2013年秋終了アニメ「とある科学の超電磁砲S」最終回の感想文

2013-10-15 20:16:49 | 2013年春アニメ関連

今回は2013年春アニメの本命の一つだった作品「とある科学の超電磁砲S」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Railgun19Railgun20Railgun21Railgun22「とある科学の超電磁砲S」…月刊コミック電撃大王で連載されている、鎌池和馬のライトノベル「とある魔術の禁書目録」のスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は1期から引き続きJ.C.STAFFです。

Railgun23Railgun24Railgun25Railgun26もともと人気のある作品の2期ということで個人的にも気になっていましたが、まず序盤から中盤にかけての展開は少々残念で期待はずれ感が強かったです。

Railgun27Railgun28Railgun29Railgun30主人公の御坂美琴だけでなく、その友達や脇役となる人物達の活躍や日常が描かれているところがこの作品の持ち味でもあり魅力だったと思いますが、全体の3分に2ほどの量を本編の禁書目録でも描かれていた妹達編に使ってしまっていたため、禁書目録のほうを知っている人にとっては結末が分かっているため退屈に感じたかもしれません。しかもほとんどを美琴一人で背負い込んでいて一人で戦っていたので1期とは随分路線が違いコレジャナイ感が強かったです。

Railgun31Railgun32Railgun33Railgun34Railgun35Railgun36Railgun37Railgun38しかしこれこそがこの2期の最大のテーマだったようで、21話で黒子が「私はいつでもここにいますの」からの美琴がついに真実を打ち明けるシーンからの流れは非常に素晴らしく、友達からの助けに応え迷いなく行動していく友人達、そして個別に活動していた初登場となるレベル5の麦野達「アイテム」や妹達の絶妙なタイミングでの登場、2期での敵となった実験動物にすらなれなかった者達との戦いはこれぞ超電磁砲といった流れで非常に面白かったです。最終回での2期後期オープニングから前期、そしてOVA版主題歌に1期のオープニングまで流れる演出は、合計で50話近く放映されたこのシリーズならではの演出でした。

Railgun39Railgun40Railgun41Railgun42作画は良好です。1期のときと違い田中雄一が直接作画監督を務めた回がなかったのが少々残念でしたが総作画監修になったせいか全体的に良くまとまってはいました。BGMもそこそこ良く、21話で美琴が全てを告げたあとに流れたBGMが特に印象的でした。主題歌も良好でしたが、後期はちょっとイマイチで1期ほどではなかったです。

総評

Railgun43全体的な感想としては…お見事!序盤から中盤にかけてのイマイチな展開を最後は見事に覆し非常に面白かったです。序盤から中盤にかけて少しずつ仕込んでいた伏線を後半一気に回収していくのが素晴らしく、これぞ2クールものといったかんじでした。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では面白かったけど少々アクションが派手すぎたのでとりあえずAランクでしたが、妹達編では美琴一人で延々と戦っていてあまり面白くなくBランクまで落ちました。しかし後半の改革未明編はこれぞ超電磁砲といった流れで終わり方も良かったため評価を再び上げ総合では永久保存版のAランクです。

最後の締めは素晴らしく結果的に面白かったですが、やはり序盤の展開が受けなかったのか今期のBD/DVD売り上げは18000枚と、前期の30000枚には遠く及ばず失速した模様です。しかし十分大ヒットだったし、原作も続いているし3期もやりそうな予感です。個人的にも3期には期待しています。


2013年夏終了アニメ「這いよれ!ニャル子さんW」最終回の感想文

2013-07-04 03:15:07 | 2013年春アニメ関連

今回は「這いよれ!ニャル子さんW」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Haiyore20Haiyore18Haiyore19Haiyore17「這いよれ!ニャル子さんW」…GA文庫より刊行されている逢空万太のライトノベル「這いよれ!ニャル子さん」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はXEBECです。

