先日の夜、押入れ整理をしていたら、セピア色に変色した古新聞が
一紙出てきた。日付けを見ると、「1992年4月4日(火)」とある。
今から16年前の新聞、それも読売新聞だ。
早速、一通り目を通した。この日はさほど大きなニュースはないが、
一面を飾っているのは、退任したばかりのゴルバチョフ元ソ連大統領
が来日して、読売新聞の当時の社長、渡辺恒雄氏と会談した記事であった。
また、日本の貿易黒字が史上2位の883億ドルを記録したとある。
1992年と言えば、バブルが崩壊した直後だが、その頃は、まだ、
不良債権などの問題は浮上しておらず、日本経済に余力があると
思われていた頃ではないだろうか。
時の内閣は宮沢政権である。国際面では、ボスニアが戦闘再開とあり、
ユーゴスラビアが崩壊し泥沼状態にあった頃だ。北朝鮮では金日成が
健在であり、リビアではカダフィーが孤立しながらも、国際社会と
やりあっていた様子が紙面から伺われる。また、韓国が中国と国交
正常化を模索中だとも記されている。
テレビ欄では、「火曜サスペンス劇場」に「なるほどザ・ワールド、」
「大橋巨泉のギミア・ぶれいく」そして、「三枝の愛ラブ・爆笑クリニック」
と時代を感じさせるものばかりである。
そして、当時、私は一体何をしていただろう…と思い返してみる。
本来なら大学4年生になったばかりの頃だが、この年、私は大学を1年間
休学をして旅に出ていた年であった。
4月4日となると、日本を出発したばかりで、おそらくは香港に居たと
思われる。ラッキーゲストハウスに泊まり中国ビザを申請し、受領待ち
でもしていただろう。これから始まる1年間という長旅に思いを馳せ、
至福の時だったに違いない。
今にして思えば、帰国してからの仕事のことも気にする必要もない
学生という身分での旅は実にお気楽であった。なぜ、もう2~3年休学という
手段を用いて旅を続けなかったのか、非常に悔やまれることである。
しかし、こうやって思いがけずに古新聞を発見するも、たまには良い
ものである。昔の記憶が蘇り、しばしタイムスリップしたような感覚
に陥る。
額縁の中敷などに古い新聞を使用している方もいるだろう…?
ぜひ1度、暇な日にでも探してみることをお薦めしたい。
一紙出てきた。日付けを見ると、「1992年4月4日(火)」とある。
今から16年前の新聞、それも読売新聞だ。
早速、一通り目を通した。この日はさほど大きなニュースはないが、
一面を飾っているのは、退任したばかりのゴルバチョフ元ソ連大統領
が来日して、読売新聞の当時の社長、渡辺恒雄氏と会談した記事であった。
また、日本の貿易黒字が史上2位の883億ドルを記録したとある。
1992年と言えば、バブルが崩壊した直後だが、その頃は、まだ、
不良債権などの問題は浮上しておらず、日本経済に余力があると
思われていた頃ではないだろうか。
時の内閣は宮沢政権である。国際面では、ボスニアが戦闘再開とあり、
ユーゴスラビアが崩壊し泥沼状態にあった頃だ。北朝鮮では金日成が
健在であり、リビアではカダフィーが孤立しながらも、国際社会と
やりあっていた様子が紙面から伺われる。また、韓国が中国と国交
正常化を模索中だとも記されている。
テレビ欄では、「火曜サスペンス劇場」に「なるほどザ・ワールド、」
「大橋巨泉のギミア・ぶれいく」そして、「三枝の愛ラブ・爆笑クリニック」
と時代を感じさせるものばかりである。
そして、当時、私は一体何をしていただろう…と思い返してみる。
本来なら大学4年生になったばかりの頃だが、この年、私は大学を1年間
休学をして旅に出ていた年であった。
4月4日となると、日本を出発したばかりで、おそらくは香港に居たと
思われる。ラッキーゲストハウスに泊まり中国ビザを申請し、受領待ち
でもしていただろう。これから始まる1年間という長旅に思いを馳せ、
至福の時だったに違いない。
今にして思えば、帰国してからの仕事のことも気にする必要もない
学生という身分での旅は実にお気楽であった。なぜ、もう2~3年休学という
手段を用いて旅を続けなかったのか、非常に悔やまれることである。
しかし、こうやって思いがけずに古新聞を発見するも、たまには良い
ものである。昔の記憶が蘇り、しばしタイムスリップしたような感覚
に陥る。
額縁の中敷などに古い新聞を使用している方もいるだろう…?
ぜひ1度、暇な日にでも探してみることをお薦めしたい。
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