書店の目立つ場所に今年の夏こそ名作を読もう!と帯に入った本を並べたコーナーがあり、そこに懐かしい意外な本を見つけた。
印象的な見覚えのある帽子にひげ面の、ゲバラの顔がイラストで大きく入ったゲバラ日記。1967年ボリビアで戦死した革命のロマンチストと慕われたチェ・ゲバラだ。
当時の本は持っている。思い出すのは飼っていたインコのこと。体長30センチほどの緑色系の羽の、やんちゃでいたずら好きのインコの名前がゲバラだった。
今も階段など家のあちこちにゲバラの付けた傷が残っている。とてもなついていて、よく肩や手に乗って話をし遊んだ。
でも油断すると耳や手など穴があくほど齧られたが、可愛い子だった。ゲバラと名付けた所以でもある。やわらかく噛むとき触れてくる丸く温かい舌先の感触も記憶に残る。
自宅で療養中だった母が体調を悪くした翌朝、鳥かごの床に冷たくなっていた。まるで母の身代わりになってくれたような、ゲバラらしい死だった。
印象的な見覚えのある帽子にひげ面の、ゲバラの顔がイラストで大きく入ったゲバラ日記。1967年ボリビアで戦死した革命のロマンチストと慕われたチェ・ゲバラだ。
当時の本は持っている。思い出すのは飼っていたインコのこと。体長30センチほどの緑色系の羽の、やんちゃでいたずら好きのインコの名前がゲバラだった。
今も階段など家のあちこちにゲバラの付けた傷が残っている。とてもなついていて、よく肩や手に乗って話をし遊んだ。
でも油断すると耳や手など穴があくほど齧られたが、可愛い子だった。ゲバラと名付けた所以でもある。やわらかく噛むとき触れてくる丸く温かい舌先の感触も記憶に残る。
自宅で療養中だった母が体調を悪くした翌朝、鳥かごの床に冷たくなっていた。まるで母の身代わりになってくれたような、ゲバラらしい死だった。