2010年春終了アニメ「しゅごキャラ!パーティー!」最終回の感想文

2011-03-26 21:40:01 | 2009年秋アニメ関連

Syugochara Syugochara1 「しゅごキャラ!パーティー!」…講談社なかよしで連載されていた、PEACH-PITの漫画「しゅごキャラ!」のアニメ化第3期作品で、アニメ制作はサテライトです。今回で3年目だったこの作品、前半はショートアニメ「しゅごキャラぷっちぷち!」や実写パートの「しゅごしゅごダンスレッスン!」などで、後半が本編のアニメ「しゅごキャラ!!!どっきどき」でした。

このシリーズはさりげなく1期第1話から見ていたりしますが、当時はあまり気にしていませんでした。しかし改めて視聴してみると…キャストが素晴らしい!主人公の日菜森亜夢の声が伊藤かな恵とは分かってらっしゃる。しゅごキャラ役に阿澄佳奈や豊崎愛生に沢城みゆきと改めて見てみると結構豪華なキャストでした。

Syugochara2 Syugochara3 今回の3期は半年放映されましたが、アニメ本編は15分だったので実質1クールものでした。今回は1話で登場した重要人物、柊りっかが大筋のメインで話が展開していましたが最後は今まで一緒にいてくれた×たま達を救うためについにキャラなりに変身して亜夢と力を合わせ全ての×たまを救い、×たま達を見送っていくシーンは結構涙腺にくるものがありました。

最終回は柊りっかがロイヤルケープを受け取り、亜夢がついに卒業、最後にみんなで記念写真…と王道ながら見事に締めていて、さらにラストでは今までのレギュラー総登場と心憎い演出でした。

Syugochara4 Syugochara5 さすが変身魔法少女もので当時唯一プリキュアシリーズに対抗できたしゅごキャラシリーズ、作画もこの頭身で描きながら全く崩れることなく安定していたし、3期もの長い間丁寧に作られていた良作でした。オープンハート!


2010年春終了アニメ「戦う司書 The Book of Bantorra」最終回の感想文

2011-03-25 10:50:40 | 2009年秋アニメ関連

マイペースに視聴を続けていきます。今回は2010年春に最終回を迎えていた作品「戦う司書 The Book of Bantorra」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Bantorra Bantorra1 「戦う司書 The Book of Bantorra」…集英社スーパーダッシュ文庫から刊行されている山形石雄のライトノベル「戦う司書」シリーズのアニメ化作品で、アニメ制作は元GONZOスタッフが独立したdavid productionです。david productionの2作目ということで期待していたんですが、1話から意味不明の展開で期待はずれでした。

2話以降になると今度は敵対組織の神溺教団から人間爆弾らしき3人が送り込まれたと思いきや、その1人が偶然手に取った本に謎の聖女コリンの回想が流れ込んできたり、館長代行のハミュッツ=メセタには心が無いとかいきなり言い始めたり…と、設定が複雑なうえに説明もほとんど無いのでほとんど理解できませんでした。さらに登場人物の名前も妙に凝っているため名前すらも覚えられません。まともに覚えられたのは何度も連呼されていたハミュッツ=メセタぐらいでした。

Bantorra2 そんな作品でしたが少年コリオと聖女コリンの時を越えて本で結ばれたコンビはなんか良かった気がしました。終盤はラスボスぽかったルルタになぜか短剣渡して消滅していたので展開が良く分かりませんでしたが…。でも最後はハミュッツ=メセタ含め大半のキャラが幸せのまま死んでいきつつ世界は救われて完結していたので中途半端な終わり方では無かった気がします。

Bantorra3 Bantorra4 しかしこの独特の視聴者おいてきぼり感、まさに悪いGONZOの遺伝子を感じました。下手に萌えに偏らず硬派に作っている分さらにタチが悪くラノベ独特の厨二設定も合わさりもはや手がつけられませんでした。少なくとも原作を知っているのが最低条件だった気がします。その敷居の高さも相まってDVD売り上げ枚数も500枚以下の測定不能を叩き出し、放映終了後あっという間に忘れ去られていました。

集英社スーパーダッシュ文庫のアニメ化作品はコケる…この法則どおりの作品だったと思います。


2010年(のアニメ)を振り返る

2010-12-31 02:56:55 | 2009年秋アニメ関連

 今年もいよいよ残すところあと1日少々となりました。リアルでの出来事は後ほど書くことにして、今回もすっかりライフラインと化したアニメについて今年思ったことを書いてみようと思います。

 2009年と比べて2010年のアニメの全体的な感想は…長引く不況の影響か視聴者およびアニメBD・DVD購入層の見る目がさらに厳しくなってきた気がします。そのせいか去年に比べ大分地雷アニメの数は減ってきて、何より作画崩壊という単語をめっきり聞かなくなりました。

 今年は「けいおん!!」で始まり「けいおん!!」で終わった年とも言われていますが、そんな中色々と目立った出来事はいくつかありました。というわけで今年のアニメ関係で個人的に印象に残った出来事を挙げてみたいと思います。

