羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

夫婦の話し合い

2005年06月29日 | Weblog
この事件で一番ショックを受け傷ついたのは、
もちろん夫でした。
そこにAの意図的な作為があったのかはわかりません。
曖昧にしていたわたしの責任が大きいのです。

タイミングの悪いことに、夫は会社でも上司と衝突し不利な立場に
追いこまれていました。
降格となった夫が知った妻の浮気。
失意の夫がわたしを責めたのは当然ですが、やがて夫は話し合いの場を多く
作るようになり、わたしの話にも耳を傾けてくれるようになりました。

わたしは結婚してから言い続けて来たのに改善されなかったことや不満を
すべて話すことにしました。
『痩せてね』とか『歯医者に通ってね』とか、、、
外出を嫌がらないで欲しい、わたしが頭痛になっても不機嫌にならないで。
些細だけれど、長年の蓄積された不満を話してみたのです。

そして彼、Aとはすぐには別れられないけど別れ話をしていずれちゃんと
別れるから、と言いました。
夫はわたしのことが好きだから、とにかく戻って来て欲しいと言い、
ひとつ、ひとつ、出来ることから実行に移し始めたのです。

ダイエットを始めたり歯医者に通ったり、わたしの書棚から本を借りて行く事も
多くなりました。
夫は会社人間であることをやめ、全面的にわたしと向き合おうとしたのです。
もう若くはない人間がそこまで努力できるのかと、
わたしは、目を見張るような思いでした。


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