麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

つゆのはしり

2022年05月17日 | 身辺雑記

梅雨に先立って現れる、ぐずついた天気を

梅雨の走りと謂う。

 つゆのはしり

仮名で書くとなんだかとても良い。

雨自体は好ましくないけれど、

音と、見ための文字のフォルムも佳い。

 

日本語ならでは。

いや、アルファベットの響きや並びの形にも

きっと美しさはあるに違いない。

言うまでなく、他の国の言語や文字も。

 

逆も然りで、韓流ドラマを観ていて耳にする

片仮名で書くと「セッキ」となる単語は

意味を知らなくても厭な気持ちになる響き。

 

そんな戯れ言は、翻訳家と会ったことから出た。

小雨降るなか厚木に出向き、某ドイツ文学者と会った。

俳優座のメンバー三人で教授宅を訪ねた、

というほうが正しいだろう。

その後、三者バラけて、

私は演劇鑑賞会の事務所を二軒はしごした。

教授宅から徒歩で、たまさか会議だったので、

休憩時間に合わせて。おいとまの時間にはあがっていた。

 

本厚木の石碑と、相模大野駅前

 

夕方、急行で二駅、相模大野へ。

以上、昨日の話。

・・・そうそう。厚木といえば『雉はじめて鳴く』の

宣伝写真を厚木東高校で撮影させていただいた。

当時、副校長だった男が、校長になって戻ったと聞いた。

今年四月。

十一月『雉~』は、ありがたいことに全国巡演を始める。

まずは静岡県下を! そのゲネプロを相模原の会場で行うので、

打合せも兼ねて相模原演劇鑑賞会へ……。

もちろん『ムッシュ・シュミットって誰だ?』の宣伝なども。

 

そして19時過ぎ。仕事を終えた校長と合流。

幼稚園からの腐れ縁。以下、省略。

 

5月16日、たくさんの豊かな言葉と出会った一日だった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わせだ~新劇交流プロジェクトⅡのご

2022年05月15日 | 制作公演関連

創立者・大隈重信の別邸が

東京府南豊島郡早稲田村にあり、

「早稲田学校」(中略)最終的には

「東京専門学校」と名付けられました。

1892年頃には、専門学校の別名として

「早稲田学校」(中略)専門学校から

大学への昇格を機に、1902年9月2日付で

「早稲田大学」と改称しました。

(早稲田大学公式HPより抜粋)

 

そんな学舎の学生でありながら、

演劇の道に身を投じたのが澤田正二郎。

「澤正」と愛されながら僅か36年、

太く短い生涯を駆け抜けた男である。

 

新劇交流プロジェクトⅡ『美しきものの伝説』に

澤正は「早稲田」という役名で登場。

劇中、まさにインテリゲンチャぶりを発揮するが……

 

 

新劇交流プロジェクトⅡ『美しきものの伝説』は

14日からリスタート。稽古場を移して再集合。

ということで、みんなでパシャリ。

 

補足。

澤正といえば、新国劇を生み、

前述のように一世を風靡したわけだが、

本編ではまだ若く血気盛ん。所属する団体に異を唱え、

一度は袂を分かつも一度戻ってきて

・・・という青春の時が描かれます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シュークルートって誰だ?

2022年05月12日 | 俳優座

シュークルートとは、皆様お馴染みの

ドイツ料理・ザワークラウトと同意らしい。

つまりキャベツの漬物の、フランス語表現。

ソーセージ、ベーコン、豚のすね肉などと茹で、

じゃがいもを付け合わせて美味しい、あれ

 

劇団俳優座LABO公演vol.39

『ムッシュ・シュミットって誰だ?』には

そんな料理も登場いたします。

 

劇団俳優座LABO公演『 ムッシュ・シュミットって誰だ? 』PV1

こちらは予告動画第一弾。

 

既に稽古は、立ちに入っていて。

昨日は早くもパンフレット用の撮影を「タイガー」で。

唐突に言われても……ね。

六本木の名店「タンゴ」閉店後の場所にオープンした

ダイニングバーが「タイガー」。

半券サービスやオリジナルカクテルで

『ムッシュ~』公演ともコラボレーションが決定。

 

 

そんな関係を紡いでいるお店で

どんな写真が撮れたかはパンフレットを……

 

あ!

