ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

行く末

2020-06-05 23:02:51 | 時事(国内)
横田めぐみさんのお父さんが亡くなる。

これが自分の家族の身に起きたことだと考えれば、どれほど辛い思いをしたのか、容易に想像はできる。けれど、それはあくまでも実感の伴わない想像で、どう寄り添っても、私たちには計り知れないものでしかない。小泉さんの時、多少なりとも期待はあった。けれど期待外れに終わった。あれから何度か政権が変わったけれど、結局、何も変わらなかった。

あの国に対しては、どの政権が対応しようとベストな策など無かったとしか思えない。表には出なかったけれど飴とムチ、圧力と懐柔を繰り返して、おそらくはできうる限りの交渉はやったのではないかと思う。けれど日本も妥協できなかったし、向こうもその条件を飲めなかった。想像でしかないけれど、返さないというのではあちらの印象が悪くなるだけなので、だったら亡くなったことにしようと…。でも本当に亡くなっていないのだから遺骨はない。

現実的には、相手の条件をほぼ飲んで返してもらうしか方法はなかったのかなと思う。仮に何十億でも何百億円でも払うことで返ってくるなら、それでよかったのかもしれない。表向きは身代金の交渉に近いので、反対する人もいるだろうから、情報は表には出さず、すべて裏でやる。

子供を拉致された親なら、どんな解決方法でも帰ってくればそれで良かったと思うのが本音だ。国益とか大義名分なんてどうでも良かったはず。でもそういうことを言えないのも、また辛かったのではないかと思う…。

本当に無念としか言いようがない。

金王朝を引き継ぐ人は誰であれ、相当な数の人の恩讐を背負ってしまっている。

正恩氏には拉致問題での直接的な罪はないが、そういう意味での彼の行く末は悲惨なものでしかない。

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