hearts」…月刊Gファンタジーで連載されている、望月淳の漫画「Pandora Hearts」のアニメ化作品で、アニメ制作はXEBECです。第1話が放映された当時は他の番組と放映時間が少しかぶっていたため内容が良くわからなく、画質もTBS画質でかなり悪かったためこれは面白くなさそうだな…と思いあまりチェックしていませんでした。

 結局25話放映したのにも関わらずサブリエの悲劇の真実が謎のままだったり、重要そうなのにちょっとだけ出てきて最後まで出てこなかったキャラがいたり、他にも大量の複線があったのにもかかわらず最終回では主人公が敵の本拠地に乗り込んで一言言って帰ってしまうなど、どうしようもない投げっぱなしENDで終わってしまい正直面白い作品だったとは言えなかったです。

 しかしこの作品、シナリオはダメでしたがオープニング曲のFictionJunctionが歌う「Parallel Hearts」がもの凄く良くて個人的に大ヒットでした。さらに女性キャラクターが非常にエロくて可愛いキャラが多く、肉食ウサギのアリスに年上の妹エイダ、敵の幹部のロッティなど魅力的な女性キャラが多かったのでその辺は非常に高評価でした。オープニングでオズとアリスが指絡ませるところとかも素晴らしかったです。

 バトルシーンが多い作品なのにそのバトルシーンが非常にしょぼかったり、謎を残しすぎたまま終わってしまったため非常に消化不良でしたが、キャラクター萌えだけで後半は惰性で見てました。バトルシーンは仕方ないとしてもせめてちゃんと区切りつけて終わらせてほしかったですね。

Taiyaki2 Taiyaki3 「大正野球娘。」…徳間書店から刊行されている神楽坂淳のライトノベル「大正野球娘。」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。第1話が放映されたときは、いきなりのミュージカル展開に加えオープニングではセーラー服や袴を着たまま野球をやっていたのでこれは野球なめすぎだろう、地雷くさいなと思い視聴をやめる気満々でした。

 画質もTBS画質であまり良くなかったし、正直期待していませんでしたが主人公の鈴川小梅がトラブルに巻き込まれたときの「えぇ~~」がなかなか萌えだったためしばらく惰性で視聴していました。すると案の定女子野球部だったため初心者が多く試合全てに負け、どん底に落とされそこから努力していく様が非常に良く描かれていて、女子であることのハンデを克服するために頭脳要員がID野球を使うようになり、さらに1番バッターが足の速さを生かすため左打ちに転向…とだんだん野球らしい展開になり、ユニフォームも揃えてきてすっかり野球アニメになっていました。

 しかもそれに加えてギャグ回も充実していて、辻投げ辻打ちの回では仕掛ける側も仕掛けられる側もノリノリで非常に面白く、脇役もオリジナルキャラクターの新聞部員に三郎さん、相手の野球部員も主人公達に対し礼儀正しく正々堂々全力で戦ってきたためキャラクターも非常に良く、無駄なキャラクターがほとんどいなかったように感じられました。

 シナリオの中ではお約束な展開やサービス回もありましたが、改めてお約束だけどだがそれがいいとニヤリとしてしまうシーンも多く面白かったです。そして最後では今までの練習と努力の総決算といったかんじで完全なガチ野球アニメでした。ぶっちゃけNHKの某野球アニメより緊張する熱い展開に実況は大盛り上がり。そして衝撃の結末…!の末にいい最終回だったと思わせる終わり方をさせてきて、とても12話で終わらせてしまうにはもったいないと感じるほどの素晴らしい作品でした。こういうのを24話とか2期やってほしいですね。第1話の印象とは裏腹にこの作品は大化けしたと思います。今年のアニメでも上位に入るほどの良作だと感じました。12話構成のため原作とはかなり違うようなので原作ファンも楽しめるかは分かりませんが、原作知らない人なら全然問題無く楽しめると思います。


2009年春・アニメ感想文 最終回・総括

2009-09-14 07:12:20 | 2009年春アニメ関連

 いよいよ今月から夏アニメの最終回ラッシュが近づき秋アニメの情報が公開されてきました。ここで自分がやることと言ったら…まずは春に終了したアニメの最終回の感想文からです。そこからかよ!というツッコミも来そうですが、第1話を見終わったあと第2話を続けて見ると予想以上の良作が見つかることがあり、その作品は最初から最後まで視聴するため予想以上に時間がかかる場合があり感想文の最終回は毎回遅れます。

 そんなわけで春に最終回を迎えたアニメ作品の感想文、最後に書くのは日テレ深夜アニメの「はじめの一歩 New Challenger」とローカル局で放送された作品から「鋼殻のレギオス」「アスラクライン」「初恋限定(ハツコイリミテッド)」そしてトリを飾るのは「クイーンズブレイド 流浪の戦士」です。

Hazimenoippo2 Hazimenoippo3 「はじめの一歩 New Challenger」…週刊少年マガジンで連載されている、森川ジョージの超人気漫画「はじめの一歩」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はマッドハウスです。第1期が放映されたのが2000年でしたが当時は深夜アニメでは異例の視聴率4.5%を記録した人気作品となっていて、その一歩が7年ぶりにテレビで復活ということで前人気は非常に高かったです。