Soranowoto14 Nightrade17 Okaruto10 まず今年の第一弾として忘れては可哀想なのは、テレビ東京×ANIPLEX共同アニメプロジェクト「アニメノチカラ」が2010年1月から始まったことです。その第1弾作品「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」はけいおんの二番煎じとか言われ散々叩かれた挙げ句良く分からない終わり方をし、第2弾「閃光のナイトレイド」はオサレアニメとしてBD・DVD売り上げ測定不能を叩き出し、第3弾「世紀末オカルト学院」は序盤こそ良かったものの終盤はポルナレフ状態…と散々な結果を出し遂に企画消滅になりましたが、その勇気は敬意を表するべきだったかもしれません。

Angelbeats31 そんな中、今年最も話題になったオリジナル作品といえば、麻枝准が本格的にアニメ原作・脚本を行った「Angel Beats!」です。アニメの出来こそ賛否両論でしたがその話題性は2010年屈指で、BGMおよび楽曲の人気も非常に高かったです。

 そして去年は「戦国BASARA」の大ヒットにより新たな開拓層である女性向け作品が増えた印象を受けました。しかもこの女性向け作品、男性が見たら面白くないのかと問われたら否、これがまた面白い。昨今の女性向け作品は特に侮れません。特に今年は「薄桜鬼」「黒執事Ⅱ」「戦国BASARA弐」などがヒットを出していました。

 あと見逃せないのが劇場版です。「機動戦士ガンダムOO」の劇場版から端を発した昨今の劇場版ブーム、TBSの日曜夕方5時アニメは現在すべて劇場版が告知され、現在「けいおん!!」、「ストライクウィッチーズ」や「そらのおとしもの」まで劇場版制作が発表されています。

 そんな中今年公開された劇場版「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」と「涼宮ハルヒの消失」は非常に出来が良く一般映画としても人気が高かったです。実際2つとも劇場で見ましたが素晴らしい出来でした。

Kiddygarland Togainunoti5 印象に残った良い出来事はこのくらいにして、それでは今年もやっぱり少なからずあった今年を代表する地雷アニメの方々!…といっても今年は少なく「キディ・ガーランド」「咎狗の血」は頭抱えるレベルで危険でしたが他はまだ普通に見られた気がします。この辺り今年は去年より全体的に良くなっている気がしますね。

 それでは毎年恒例、高崎の超個人的主観によるアニメベスト10を発表したいと思います。審査基準とノミネート作品一覧は先日の日記に載せたので割愛。そして発表の前にまずは去年のベスト10から。

高崎の超個人的主観による去年のベスト10は

2009anime 2009anime1 2009anime2 第10位 キャシャーンsins

第9位 スキップ・ビート!

第8位 機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン

第7位 ソウルイーター

第6位 とある魔術の禁書目録

第5位 DARKER THAN BLACK ~流星の双子~ (グイン・サーガ)

第4位 化物語

2009anime3 第3位 東のエデン

第2位 とらドラ!

第1位 CLANNAD AFTER STORY

でした。それではいよいよ高崎の超個人的主観による2010年アニメベスト10

第10位

Highschoolofthedead11 Highschoolofthedead12 「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」…2010年7月から9月まで放映、アニメ制作はマッドハウスです。おっぱいバイオレンスアニメとして女性キャラはほとんどが巨乳、なおかつパンチラシーンも満載ですが、それ以上にマッドハウスお得意のガンアクションは素晴らしく流血シーンも満載でした。主題歌やBGMも格好良く最近のアニメではほとんど見られない、緊張感を煽るような演出も見事でした。

第9位

Ikamusume22 Ikamusume23 「侵略!イカ娘」…2010年10月から12月まで放映、アニメ制作はディオメディアです。最初はあまり期待されていませんでしたが、予想外なほどのイカ娘の可愛さ、そしてオチは無いけれどテンポのいい話の構成、アニメオリジナル演出も面白く思わず泣きそうになるシーンもあり全体的に非常に良くまとまっていました。イカ娘だけでなく脇役のキャラクター達も良い味を出していたと思うでゲソ。

第8位

Amagami34 Amagami35 「アマガミSS」…2010年7月から12月まで放映、アニメ制作はAICです。ギャルゲーアニメですが、各ヒロイン6人×4話のオムニバス形式によりそれぞれ異なるエンディングを迎える今まででありそうであまり無かった構成に加え、主人公橘純一の紳士変態プレイによる強烈な印象も加わり非常に面白く魅力的な作品に仕上がっていました。4話では明らかに尺が足りないエピソードもありましたが全体的な完成度は高かったです。

第7位

Yojouhan15 Yojouhan16 「四畳半神話大系」…2010年4月から6月まで放映、アニメ制作はマッドハウスです。フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の春アニメで、見た目は非常にシュール、実写映像もありかなり個性的な作品ですがこの作品の真骨頂はシナリオ構成で、異なった選択をすることにより展開が変わる並行世界を描きながら最後に伏線を回収しつつ見事にまとめたのは見事。最終話を見終わった後に第1話を見ると、意味不明だったものが伏線だったことが分かり鳥肌ものでした。2010年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞作品なのも納得です。

