麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

うらぼんえ

2018年07月20日 | 身辺雑記
赤ちゃんが「マーマ」「パーパ」に始まり、
ブーブとかヘップとかバーンと
少しずつ語彙を増やしていく中、
人間だもの、間違って覚える語も
なかなか多かったりします。



生と死についても子供には難解。
両親も、その親(祖父母)も
まだ若いから直接の死には触れず
物語のなかの死から「悲しい」を知り、
リアルな日常では「お盆」という
独特のイベントでぼんやりと
人の死に近づいたりするわけで。

さて「お盆」。
本来の意味より「お盆休み」からの
「帰省ラッシュ」の印象大!
いまどき茄子や胡瓜に割箸さして、
なんて家がどれだけあるかしらん。



と、書いてるおじさん本人すら、
最近は作らない、から飾らない。

そうそう言葉の話。
キュウボン、シンボンなどと
大人が話すのを聞く小学生の僕。

暦の上で「旧い」「新しい」をさすと
漢字を習うなかで解ってくる。
という流れで、ウラボンはきっと
正式を意味する表盆に対する
「裏盆」だと信じて疑わなくても
決してバチは当たらないだろう。

中学、いや高校でも「盂蘭盆」は
思いつかないよ、習わないもん。
仏教との親さが背景にない限りは。

   

かつて下北沢に「安居」という
美味しい店があった。
あんきょではなく「あんご」と読む。
当時はそこ止まりで、時折
旨い料理と酒を楽しんでいた。

なくなってから、何処かに移転でも、
と検索したら、おおもとの「安居」、
つまり〈僧侶たちが、雨季に遊行を止め、
ある期間、ひとつ所で集団で修行する〉
という意味を知った。

そして、安居が明けることを「解夏」。
これは、さだまさしによる小説で、
のちに映画化もされ、さらには
テレビドラマや舞台等々にもなり、
読み方もそこそこ知れたと思うが
「げげ」である。



難読漢字についてのブログに
なんだかなってきたけれど……。
話をまとめると、盂蘭盆は
裏ではなくて所謂「お盆」のこと。

そして今年の8月14日~19日。
お盆を挟んだ日程で無謀にも
芝居を上演するところがあって、
それを少々お手伝いする。

ま、最後は宣伝的に終わるのだ。

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