忘却への扉

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聞けるうちに

2005-07-19 | 平和を
 昨年もらった原爆体験集に文が載っていた人のことだが、よく出会えるようになったのだけどもう話を聞ける状態ではなくなっていると残念そうな子どもからの話。
 被爆とか戦争を体験した人たちも高齢となった。二度と話が聞けなくなるということは、社会にとって大きな損失で平和への痛手ともなる。
 イラクのような海外であっても、戦争を体験した若者たちが日本にこれ以上増えて欲しくない。戦争を過去形で語れる世の中でありたい。
 聞ける時間話せる時間は、いくらでもあるようで意外に少ないものだ。聞きたい話たい気持ちも互いに気付かないまま、擦れ違いで終ることの方が多いだろう。
 
 くどいようだが今回の電話でも、子どももそうだが孫たちも、おじいちゃんおばあちゃん曾おばあちゃんたちが元気なうちに、たっぷり話しを聞かせてもらって思い出づくりをしておくようにと奨めた。私の悔いを繰り返してほしくもないし、家族の会話が増えることで得るものも大きいと思う。