第6位、そしてここから上位の作品はすべてBD・DVD購入が視野に入ったSランクです。

Hidamari16 Hidamari17 「ひだまりスケッチ×☆☆☆」…2010年1月から3月まで放映、アニメ制作はシャフトです。根強い人気を持つひだまりスケッチシリーズの第3期、いよいよゆの達は2年生になり待望の1年生、乃莉となずながひだまり荘に入居してさらにパワーアップしていました。最終話が妙にあっさりしていたり、4話までオープニングとエンディングが完成していなかったりと問題も多かったですが、ここまで評価が高いのはエンディングまでの入りとエンディングが非常に良かったからです。

第5位

Oohuri12 Oohuri13 「おおきく振りかぶって ~夏の大会編~」…2010年4月から6月まで放映、アニメ制作はA-1Picturesです。1期から実に3年ぶりの再開でしたが、選手だけでなく選手の家族、応援団に至るまで細かく丁寧に普段の生活などまで描かれていて、肝心の試合シーンも選手達の細かい心理描写を巧みに演出していて非常に見応えがある作品に仕上がっていました。野球アニメは数多くありますがこの作品は正に野球アニメの傑作です。美丞大狭山戦はここ最近見られなかった、アニメを見ていて思わず緊張してしまう名シーンでした。

第4位

Working17 Working18 「WORKING!!」…2010年4月から6月まで放映、アニメ制作はA-1Picturesです。特に深く考えずに気楽に見られるファミレスバイトアニメとしては傑作で、話のテンポが非常に良く飽きることなく視聴してしまいました。そして特にヒロイン達の可愛さが別格で、種島ぽぷらはもちろんのこと伊波まひるの人気の急上昇ぶりは目を見張るものがありました。ボコデレの時代が始まった!でも種島ぽぷらの出番ももう少し欲しかったです。

そしていよいよベスト3…の前に、毎回恒例第11位から20位までを発表したいと思います。

2010anime4 第11位「デュラララ!!」…2010年1月から6月まで放映、アニメ制作はブレインズベースです。最初はバラバラに見えた人間関係が次第につながってくる展開は見ていて非常に引き込まれるものがあり面白く、「バッカーノ!」スタッフは良い仕事をしていました。

第12位「さらい屋 五葉」…2010年4月から6月まで放映、アニメ制作はマングローブです。バトルシーンがすごいわけでも無く絵柄も萌えとは無縁…しかしこの作品には江戸時代独特の空気を感じさせる音楽と演出が秀逸でした。

第13位「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」…2009年4月から2010年6月まで放映、アニメ制作はボンズです。何かと前シリーズと比較された今作でしたが原作準拠でラストまで描ききったのは見事でした。ただ良くも悪くも忠実すぎた気がします。

2010anime5 第14位「生徒会役員共。」…2010年7月から9月まで放映、アニメ制作はGoHandsです。原作の下ネタギャグ満載の面白さそのままに話のテンポも良く面白い作品に仕上がっていて、アニメオリジナル演出も良い方向にプラスに向いていました。

第15位「会長はメイド様!」…2010年4月から9月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。美咲ちゃん萌えで始まり美咲ちゃん萌えで終わった作品でした。碓氷拓海と鮎沢美咲との会話は悶絶必死です。中盤は少々マンネリでしたが序盤は非常に面白かったです。

第16位「真 恋姫†無双 ~乙女大乱~」…2010年4月から6月まで放映、アニメ制作は動画工房です。エロゲー原作アニメで数少ない当たり作品の3期目で、非常に安定した作画に加え無茶苦茶ながらうまくまとめて最後も締めるという抜群の安定感でした。

2010anime6 第17位「薄桜鬼」…2010年4月から6月及び10月から12月まで放映、アニメ制作はスタジオディーンです。女性向け一般ゲームのアニメ化作品で、新撰組を舞台に実在の事件や登場人物を含めつつ鬼などのファンタジー要素が絡み合い性別問わず面白い作品でした。

第18位「探偵オペラ ミルキィホームズ」…2010年10月から12月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。作画においては良いとは言い難いかもしれませんが、あまりにも常軌を逸したそのパロディの数々やギャグシーンは2010年アニメでナンバーワンかもしれません。

第19位「ストライクウィッチーズ2」…2010年7月から9月まで放映、アニメ制作はAICスピリッツです。GONZOが制作した1期から2年ぶりとなった今回の2期、空中戦及びエロシーンにおいてはパワーアップしていましたがストーリーがほとんど無かったのが実に残念。

2010anime7 第20位「刀語」…2010年1月から12月まで放映、アニメ制作はWHITE FOXです。西尾維新アニメプロジェクト第2弾として制作された作品で、原作の絵柄を忠実に再現しつつ西尾維新作品独特の強烈な印象のキャラクター達を見事に映像化した良作でした。で、錆白兵戦は?