Haiyore21Haiyore22Haiyore23Haiyore24この作品の特徴の1つといえばやはり主題歌ですが、最後になっても盛り上がることは無かったように思われます。実況では多少盛り上がっていたように見えましたが自作自演ぽかったし、個人的にも良かったとは言い難かったです。ただエンディングは毎週変えていたため手間がかかっていました。

Haiyore25Haiyore26Haiyore27Haiyore28さらにこの作品の特徴はパロディの数々ですが、今回は1期よりかなりマニアックになっていて仮面ライダーからガンダム、マクロス、モンハンにセクシーコマンドーやロウきゅーぶなど様々なパロディを大量に使っていました。元ネタのマニアックさは久米田康二作品に似ていましたが、久米田作品は皮肉ったパロディなのに対しこちらはそのままストレートに使っていただけだったので、ひねりも何も無かったのが残念。しかし実況とかではウケが良かったようです。ですがパロディ以外では笑いも何も取れてませんでした。

Haiyore29Haiyore30Haiyore31Haiyore32中盤と最後だけシリアス展開が入っていましたが、普段がパロディのギャグばかりなためシリアスになると途端につまらなくなるのもラノベらしい顛末でした。女性キャラは基本的に個性的で魅力的でしたが男性陣はハス太を除き軒並み無個性で、中でも主人公の八坂真尋が一番ウザいのが致命的です。最後も何事もなくいつものノリで終わらせ、3期を制作できるような万全な体制で締めたためあまり終わった感じがしませんでした。

作画はそれなりです。1期と全く変わらず安定はしていました。BGMはイマイチでしたが1期と同じ曲を使っていたのは良かったです。

総評

Haiyore33全体的な感想としては、1期と変わらないノリで安定していてつまらなかったです。マニアックなパロディの数々は個性的でしたがそれ以外は勢いだけで話が展開していたのでストーリーも何も無く、パロディが無かったら阿澄佳奈と釘宮理恵の声を楽しむだけの単なる駄作でした。オープニングが1期よりパワーダウンしていたのも痛かったです。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では1期のノリがそのままだったので様子見も兼ねて視聴継続のBランクでしたが、終わってみれば女性キャラはそこそこ良かったですが男性キャラが軒並み悪くストーリーもつまらなかったので、多少の話題性さえ無かったら視聴を打ち切ってもおかしくないCランクでした。

1期のBD/DVD売り上げはニコ厨が猛烈に盛り上げていたため9000枚を越えていましたが、今回はニコ厨が飽きたせいか半分以下に売り上げが減少し、今回の2期1巻のBD/DVD売り上げは4300枚にとどまったようです。

1期ほどニコ厨も騒いでないしこのままフェードアウトするように消えると思います。3期は多分無いんじゃないでしょうか。


2013年夏終了アニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」最終回の感想文

2013-07-01 23:23:46 | 2013年春アニメ関連

今回も最終回ラッシュが始まっています。第1話も消化しつつ、最終回も少しずつ書いていきます。今回は「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Yahari17Yahari18Yahari19Yahari20「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」…小学館ガガガ文庫から刊行されている渡航のライトノベル「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のアニメ化作品で、アニメ制作はブレインズ・ベースです。

Yahari21Yahari22Yahari23Yahari24一見タイトルだけ見るとよくありがちなラノベアニメという印象を受け、実際奉仕部とかいう部活や美男美女が多いのでイマイチのように見えますが、それを覆したのが主人公の比企谷八幡の存在でした。とにかくひねくれていて、フラグが立ちそうでもあえて疑う姿勢や中学校時代の黒歴史について語るところ、キャンプのシーンで語ったぼっちの対処の仕方について説明するシーンなど中高生の男子なら必ずしも体験したことのあることを赤裸々に語るところがものすごく共感が持てました。そのため主人公のキャラが非常に良いです。

Yahari25Yahari26Yahari27Yahari28それに加えキャラクターも魅力的で、ヒロインの2人もさることながら新たな世界へ引き込まれそうになる戸塚彩加の存在や妹の小町、中二キャラの材木座や完璧超人の葉山や姉の陽乃などキャラクターが面白いのも良かったです。話のテンポも良くキャンプ回のみ若干ダレましたがそれ以外はおおむね良好でした。