今日のブログでは『ムッシュ~』イベント情報を、

と約束していました。

https://haiyuza.net/performances22/labo39/

上記に詳しいけれど、アフタートークのみ、

今日のところは、まとめると。

 

6月11日(土)14:00の回
演出/小笠原響、翻訳/中村まり子

同月12日(日)14:00の回
望月衣塑子氏(東京新聞社会部記者)

同月15日(水)14:00の回
前川喜平氏(現代教育行政研究会代表)

同月18日(土)14:00の回
岩崎加根子、有馬理恵、森一、眞鍋卓嗣、脇田康弘

 

本作の演出と翻訳の両名による作品解説にはじまり、

映画『新聞記者』の原作者でもある望月氏と

安部政権下、文科省事務次官の職を辞した前川氏を招き、

同調圧力に関するトークショー。

そして「劇団創立80周年に向けて」と題して、

俳優座のこれまでとこれからを、年間ラインナップに

関わる劇団員がマイクを囲みます。

 

おまけ

撮影前に集合したキャスト・スタッフの一葉。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘプバーン

2022年05月11日 | 身辺雑記

Audrey Hepburnを僕は、

オードリー・ヘップバーンと思っていた。

ヘプバーンなのね。

きっと近年の表記的な「ナニカ」で

 

そー思ったのは彼女のドキュメンタリー映画の

プロモーションがあったからだ。

ちょいと前の話になるが、イベントに呼ばれた

ゆりあんレトリィバァという人選がまた、

時代を反映しているわけである。

 

天下のオードリーの、ゲストがお笑い芸人。

主催側は「ひねった人選で面白いでしょ」と

言いたげで、それが大いにハナについたのだが、

そー思うのは「昭和」の感覚なのか???

蛇足になるが、ゆりあんはイチミリも悪くない。

 

最近、テレビコマーシャルの中にも

生理的に合わないものが多く、

でもそれは、そのセンスについていけない

コチラガワのせいじゃねーのと、

ついついホッピーの量が増えちゃう夜な夜な。

 

ホッピーというのは、割材の一種で

本来は好きな割合で焼酎と混ぜて飲むもの。

最近、個人的理由で……ノンアルコールの

通称「外」のみを愛飲している。

が、これが美味いのである。

何の話をしていたっけ?

 

昨日の弊ブログのタイトルが「もなりざ」で

今日は「ヘプバーン」。

でゲストの話が最初にあった。

それを踏まえて、明日は弊団公演

『ムッシュ・シュミットって誰だ?』の

アフタートークの登壇者について書きます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もなりざ~新劇交流プロジェクトⅡのよん

2022年05月10日 | 制作公演関連

モナ・リザ

レオナルド・ダ・ヴィンチにより1500年初頭に描かれた油彩。

パリのルーヴル美術館常設作品で、世界でもっとも知られた、

のみならず、もっとも書かれた、もっとも歌われたと言われる

ある意味説明いらずの絵。

 

 

さて、本家の話はこれくらいにして。

新劇交流プロジェクトⅡ『美しきものの伝説』に

登場するモナリザは、平塚らいてうのこと。

演じるは増岡裕子(文学座)と、弊団の安藤みどり。

出演回は・・・

増岡 16夜、18昼、20昼、22夜、23夜、25昼

安藤 17夜、19昼、21夜、23昼、24夜、26昼

・・・となっております。

競演にご期待ください。

 

最後に、女性解放運動家の草分け・平塚について。

なんといっても「原始、女性は太陽であった」が

余りに有名。雑誌「青踏」巻頭の辞。

その創刊時、25歳。時代は明治末期。

大正となり1919年、市川房枝らと新婦人協会設立。

62年には、いわさきちひろ、弊団創立メンバーのひとり

岸輝子らと新日本婦人の会を結成している。

昭和37年だから、つい最近(?)である。

享年86歳、眠るのは昨日紹介した筆者の地元、

神奈川県川崎市の北部。多摩区生田の春秋苑墓地。

我が卒業高校とそう遠くない場所。

 