…以上が11位~20位までの発表でした。

 それではいよいよベスト3の発表に移ります。高崎の超個人的主観によるアニメベスト10、第3位は人気ライトノベルのスピンオフ作品ながら非常に人気が高く、本編より面白かったこちらの作品でした。

Railgun17 Railgun18 第3位「とある科学の超電磁砲」…2009年10月から2010年3月まで放映、アニメ制作はJ.C.STAFFです。本編「とある魔術の禁書目録」に登場するレベル5の超能力者、御坂美琴を主人公にしたスピンオフ作品でしたが分かりやすいシナリオ構成に、メインキャラだけでなく脇役や敵役も魅力的でそれぞれに出番もあり、作画も非常に良く終始安定していたし、主題歌も作品に合っていてカッコイイ等々全体的に素晴らしい作品でした。一部ではかなり原作と変わっていて不評だった回もあった模様ですが個人的にはあまり気にならなかったです。美少女バトルものながらバトルシーンも良く描かれていました。

そして第2位、こちらは2010年最大の話題作で数多くの記録を打ち立て屈指の青春アニメだったこちらの作品でした。

Keion60 Keion61 第2位「けいおん!!」…2010年4月から9月まで放映、アニメ制作は京都アニメーションです。「けいおん!は生きがい」とまで言われ2009年でも大人気だった今作、個人的には1期はあまりにも駆け足だったため感情移入がほとんどできませんでしたが、2期となる今回は2クールかけて丁寧に軽音部の日常が描かれ、学生時代実際にあったような出来事も忠実に再現しさらに高校生生活の最後まで描ききったため終わり方も良かったです。日常アニメを作らせたら右に出るものはいないと言われる京都アニメーションの集大成とも言える作品でした。累計BD・DVD売り上げにおいて「化物語」を越えTVアニメ歴代1位、OP・EDが初登場オリコン1・2フィニッシュ、そして劇場版制作決定とまだまだ人気は衰えることを知らないようです。

そして2010年高崎の超個人的主観によるアニメランキング、第1位は人気少女漫画のアニメ化作品で、今年実写映画も公開されたこちらの作品でした。

Kiminitodoke15 Kiminitodoke16 第1位「君に届け」…2009年10月から2010年3月まで放映、アニメ制作はProductionI.Gです。実際のところネットのどこを見ても1位は「けいおん!!」が圧倒的な気がしますが、なぜこの作品が1位かというと、その理由は「けいおん!!」には無くこの作品にはある「上げて落とす」演出にありました。風早翔太と黒沼爽子との会話に悶絶必死で床をゴロゴロしてしまうほどの展開があったと思ったらその直後一気に奈落に突き落とすような展開…そしてそこからの会話シーンに思わず泣いてしまうことが何度もありました。美少女萌えアニメが多い中ここまで泣ける作品は滅多にお目にかかれず、多少作画が怪しいところはありましたがキャストも絶妙で、中でも作中のBGMと演出は2010年アニメの中でも1番だったために1位になりました。

 …以上をもちまして高崎の超個人的主観によるアニメベスト10は終了になります。続いては去年はありませんでしたが、今年から新設、2010年アニメベストオープニング・エンディング大賞です。

 2010年全アニメの中で最も素晴らしかったオープニングは「Angel Beats!」から

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YouTube: Angel Beats! OP 1080p 『My Soul Your Beats』

「My Soul, Your Beats!」でした。シナリオライターだけでなく作曲という部分でもやはり麻枝准は天才と思わざるを得ない珠玉のオープニングでした。オープニングと共に今週のハイライトが流れる演出も良かったです。

 続いて2010年最も心が震えたエンディングは「ひだまりスケッチ×☆☆☆」から

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YouTube: ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第12話 ED

「さくらさくら咲く ~あの日君を待つ 空と同じで~」でした。完成したのは4話からでしたが、待った甲斐があるだけの素晴らしいエンディングです。1期から続くmarbleの歌は健在で、今回はアップテンポでしたが思わず何度も聴いてしまう良曲で、乃莉となずなが黄昏れている一枚絵も良かったです。

 以上を持ちまして高崎の超個人的主観によるアニメベスト10は全て終了となります。今年も数多くの傑作、話題作に地雷と毎回盛り上がっていました。そして早くも1月からは覇権争いとしてオリジナルアニメ達が決戦を繰り広げようとしています。それでは皆様2010年を盛り上げたアニメの数々に敬礼をしつつ、2011年もよろしくお願いいたします!