 自分は第1期が放映された当時は見ていなかったので今回の第2期から見始めたんですが、2期は宮田一郎の東洋太平洋フェザー級タイトルマッチから始まり、そこから物語が進んでいました。自分は原作を見ていますがテレビで視聴するのは初で、果たしてどのようなものか…と思って視聴していましたが、さすがマッドハウス制作といったところで作画は非常に安定していたし、試合のシーンも迫力あったしジャブ一つの動作から必殺ブローに至るまで丁寧に作られていて原作に勝るとも劣らない完成度の高さで、久々にマッドハウスの本気を見ました。

 そして今期の最大の見所は、やはり鷹村守vsブライアン=ホークの世界ジュニアミドル級タイトルマッチでしょう。バトルシーンの迫力も文句無し、原作の名シーンも忠実に再現されていたし、何より鷹村守役の小石力也とブライアン=ホーク役の大塚明夫の声がハマリすぎていて非常に面白かったです。

 …とこのように正直なところ非の打ち所がない完成度の高さで、欠点らしいところが特に見あたらない素晴らしい出来でした。ただ一つ残念なところは7年ぶりの続編なのに26話で終わってしまったところでしょうか。1期は75話放映したのでせめて48話くらいやってほしかったですね。しかし最終話で次の対戦相手が思いっきり出ていたのでもし3期をやるのなら島袋は確定として沢村も出てきそうな予感で、第3期も非常に期待しております。

Regios2_2 Regios3 「鋼殻のレギオス」…雨木シュウスケのライトノベル「鋼殻のレギオス」のアニメ化作品で、アニメ制作はZEXCSです。

 最初に第1話を見たときは、これは金髪黒ニーソックスのニーナ先輩に萌えるアニメだと思っていましたが、視聴を重ねるごとにこの作品はクールな表情とは裏腹に嫉妬深いフェリ先輩に萌えるアニメだということが分かりました。自分も「馬鹿ですね」と言われてスネ蹴りを食らいたいです。

 キャラ萌えも良かったですが、肝心のシナリオのほうは確かにライトノベルといったかんじの作品でしたが厨設定なのは思ったほど無く、かなり正統派の学園ファンタジーもので予想していたより面白かったです。バトルシーンも多く結構良く動いていたし頑張っていたと思いました。そしてこの作品、オープニングや作中のBGMを浅倉大介がプロデュースしていたのでカッコイイ曲が多かったです。

 話の展開としては基本的に原作準拠で作られていて、最後の最後まで原作に沿って作られたようです。そのせいか謎が結構残ったまま終わった印象を受け、別世界のようなものの存在があまり語られなかったり、毎回ちょっとずつ流れていた「レジェンド・オブ・レギオス」が結局意味不明なままだったりと不完全燃焼なところも多かったのが残念でした。あとシリアスな話が続いていたのに中盤にいきなりテコ入れで水着回が入ってその1話だけ思いっきり浮いていて別作品と化していたのであれは別にいらなかった気がしないでもなかったです。しかし全体的に見るとなかなかの良作だったと思いました。そしてどうやら制作途中でスタッフの一人が亡くなったようで、最終話にそのテロップが入っていてちょっと感慨深くなりました。

Asurakurain2 Asurakurain3 「アスラクライン」…電撃文庫から刊行されている三雲岳斗のライトノベル「アスラクライン」のアニメ化作品で、アニメ制作はセブン・アークスです。第1話からいきなり主人公の家に武装した集団がやってきて戦闘になったり、謎のトランクと共に現れたロボットのような巨人アスラ・マキーナが出てきたりと1話からよく分からない展開になっていました。

 それ以外にも射影体と呼ばれる幽霊のようなものの存在や悪魔と呼ばれる人たち、世界が一度滅びて二巡目と呼ばれている世界などよく分からない設定が多数あり、それらの説明があまり無かったためイマイチ話の内容が頭に入ってこず、これは原作知らないと良く分からないと思いました。しかし射影体の操緒が幽霊なのにワイシャツ一枚で朝寝ていたり、悪魔っ娘の奏が妙に仕草がエロかったりとキャラクターはなかなか良かったと思います。

 作画においてはキャラクターの作画はセブン・アークスだからかどうかは分かりませんが非常に危うい作画バランスで、いつ作画崩壊してもおかしくない状況だったように見えました。まぁ銃構えたときの構えと妙なポーズを決めていたのはご愛敬ということで。でもアスラ・マキーナのCGはなかなか良くできていたと思います。

 オープニングとエンディングの主題歌をAngelaが歌っていたので最近では珍しいなと思いつつ、作品としての全体の出来は…うーん原作知らないと話の内容があまり頭に入らずイマイチだと思われます。そして最終回では射影体の悲しい真実の一部を知り主人公が「なんで教えてくれなかったんだ!」というバッドエンドに近い展開の後に「2009年秋、アスラクライン2放映決定!」と第2期の放映が発表されていました。