そうそう、平塚を今回演じる安藤も、偶然だが

その近くに住んでいる。

波乱万丈の生涯を閉じた彼女が見守ってくれてる中、

『美しきもの~』稽古再開は14日。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GW最終日2022

2022年05月09日 | 身辺雑記

2022年、黄金週間最終日は母の日と重なった。

会いに行った

柿生という小さな町の王禅寺というところ。

少し詳しくいえば「王禅寺口」という

バス停近くのホームだ。

そこから徒歩3分もしないところで

僕は2歳から成人までを過ごした。

当時は、青いトタン塀に囲まれた

大きな資材置場にはタイヤローラー、

ショベルカー、H鋼や土管があって、

その端っこの平屋の一軒家に

我々家族が管理人よろしく住んでいた。

今は10軒ほどの二階建住宅が並んでいる。

 

その20メートルほど隣に松本屋。

コンビニが出来る以前、醤油砂糖にはじまり

箒やチリ紙、文具にお菓子まで何でもある店。

営業時間外も、庭から回って縁側からトントンすれば、

大概はものが買えるシステム。

 

路地を入ってクランクに歩けば母校。

東柿生小学校は随分年をとった印象。

と、言うてる筆者が初老

昔は高く感じた石垣も低くなっている。

もちろん高さが変わったのではなく

目線のほうが変わったわけだが。

 

小学校を過ぎて、交番

交番の住所は下麻生。

お世話になった佐藤文具店は、今はなく。

変わらずあるのは農協……

もとい、JAセレサ川崎の東柿生支店。

 

そして進行方向斜め右に見えてくるのは「福永」。

同級生の一太の店。中華料理店。

 

 

「下麻生」のバス停から徒歩1分。

お忍びで行ったがバレて、大将自らスマホ片手に来て、

「森田」と言いながら手渡された。

中学のバレー部の副将で、私がキャプテン。

 

5月8日、昼に多摩市民館で芝居を一本見てから、

小田急線を向ヶ丘遊園から柿生まで乗って

・・・駅前の変化も半端なく、残っていたのは

みなば(床屋)くらいだった・・・

そんなこんな、全体としては懐かしい風景を歩み、

50年を超す歴史ある町中華の暖簾をくぐったのは

17時を過ぎていた。そう、一太は三代目になる。

あたりが暗くなる頃、店には次々に客。

満卓になる前に腰をあげた。

 

順番が逆になったが松本屋。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牡羊座って誰だ?

2022年05月05日 | 俳優座

昨日はよい天気で、僕は見上げなかったけれど

きっと素敵な星空だったのではないでしょうか?

約5000年前、メソポタミア地方の羊飼いたちが

創出したと言われる「星座」。

 

牡羊座は、十二星座にもあって、

我々世代は、里中満智子の描いた少女漫画

『アリエスの乙女たち』を思い浮かべます。

のち、南野陽子・佐倉しおりW主演でドラマ化。

芳恵ちゃんの歌った主題歌『A・r・i・e・s』もヒット

(芳恵ちゃん=柏原芳恵。念のため脚注

 

おひつじ座はフランス語でベリエ(Bélier)。

そして『ムッシュ・シュミットって誰だ?』に登場する

夫妻のファミリーネームもベリエ。

 

 

劇団俳優座LABO公演vol.39

『ムッシュ・シュミットって誰だ?』は

ゴールデンウィーク関係なく稽古中です。

(制作は交代で休みをいただいています)

 

一昨日は、早くも少し立った模様。

(台本を持った状態で動いてみる稽古)

昨日は午後一から三度目の美術打合せ。

稽古後には衣裳打ち合わせ・・・と

着実に作品が前進しています。

 

余談ながら、筆者もおひつじ座。

それから。

GW中も東奔西走の俳優座は二日前。

福岡県の直方で『戦争とは……2021』公演。

その一葉。

 

5月5日こどもの日。

今日も良い天気だ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みどりの日2007-2022

2022年05月04日 | 身辺雑記

JR東日本、JR西日本、三井住友銀行、

paypay銀行、amazon

・・・共通点はなんでしょう?

 

きっと色々あるとは思いますが、

日々やってくる迷惑スパムメールに多いのが、

上記。もちろん悪徳業者が名乗ったもので

鉄道旅客、銀行、電子商取引の各社に非はない。

 

ないのだけれど、毎日朝イチでPCを立ち上げて

他にも山ほどの迷惑メールをスクロールするのは

かなりのストレスだ。そして今日はそれが無い。

・・・祝日みどりの日

明日は連休分溜まってるから難儀するだろうが

 

そんな5月4日。

ベルリンの壁崩壊と天安門事件の1989年から

冥王星が準惑星に分類された2006年まで、

4月29日だった「みどりの日」が翌年から移行。

・・・まだ16度目だから、どうでしょう?

