羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

2018年08月23日 | Weblog
 この窓から時々見える
 向こうからはたぶん
 見えていない

 数え切れない窓が
 素知らぬふりのカーテンをよけて
 空を眺めている 
 空には
 いびつな月
 金色ではない 
 蜜柑色でもない 
 かしいだ小舟のように

 独りを選んだ

 たずねることを諦めて
 夜に腰掛けている


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