■「オトトキ」(2017年・日本)
監督=松永大丈
出演=THE YELLOW MONKEY
THE YELLOW MONKEYの再集結ツアーを追ったドキュメンタリー映画鑑賞。
感想をひと言で言うなら、「やっぱりいいよな」
それはイエモンの楽曲やロックスターとしてのカッコよさ、
今どきの若手バンドは着ないド派手でゴージャスな衣装。
それだけでなく、
バンドで音楽やること、
一緒にバカやれる仲間がいること。
この映画はファンサービス的なものではない。
平均年齢51歳のロックスターとしての現実も描かれる。
ツアー中に父親を亡くした菊池兄弟が、父親が好きだった「球根」の演奏に込めた思い。
廣瀬が18歳になった息子がとの関係について語る様子。
それぞれの思いをバックに名曲「Father」を歌う吉井。
そして原点や解散劇を振り返りつつも、彼らはこれからに目を据える。
エンドクレジットに流れる廣瀬作の「Horizon」は
そんな先の地平へ向かう思いが込められているのだろう。
僕はメンバーと同世代だけに、このバンドには思い入れがある。
それだけに上映時間が終わる頃、
彼らの姿になーんか励まされたような気持ちになった。
若い頃もうちょっとハジけててもよかったのかな・・・と、
時々思う年齢になってきたけど、
好きなことに遅いも早いもないよな。
うん。
音楽を奏でること、それを聴いて身を委ねる楽しさ。
そして、それを同じベクトルで楽しんでくれる誰かがいること。
「やっぱりいいよね。」
あー!オレも「バラ色の日々」をライブ会場で一緒に歌いてぇー!
映画「オトトキ」予告