
◼️「ザ・ロック/The Rock」(1996年・アメリカ)
監督=マイケル・ベイ
主演=ニコラス・ケイジ ショーン・コネリー エド・ハリス
金にものを言わせたハリウッド製エンタメ作品は、ある時期を境にパタッと観なくなってしまった。それゆえか、マイケル・ベイ監督作は避けて生きてきた(大げさ)のだが、ショーン・コネリーの勇姿がふと観たくなって、BSで放送された「ザ・ロック」を初鑑賞。
よく言えば無駄がない。悪く言えば思考や情感に浸る余裕が全くない。でもそれは余計なことを考えさせない没入感があるってこと。
エド・ハリス演ずる軍人が何故アルカトラズを占拠して政府に抗議する行動に出たのかは、(効率よく)タイトルバックから語られ始める。
なんてこった。
誰か現地に詳しい奴はいねえか。
一方でニコラス・ケイジ演ずるスペシャリストが有能であること、クリスチャンの彼女に結婚を迫られていること、VXガスがいかに危険で扱いにくいものなのか、などなど次々と示される。そして素性を明かされないショーン・コネリー登場。大立ち回りを演じた後に、さあ任務に出発っ!
ん?今始まって何分?。
情報量多いけど、力技でガンガン突き進む。これがマイケル・ベイ節なのかぁー。
次々に示される事実と展開をひたすら受け入れるしかない。娘と再会するシーンは、置かれた状況と人間味ある部分を示すいい場面だが、余韻に浸る間はない。はい任務、任務〜。情感の部分は役者陣の巧さによるところが大きいのかも。エド・ハリスやデビッド・モースは表情で葛藤を伝えてくれるし、主役の二人は交わす短い台詞の中で人柄がにじんでくる。これはキャスティングの勝利でしょ。老いたコネリーだが八面六臂の大活躍。あ、オレ元英国諜報部員ですから、って納得するしかないですね、はい。
VXガスの扱いを雑に感じてしまうけど、それも消し飛ぶくらいにカッコいいショーン・コネリーと、人間味あるニコラス・ケイジを存分に楽しむべし。ドンパチばっかりのエンタメは避けがちな僕だけど楽しめました。爆弾落として任務完了ですっ!という映画じゃなかったのがよい。発煙筒のシーンは、わかっちゃいるけどジーンとくる。
よく言えば無駄がない。悪く言えば思考や情感に浸る余裕が全くない。でもそれは余計なことを考えさせない没入感があるってこと。
エド・ハリス演ずる軍人が何故アルカトラズを占拠して政府に抗議する行動に出たのかは、(効率よく)タイトルバックから語られ始める。
なんてこった。
誰か現地に詳しい奴はいねえか。
一方でニコラス・ケイジ演ずるスペシャリストが有能であること、クリスチャンの彼女に結婚を迫られていること、VXガスがいかに危険で扱いにくいものなのか、などなど次々と示される。そして素性を明かされないショーン・コネリー登場。大立ち回りを演じた後に、さあ任務に出発っ!
ん?今始まって何分?。
情報量多いけど、力技でガンガン突き進む。これがマイケル・ベイ節なのかぁー。
次々に示される事実と展開をひたすら受け入れるしかない。娘と再会するシーンは、置かれた状況と人間味ある部分を示すいい場面だが、余韻に浸る間はない。はい任務、任務〜。情感の部分は役者陣の巧さによるところが大きいのかも。エド・ハリスやデビッド・モースは表情で葛藤を伝えてくれるし、主役の二人は交わす短い台詞の中で人柄がにじんでくる。これはキャスティングの勝利でしょ。老いたコネリーだが八面六臂の大活躍。あ、オレ元英国諜報部員ですから、って納得するしかないですね、はい。
VXガスの扱いを雑に感じてしまうけど、それも消し飛ぶくらいにカッコいいショーン・コネリーと、人間味あるニコラス・ケイジを存分に楽しむべし。ドンパチばっかりのエンタメは避けがちな僕だけど楽しめました。爆弾落として任務完了ですっ!という映画じゃなかったのがよい。発煙筒のシーンは、わかっちゃいるけどジーンとくる。