Hatukoilimited1 Hatukoilimited2 「初恋限定(ハツコイリミテッド)」…週刊少年ジャンプで連載されていた、河下水希の漫画「初恋限定」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。半年の連載の後打ち切られてしまったこの原作が今頃になってアニメ化するという非常に珍しい現象の中、第1話を視聴したときはなかなか面白く作画も良かったしエロかったのでついつい続きを見ることにしていました。

 で、2話以降を視聴してみたら…これは…面白い!予想以上に面白く一気に視聴してしまいました。まず作画ですが、J.C.STAFFが作っていたのもあり非常に安定しつつエロい部分も原作を忠実に再現していたため良かったし、BS11でのみ放映されていたせいかパンチラ規制も無く所々にパンチラシーンもありました。

 それでシナリオや演出がショボかったらただのお色気アニメで終わってしまうところですが、この作品は終盤を除き基本的に1話完結方式で主人公が毎回変わり、テーマが恋愛を扱っているため難しい設定も無くシンプルで、キャラクターも女性はもちろんのこと男性も個性が強すぎるキャラが多く非常に見ていて面白かったです。中でもやはり強烈なのは海パン一丁で職員室やファミレスに乱入した水泳部の部長とかでしょうか。ギャグシーンも面白く、他にも楠田と江ノ本のやりとりは見ていてニヤニヤしっぱなしでした。話の内容も非常に面白く別にエロ無しでも十分楽しめました。

 エンディング曲もmarbleがこの作品のために書き下ろした楽曲のようで、さらに毎週の話が終わるタイミングに合わせ絶妙にエンディング曲が始まるため非常に良かったです。さらにクリスマス回には「とらドラ!」と同じようにクリスマス専用曲を流してきたので心憎い演出でした。

 最後に始まる声優の対談によるオマケコーナー「初恋放課後トーク」もまぁまぁ良かったと思うし、中途半端な恋愛感情のまま終わらせたキャラもいなかったし最後はうまく締めたと思います。チョイ役で終わってしまったQちゃんや江ノ本姉の話も是非見てみたかったですが、この作品の全体的な完成度は高いと思います。知名度こそ低いですが非常に素晴らしい作品でした。

Queensblade2 Queensblade3 「クイーンズブレイド 流浪の戦士」…アメリカのゲームブックが原点になっている作品をHobbyJAPANが日本向けに出版した作品「クイーンズブレイド」のアニメ化作品で、アニメ制作はアームスです。過激なエロ衣装に包んだ乙女達のバトルものとして有名なため自分も知っていましたがその第1話が放映されたとき、パンチラどころかモロ出し描写も多くAT-X以外全ての放送局で規制がかかるなどしてちょっと話題になっていました。

 しかし、露骨なエロシーンが多くてもバトルが熱ければ十分面白い作品だったのかもしれませんが、この作品はさすがにバトルシーンもショボかったし、「戦国BASARA」のような馬鹿アニメでも無かったし、思わずニヤニヤしてしまう展開も無かったし、盛り上がる展開も無かったし、キャラも大半がおっぱいキャラばっかだし…となかなかイイところが見つかりませんでした。あ、でも最終回近くで出てきた女王はなかなかエロかったと思います。あとこの作品、声優はかなり豪華で平野綾に能登麻美子、川澄綾子に釘宮理恵も出ていますので声優ファンなら視聴するのもアリかもしれません。

 女王の座をかけたバトルものなのにその肝心なバトルが非常に残念な出来なのでキャラ萌えアニメとして視聴するしかないかもしれませんが、原作ファンなら面白い…のでしょうか。少なくとも自分は無理でした。そして最終回では女王の都の門が開き、いよいよクイーンズブレイド開戦!…で2009年秋から「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者」がスタートします。

 …以上を持ちまして今回の春アニメおよびそれ以前に放映されていたアニメ作品の感想文は終了です。今回はのべ14作品と少なめでしたが良作が多く即視聴終了クラスはあまりありませんでした。

 今回で一番化けたのはやはり「東のエデン」ですかね…息を呑む展開の数々、次々と明らかになる謎に意表を突かれまくり。非常に面白い作品でした。「戦国BASARA」も最初は至って普通のアクションものかと思いきや予想の斜め上を行く馬鹿っぷりに思わず爆笑。第2期も期待です。そして忘れてはならないのが「けいおん!」、この作品の話題性はすさまじいもので曲が次々とオリコンチャートにランクインする様は圧巻でした。「リストランテ・パラディーゾ」も盛り上がりはしませんでしたが雰囲気は非常に良かったので癒し系アニメとしては良作だったと思います。

 「はじめの一歩」も安定した出来で面白く、3期も期待したいところです。「初恋限定」も予想以上に面白くエロくてニヤニヤしっぱなしでした。

 そして宇宙かけェ…ポリフォニカェ…また今度がんばってください。

 以上で長くなり、さらに遅くもなりましたが6月に最終回を迎えたアニメ作品の感想文はこれにて終了、そして次からは夏アニメの感想文などに続きます。今回も長文になりましたが次回もまたがんばって視聴いたします!

 高崎の2009年春・アニメ最終回の感想文 完