Yahari29Yahari30Yahari31Yahari32ただかなり無理をして制作していたのか、半分近くの回で作画が怪しいところが目立っていたのでそこは残念です。あと文化祭が終わったらそのままアニメまで終わってしまったため中途半端感が非常に強く、まったく終わったといった感じがありませんでした。そのあたりが非常に惜しく、あと実況で言われていましたがかなり原作をカットした部分もあったそうです。文化祭で八幡がワザと悪役になったのは全て雪乃を守るためだったそうだけどその説明をカットしていたのが残念と言われていました。

作画は悪くはないけど不安定でした。でもアニメ用に可愛くアレンジしてあったと思います。結衣のおっぱいも美しく描かれていました。BGMはあまり印象に残らなかったのが残念でしたが、主題歌は非常に素晴らしく、中でもエンディングの早見沙織と東山奈央のデュエットの歌が別格で良かったです。思わずCD買いました。

総評

Yahari33全体的な感想としては、予想以上に面白かったです。ひねくれぼっち主人公という今までにありそうで無かった主人公が面白く、体験談のリアリティが非常に高いためにラノベ特有の設定と妙にマッチしていて話のテンポも良かったです。ただ1クールで完結だったため終わったかんじがしなかったのと、途中で作画が怪しい回が多めだったのが少々残念でした。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では主人公やヒロインの性格が分かりやすく好感が持てたため視聴継続のBランクでしたが、そこから新たに登場してくるキャラも魅力的で主人公の体験談も面白さを増していったので最終的な評価は永久保存版のAランクでした。

アニメでは尺の都合でカットされた部分も多かったらしく、個人的に原作を見たくなる作品でした。2期を希望したいくらい面白かったです。


2013年春アニメ「とある科学の超電磁砲S」第1話の感想文

2013-06-27 23:55:56 | 2013年春アニメ関連

今回は2013年春アニメの本命と言われていた「とある科学の超電磁砲S」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Railgun2Railgun3Railgun4Railgun5「とある科学の超電磁砲S」…月刊コミック電撃大王で連載されている、鎌池和馬のライトノベル「とある魔術の禁書目録」のスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は1期から引き続きJ.C.STAFFです。監督に長井龍雪を迎え本編より面白いと絶賛された1期から引き続きの続編ということで前人気は猛烈に高く2013年春アニメの本命の一つと言われていました。

Railgun6Railgun7Railgun8Railgun9序盤から早速御坂美琴が不良相手に電撃をかますあたり、話の展開はわかりやすくて好印象です。早くも1話から新登場のキャラとして学園都市5位の食蜂操祈が登場して能力の片鱗を見せていたし、今回も面白くなりそうな予感は十分に感じられました。

Railgun10Railgun11Railgun12Railgun13しかし1期の説明はほぼ皆無でいきなり話が展開されているので1期を見てない人にとってはかなり意味不明なことが多かったかもしれません。1期の後半で登場した春上衿衣や枝先絆理が2期で当然のように登場していますが、メインキャラではないため印象にあまり残っていませんでした。せめて1期のメインだったレベルアッパー事件あたりの説明が欲しかったです。

Railgun14Railgun15Railgun16Railgun17全体的に1期よりパワーアップしていることをアピールするかのように、後半のアクションシーンはかなり派手でした。しかし派手すぎて逆に引いてしまうレベルで、過激派達が常盤台のレールガンについて話すシーンもわざとらしすぎてイマイチです。1期のときのように一瞬だけ派手なくらいが丁度良いくらいでした。

作画は良好です。さすが本命作品とばかりに気合いが入っていて素晴らしい。今期の中でもトップクラスの作画の良さでした。BGMはほとんど印象に残らなかったのは残念でしたが、主題歌のfripSideの曲は相変わらず安定して良かったです。