 2010年(のアニメ)を振り返る  完


2010年アニメランキングノミネート作品一覧

2010-12-16 04:56:18 | 2009年秋アニメ関連

 いよいよ今年も残すところあと2週間少々となりました。年末といえば10大ニュースや今年の出来事を振り返ることが多くなりますが、ここで忘れてはならないのは何と言っても2010年アニメを振り返ること…!というわけで現在寝る間も惜しんで毎年恒例高崎の個人的評価による2010年アニメランキングを作っている最中です。

 去年は「ェ…この作品がこの順位…」とか「あの作品がランクインしてない!」とかあったし、2009年アニメランキングでギリギリに入らなかった「戦国BASARA」や「GA 芸術科アートデザインクラス」などの良作がこのまま埋もれてしまうのは忍びないので、今回は一覧を作ってみました。

2010anime_3 2010anime1_2 2010anime2 2010anime3_2 こちらが今年の選考対象となっているアニメ一覧です。2010年1月から2010年12月31日までに最終回を迎えたアニメを選考対象にしました。

審査基準は去年と同じで、話題性とか前評判はほとんど考慮せずに、作画や演出が良かったか、話の展開や構成がうまかったか、録画して取っておきたい、BD・DVDを買いたいと思ったかどうか、主題歌やBGMが作品に合ってたかなどで選んでいます。

 こうして一覧を作ってみるとなかなか壮観なので、この中にやっぱり今年はこの作品が印象的だったというお気に入りがいくつか見つかるかもしれません。皆様方の中では今年のナンバーワンアニメは何でしょうか?高崎の2010年年間アニメランキング、ただいま年末に間に合うように制作中です。


2010年春終了アニメ最終回の感想文その11

2010-11-24 01:08:07 | 2009年秋アニメ関連

 2010年に終わったアニメという中では、やはりこの作品は外せないと思います。そんなわけで今回は2009年秋アニメの本命と呼ばれた「とある科学の超電磁砲(レールガン)」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Railgun_2 Railgun1 「とある科学の超電磁砲(レールガン)」…鎌池和馬のライトノベル「とある魔術の禁書目録(インデックス)」のスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲(レールガン)」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。本編で最も人気のある女性キャラ御坂美琴を主人公にしたスピンオフ作品ながら前人気が非常に高く2009年秋アニメの本命と言われていたこの作品、1話からメインキャラ4人が出会い御坂美琴のレールガンで締めるというカッコイイ終わり方で早速人気作品のオーラを感じさせてくれました。

Railgun2 Railgun3 2話以降はヒロイン御坂美琴にルームメイトの白井黒子や初春飾利に佐天涙子の4人組をメインに話が進んでいましたが…これはこれは、予想以上に面白い!外伝作品ながらキャラクター1人1人がちゃんと立っていたし、魔術サイドの人間に比べ御坂美琴ら科学サイドは設定がそれほど複雑ではないため分かりやすいし話の展開も面白かったです。後半はオリジナルストーリーながら序盤の伏線が終盤で回収され予想外のところから話がつながっていることが判明したときはなかなか衝撃でした。

Railgun4 Railgun5 さらに本編のキャラクターもチョイ役で登場していたりして、上条さんやインデックス、姫神秋沙もさりげなく登場していて出番は一瞬でしたがインパクトは絶大でした。特に上条さんは重力爆弾事件で見事爆風をそげぶしていたし相変わらず格好良かったです。

Railgun6 Railgun7 前半最大の山場だったレベルアッパー事件でも、無能力者であることにコンプレックスを持っていた佐天涙子の心情を描き、その心情に気づいた御坂美琴が「ハードルの前に立ち止まっちゃう人もいるんだね。」とつぶやくシーンは印象的でした。その裏で様々なサポートをしつつ頑張っていた初春飾利も良い味を出していたと思います。

そんな中やはり一番のハマリ役は白井黒子役の新井里美ではないでしょうか。初登場したときは「何このババア声ありえねぇwww」とか言われていたのが今となっては「黒子は新井里美しかありえない!(キリッ」とまでなっていて慣れとは恐ろしい。しかし実際のところ黒子のはっちゃけたシーンでの演技は素晴らしかったし自分も新井里美以外ありえないと思います!(キリッ

Railgun8 Railgun9 他にもジャッジメントの固法先輩にアンチスキルの黄泉川、鉄装のおっぱいコンビもそれぞれ専用の回があったりしたし、悪役サイドでも木山春生は独自の正義を持っていたし全体的にキャラクターが良く生かされていたように感じました。売れるのが分かっていたせいかもしれませんがJ.C.STAFFの作画陣もかなり投入されていたようで、総作画監督とは別に作画監督が5人いたりする回もあったりしましたがその分たしかに全体的な作画は良かったです。中でも特にメインキャラクターデザインの田中雄一が総作画監督だった回はさらに1ランク上でした。

Railgun10 Railgun11 しかしキャラクターが可愛いくて作画が良いアニメなら他にいくらでもありますが、この作品においてはバトル描写も気合いが入っていました。基本的に超能力バトルですが肉弾戦もそこそこあったし、マルチスキルの木山春生戦や、AIMバースト戦、そしてテレスティーナ戦では終盤にオープニングが流れたりして熱い展開だったりもしました。

