麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

年輪と絵姿の便り(四)

2014年10月01日 | 制作公演関連
今日はまずちょいと芝居の話を離れて。

J-Theater日本人作家シリーズの、
特に『暗殺の年輪』組は
稽古を「勝どき」で行うことが多い。
都営大江戸線勝どき駅からすぐの。

隣町はもんじゃ焼きで名高い「月島」。
大江戸線と営団有楽町線も通っている。
徒歩で十分かからないから
営団ユーザーはわざわざ一駅乗り換えず
歩いて稽古場入りする役者も多い。

都営バスも走っている。
鉄路が繋がない街を結んでいて
知っていれば便利な交通手段だ。

勝どきから月島、そこから遠回りをして
豊洲に折れて、木場を周り、
本所、駒形と下町を抜けてスカイツリー。
ちなみに勝どきに至るまでは、
新橋発で銀座、築地と辿るから、
はとバスのコースにあってもよさそうだ。

で、上記の「町」は藤沢周平の世界に
欠かせない地名なのである。

醸成月(かみなんづき)になり
『江戸おんな絵姿十二景』組も
勝どきに腰を据えることになった。

どちらも通しと抜きをあしらう
稽古になっている。
一週間後には初日である。


字数がまだ600弱なので
直木賞受賞作『暗殺~』の粗筋を少々。

海坂藩の葛西馨之介は、同門の貝沼金吾と
竜虎に例えられる剣の名手ながら、
周囲からの冷たい視線に気をかけていた。
もしや父の横死と関係があるのか?
暗殺事件に巻き込まれ、父が絶命したのは
馨之介がまだ幼い頃の話だ・・・。
ある日、金吾に誘われ貝沼の家に行くと
そこには藩の上役の顔がずらり並んでいた。

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