総評

Railgun18全体的な感想としては、さすが今期の本命と呼ばれていただけあって安定して面白かったです。細かいところで不満点も多かったですが、全体の大筋としては十分面白そうだし一方通行も登場するみたいだし、他の能力者も多数登場するようで、久々に先が気になるアニメでした。

1話の個人的評価としては、十二分に先が期待できる面白さだったので永久保存版のAランクです。これからの話の展開が楽しみな作品でした。


2013年春アニメ「DEVIL SURVIVOR2 the ANIMATION」第1話の感想文

2013-06-20 22:59:51 | 2013年春アニメ関連

今回は毎日放送アニメ枠「アニメイズム」の新作「DEVIL SURVIVOR2 the ANIMATION」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

DevilDevil1Devil2Devil3「DEVIL SURVIVOR2 the ANIMATION」…アトラスから発売されたニンテンドーDS用RPG「デビルサバイバー2」のアニメ化作品で、アニメ制作はbridgeです。

Devil4Devil5Devil6Devil7東京を舞台にした近未来ものながら、悪魔召喚を魔術ではなく携帯電話で行っているあたりが現代風といった印象でした。巨大コミュニティであるニカイアで条件が揃うとアップされる死に顔動画と呼ばれる死亡予告など、ラノベではお目にかかれない設定の数々はゲーム原作らしい印象を受けます。

Devil8Devil9Devil10Devil11ただ1話から展開はかなり意味不明で、いきなりの巨大地震に続き謎の生命体が人を襲ったり、謎のアプリから悪魔が召喚されるシステムの存在や秘密組織ジプスなど次から次へと新たなものが襲来してきて話の展開はイマイチ理解できませんでした。主人公が白虎を召喚したときに周囲が驚いていましたが、この理由は2話以降で説明してくれるんでしょうか。

Devil12Devil13Devil14Devil15話の展開はイマイチよく分かりませんが、とりあえずヒロインの一人新田維緒がショートカットながらおっぱいキャラだったし、原作のヤスダスズヒトの絵の再現度は他の関連作品と比べて忠実だったのでこれは良かったです。話の流れはそれほど面白くなさそうですが萌えという意味ではそこそこいけました。

Devil16Devil17Devil18Devil19作画は良好です。人物が多いシーンだと粗が目立っていましたが、それ以外は良くキャラクターデザインも原作に近い感じでした。ヤスダスズヒト絵のおっぱいラインの再現度も文句なしです。BGMはあまり印象に残らず、このあたりはゲーム原作なら強いはずですがなぜといったところでした。主題歌は良く、オープニングでキャラ紹介とあらすじが流れていく演出は素晴らしく、今期でもトップクラスかもしれません。エンディングは英語でオサレアニメ風でした。

総評

Devil201話の全体的な感想としては、ゲーム原作なだけにそこそこ面白かったです。しかし同じアトラス作品原作でも「PERSONA4」のときほど思い切り忠実に作った感は無かったのでちょっと中途半端だったかとは感じました。それでもヤスダスズヒトの絵を良く再現していて原作絵のおっぱいも美しく忠実に描かれていたのでそこは素晴らしかったです。

1話の個人的評価としては、ゲームらしい展開で先がやや気になる流れだったのでとりあえず視聴継続のBランクです。


2013年春アニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」第1話の感想文

2013-06-07 02:07:28 | 2013年春アニメ関連

今回は「革命機ヴァルヴレイヴ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

VvvVvv1Vvv2Vvv3「革命機ヴァルヴレイヴ」…サンライズ制作のオリジナルロボットアニメ作品で、アニメ制作はサンライズです。MBSアニメ枠「アニメイズム」の新作で、久々のサンライズのロボットアニメということで前評判はそこそこ高いようでした。