Railgun12 Railgun13 ストーリーの前半は原作シナリオで後半は原作者監修のオリジナルになっていて、後半のスキルアウト編は原作組には不評だったようですが原作未読の自分は特に気にならず面白かったです。寮長回まであったのは意外でしたがあれはあれで良かったんじゃないでしょうか。本編の錦織博監督と違いこの作品の監督は長井龍雪氏ですが、スピンオフ作品のこちらのほうが本編より人気も売り上げも上になってしまったのは監督の差だったとも言われています。スピンオフの外伝作品ながら見事に一連の事件を解決させ区切りの良いところで終わらせたため非常に後味の良い終わり方で面白かったです。

そしてこの作品で忘れてはならないのが主題歌で、本編に続き今作もI'veサウンドがBGMを制作しているため曲も良かったです。中でもオープニングは非常に良く、作品に合わせた歌詞に加え曲もアップテンポで作画も良かったため個人的には2010年終了アニメの中でベスト3に入る素晴らしくカッコイイオープニングでした。

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YouTube: 【HD】とある科学の超電磁砲 OP fripSide/only my railgun

総評

Railgun14 全体的な感想としては、2009年秋アニメの本命と呼ばれていただけあって非常に面白かったです。J.C.STAFFの本気を感じました。美少女バトルものに区分けされるかもしれませんが、無能力者と超能力者の心情も描かれていたためバトル以外の部分も良く作り込まれていました。

個人的評価としては、作画においては非常に良くほぼ文句無し、シナリオも後半多少間延びしつつも一本筋が通っていて良い終わり方だったし主題歌も作品に合わせて制作されていたためカッコイイと全体的に完成度が非常に高く文句無しのSランクです。BD・DVD売り上げ27000枚越えと2009年秋アニメ売り上げ1位なのも納得でした。

さらにその後制作されたOVA版では佐天涙子が脱いでいたため人気がさらに上がりOVA版の売り上げは30000枚を突破したそうです。現在本編の2期が絶賛放映中ですが錦織監督にはこの作品以上に頑張ってもらいたいところです。


2010年春終了アニメ最終回の感想文その10

2010-11-22 04:33:45 | 2009年秋アニメ関連

 色々一気に視聴しているところです。今回は古めですが2009年の秋アニメだった「犬夜叉 完結編」「こばと。」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Inuyasya Inuyasya1 「犬夜叉 完結編」…週刊少年サンデーで連載されていた高橋留美子の漫画「犬夜叉」の第2期作品で、アニメ制作はサンライズです。1期は4年間続き単行本36巻分を消費したのに対し、今期は半年で単行本20巻分を消費するようで非常に話の展開が早かったこの作品、第1話から早速物語の重要人物の一人、奈落の赤子が退場していました。

続いて2話では早速鋼牙が五雷指を手に入れて、魍魎丸が新しい鎧を手に入れたと思えば神楽が早くも死亡するなどかなり話のペースは速かったです。さすが26話で単行本20巻分なだけはありました。

Inuyasya2 Inuyasya3 最後の奈落との決戦も描かれ、冥界での四魂の玉との最後の戦いも描かれていたしラストシーンも原作に忠実に終わっていたので、5年ぶりに2期が作られ完結まで制作されたという、最近の原作つきアニメでは非常に珍しい作品だったと思います。久々にアニメが終わったと実感した良作でした。しかしやはり今さら感は拭えなかったらしく、BD・DVD売り上げにおいては500枚以下で測定不能という結果だったようです。

Kobato Kobato1 「こばと。」…月刊ニュータイプで連載されているCLAMPの漫画「こばと。」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。「カードキャプターさくら」の再臨とも呼ばれていたこの作品、第1話の作画は上々でしたが話の内容はちょっと微妙でここからどう巻き返すか…といったかんじでした。

2話以降は主人公花戸小鳩が、目的の行きたい場所へ行くための条件だった「ビンに人々の傷ついた心を癒やして集める」をクリアするために奮闘していましたが、おとなしめの性格のキャラクターで声優が花澤香奈というお約束とも言えるキャスティングでした。

基本的に1話完結方式で人々の心を癒やす話がメインだったようですが、その内容がどうもイマイチで

女の子登場→気になる彼に彼女がいた!→別に付き合って無かった→じゃぁ相合い傘してあげる!

などといった「イイハナシダナー」で終わるパターンばかりでした。せめて序盤で思わず涙腺に来るような話があれば評価は上がっていたかもしれません。

終盤はいよいよ小鳩の契約の期限が近づいてきてましたが、目的の行きたい場所へ行くことよりも藤本の側にいることを優先したため間に合いそうに無く、よもぎ保育園も閉鎖され取り壊されたり、当の藤本は無愛想と鬱展開になっていました。しかし保育園取り壊しのシーンや小鳩の回想で流れたピアノのBGMは良かったと思います。

Kobato2 Kobato3 ラスト2話は今までの集大成といったかんじの良作画で、小鳩が消え去るシーンや終盤の桜が舞っているところなど印象的なところも多く、いおりょぎ達異界の関係者はほぼ放置状態でしたが花戸小鳩が幸せになるという意味では原作と違う展開にしつつ見事に完結させたので予想以上に良い終わり方でした。

