ふと気がつくと
月が窓から入ってきていた
猫が死んでから
わたしのベッドにはぽっかりと空白があって
なんかい寝返りを打っても
愛しい重さも小さな寝息もなく
夜はぐずぐずと過ぎていくばかりだった
けれど昨夜
ふと気配を感じて目をあけると
窓から真っ直ぐに入ってきた白い光が
ちょうどむかし猫がいた場所を
照らしているのだった
月に乗って帰ってきたのかと思ったけれど
ただきまぐれに会いにきたのかもしれない
不思議な月明かりのベッドで
いつの間にかわたしは眠っていた
皮膚に触れる息遣い
死んだ猫の温もりを感じて
月が窓から入ってきていた
猫が死んでから
わたしのベッドにはぽっかりと空白があって
なんかい寝返りを打っても
愛しい重さも小さな寝息もなく
夜はぐずぐずと過ぎていくばかりだった
けれど昨夜
ふと気配を感じて目をあけると
窓から真っ直ぐに入ってきた白い光が
ちょうどむかし猫がいた場所を
照らしているのだった
月に乗って帰ってきたのかと思ったけれど
ただきまぐれに会いにきたのかもしれない
不思議な月明かりのベッドで
いつの間にかわたしは眠っていた
皮膚に触れる息遣い
死んだ猫の温もりを感じて
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