ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

念願のサウジ

2024-08-19 21:26:03 | つぶやき
今年の夏は本当に暑い、マジ暑い。

これまで夏バテなんてほぼほぼしたことがなかったが、今年はなんとなく疲れ気味で体も重い。クーラーのせいもあるのかもしれないけど、それも含めて夏バテというのかな。仕事もしたくないというか、ちょっと身が入らない。こういう時は現実逃避しかないということで、次の旅の計画でもしようと思い立った。次といっても、来年の3月後半ということで、まだ半年以上もあるんだけど…。

一応、今のことろ一番の候補地は中東のサウジアラビアである。2019年に突然、外国人に開放されたが、その後、すぐにコロナ禍で中断。再び再開したのが2年くらい前だったと思う。それまで長きの間、駐在員とかイスラム教徒とか政府からの招聘状がないと入れなかった国だった。それが今ではネットで簡単にビザも取れる。けどビザ代がバカ高く、一人17000円もする。それでも入れるようになったのは吉報だ。

25年以上も前、エジプトのカイロにいた時、ごくごく短い間だったと思うが隣接するイエメンでトランジットビザが発給されていた時期があり、それを取得してサウジを通ってヨルダンに抜けてきた旅行者と会った。当時のサウジは、かつてのソビエトとは異なる意味での鉄のカーテン国家で、「入れたこと自体、凄いこと!」と、彼らを羨望の眼差しで見ていた。滞在していた宿の旅行者の間では、「今からイエメンに飛び、トランジットビザが取れるだろうか?」と、一時的にそんな話題で持ち切りだった。少し経って、イエメンでそのビザを拒否されたという旅行者がその宿に現れたことで、本当に幻のサウジアラビアになってしまった。

諦めきれなかった、たまたまベッドが隣同士だった私たち3人は、もしかすると逆もありなんじゃないかということを、ふと思いついた。そこで調べてみると、エジプトのスエズという町からサウジアラビアのジェッダ行きの船が出ている。で、そこで船を乗り換え、エチオピアから独立して間もないエリトリアのマッサワという港町に船が出ていることがわかった。これを使えばトランジットビザが、このカイロでも取れるんじゃないかと勝手に推測した。で、この方法で乗り継ぎ地のジェッダに入り込めるんじゃないかというアイディアだった。

すぐに取り掛かった。まずはエリトリアのビザを取った。次に船の切符の手配だった。スエズからジェッダの行きの船はひと月に2便。さらにジェッダからのマッサワ行きの船は週1便程度ということがわかった。問題は船の費用が思いのほか高かったこととジェッダからマッサワ間の船はカイロでは買えないことだった。今思えば、すでにこの時点で無理な話だったのだが、若いと言うのは、時に浅はかとイコールだったりもする。船の切符を偽造することにして、カイロにある船の切符を扱う旅行会社に頼んでみた。一人10米ドル程度だったと思う、いとも簡単に2枚の船の偽造切符が出来あがった。切符は客船の写真の表紙のある本物と遜色ないものだったし、この時点ではひょっとしたら、行けるんじゃないかと思っていた。早々、カイロのサウジ大使館のビザセクションへ行くと、予測に反して、あっさりこの船の切符が偽造であることがバレてしまった。で、物凄い剣幕で怒られた。振り返ってみれば、良くもブラックリスト入りされなかったなと思うほど。パスポートはもちろん、偽造船切符もちゃんと返してくれた。この切符は、今も記念に取ってある。

このようにちょっと思い入れのあるサウジアラビアに行けたらなと、今は思っている。
まだまだ来年3月頃のチケット価格なんかがわからないのと、もう一つは中国が作った鉄道でラオスへ行くとか、そんな第2案と、バングラの巨大な船の解体現場に行ってみるという第3の案もある。

いずれにしても、次回の旅の行先は、私がプライオリティを持っているので力も入るし、大変うれしい。

せめて1ドル130円台、奇跡の120円台。

株価維持でお願いしたい。


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