作画は良く安定していたし主題歌も作品に合っていたと思います。ただ「カードキャプターさくら」のようなインパクトは無くおとなしめの印象で、残念ながら毒にも薬にもならないアニメでした。しかしBD・DVD売り上げは1400枚とNHKアニメにしては健闘した部類だったんじゃないでしょうか。


ついに到着

2010-10-25 14:28:28 | 2009年秋アニメ関連

Kiminitodoke11 Kiminitodoke12 待つこと1ヶ月以上…ついに来ました!ということで「君に届け」のDVD全巻購入特典の原作者描き下ろしBOXが到着しました。

アニメDVD販売会社ではあまり規模の大きくなさそうなvapが販売していたせいか、初回特典ではBOXが付いていませんでしたが、その分1巻あたりの単価は安かったです。でもせめてブルーレイでも出して欲しかったとは思いました。

しかしこれでやっと事実上コンプリートです。また1つ高崎のアニメコレクションが増えました。今度は何のブルーレイを購入するか…とりあえずあの劇場版は買うつもりです。

Kiminitodoke13 Kiminitodoke14


2010年秋終了アニメ最終回の感想文その4

2010-10-01 20:03:47 | 2009年秋アニメ関連

 再び最終回の視聴を続けています。今回は1年もの長い間放映されていた魔法少女ものアニメ「あにゃまる探偵キルミンずぅ」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Kirumin Kirumin1 「あにゃまる探偵キルミンずぅ」…「あにゃまる探偵キルミンずぅ」…原案は河森正治、制作はサテライト・ハルフィルムメーカー・JM ANIMATIONのオリジナルアニメ作品で、アニメ制作はサテライト・ハルフィルムメーカー・JM ANIMATIONです。すごい久々に夕方に魔法少女ものが始まったと感じたこの作品、第1話では変身アイテムを手に入れて少し変身したあとに終盤で謎の美少女羽鳥カノンが登場したところで終わっていました。

Kirumin2 Kirumin3 この作品、話の面白さとなるとそれほどではありませんでしたが女性キャラが総じてエロくて素晴らしかったです。中でもやはり羽鳥カノンは別格で、声優も丹下桜だったしキャラ的にも良い味を出してました。2クール目あたりに入ってからやっと探偵団を組み始めたときに、羽鳥カノンは好きなケンに追いかけてもらいたいからという理由で怪盗ビューティ・バットに変身したりしてこの辺の話は結構評判が良かったです。

Kirumin4 Kirumin5 最後は一連の真犯人だった二ツ木が成敗され、それと同時に羽鳥カノンの祖父も棺から目覚めて羽鳥カノンとリム達姉妹との意外な関係も明らかになり、最後の別れのシーンは少々涙腺にくるものがありました。何はともあれ4クールもやった分物語としてちゃんと終わらせてたのは良かったと思います。ただラストシーンのあれは結局なんだったん?といった感じで最後だけ蛇足でした。

Kirumin6 Kirumin7 変身魔法少女ものながら3段階に変身するギミックとかが河森正治原案らしいと思いましたが、面白かったかとなると…うーん…あまり盛り上がらず子供人気も無く視聴率も悪くDVD売り上げも500枚以下で測定不能だったようです。深夜に放映されていた「あにゃまる探偵キルミンずぅ+」の放映も2クールで打ち切られたし、正直羽鳥カノンがいなければ空気アニメでした。ただキャラクターは総じてエロかったため大きいお友達には評判はそれなりに良かったようです。

今作で久々にアニメ声優として復活を果たした丹下桜ですが、ここで終わりではなくまた何かのアニメ作品で声優として登場して欲しいもんです。


2010年秋終了アニメ最終回の感想文その1

2010-09-06 20:34:50 | 2009年秋アニメ関連

 おおう…早速2010年秋に終了するアニメが登場してきました。今回も頑張って次々と視聴していきます。今回は2009年秋で最速で第1話が始まり、そして最も早く2010年秋に最終回を迎えたカードバトルアニメ「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Battlespirits7 Battlespirits8 「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」…トレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ」を題材にした第2弾のアニメ作品で、アニメ制作はサンライズです。 前作「バトルスピリッツ 少年突破バシン」とは完全に別作品になっていて純粋にバトルスピリッツの設定だけを引き継いでいたこの作品、第1話から早速主人公の馬神弾が異世界グラン・ロロに飛ばされてバトルスピリッツのバトルを行っていました。

アニメから視聴していると「バトルスピリッツってなんぞや?」という疑問にそうそうにぶち当たりますが、シリーズお約束でアニメの序盤ではルールの説明がされていたためさすがに何回も見ているとルールがなんとなく分かってきました。

終盤では現実世界と異世界のゲートが開き決戦は現実世界で行うというありがちながら壮大な話になってきて、大統領までもがバトルスピリッツで戦うという展開は予想外すぎてちょっと吹きました。しかしまさか蟲姫様ことヒロインの百瀬華実が終盤間際に退場してしまうとは…非常にショックでした。