Vvv4Vvv5Vvv6Vvv7宇宙が舞台ということで序盤は世界観の説明がメインだったかと思いきや、最初からすでに主人公の時縞ハルトとヒロインの指南ショーコとのフラグがMAXだし、主人公のハルトはよくある気弱な男の子だし、訳がイマイチ分からないままどんどん話が進んでしまっていたので序盤のつかみはイマイチでした。告白しようとした瞬間に爆発が起きるなど、展開がお約束すぎたのも残念です。

Vvv8Vvv9Vvv10Vvv11しかしロボットの戦闘シーンは非常に良かったです。サンライズ久々のロボットアニメなだけに相当気合いが入っていて、動きやロボの指に至るまで細かくデザインされていたり、光の演出も秀逸でした。CGでなく手書きでロボットが描かれているのも素晴らしいの一言です。

Vvv12Vvv13Vvv14Vvv15序盤のつかみこそイマイチでしたが終盤の展開は予想外で思わず見入ってしまいました。予想出来ない展開になってきたのでこれは期待できそうです。とりあえずショーコは多分あの展開なら生きているに違いないと思いました。

作画は非常に良かったです。1話だけに作画が怪しいのは一切無し、ロボットの描写が特に素晴らしかったです。ただ人物が美形ばかりだったのでもう少しおっさんキャラがいてもいいと感じました。BGMも戦闘シーンでかかるのが良く、1話はオープニングは無かったですがエンディングで流れた西川貴教と水樹奈々のデュエットはかなりインパクトがあります。

総評

Vvv161話の全体的な感想としては、序盤はありきたりな内容でしたが終盤は結構面白かったです。盛り上げるべきところをちゃんと盛り上げていたり、ロボットのアクションシーンに力を入れたりと、お約束ながら魅せるべきところを魅せていたので上出来でした。

1話の個人的評価としては、1話ラストの引きが気になる終わり方だったし、久々のサンライズロボットアニメだけに気合いも入っていて良好だったので視聴継続のBランクです。


2013年春アニメ「アラタカンガタリ」第1話の感想文

2013-06-05 23:40:22 | 2013年春アニメ関連

2今回は「アラタカンガタリ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

ArataArata1Arata2Arata3「アラタカンガタリ」…週刊少年サンデーで連載されている渡瀬悠宇の漫画「アラタカンガタリ」のアニメ化作品で、アニメ制作はサテライトとJIM ANIMATIONです。今期で3つめとなるサンデー原作のテレビアニメで、怒濤の攻勢をかけてきています。

Arata4Arata5Arata6Arata7作者が渡瀬悠宇ということで、思い出すのは真っ先に「ふしぎ遊戯」でしたが、この作品も雰囲気は似ていました。というか異世界に飛ばされる設定がそのまんまです。そのためどうしても作品が90年代のような雰囲気を出していました。

Arata8Arata9Arata10Arata11それでも面白ければ古き良き時代を思い出すアニメになったかもしれませんが、この作品においては残念ながらそのような展開にはなりませんでした。なんといっても展開が強引かつキャラクターが非常に薄っぺらいです。主人公の革がいきなり以前はいじめられていたという過去を明かして、しかも友達が絡まれて「革なんて友達じゃないよ」発言を偶然聞いてショックを受けたり、いきなりクラスメイトらしき人物が現れて何の前置きも無しに「おまえを認めねぇ」なんて言ったりなんかして意味不明でした。

Arata12Arata13Arata14Arata15そして1話極めつけの強引さは、異世界にワープした革を、コトハやばあちゃんが「アラタにそっくり」といったところでした。髪型も髪の色も全く違うのにどこをどう見たらそっくりだったのか…全く理解不能です。最後は謎の剣が光り輝いたところで終わったので最初から最後まで良く分かりませんでした。説明は2話以降にするのかもしれませんが1話のつかみとしては相当悪かったように感じます。

作画はイマイチです。崩れてはいませんでしたが特に良くも無くバトルシーンは全く動いてなかったし迫力は皆無でした。しかし黄色い炎や超能力を使うところはそこそこ良かったです。BGMはイマイチ印象に残らず、1話の主題歌はエンディングのみでしたが作品に全く合っていませんでした。

