羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

結婚生活

2005年05月16日 | Weblog
誰しも結婚生活が順風満帆に行くはずはないと思います。

多くは『こんなはずではなかった』と感じながらもどうにか順応していくのでしょうね。

わたしの最初の『!?』は新婚旅行でした。高熱を出して、楽しみにしていた旅行に行けなくて

がっかりていたわたしに旅行会社から電話があり、数日先の同じようなツアーに参加できるように

手配してくれる、というのです。

わたしは喜んで新婚の夫に言いましたが、返事はにべもないものでした。そんなには会社が

休めないし、行けるわけがないと。この強い否定の口調に、わたしは諦めざるを得ませんでした。

そう、そもそもは自分の体調不良が原因でしたし・・・。

この、強い否定口調はその後もことあるごとにわたしを萎縮させがっかりさせたものでした。

休日には家で休養をしていたい夫と、外出したいし子供たちにはたくさんの体験をさせたいわたし

との対立。やがて、わたしは夫をあてにせずに子供を三人連れて出かけるようにもなりました。

(娘が発病してからは、思い出もいっぱい作りたい、、と思いました)

教育者の家庭に育ったわたしは、暇さえあれば読書をし、休日には日曜大工をしたり歴史散歩に

出かける父を見ていたので、暇さえあればテレビをつけ、くだらない娯楽番組を見たり漫画を読んだり

している夫に落胆もしました。

今だからそれは個人の自由だし夫の息抜きだからと余裕で見られるのに当時はそれが出来

なかったのです。

こうして、わたしの不満は徐々に蓄積して行ったように思いますが、一方の夫だって

『こんなはずではなかった』と度々思っていたに違いありません。

予測以上にわたしが虚弱体質だったことや、

整理整頓が苦手で、狭い部屋がいつも雑然としていたことなど、、。

そんなこんなで、わたしたちはどこの家庭でもあるように

ありきたりな夫婦ケンカを時々はしていたものです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