Battlespirits Battlespirits1 Battlespirits2 この作品、前作に比べ大幅にキャラクターの頭身が上がり平均年齢も上がったため大きいお友達の人気も案外高く、中でも女性キャラで左から百瀬華実、ヴィオレ舞ゐ、マギサの3人は特に人気が高かった感じがします。しかし後半になるにつれてマギサの露出度が減っていき、百瀬華実は退場してしまったためそこは惜しまれていました。

Battlespirits5 Battlespirits6 終盤はシリーズお約束ながら6属性の仲間全員のエックスレアカード総登場の熱いラストバトルでしたがラスボス異界王のエックスレア、ガイ・アスラLv4のBPが30000って…主人公の超新星龍ジークヴルム・ノヴァLv3のBPが15000なのにどうしろと言わんばかりの性能に加えマジックカードで複数回攻撃とかありえない戦いでしたが、仲間から受け継いだマジックカードで見事逆転勝利する様子はかなり盛り上がっていて面白かったです。

Battlespirits4 Battlespirits3 ラストは異世界人との別れや最後の挨拶でちょっともの悲しい終わり方でしたが、最後のCパートに主人公含め6人の光主が同窓会みたいな感じで集まって世界を救うとかそういうのは関係なく純粋にカードバトルで戦い、初期のエンディングが流れる終わり方は感慨深いものがありました。カードバトルゲームとしては完全に定着した感のある「バトルスピリッツ」シリーズ、早速来週から新シリーズ「バトルスピリッツ ブレイヴ」が始まるしまだまだ人気は続きそうです。


2010年冬・アニメ最終回の感想文その14

2010-05-31 11:59:22 | 2009年秋アニメ関連

 長々と続いている年末に終了したアニメの感想文、そろそろ残り少なくなってきました。今回はローカル局で放送された「真・恋姫†無双」の最終話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Koihimemusou3 Koihimemusou4 「真・恋姫†無双」…BaseSonの18禁PCゲーム「恋姫†無双 ~ドキッ☆乙女だらけの三国志演義~」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は動画工房です。第1期が安定した作画に加え話のノリも良く面白かったため2009年秋アニメの中で隠れた本命の1つだったこの作品、1話は馬超メインの話で相変わらずノリが良く面白かったです。

今回の2期からやっと本物の劉備が登場してきて、2期は劉備が失った宝剣を取り返す話と黄巾の乱がメインで物語が展開していきましたが、やはり面白い!テンポも良いですがなんといってもキャラクターが良くできていると思います。キャラクターが多い作品だと大抵は顔と名前が一致しないことが多々ありますが、この作品はキャラクターの個性が強いため三国志の武将の名前さえ知っていれば原作知らなくても十分楽しめるところが素晴らしいです。

Koihimemusou5 Koihimemusou6 キャラクターの個性も強いですがシナリオも結構ぶっ飛んでいて、おっぱいうなぎつかみ取り対決や公孫攅と袁紹の女体相撲もあれば、黄巾の乱の原因となった張三姉妹はアイドルグループだし原典の三国志演義とは相当変わっていて良い意味で頭おかしい作品と化していましたが、話のテンポが非常に良いためあまり気にならなかったのはさすがでした。

Koihimemusou7 今回の2期では呉と南蛮がエンディングにしか出てこなかったのは少々残念。しかし3期ではメインで登場しているようなので一安心です。エンディングでちょっと出てきただけなのに一目みて呉と南蛮のキャラなのが分かるあたり、このアニメのキャラがどれだけ個性強いかが分かるかと思われます。

Koihimemusou8 Koihimemusou9 作品の流れとしては、序盤で劉備が登場したあとは張三姉妹の話と劉備の話が交互に続く展開が続き、その途中で郭嘉や呈昱、于禁や楽進、李典が初登場して曹操の配下になり1期で登場していた呂布も再登場して、最後は一度村に帰ったあとに太平要術がらみで起きた黄巾の乱が終わったところで終了して区切りのいいところで終わらせていました。これなら3期ありそう…と思う間も無く現在3期目「真・恋姫†無双 ~乙女大乱~」が放映されています。

総評

Koihimemusou10 Koihimemusou11 全体的な感想としては、キャラクターの個性が非常に強い作品ながらノリも良く、作画も非常に安定していて面白かったです。ただキャラクター作画に全てをかけている分バトルシーンはかなりショボいためキャラ萌えとしては良作ですがバトルを期待すると肩すかしを食らうと思います。あとパンチラどころかパンモロ有りに加えおもらし回もあるので少々視聴者を選ぶかもしれません。

しかしこれだけ多いキャラクターを描きつつもテンポの良い作品に仕上げたのは見事でした。ラノベ原作アニメより遙かに地雷率が高いエロゲ原作アニメで数少ない当たり作品と言われている「恋姫†無双」シリーズ、今回の2期も楽しませていただきました。