総評

Arata161話の全体的な感想としては、話が古くさいうえに展開も強引で面白くなかったです。異世界もののようですがその異世界の説明が不足していたので全く理解できないまま話が進んでいたところが特に悪かったように見えました。

1話の個人的評価としては、萌えに走っていない作りは好感が持てますが話が強引だったのとキャラクターに全く感情移入ができなかったので視聴打ち切り予定のCランクです。


2013年春アニメ「ムシブギョー」第1話の感想文

2013-06-01 10:16:49 | 2013年春アニメ関連

今回は「ムシブギョー」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

MusiMusi1Musi2Musi3「ムシブギョー」…週刊少年サンデーで連載されている福田宏の漫画「ムシブギョー」のアニメ化作品で、アニメ制作はセブン・アークス・ピクチャーズです。ハヤテに続き2作目となるサンデー系の漫画原作アニメでした。

Musi4Musi5Musi6Musi7江戸で巨大な蟲の被害が大きいため、蟲奉行所と呼ばれるところが蟲を退治するという設定のようですが、なんか江戸で妖怪退治するのが蟲退治に変わったように見えて、あまり真新しい要素ではないように感じました。ある意味王道少年漫画らしいとも言えますが、面白いと感じる設定や伏線もなくストレートなためかえって単調でした。

Musi8Musi9Musi10Musi11江戸時代の設定なのに、スペシャリストとかエッチとか英語あるし、主人公の月島仁兵衛が「あっち」という情報だけでさらわれた春を見つけ出したり、男は即蜘蛛に殺されていたのに春だけなぜかさらわれたり、いきなり万華鏡が視界に現れたりと話の展開もなんか強引に感じるところがあったのでこちらもマイナスポイントです。

Musi12Musi13Musi14Musi15しかしヒロインの春はおっぱいキャラだったのでそちらは素晴らしかったです。というかそれしか印象に残りませんでした。

作画は普通です。原作は線が多くなかなかクセが強いながらいい絵でしたがアニメはそういうのを一切カットして普通の線画になっていたのが残念。BGMは戦闘シーンで流れた曲はそこそこ良く、主題歌は思いっきりタイアップで全く作品に合っていませんでした。

総評

Musi161話の全体的な感想としては、良くも悪くも王道少年漫画アニメでした。しかし王道すぎて真新しい要素が何もなく、おっぱいしか印象に残りませんでした。

1話の個人的評価としては、悪くはないですがありきたりに感じてしまったのでこのままなら視聴打ち切り予定のCランクです。

今期のサンデー原作ものもイマイチぱっとしない印象でした。


2013年春アニメ「絶対防衛レヴィアタン」第1話の感想文

2013-05-30 05:13:57 | 2013年春アニメ関連

今回はテレビ東京の新番組アニメ「絶対防衛レヴィアタン」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

ZettaiZettai1Zettai2_2Zettai3「絶対防衛レヴィアタン」…GREEから配信されているソーシャルゲーム「絶対防衛レヴィアタン」のアニメ化作品で、アニメ制作はGONZOです。アニメ放映とゲーム配信を同時に行うという今までに無い取り組みがなされ、声優も花澤香菜や竹達彩奈など豪華なようでした。

Zettai4Zettai5Zettai6Zettai7久々にGONZO制作のアニメが地上波にやってきた!というわけでどのようなものか気になるところでしたが、1話を見た感じでは「アラド戦記」にも劣るひどさだったかもしれません。

Zettai8Zettai9Zettai10Zettai11まずなんといっても世界観及び設定が良く分かりません。アクアフォールという惑星を舞台に謎の侵略者と戦うような設定のようですが、侵略者の描写がほとんどないうえにその片鱗も見せず、1話ではただ町でドタバタしてただけの展開なので危機感は全くありませんでした。

