グリング『カリフォルニア』の初日をトップスで拝見。
(昨夜=12日(火)7時開演)
非常にソツのない本で、笑いからシリアスへ、
そのシリアスの中にもリアルなズレから
生じる笑いが仕掛けられていて、
観る者をグイグイと作品に引きずり込んで行く手腕は、見事!
そして、その根底にある青木豪の「毒」が最大の魅力で、
かつ本人も自覚しているであろうが、
その「毒」は評価の分かれるところ…。
個人的には、あまり好みではない。
けれど、作品の運びと、プレイヤー個々の躍動は、
今日から決勝ラウンドを迎える日本女子バレーの輝きに似て、
とっても……マーヴェラス
ワールドグランプリの予選リーグで最下位だったとしても
1~5位+開催国が決勝進出という余計なルール(?)で
決勝進出が約束されていた日本。
だが、そんな「屈辱」を見事はねのけて、
首位とわずか2ポイント差の5位で
《堂々の》予選通過を果たしたのは、
彗星のごとく現れた「カオル姫」の予想外の活躍と、
メグカナ不在なんのその「エース=私」を証明した高橋の安定感、
さらには大友、宝来の成長で質量ともに厚みを増した
センターライン&ブロックに、
忘れちゃいけない新キャプテン竹下の巧みなゲームコントロール
……個々の力が掛け算された結果にほかならない。
グリングの『カリフォルニア』も負けじと、
指揮官・青木豪のずば抜けたキャスティングと演出力で・・・
小さな体をいっぱいに使った滞空力豊かなジャンプから
小気味いいスパイクを叩きつける中野英樹、
精密機械のようなコントロールで
自由自在に打ち分ける藤本喜久子。
劇中「体育会系と文化系」と評される
対照的な夫婦(星川茂・柊子役)を演じた二人が
エース対角に君臨。
センターには、技巧的なブロックアウトと、
相手の厭なところ厭なところにフェイントを落とす
杉山文雄(柊子の親友の兄・松本洋介役)、
苦しい場面で、一枚ブロックを炸裂させ、
一気に試合の流れを引き込む萩原利映
(エステサロン経営・織部美菜)、
クネクネと揺れながら、スッと消えるように落ちる
奇跡の天井サーブを放つ鈴木歩巳(自治会長・根津基役)等々
・・・8人が8様にコートでハヂけた!
「グリング」は今までチラシを見る度に
豊富なタレントを使う集団だなあと思うばかりで、
実は今回が初見だが、
(青木氏が作・演出した「円」の『東風』や
脚色のみ担当した「銅鑼」の『流星ワゴン』は観劇)
客演を生かしきれない集団を多々見かける中、
毎回見事なパフォーマンスを展開しているのだろうなぁと、
溜息すら漏れる舞台であった。
マーヴェラスは、柳下ジャパンの項でも触れた
菅山、宝来、竹下が所属する「JTマーヴェラス」にかけました。
(昨夜=12日(火)7時開演)
非常にソツのない本で、笑いからシリアスへ、
そのシリアスの中にもリアルなズレから
生じる笑いが仕掛けられていて、
観る者をグイグイと作品に引きずり込んで行く手腕は、見事!
そして、その根底にある青木豪の「毒」が最大の魅力で、
かつ本人も自覚しているであろうが、
その「毒」は評価の分かれるところ…。
個人的には、あまり好みではない。
けれど、作品の運びと、プレイヤー個々の躍動は、
今日から決勝ラウンドを迎える日本女子バレーの輝きに似て、
とっても……マーヴェラス
ワールドグランプリの予選リーグで最下位だったとしても
1~5位+開催国が決勝進出という余計なルール(?)で
決勝進出が約束されていた日本。
だが、そんな「屈辱」を見事はねのけて、
首位とわずか2ポイント差の5位で
《堂々の》予選通過を果たしたのは、
彗星のごとく現れた「カオル姫」の予想外の活躍と、
メグカナ不在なんのその「エース=私」を証明した高橋の安定感、
さらには大友、宝来の成長で質量ともに厚みを増した
センターライン&ブロックに、
忘れちゃいけない新キャプテン竹下の巧みなゲームコントロール
……個々の力が掛け算された結果にほかならない。
グリングの『カリフォルニア』も負けじと、
指揮官・青木豪のずば抜けたキャスティングと演出力で・・・
小さな体をいっぱいに使った滞空力豊かなジャンプから
小気味いいスパイクを叩きつける中野英樹、
精密機械のようなコントロールで
自由自在に打ち分ける藤本喜久子。
劇中「体育会系と文化系」と評される
対照的な夫婦(星川茂・柊子役)を演じた二人が
エース対角に君臨。
センターには、技巧的なブロックアウトと、
相手の厭なところ厭なところにフェイントを落とす
杉山文雄(柊子の親友の兄・松本洋介役)、
苦しい場面で、一枚ブロックを炸裂させ、
一気に試合の流れを引き込む萩原利映
(エステサロン経営・織部美菜)、
クネクネと揺れながら、スッと消えるように落ちる
奇跡の天井サーブを放つ鈴木歩巳(自治会長・根津基役)等々
・・・8人が8様にコートでハヂけた!
「グリング」は今までチラシを見る度に
豊富なタレントを使う集団だなあと思うばかりで、
実は今回が初見だが、
(青木氏が作・演出した「円」の『東風』や
脚色のみ担当した「銅鑼」の『流星ワゴン』は観劇)
客演を生かしきれない集団を多々見かける中、
毎回見事なパフォーマンスを展開しているのだろうなぁと、
溜息すら漏れる舞台であった。
マーヴェラスは、柳下ジャパンの項でも触れた
菅山、宝来、竹下が所属する「JTマーヴェラス」にかけました。
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