特に我々古株には浸透が薄いのかと??

 

唐突に六本木一丁目駅近くのオブジェ。

タイムリープできそうなデザインだ。

 

2007年のGWあたりの拙文を振り返ってみた。

当時は東演という劇団におり『恋でいっぱいの森』

の再演の稽古をしていたことがわかった。

東京のあと海外公演に出た作品。

だから、連休中も遠くには行けず、

北沢八幡宮の狂言を観たり、自宅近くの銭湯

(東高円寺に住んでいて、中野の昭和湯へ)に

つかっていたよーだ。

・・・13万超時間が流れたけれど、

余り変化のない日々に、少し驚いた

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

るぱしか~新劇交流プロジェクトⅡのさん

2022年05月03日 | 制作公演関連

 

新劇交流プロジェクトⅡ『美しきものの伝説』

作/宮本研、演出/鵜山仁

時/2022年6月16日(木)~26日(日) 全12回

於/俳優座劇場(港区・六本木)

 

読み合わせが昨日まで、俳優座5階稽古場にて。

少し休息して14日から劇団東演稽古場へ。

さて、改めて思うのは、キャストだけで29名、

スタッフを含めると当然40名弱となる

テーブル稽古は圧巻でした!!

 

 

おっと、忘れてはいけない登場人物紹介。

(『美しき~』関連の弊ブログは、公演関連の話と

個性豊かな歴史に名をなす登場人物の二本立てで)

 

ルパシカは小山内薫。「新劇の父」と呼ばれ、

1909年の自由劇場結成、1924年の築地小劇場の設立など

日本の演劇界の革新に半生を捧げた人物。

画家藤田嗣治は従兄弟。

1881年広島生まれ、1928年没(47歳)。

 

ちなみにルパシカは、ロシアの民族服の一つで

白麻製のスモック風の上着。

襟や袖口等に刺繍があり、腰帯を締めて着用。

ん、今時「スモック」は通じるのかな?

頭からかぶって着る衣服が語源で、

文字通り筆者は幼稚園の頃かぶって着ていたが。

一方、ルパシカは最近めっきり見掛けない。

 

・・・そんな今日は5月3日。憲法記念日。

 

この演劇作品に登場する人々は皆、政治と近しい。

あたりまえに「まつりごと」に通じている。

時代もあるのだが。善きも悪しきも。

それもまた『美しき~』の魅力です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄金週間2022

2022年05月02日 | 俳優座

世の中はゴールデンウィークです

俳優座は、LABO公演39

『ムッシュ・シュミットって誰だ?』の稽古を軸に、

明日、直方で本番の『戦争とは……2021』や

弊ブログで何度か紹介した「新劇交流プロジェクト」等の

稽古をスクランブルに展開し、せわしく過ごしております。

 

4月28日(木)10時~[美]、15時~[誰]、19時~[学]

      29日(祝)10時~[美]、15時~[誰]/【学】福島公演

   30日(土)15時~[誰]

5月 1日(日)10時~[美]、15時~[戦]

  2日(月)10時~[美]、15時~[誰]

  3日(祝)15時~[誰]/【戦】直方公演

☆誰=ムッシュ・シュミットって誰だ?

 学=女子学徒たちの沖縄戦

 戦=戦争とは……2021(以上俳優座)

 美=美しきものの伝説(新劇交流プロジェクト)

 

また、劇団俳優座×俳優座劇場コラボレーション企画

「劇チャン」には俳優座代表の岩崎加根子が登場。

5回にわたりレギュラーメンバーと楽しくおしゃべり。

 

俳優座ユナイテッドの【劇チャン】

俳優座ユナイテッド【劇チャン】配信開始にあたり1944年2月10日に六本木にて創立した【劇団俳優座】劇団創立10周年の記念事業として1954年4月20日にオープンした【俳優...

YouTube

 

おうちでゆっくりされている方、宜しければアクセスを。

レギュラー=有馬理恵、脇田康弘、志村史人(以上俳優座)

宮澤一彦(俳優座劇場)

 

その岩崎と、阿部百合子、遠藤剛、青山眉子、片山万由美、

松本潤子、天野眞由美、平田朝音という重厚なキャストで

九州へ・・・ある意味、攻めている俳優座です。

 

次回公演のチラシも「攻め」ていますし……

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする