麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

探し物は見つからない~ちっチャ(イ)ナおはなし/四

2007年12月25日 | 中国公演07
 旅の楽しみに「絵ハガキ」がある。
 普段お世話になっている方やお世話になりたい方へ、異国の地からのエアメール
 貰う方も嬉しいだろうが、出す方も楽しい

 今回、旅の序盤は時間がなくて、と言うか、絵ハガキは主に観光地でないと手に入らないので、ホテル-劇場の往復の制作にとってはなかなか入手が困難だったこともある。
 長春の溥儀の博物館に土産物屋が並んでいたが時間がなく、ようやく北京で絵ハガキを手にいれ、劇団員に割り振って書いてもらった。

 ハガキというのは、書いたら「切手」を貼って出すのが万国共通で、中国→日本は、4.5元。
 ところがこの4.5元の切手がなかなか手に入らなかった
 日本では、50円や80円の基本的なのは勿論、置いてない額の切手はないと言っていいと思うが、使われることの少ない4.5元が「没有(メイヨウ)」な局が多く、あっても10枚も買うと売り切れた。
 なので、また別の郵便局へ・・・。
 4元と0.1元を1枚ずつに0.2元を2枚ってふうに分けて買えばいいのですが、それだと切手が大きすぎて貼りきれないってことになり・・・できれば1枚で行きたかったのである。
 余りに見つからず、カシャコンカシャコンと機械に通すと、ハガキに赤いスタンプが押印される「切手なし」のでも数葉出したが、できれば異国情緒の「切手」をさ、貼りたいじゃありませんか…。
 それに絵ハガキは役者の手元で、僕の買う切手を待ちわびている場合、この手は使えない。

 それでだいぶ「中国郵政」を探す時間を要して、北京では結局出し切れず(何しろ150を超える枚数だったので…)武漢、そして上海でも切手探しの旅は続いたのだった。
 バス移動の窓からグリーンの看板(中国は看板もポストもグリーン)を見掛けても、いざ劇場やホテル近辺になかったりして・・・。
 武漢と上海の宿泊ホテルが切手を扱ってなかったことも大きかった。

 不思議なもので、探してる時は見つからず、どーでもいい時はよく目にするのだ。
 まさに井上陽水の世界

 郵便局に限らず、上海ではPCのマウスパッドを求めて歩き回った。
 
 素直にデパートにでも行けば良いのだが、より安くと思って街を歩いているうち「上海工科大学」に突き当たったので、意を決して学生を装いキャンパスへ。
 まあ、さすがに四十路越えて学生ってのはネ校門の警備の方にすれば助手や職員に見えたか?
 とにかく生協みたいなところで買えるだろうと潜入(?)するも、あえなく撃沈。その周辺には、マウスパッドに限らず学生生活に必要なモノが揃う店すら見あたらず・・・
草臥れ果てて、思わず日本から進出したラーメン店に入ってしまった。
 それも今では、楽しい冒険()           

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