麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

Jのかたち

2015年08月04日 | 制作公演関連
例えば。
大阪の某新興宗教系の高校の、
桑田眞澄ら数多のプロ選手を生んだ
名門野球部の存続が
ニュースになっている。

もちろん我々世代にはど真ん中だが、
今の若者に果たしてどれだけの
インパクトがあるのだろうか?

同様に。
サッカーJリーグの黎明期を支えた
東京をフランチャイズとした
(発足時は川崎を名乗っていた
緑色がチームカラーのクラブも
すっかりJ2に腰を据えていて、
栄光の時代を知る世代は少ないだろう。

ただ。フットボールの世界においては
頂点を狙うクラブとは別に、
選手を育てて強豪チームに供給する
役目にも大きな意義がある・・・。

※※※

一昨日「日本人作家シリーズ」と銘打ち、
・宇井孝司朗読劇集「祈り三部作」
・「近代戯曲コレクション」
・三島由紀夫「近代能リーディング」
・『弱法師』+アフタートーク
の作品群の公演を終えたJ-Theaterも
若手育成には並々ならぬ意欲を持ち、
その舞台に50人超の「俳優の卵」を
オーディションを経て抜擢した。

北から南まで出身地も多様で、
細かく聞いてはいないが、
鳥取もいたからほぼ全都道府県を網羅。
また、現役の看護師から、
成城でマンション経営する「お嬢」等々、
バックボーンも様々なメンバーでの
公演であった。

と。
個性豊かな顔触に触れようとした矢先、
「祈り~」の一編『ささやかの物語』の
作曲をお願いした佐田詠夢さんの結婚の
報道が耳に入った。


公演二日目、お母様と男性とご一緒に
観劇にいらした詠夢さんだが・・・
トレードマークのサングラスがなく、
逆に分らなかったのだが、今思えば
ゴスペラーズの北山陽一さんだったか。

改めておめでとうございます。


発表は昨日。
九月下旬婚姻届とパーティーを開く由。


てなわけで。
若手の件は改めて




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ビルド&クラッシュな日々

2015年08月02日 | 制作公演関連
アンビルドの女王が反論したかと思えば、
シンボルマークにも声が飛んできて、
何かと騒々しい「東京五輪」である。
そんな中、暦が1枚繰られて8月になった。


僕はといえば。
29日、雷ストレンジャーズ
『フォルケフィエンデ-人民の敵』
(作/イプセン、演出/小山ゆきな)終幕。

千秋楽はバラシが控えるので、
マチネ終わり、またはソワレにしても
5時や6時と早めの設定が多いけれど、
それは概ね日曜日だから。
今回は平日ということで7時開演。

実はその日、J-Theaterの初日
(制作担当の舞台
遅い開演設定は個人的に好都合。
昼、下北沢のシアター711に顔を出し、
制作補の高岩と打ち合わせをした後に
新宿のサンモールスタジオ入り。

さて。
カミスト打ち上げは深夜に及び、
Jの『日本人作家シリーズ』2日目に
雪崩れ込むように参戦。
小林拓生率いるプロデューズ公演は、
毎度お馴染みの三回まわし


7/29~8/2の今回も、
a)宇井孝司朗読劇集「祈り三部作」
b)近代戯曲コレクション
c)三島由紀夫「近代能リーディング」
d)『弱法師』+アフタートーク
の4演目が・・・
29水=a
30木=c~a~a
31金a~b~a
1土b~b~d
2日d~c~b
・・・と「雪崩式」に展開した。
a~dは便宜的な記号であり
正式なプログラム名称ではありません)

しかも「祈り三部作」は
『ささやきの物語』
『地球の見る夢』
『天使の羽根の降った街』

「近代戯曲コレクション」は
菊池寛『温泉場小景』
三好十郎『女体』
岸田國士『驟雨』

「近代能リーディング」は
三島由紀夫の『邯鄲』と『熊野』

と、ひとつの演目がオムニバスな上に
『弱法師』以外はトリプルないし
ダブルキャストを敷いていて、
総出演者数70人超……思わず
「オペラか?!」と突っ込みたくなる
そんな公演である。


写真は劇場近くのとある店舗。
角地の1階ながら、入る店入る店
次々に撤退していく「いわくの場」だ。
今度は餃子専門店オープンの貼紙。
こないだ味噌ラーメン屋が
開いたばかりなのに・・・。


クラッシュ&ビルド。飲食店同様、
J-Theaterも4プログラムのクラッシュ&ビルドを
繰り返しながら本日千秋楽。
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