ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

屈辱

2010-11-01 15:32:20 | 時事(海外)
直前まで会ってくれると思っていた首脳会談を突然、
キャンセルされ、頭を抱えていたら「10分だけ会って
やるよ」と言われ控室で会談した管首相。

前回は確か通路だったと思うが、こうなると次はトイレ
くらいしかないだろう。

気の毒だが、完全に手のひらの上で踊らされているが
ちょっと頭にくる。こうなったら次の首脳会談の席で
「ちょっとトイレ」といって席を立ち、そのまま戻って
こないくらいの子供じみた報復くらい検討してもいい
のではないだろうか。

近頃、中国にやられっぱなしの日本を見ていると「カノッサ
の屈辱」の話を思い出す。 

ローマ教皇、グレゴリー7世に破門されたローマ皇帝、ハイン
リヒ4世が赦して貰うために、イタリアのカノッサ城を訪れる
のだが、グレゴリー7世は会ってくれない。 

「誠意見せろ、この野郎…」と言われて城門の外で雪の中、
粗末な衣と裸足で三日三晩、立たされたのが「カノッサの
屈辱」である。だいぶ端折ってはいるが…。結果、仕方なく
ハインリヒは、この屈辱に耐えたのだが、その後の復讐が
すごかった。

カノッサで赦されたハインリヒは、ドイツに戻ると教皇派の
坊主どもを締め上げて、逆にグレゴリーを廃位し、自分に味方
する教皇を立てた。さらに、大軍を率いてイタリアに遠征し、
ローマからグレゴリーを追い出してしまうのである。

反ハインリヒ派は、対立法王を立てるのだが結局、グレゴリー
自身は教皇に戻ることなく、「カノッサの屈辱」から、9年
後に、「配流に死す」という 有名な捨て台詞を残して亡命先
で死んでしまうのである。

ハインリヒとしては雪辱を果たしたわけだが、よほど悔しかっ
たことが推測される。

菅さんをはじめ、日本の首脳陣らは本音ではどう思っている
のだろう。

しかし、あまりにも外交下手では、そのうち日本にもヨーロッパ
のように極右勢力が台頭し、結構な支持を得てしまうことにもな
りかねないのではないだろうか…。

強くなくても良いが、賢い日本でありたい。


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