Zettai12Zettai13Zettai14Zettai15それに加え致命的だったのがキャラクターです。デザインはまだしも、キャラの個性がなさ過ぎて魅力がありませんでした。名前もレヴィアタンやヨルムンガンドなど神話から名前を引っ張ってきているだけだし、1話ではゴロツキと戦ってただけだし、酒場で勝手にケンカを始めて店を破壊したあげく最後はみんなで自己紹介して笑って終わりなど展開もお粗末。妖精のシロップは花澤香菜など有名声優を起用しまくっていましたがそれではカバーしきれないほどひどかったです。

作画は普通です。若干ディフォルメ調ですがおっぱいは強調されていたのでそれなりに可愛かったです。BGMは全く印象に残らず、主題歌はなんか格好いいような曲なだけでした。

総評

Zettai161話の全体的な感想としては、悪い意味でひどいアニメでした。ソーシャルゲーム原作特有のスカスカな世界設定に加えキャラクターもとりあえず可愛い女の子だけ出しとけみたいな雰囲気で魅力も無く、1話の終わらせ方も投げやりでした。

1話の個人的評価としては、ソーシャルゲーム原作なのにキャラクターも特に良いわけでもないし食べ物粗末にして展開も粗末にしてたので黒歴史認定のDランクです。

戦国コレクションを超えるソーシャルゲームアニメの登場は当分先になりそうです。


2013年春アニメ「フォトカノ」第1話の感想文

2013-05-29 06:27:01 | 2013年春アニメ関連

なんか編集前の感想文を見たら相当たまっていた…ので消化していきます。今回は「フォトカノ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

PhotokanoPhotokano1Photokano2Photokano3「フォトカノ」…エンターブレインが制作し角川ゲームスより発売されたPSP用恋愛シミュレーションゲーム「フォトカノ」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。TBS深夜アニメ枠でいつもの萌え路線の新作かつ制作が硬派なマッドハウスなので一体どのような作品になるのか個人的に気になる作品でした。

Photokano4Photokano5Photokano6Photokano7エンターブレイン制作のギャルゲーアニメといえば、やはり忘れられないものの一つは「アマガミSS」ではないでしょうか。あの紳士アニメの衝撃は相当だったので、この作品もついついそういう展開を期待してしまいます。実際主人公は「シャッターチャンスだ!」といって思わず体操部の一年生を激写したり、写真部の男達は「ギリギリのエロスこそ芸術」などと言っていたし、紳士アニメの片鱗をのぞかせていました。

Photokano8Photokano9Photokano10Photokano11設定自体は非常にギャルゲーらしく、幼なじみから妹までいてしかもすでに好感度は高く、写真のモデルも引き受けてくれたりして非常に都合の良い展開だったのであまり面白味はありませんでした。写真を題材にしたギャルゲーというのは珍しいとは思いますがキャラクターなどは非常にありきたりです。

Photokano12Photokano13Photokano14Photokano15写真部の部員達までもが女性だけだったらどうしようかと思いましたが、紳士達の集まりだったのでここは現実味があって面白かったです。なぜか女性が一人だけいるというのも素晴らしい。主人公の無個性さを写真部が補っていたのでここは良かったです。1話は序盤らしくヒロイン達が出ていただけで終わっていたので、2話以降の展開に期待といったところでしょうか。

Photokano16Photokano17Photokano18Photokano19作画はイマイチです。原作はヒロイン達がポリゴンなので可愛いとは言いがたいかんじでしたがアニメだと若干補正がかかり良好にはなっていました。しかしスタイルはずいぶんむっちりしていて極端です。あと無駄に巨乳が多い。BGMはゲーム原作だけど全く印象に残らず、主題歌はやや独特でした。しかしエンディングのヒロイン達のカットはなかなか良かったです。

総評

Photokano201話の全体的な感想としては、なんとも中途半端なギャルゲーアニメといったかんじであまり面白くなかったです。しかし「アマガミSS」のように化ける可能性も秘めていたのでもうしばらくは様子を見てみたいところでした。

1話の個人的評価としては、エンターブレインのギャルゲーなら紳士アニメに化ける可能性に期待して視聴継続のBランクです。