羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

ジャムのビン

2013年12月21日 | Weblog
とあるご婦人からかわいいチョコのセットをいただいた。
うさぎのあたまにはヒヨコがのっている。
             

このかたはとても品のいいおばあさまでいつも素敵な装いで長いドレスと、
帽子がとてもお似合いになる。マダム、という印象がある。
杖をついてお出かけになるときは必ず男の人が傍らに寄り添っている。
(息子さんなのかお孫さんなのか、、?わからない。)
夏にもリスの絵柄のお菓子を頂いた。
わたしは何のお役にもたっていないのではないかと焦ってお断りするのだけれど
けっきょくは有り難く頂戴してしまう。

お菓子といえば先日、森山大道写真展でフォト南部せんべいを売っていた。



お菓子を手にすると甘いものが大好きな母を思い出す。
うちにいる頃はお菓子ばかり食べてしまってご飯が食べられなくて
仕方ないので「今日のおやつ」とコドモっぽいけど決まった数しか母の所には
置かないようにした。
すると、、、ある日の夕方ふと見に行くと熱心にジャムのビンを抱えて舐めていたり、
そうかと思うとお砂糖の容器にスプーンを入れたりしていた。
思わずカッとなって「なにしてるの!?」と言ってしまったことを思い出す。
ゆっくり考えれば何だか可愛い笑い話だけれどそんな気持ちの余裕はなかったのだ。

明日はホームのクリスマスパーティーだ。
うれしそうにお菓子を食べる母を心底よろこんで見ることができる。

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